カイヤン雑記帳

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理論系修士卒がそれなりの満足度のデータサイエンティストをしながら理論の社会人博士を短縮で取得した後にAI研究開発職へ転職して専門を活かした仕事をしている話

おはようございます、またはこんにちは、またはこんばんは。カイヤンです。 (転職記事は)初投稿です。

今回は社会人学生 Advent Calendar 2024の12/9担当記事です。 身内のberetsky.net Advent Calendar 2024に二重投稿している都合で12/8に投稿しています。論文じゃないからいいよね?

その身内には些か専門的すぎる話かもしれないですが……。

12月8日。ニイタカヤマノボレですね。 奇しくも、カイヤンが現在の専門分野に参入した修士1年生のときに、技術系サークルのAdCで書いた記事も12月8日でした*1。

chijan.hatenablog.jp

当時2016年、「キカイガクシューは理論なき統計学だ。一過性のブームに過ぎずすぐに廃れる」などと元気な姿を見せておられた皆様はいかがお過ごしでしょうか。

上記の記事はソレに対する一種の"アンサーソング"として当時の自分の理解している統計的学習理論の紹介をしたものでした*2。いやー、はてなにおけるtexが表示できなくて中々なことになってますね……。 ともかく、あれから8年。今ではこの分野の専門家として食っています。そんな経緯ゆえ、個人的なはじまりの記事と同じ日付というのはちょっと感じるものがあるのです。

閑話休題、今回の内容は社会人学生AdC向けということで、飛び級マンが社Dも飛び級した結果の予後について語ろうかと思います。

結論としては前述のように「この分野の専門家として食っています」。

ですが、それで話はおしまいというのでは、もう、来ないからねと言われる社会人学生AdCにおける原初の理念「とりあえずもっている情報はどんどん共有していった方がいいだろう」と照らし合わせても、あまりにも共有する情報としてつまらなさすぎます。 色々な人の例から、社会人学生がどういうものなのかを後続される方々が参考にできる記事・知見群をなすことで、少しでも役立てればよいというのがこのAdCの理念と理解しています。 加えて、これはなんかやたら伸びた6年前の新卒就活エントリー「理論系修士院生が自由応募就活した結果それなりの満足度のデータサイエンティストになれた」のときにも書きましたが、修了してまもないときと違って冷静になっているのと,実際に選んだキャリアの満足度という付加情報を付けることができるため、予後の追跡記録は重要と考えた次第でもあります*3。

ではどのようにして理論系の修士を取った人間が理論を専門に社会人しているのか。 今回の記事ではそれについて、個人が特定されにくい範囲で話していこうと思います*4。 タイトルの通り、この記事は前述の新卒就活エントリーの続きとしての転職エントリーでもあります。 そのため、前回同様にそれなりに高学歴の理系の院生が自由応募のみで就活をしてみた - みそろぐを参考にさせていただきました。本記事の構成は以下の通りです。

長いよ!

  • 社D獲得という勝利はキャリアに活かしていきたい。
  • 情報収集は受け身でもできる状態だと楽。
  • 理論であっても専門を活かすことはできる、視点次第。

自己紹介

申し訳ございません、自分語りから導入させてください。 ですが、長々とスペックなどを書き連ねても過去の記事の繰り返しになるので6年前からの差分として手短にいきます。

スペック差分

  • 修士と同じ分野で社Dをとった博士(理学)。
  • 資格は新卒から増えてない。
  • TOEICは公式で受け直して590。君ほんとさあ……。
  • コロナ情勢の在宅勤務で運動不足がたたり、息切れしやすくなった。ジムに通ってなんとかしようとしている。
  • 中肉中背なのは今は昔、現在は立派なぽっちゃり……いや割とデブ。
  • あんまりこれ書いてもという気がするが、安定してINTPと出るようになった。
  • 彼女ができて、別れた。人生の進捗はありません*5。

実績差分

  • あんま業務や論文の話すると身バレがアブないので略。論文書いたよ、お客さんの役に立ったモデルもあるよ、ということで。
  • 学会での表彰とか招待講演にお呼ばれとかでアワード的な位置づけは増えた。これは転職前も後も。

