大切な家を守るために知っておきたい外壁や屋根のメンテナンスについてプロに教えてもらいました。

お話を聞いたのは…

外壁塗装のプロ 丸山 章徳さん
外壁塗装のプロ 丸山 章徳さん
外壁塗装一筋20年。専門知識と「お客さま目線」を大切にしたアドバイスが好評。雨漏り診断士、外壁劣化診断士、足場作業主任者、有機溶剤作業主任者。

公開 2024/05/27(最終更新 2024/05/22)

編集部 モティ

編集部 モティ

編集/ライター。千葉市生まれ、千葉市在住。甘い物とパンと漫画が大好き。土偶を愛でてます。私生活では5歳違いの姉妹育児に奮闘中。★Twitter★ https://twitter.com/NHeRl8rwLT1PRLB

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1.外壁塗装は10年スパンで必ずやるもの?

→定期メンテは必要ですが頻度は一概に言えません

まず前提として、外壁の定期的なメンテナンスは絶対に必要です。お手入れの仕方によって劣化状態が変わる室内にある住宅機器と比べて、誰がどんな使い方をしても傷みが出てしまうのが屋外の建材。

特に紫外線の影響を受けやすい外壁と屋根は、10年に1度はプロによる点検を受けるといいでしょう。

ただし、必ずしも10年に1度塗装をしなくてはならないわけではありません。最近は外壁材自体も進化しているので、築10年で工事が必要というケースはまれ。劣化状態や外壁材の種類にもよりますが、11~15年の間くらいが目安といえそうです。

2.使用する塗料はグレードが高ければ高いほど良い?

→一般的な塗料でも十分な効果はあります

塗料の種類は豊富で価格もピンからキリまで。一般的な塗料の耐用年数は10年程度ですが、15年以上などの長寿命な塗料もあります。耐用年数が長い塗料を選べば、30年間で3回行う工事が2回で済むという場合も。

当然ですが、塗料のグレードが高くなるほど工事費用も上がります。一般的な塗料でも「家を守る」という役目は十分。「グレードが高ければ良い」という考えではなく、性能と予算を照らし合わせて選ぶといいでしょう。

外壁塗装
塗料の性能を理解した上で依頼を

3.業者は見積もり1社目で決めてもいい?

→内容や価格が適正かどうか見極めるためにも相見積もりは必ず!

1社目で信頼できる会社に出会えたとしても、相見積もりを取ることをお勧めします。というのも、1社だけだと工事内容や価格が適正かどうかの判断が難しいため。

ネットで調べれば相場なども出てきますが、あくまで一般論。家の状態によって最適な工事が変わり、それに応じて価格も変わります。

複数社から見積もりを取って各社が提案する工事の違いを知り、最も納得のできる会社に依頼することが後悔しない工事のこつです。

4.外壁塗装をしておけばとりあえずOK?

→屋根とベランダの同時メンテが◎

瓦屋根を除き、紫外線の影響を受けやすい屋根も定期的な塗装がマスト。またベランダも築年数がたつと劣化が始まります。どちらも放っておくと雨漏りなど深刻なトラブルの原因に。

足場を組むにも費用がかかるので、外壁塗装を行うタイミングで屋根やベランダも合わせてメンテナンスするのがコスト面からみてもおすすめです。

紫外線の影響などで劣化が進んだ屋根
before
メンテナンス後の屋根 after
after

「ちいき新聞の外壁塗装」
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