オフについて最近考える

なんつーか、いつの間に12日も経ってますか。

日々、エクセル使って資料作りとデバッグやってる毎日ですが、相変わらず仕事中にはネットができん。いやまあ正しいことなんだけども、大学生時に引き篭もりながらずっとネット上の文章読みながら動画見たり文章書いたりしてるネットジャンキーからしてみれば、色々と乾く。「乾く」と言ってもネット上でなくとも比較的質の良いテキストと動画が見れれば大丈夫みたいなので、ネットでなくとも良いんだけど最も効率良くそれらを収集できるのがネットなので、ネットがあれば便利。ネットがあれば何でもできる。書けばわかるさ、何事も。何言ってますか俺は。


そういえば、前にテラヤマアニさんがオフに関する文章書いてて「オフやると相手のサイトに興味が無くなる」とかそういう話だったと思うんだけど、オフとかやってて非常に楽しいし実際に会うって行為自体が有益な面もあるんだけど、その反面ネット上にあるものを台無しにする行為でもあるよなあとか思ったり。
もちろんオフそのものを否定する訳でもなし、むしろ肯定してるんだけど、お守りの中身を空けてしまうような怖さがあるよなあ、と。


昔のどっかの文豪で人が思いつかないような論とか、斬新な視点を提供しつつ、しかもまた文章が上手い、という人がいたんだけど、その人の甥から見たら日常ではものすごいダメ人間というか、常に目線が泳いでて歩くときは「ちょっと開いた鋏」が歩くみたいにぎこちなく、ぼそぼそと独り事を喋ってる、という一見近寄りがたい感じの人だったそうで、その文豪に憧れてた人がその話を聞いて「どれだけ凄い人なんだろう!」とか思ってたのが見事に夢がブチ壊れてショックを受けるという話を聞いたことがあったんだけど、それと似たとこあるよねと思ったりする。(実際にそういうことがあったわけでは無いんだけど)


純粋な技術交流や学術交流での使用を別にすれば、どこかリアルに生き辛さを感じててそれを解消するためにネットを使ってる人も結構多くて、自分もそういう面があってネット使っててブログに救われた面ってのも大いにあったりするし、じゃあブログ書いて色々交流出来てじゃあオフ行こうってなったのはいいんだけど、オフってのは突き詰めるとリアルなわけで、オフ重ねるごとにどこか生き辛さそのものをほじくり返してしまう部分というのは無いわけじゃなく、自分の逃げ場であるネットを媒介としてる分、ネットで得たそのものを消費しかねない危うさがあるんだよな。
ただ、そこまで後ろ向きに考えなくとも、オフは普通に楽しめてるんですが、頭のどこかでそういうことを考えてて、これをあまり考えないようにするのも自分に対して誠実じゃない気がするし、一応書きとめ。