課外活動

  • 社会人サークル的なのには入っていないが、いくつかのインターネットコミュニティでぽよぽよ。
  • Paradox Interactive社のゲーム(いわゆるパラドゲー)のMOD作成。カイヤン名義。
    • 1万サブスク到達したものや、トップページ掲載されたものがある。
    • パラドを狙うわけじゃない限りキャリア形成にはほぼ役に立ちません。
  • 趣味の共同研究で異分野の人と分析論文を書いた。
    • こっちは研究開発目指すうえで効きそう、ないしたぶん効いた。もちろん本名名義。

スキル差分

  • 転職活動開始時点で4年ほどのデータサイエンティスト経験、現在はそこに2年半ほどの研究開発経験も。
  • Pythonはまあ順当に経験年数が伸びた。深層学習はそこまでがっつりではないが……*6。
  • Juliaも使いようはある。RとSQLは新たに少し使ったが転職してからはご無沙汰。学生時代のお供だったMATLAB、JS、Processingは本当に触らなくなった。
  • イマドキ系だと多少docker文化に触れた(イメージをちょいちょいいじってビルドするだけでがっつりではない)。
    • 逆に言えばReact? Kubernotes? ナニソレ、Flaskでよくね? レベルです。

自己評価

いろんなデーサイ案件を通じて分析実務はそこそこ(?)できるようになった。 民間における研究開発適正は転職開始時点で未知数だが、技術よりデーサイとしての実務経験があり、博士号や趣味共研実績もあるためある程度行けるんじゃなかろうか? ということで研究開発職のキャリアを検討対象に。

キャリアドクトリン

社D前提の新卒就活、そして社D取得

修士のボスの退官が近かったため、若くして社Dをとることを前提とした新卒就活を実施。 結果として7社エントリーに対し1社保留(催促してお祈り)と1社内定で終了。 そして社D取得を有言実行。 これらの詳細は新卒就活エントリーの他、以下に挙げる過去の社会人学生AdCにおける社D記録の通りです。

社D取得後のキャリアアップ検討

ここから本編と言えるでしょう。上記の修了記事の通り、社Dをとったことでランクアップと昇給がありました。 一方で社D取得当時は27歳、博士新卒と変わらない年齢(むしろ9か月短縮)でありながらデータサイエンティストの実務経験がありました。 この状況、キャリアアップに活かさないのは非常にもったいないのではないかと考えました。これもいわゆる「勝利の使い方」案件ですね。 会社の業績の良さゆえにボーナスからの年収も高く、色々と自分を高く売れそうな状況でした。

しかしながら、年収が高めで業務はホワイトと、当時の職場の満足度は高く、なかなか踏み切れない状況でした。 むしろ、よほどよくならないと動かなくていいまでありました。 また、社D取得直後にいきなり辞めるのは、たとえ裁量労働の中でやりくりしただけで会社から表立った支援がないタイプだったとしても不義理が過ぎることもあります。

だからこそ、「勝利」を使って強気の転職活動をやるならやろうと考えていたのです。逃げるためではなくキャリアアップのための転職を、と。 そんな行き先なら転職しても当然というような場所になら行くと。そして思ってたんとちゃうに備えて年収も増えるようにするぞと。

実際の転職活動

転職活動に至る経緯

前節のことを思いながら、基礎研究ができる仕事をのんびりと探していました。実際、アカポスの話を伺う機会もありました。 しかしながら待遇面がマッチングせず選考そのものを辞退することとなりました。アカデミアの任期付きかつド地方に行くというデメリットがかなり強烈で、基礎研究やデータサイエンス教育に携われる環境という点だけでは年収200万円ダウンと田舎移動は耐えられないという思考回路であることに気付けたのです*7。

そんなときに、元々つながりのあったエージェントの方からキャリア状況どうですかと連絡があり、いくつかリサーチャーのポジションを持ってきてくれました。 この人からのファーストコンタクトは、社会人2年目に少し精神をやった際にLinkedInでたまたま連絡いただいたもので、よくある量産型の誰でも良いや的なメッセージではなく、狙い撃ちした研究開発の案件を持ってきてくれていたものでした。 その件自体は結局流れたのですが、数うちゃ当たる方針ではなくこちらの(LinkedIn外の本名名義の)公開情報を一通り確認した上で、更に他から送られてくるコンサルやデーサイとは異なりリサーチャー案件を扱う人だったことから、研究開発のキャリアに今後役立ちそうと考えて関係を築いていました。

