2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

マンガの英語版では訛りはどうなってる?本気すぎる英訳・英語版『ヘルシング』から。

今回のお題は北米発のニュース翻訳では無く「英語の訛り」について。最近とある「訛り」について個人的な謎が氷解した(大袈裟)のでそれを記念して「英語の訛りってこんな感じ」と、ごくごく簡単に紹介したいと思う。 セリフの訛りの例は平野耕太『ヘルシン…

アニメと罪悪感:NYタイムスの『鉄人28号』紹介記事。

NYタイムスで過去アニメについて多くの記事を書き多くの米アニメファンを敵にまわしてきた*1チャールズ・ソロモン氏による『新・鉄人28号』DVD紹介記事"A New Mix: Anime and Guilt(NYタイムス・9月18日掲載)。 第二次世界大戦中に行った恐ろしい実…

9月第3週アメリカBookScanグラフィック・ノベル部門ベスト10

当ブログの昨日のエントリー「9月第3週『ナルト』米グラフィック・ノベル売上で全7巻トップ20入りの快挙」で紹介した9月第3週目の米グラフィック・ノベルのベスト10は以下の通り。 D・N・ANGEL 9巻 ナルト 1巻 るろうに剣心 18巻 ナルト 7巻 犬夜…

9月第3週『ナルト』米グラフィック・ノベル売上で全7巻トップ20入りの快挙。

9月26日のICv2の記事*1によると、BookScan の9月12−18日のグラフィック・ノベル部門売上トップリストは『NARUTO-ナルト-』が支配したと言って過言では無いようだ。カトゥーン・ネットワーク(CN)の放送開始からわずか8日で、現在7巻まで出ている単行本全…

「ロボテック」新作、2006年劇場公開?

ANNによると、『ロボテック ROBOTECH』の完全オリジナル新作OVA『Robotech: The Shadow Chronicles 』が2006年にアメリカで劇場公開されるかもしれない、ということだ。 2006年にOVAとしてリリース予定のこの新作『ロボテック』に参加した作曲家が、自…

北米アニメサイトのアンケート「DVD購入を決める為にどうやってアニメを見ていますか?」

ANNによるアンケート。総回答数3478。アンケート集計日2005年9月20日。 ファンサブ*1を見る。 58.8% (2044) 映像では無く、レヴュー記事で購入を決める。 10.7% (372) TVを見る。 8.0% (277) ネットでレンタル。 5.8% (203) 何かを見て決めたりしない。衝…

アメリカでの少女マンガ・ベスト10(NYタイムスの記事より)。

このブログの9月19日のエントリー「Manga for Girls:NYタイムスの記事「少女マンガ」より。」で取り上げた記事からの追加。(それぞれの作品名に各出版社が付けた「推奨年齢コード」が付いていたのでそれも参考に載せておきます。) フルーツバスケット(1…

米マンガ出版会社TokyoPop、ヤオイ/少年愛マンガ市場に参入。

TokyoPopが氷栗優『ゴージャス・カラット』を、同社が新しく立ち上げるヤオイ/少年愛マンガの専門ライン「BLU」の第1作として2006年2月に発売すると発表した。『ゴージャス・カラット』は19世紀のパリを舞台に悪名高い宝石泥棒とその泥棒を愛する男性の二人…

米マンガ出版社Del Rey、“立ち読み”専門サイト立ち上げ。

アメリカでマンガを数多く出版しているDel Reyが、新リリースのマンガ専門ウエブサイトの立ち上げを発表した。これは出版前のマンガを“立ち読み”するための専門サイト。最初の30ページを公開する予定だが、ページは1日1ページずつ加えられていく。Del Rey で…

清水崇監督正式に『寄生獣』ハリウッド実写映画版の監督として契約。

Hollywood ReporterとICv2によると『呪怨』の監督として知られ、そのリメーク『The Grudge』でアメリカでもヒットを飛ばした清水崇監督が正式にハリウッド版『寄生獣』の監督として契約した。清水監督は現在撮影中の『The Grudge 2』の仕事が終わり次第、ニ…

“ファンサブ”の合法化:ファンによる字幕付違法アニメを合法化する試み。

International Anime Distribution(IAD)は、アニメを配信する世界で最も大きいネット配信専門会社としてそのポータルサイトを立ち上げる計画を発表した。これは現在“ファンサブ”として知られるファンによる字幕付きアニメ配信に権利を与え、そのネット販売を…

アメリカ版ジャンプ発売元Viz Media、世界銀行と提携してマンガ製作。

アメリカ版少年ジャンプを発売しているViz Mediaは、世界銀行と提携して「1 World Manga」を出版すると発表した。この「1 World Manga」は現在の地球規模の問題を扱うマンガとなり、世界銀行はこの新しいマンガシリーズを世界中の図書館に寄付、Viz Mediaで…

