カイヤン雑記帳

カイヤンがやったことを書いておいたり、ぼやきたいことを書き込んだりする場所

パラドゲーMOD作成回顧録

おはようございます、またはこんにちは、またはこんばんは。数日ぶりです、カイヤンです。

今回はberetsky.net Advent Calendar 2024の12日目の記事として、Paradox Interactive社のゲーム(パラドゲー)のMOD作成について振り返ってみます。HoI4とStellarisの話ですが、一部身内ネタがあるかもしれません。

前回の社会人学生AdC向け記事が伸びてるところに全く関連性のない記事をあげるのはPV稼ぎとしては悪手もいいところですが、このブログのアクセス数が増えても一銭にもなりませんしまあ……影響力が減るのはアレですが。

さて、何度か当ブログでもパラドゲーやそのMOD作成について触れてきましたし、TwitterもといXなどではしばしば作ったMODの宣伝をしています。 作ったMODの一部はうれしいことに好評を奏していており、1万サブスクを超えたものや、Steamワークショップのトップページに掲載されたものもあります。

そこでこのAdCの機会にふと振り返ってみたくなったのです。今までどのように・どうして、このようなMODを作ってきたのかと。 この記事では、なぜMODを作りたくなったのか、そしてどのように考えて作ってきたのか。そんな話をしていこうと思います。

本記事の構成は以下の通りです。 まず、数あるパラドゲーの中でも特に自分が遊んできたタイトルについて概説します。 それから、それぞれのゲームごとに作ってきたMODをいくつか紹介し、なぜ作ろうと思ったのかなどの話をしていきます。 具体的には、Hearts of Iron 4とStellarisです。 特に好評をいただいた前者向けMOD「StrongDemocraticJapan」には少し紙面を割こうと思います。

謝辞

まず、このような記事を書こうと思えるほど、拙作MODは多くの方に遊んでいただけています。 利用者の皆様にあらためて感謝いたします。 また、拙作MODを動画化してくださった皆様にも感謝申し上げます。明確にサブスク数増大に寄与しています。 拙作MODの中でも特に大きな「StrongDemocraticJapan」ですが、このMODを今日に至るまで維持管理拡大できたのは統制派・共産ルートの作者であるworyokさんのおかげです。統制派・共産ルートとのマージがなければ、1万サブスクを超えることはなかったでしょう。 最後に、この記事を書くきっかけをくださったberetskyの皆様、特にAdCを立ち上げたたぬざか陛下と鯖主のまお閣下へのありがとうを以て、謝辞とさせていただきます。

  • 謝辞
  • 遊んできたパラドゲー
  • 作ってきたHoI4MOD
    • MoreRealisticFix4Ideologies
    • KotonohaAoi_Voice/KotonohaAkane_Voice
    • StrongDemocraticJapan
      • はじまり
      • 動画化
      • 日本NF拡張、そして統合
  • 作ってきたStellaris MOD
    • Galactic Fascism
    • Voiceroid Renown Paragons and Portraits
    • Strong Ruling Jobs and Politicians-Replaced Civics
    • Strong Science Technology Edicts
    • Relaxed Conditions of Kilo Structures
    • Strong Section Templates for Generic Ships
  • おまけ(イースターエッグ)
    • HoI4MOD
    • StellarisMOD
      • Voiceroid Renown Paragons and Portraits
  • むすび
続きを読む

理論系修士卒がそれなりの満足度のデータサイエンティストをしながら理論の社会人博士を短縮で取得した後にAI研究開発職へ転職して専門を活かした仕事をしている話

おはようございます、またはこんにちは、またはこんばんは。カイヤンです。 (転職記事は)初投稿です。

今回は社会人学生 Advent Calendar 2024の12/9担当記事です。 身内のberetsky.net Advent Calendar 2024に二重投稿している都合で12/8に投稿しています。論文じゃないからいいよね?