2年目のときの職場と精神の問題は緩解しており、だからこそそのまま社Dを取り切ることができたのですが、すぐに逃げる必要がなくなってからはDとってからまた今度という形でペンディングしていた話が動き出したのです。

ちょうど「勝利」を使いたいときであり、またこのころはホワイトに働ける幸福にありつきながらも、やっつけ仕事的と言いますか、業務に対して気力が沸かず、熱量がなくなっていたのです。いわば、ドクターをとって少し燃え尽き症候群気味でした。 その一方で基礎研究に携わりたいという志向は沸々としていました。博士課程中はそれによりガス抜きされていましたが、このころに相性が良いとはいえない案件があり、なおかつそれが色々な意味で長引きそうという状況もあって抑えるのが難しくなっていました。

そういうわけで、先の連絡から転職活動開始をケツイしたのです。 少なくとも私のような人間には、ある程度受け身でも情報を受け取れる状況に身を置いた方がこういうチャンスは逃さないのではないかと思います。

要件定義

転職活動を志しはしましたがしかし、はっきり言ってかなり恵まれた職場で仕事ができていたと思います。当時の認識もそうでした。 従って、年収が十分アップし、なおかつ自分のやりたい仕事をメインでやれるような日本語環境の職場という非常に厳しい要件を設けて転職活動を行ったのです。 いわゆるパレート最適を、それが無理でも補償原理最適を目指したものでした。それくらい、満足度の高い職場だったわけです。 そうでないなら転職不要ということで、強気に攻め込む方針としました。

具体的には以下を要件としました。

  • 論文を書くような研究を行うことがメイン業務となる(開発に割くべきエフォートが十分小さい)
  • テーマ選択の自由度・研究部隊の自治度が高い(理論研究を選択肢にできるレベル)
  • 研究業績が研究員の評価にプラスとなる(製品開発など事業に直近で寄与しなくとも)
  • 成果圧が小さく,腰を据えて雑誌論文を狙っていける(トップカンファ主義は論外)
  • 当時以上の待遇と働き方の自由度(お金と環境が悪化しない無期雇用)
  • 公用語は日本語

……これでも民間企業狙いなので基礎研究志向部分を妥協し,論文を書くのが仕事で基礎研究もできるといった程度に緩和した要件です。 実際、他の工学的な専門を身につけられたらいいなあと思っていましたし、今もその気持ちはあります*8。 エージェントから業界に関する説明といくつかのポジション紹介を受けたところ、要件を満足する候補が3社あり、それらを受けました。

書類準備

まずは職務経歴書など書類をしたためました。転職だとエントリーシート的なものはあまりなく、履歴書と職務経歴書という自由なフォーマットで書きやすい書類で良いがちでした。 履歴書は新卒のころから使っていたフォーマットがあったためそれを用いるとし、職務経歴書は前述のエージェントの方から研究職向けのものを受領し、それに従って書きました。 具体的には、以下のような構成としていました。

  • 職務経歴書要約
  • 学歴及び職歴
  • これまでの業務内容
  • その他の研究活動
  • スキル
  • 自己PR
  • 引用文献

カイヤンの場合、デーサイとしての職歴はあっても研究開発の職歴はなかったため、研究能力の証明が博士号だけに原則なってしまいます。 それでは足元を見られる(年齢もありアカポスと同様に未経験新卒博士とみなされかねない)可能性があったため、他分野の人と協働できることの証としてそういった私的な共同研究の成果も「その他の研究活動」に記しました。 かなり近いとはいえ異業種への転職でありながらキャリア級の待遇を望むために、デーサイの職歴も研究者としての問いの建て方と技術力の証明となるような書き方を心掛けました。

選考へ

エントリーは、同じ職務経歴書をエージェント経由で出すだけで基本OKというものでした。 選考ごとに独自フォーマットのエントリーシートをWebでポチポチしなければならなかった新卒と異なり、非常に負担は小さいものでした。 そうして大体2回の面接を受け、合否が出るというところが多かったです。 ある会社はゴリゴリの競プロ的なコーディングテスト、別の会社はSPI試験と、テストについては色々でした。

