ハゲタカ


ドラマ版は大傑作でした「ハゲタカ」の映画版を見に行ってきました。緻密な構成と練りこまれた脚本、完璧なストーリー展開だったドラマ版に比べると、どうしても展開が大味な印象になってしまった感は否めませんが、中国の躍進と金融危機、派遣切りに格差社会など、ドラマ版には無かった最新の経済情勢が巧みに物語に組み入れてられており、そこらへんのしょうもないコンテンツに比べるとはるかに面白かったです。ラストシーンは泣けたし、芝野(柴田恭兵)の最後のセリフには心を揺さぶられました。劉一華(玉山鉄二)が、あの芸達者な出演陣に負けない鮮烈な存在感を発揮しており、予想以上に好演でした。もちろん鷲津(大森南朋)は最高でした。ドラマのファンは観に行くべし!