その身内には些か専門的すぎる話かもしれないですが……。

12月8日。ニイタカヤマノボレですね。 奇しくも、カイヤンが現在の専門分野に参入した修士1年生のときに、技術系サークルのAdCで書いた記事も12月8日でした*1。

chijan.hatenablog.jp

当時2016年、「キカイガクシューは理論なき統計学だ。一過性のブームに過ぎずすぐに廃れる」などと元気な姿を見せておられた皆様はいかがお過ごしでしょうか。

上記の記事はソレに対する一種の"アンサーソング"として当時の自分の理解している統計的学習理論の紹介をしたものでした*2。いやー、はてなにおけるtexが表示できなくて中々なことになってますね……。 ともかく、あれから8年。今ではこの分野の専門家として食っています。そんな経緯ゆえ、個人的なはじまりの記事と同じ日付というのはちょっと感じるものがあるのです。

閑話休題、今回の内容は社会人学生AdC向けということで、飛び級マンが社Dも飛び級した結果の予後について語ろうかと思います。

結論としては前述のように「この分野の専門家として食っています」。

ですが、それで話はおしまいというのでは、もう、来ないからねと言われる社会人学生AdCにおける原初の理念「とりあえずもっている情報はどんどん共有していった方がいいだろう」と照らし合わせても、あまりにも共有する情報としてつまらなさすぎます。 色々な人の例から、社会人学生がどういうものなのかを後続される方々が参考にできる記事・知見群をなすことで、少しでも役立てればよいというのがこのAdCの理念と理解しています。 加えて、これはなんかやたら伸びた6年前の新卒就活エントリー「理論系修士院生が自由応募就活した結果それなりの満足度のデータサイエンティストになれた」のときにも書きましたが、修了してまもないときと違って冷静になっているのと,実際に選んだキャリアの満足度という付加情報を付けることができるため、予後の追跡記録は重要と考えた次第でもあります*3。

ではどのようにして理論系の修士を取った人間が理論を専門に社会人しているのか。 今回の記事ではそれについて、個人が特定されにくい範囲で話していこうと思います*4。 タイトルの通り、この記事は前述の新卒就活エントリーの続きとしての転職エントリーでもあります。 そのため、前回同様にそれなりに高学歴の理系の院生が自由応募のみで就活をしてみた - みそろぐを参考にさせていただきました。本記事の構成は以下の通りです。

  • 長いよ!
  • 自己紹介
    • スペック差分
    • 実績差分
    • 課外活動
    • スキル差分
    • 自己評価
  • キャリアドクトリン
    • 社D前提の新卒就活、そして社D取得
    • 社D取得後のキャリアアップ検討
  • 実際の転職活動
    • 転職活動に至る経緯
    • 要件定義
    • 書類準備
    • 選考へ
  • ツールについて私見
  • あって/やってよかったこと
  • あれば/やっておけばよかったこと
  • 入った後
  • つまり?
  • むすび

*1:いやいずれも思いっきりカイヤンの意思が介入しているので偶然でもなんでもないのですが。

*2:ついでに言えばいずれブーム的なものは確実に落ち着くものなので、来年廃れると毎年言っていればどこかで何らかの意味で"予言的中"ができることのずるさも指摘していた。色々大人げない攻撃を目にしたこともあり、ちょっと若気の至りなところは正直ある文で、今更読み返す気力はない。

*3:執筆目標の正当化、影響力-100……HoI4よりStellarisをやるようになったのも8年で変わった点か。

*4:いろいろな意味で特異な経歴ゆえに手遅れなところは正直ありますが。

続きを読む

Stellaris Ver.3.13.0 オレオレ寸評:アセンションパス

おはようございます、またはこんにちは、またはこんばんは。 お久しぶりです。カイヤンです。

今回は普段話題にしていないもので唐突ですが、Paradox Interactive社の銀河4X戦略ゲーム「Stellaris」の話です。

表題の通り、アセンションパス(AP)についての寸評を記します。 日本語wikiの寸評が古くなっているのと、普段マルチプレイする身内から見てみたいと言われたためです。

寸評というには長文かもしれません。ごめんなさい。

  • はじめに
  • 生体種族
  • 個人主義機械
    • モジュール式ルート
    • 仮想現実ルート
    • ナノテクルート
  • おまけ:APを取らない
続きを読む