結果としては3社中1社から内定をもらい、それを受諾して転職活動を終えました。 他の2社は1つはカルチャーフィットせずすぐに落とされ、もう1社はシニア・リーダー格からは好感だがエグゼクティブ・マネージャー格から不評という形で落とされました。

ツールについて私見

  • LinkedIn
    • たまに悪くない話があるのでそこからつながりが持てればおいしい(今回おいしかった)。
  • ビズリーチ、オープンワークなど
    • 転職活動時期は使っていない。最近登録はしているが、LinkedIn同様に玉石混交。
  • マイナビ
    • 2年目の精神やったときにここも登録したが、担当エージェントと相性が悪くやめた。

あと実際にエージェントの人と何度もやりとりしてみて、表に出てこない情報が余りにも多いと実感しました。 完全に自分の足だけで探すのはぶっちゃけ不可能な気がします。素直にエージェントに頼りたいところ。

あって/やってよかったこと

  • 博士号
    • これが前提の転職である。
    • 研究開発職にちょっと異業種から経験者採用で入り込むことになるので研究能力の証明にやはり役立つ。
    • のちに緩和されたが、実際の転職先は当初は博士以外はとっていなかった。そういうオファーもあるということ。
    • まさに研究者の免許って感じだったが、博士取る前より明確に(業務デーサイもあったためだが)周辺知識も増えて視野が広がっていたことで、色々な話ができるようになっていた。
  • エージェントとのコネ
    • 今回の転職活動で一番大事だったのはコレ。
    • かのエージェントとのつながりが破棄されていたら、未だに前職に残ってLLM台頭の流れでうーんってなっていた可能性がある。
    • 有望なエージェントとのコネは大事にしよう。
    • 受け身でも良い情報が入る環境はすばらしい。ただサイトに登録しただけとは違う。
  • 強気の要件定義
    • 当時はコロナ情勢からの復興時期であり、firing freeze流行の少し前な売り手市場。
    • そこに現職(当時)の満足度が高い状態でキャリアアップと自己実現(基礎研究したい)目的の転職活動をあてられた。
    • 高く売れるなら高く売るべし。
    • 満足度が高いからこそ逃げるためではない転職ができるというのはあるので、仕事選びは本当に大事。次だってあるかもしれないのだから。
  • 先方の研究業績確認
    • 新卒就活でやればよかったことを今回はちゃんと実施。考えればやって当然のことなのだが。
    • 実際にどういう研究がされているのか≒自分がやりたい研究ができそうな環境なのかを判断するために重要だった。

あれば/やっておけばよかったこと

  • より積極的な事前のOBOG訪問
    • 内定先にたまたま友人の友人がいたため最終確認的なOBOG訪問が今回はできた。運だけ。
    • 実際は内定より前から話を聞くべき。
    • 先方が公式に用意するカジュアル面談だけでは足りないことは多々ある。裏話などもだが、そもそも公式のアプライ先の人との面談がなくなることもある。
    • 蔵前工業会がキャリア就活に使えるかは正直知らない(知識がない)けど、仮に大学同窓会が使えるなら使った方が良さそう。
  • コーディングテスト対策
    • 研究職でもこれを課されることはたまにある。それだけSWEをやらされる確率が高いポジなのかもだが。
    • 英問英答でけっこう非自明なアルゴリズムの問題が出る。実際ボロボロで落ちる要因となった。
    • リートコードとかABC過去問とか解くといいのだろうか。
    • 受かった転職先はいわゆるbehaviralだけでコーディングテストがない選考だった。

入った後

今回けっこう受け身にポジションを見つけてもらいましたが、うまそうな話を掴まされたということはなく普通に良い転職ができました。

まず、本当に基礎研究ができました。 キャリア入社初日にテーマ決めをし始めたのですが、てっきり何か先物的な応用を目指したテーマをやることになると思いきや、理論研究をすることができました。 元々理論研究してる人がいると聞いてはいましたが、まさか本当に自分もできるとはという形です。 とにかく理論的な性質が分かっていないので、必殺技が使えるところに我田引水していいよと上長が言うので、モロに専門を活かした理論解析で研究開発キャリアがスタートしました。

また、カルチャーフィットも重要視して転職活動していましたが、部署レベルではよくマッチしていました。 流石に会社レベルだと大きい日本企業なので「……」なところはあるのですが、不毛なものを除けば慣れればそういうもんかとなる範囲のギャップです*9。 そして試用期間が終わって裁量労働に移行すると、転職前とほぼ同格の年収でありながら強力な補助により生活水準が大きく向上しました。 ルンバかわいいよルンバ。あとドラム式洗濯乾燥機はすばらしい。食洗器は置く場所がなかった……。

ただ、どうしても思ってたんとちゃうは発生します。

まず、ゴリゴリの事業会社に立ち上げたAI研究部隊という位置づけだったため、研究テーマの睨まれ方が時期依存でした。 特にひどいのは選考を受けて内定をもらったころはとてもマッチした基礎研究部隊だったのに、実際に入社するまでの数か月で状況ががらりと変わっていたことで入社してテーマを決めて定理を作ったら即座に締め上げが入ったことです。

ただそれでもやりようがあり、所属長が研究部隊は必須と考えていたこともあってなんとか基礎研究をし続けることができました。 また、事業貢献系の話に近づけるにあたっても専門は活きました。専門そのものにこだわらず、活かす先を考えるのは重要です。 転職で処遇が前職より大きく改善された点も、なんとかしがみつく気力の源になったと思います。どうせ乖離は起きるのだから年収アップは大事です。

そうやって研究目標正当化を頑張り続け*10ていると、自由裁量が戻ってくる時期がまたやってきて、今では諸事情もあって非常に自由に研究できています。 転職後全体を見れば「AI研究開発職へ転職して専門を活かした仕事をしている」ですが、最近については「専門を活かした」どころか「専門そのもの」の研究をしています。

上記の通り、いつまでも続くものではないですが、少なくとも今は大変幸福に仕事ができています。 持続可能性は今後の課題とする。十中八九、持続可能性ないので良いポジションがあれば何卒!

つまり?

理論の社会人博士を短縮で取得したデーサイでしたが、AI研究開発職へ転職して専門を活かした仕事をしています(露骨なタイトル回収)。

あくまで一例ですし、下手すると新卒就活の時よりも運要素*11や前提条件が大きい気もしますが、飛び級社Dしてから予後が良いキャリア選択だったと思います。

むすび

  • 社D取得という勝利は新鮮なうちにうまく使いたい。
  • 良い情報源の確保は新卒以上に大事、表にない話も多い。
  • 理論でも民間で専門の活かし方はある。専門にこだわれるならチャンスだし、ダメなら柔軟に活かし方を考えたい。
  • 可能ならば逃げではなく強気の転職をしてキャリアアップチャンスとしたい。
  • どうしてもギャップは生じるため、転職するなら処遇面も良い条件を狙いたい。お金で我慢レンジは広がる。
  • 研究の自由に関する持続可能性は課題。

beretsky AdCの次記事ではNTSBさんが東京への想いを語るようです。 また、社会人学生AdCの次記事ではかしいさんがドイツ留学について話すようです。

*1:いやいずれも思いっきりカイヤンの意思が介入しているので偶然でもなんでもないのですが。

*2:ついでに言えばいずれブーム的なものは確実に落ち着くものなので、来年廃れると毎年言っていればどこかで何らかの意味で"予言的中"ができることのずるさも指摘していた。色々大人げない攻撃を目にしたこともあり、ちょっと若気の至りなところは正直ある文で、今更読み返す気力はない。

*3:執筆目標の正当化、影響力-100……HoI4よりStellarisをやるようになったのも8年で変わった点か。

*4:いろいろな意味で特異な経歴ゆえに手遅れなところは正直ありますが。

*5:「なぜ私は愛されない!」

*6:転職先ではPyTorchを使うことがある。

*7:というか民間の業務経験ガン無視で未経験の博士新卒扱いでした。そりゃねえだろ。

*8:死ぬまでにダブルディグリーしたい。

*9:その不毛なものが少なくないのは……はい。

*10:研究エフォートがそれなりにあるだけかなりマシでしたが、パワーポッターと漬物石→追い出し部屋→窓際の囚人ってこうなるんだろうなあという体験でした。

*11:全部運だという極論は、たとえその通りだとしてもこの手の集合知形成を無意味とし、社会人学生AdCを否定するものとなるので拒否する。