グラフィック・ノベル部門アメリカ8月月間売上ベスト100内のマンガ

業界サイトICv2でグラフィック・ノベル部門「コミックス専門店」での8月月間売上ベスト100が発表された。 売上総括 コミックス全体の8月総売上は昨年度同時期より18%アップし、グラフィック・ノベルだけでは26%伸びた。グラフィック・ノベルの伸び率は…

Manga for Girls:NYタイムスの記事「少女マンガ」より。

9月19日付のNYタイムスに"Manga for Girls"(少女マンガ)という記事が掲載された。 昨日の記事に続いてまた少女マンガに関する記事。こんなに続いて「少女マンガ」関連の記事が出るということは、今やっぱりアメリカの出版業界では少女マンガが“ホット”な…

アメリカで増え続けるアニメ・マンガの女性ファン

Kyodo America9月8日付の記事、"Japanese Comics and animation enjoy growing female audience in the US."*1より。(↓長い記事だったので半分くらいに要約。それでも長いですが。)近年日本のマンガ、アニメはアメリカのエンターテイメントのメインストリ…

アメリカでヒットする兆しを見せるアニメ/マンガ関連ノベル

ICv2の9月16日付の記事、Anime/Manga-Related Novels Boffo!より。(要約) 一般書店での売上好調により注目を集めるマンガだが、同じように好調な売上を見せるアニメ/マンガ関連ノベルについて取り上げた記事は現在のところ少ないようだ。小売店業者は“…

TVゲームでも成功する日本アニメ:CNNのTVゲーム記事

CNNの記事(9月14日付)より。 (要約) 現在ではアメリカでもすっかりお馴染みになった日本アニメ。その人気の要因にはTVゲームの『ファイナル・ファンタジー』や『ドラクエ』のシリーズでアメリカ人が日本アニメ的な絵柄に馴染んでいたことがあげ…

アニメコンの悪名高き名物コスプレーヤー「男性フェイ」インタビュー

アメリカのアニメファンなら知らない人はいないと言われる有名コスプレーヤー、その名も「マン・フェイ」(男性版フェイ)。『カウボーイ・ビバップ』のフェイのコスプレをしてありとあらゆるアニメ・コンに登場するかなり大柄な男性だ。大柄な男性がフェイ…

「日本アニメ・マンガファン」を意味する侮蔑的俗語「WAPANESE」

ある英語学習雑誌の「海外での日本アニメ・マンガ人気」特集の中にアメリカでのマンガ用語解説が掲載されていた。紹介されたマンガ用語の中には「Shonen-Ai(少年愛)」「Kawaii(可愛い)」などに混じって「Wapanese」という英単語があって、意味は「People…

高橋留美子サイン付き『犬夜叉』カード、アメリカのヤフオク・Ebayで約7万3千円($670)で落札。

(日本amazonで買う事ができる英語版『犬夜叉』2006年度カレンダー↓) 高橋留美子サイン入り『犬夜叉』のトレーディング・カード1枚がアメリカのヤフオク・Ebayで3日間に渡るオークションの末、$670(現在のレートで約7万3千円)で落札された、とICv2がレポ…

2005年度上半期コミックス専門店のグラフィックノベル売上は33%と大躍進。

ICv2によるとコミックス専門店でのグラフィック・ノベルの売上は、2005年度上半期劇的に売上を伸ばし前年比33%増となった。コミックスの売上は殆ど横ばい状態の2%増、コミックスとグラフィック・ノベルを合わせたカテゴリー全体では7%の伸びとなった…

『Witch Hunter Robin ウィッチハンターロビン』アメリカSFチャンネル実写ドラマ化断念、『エヴァンゲリオン』ハリウッド実写映画企画は進行中?

『Witch Hunter Robin ウィッチハンターロビン』 アメリカのSF専門ケーブルTV局 Sci-Fi Channelが、予定していた『ウィッチハンターロビン』の実写ドラマ化を断念したらしいことを、アメリカのTV情報サイト Futon Critic が伝えている。*1Sci-Fi Chann…

『ボボボーボ・ボーボボ』『IGPX』アメリカ放送日決定。

GATVのレポートによると、『ボボボーボ・ボーボボ』が9月30日夜10時30分から、『IGPX (Immortal Grand Prix)』(プロダクション IGとカトゥーンネットワーク共同制作)は11月5日の10時からそれぞれカトゥーン・ネットワークの「トゥーンナミ」ブロックで放送…

金魚が煙草を吸い寿司が回転する場所で:NYタイムスの『マインド・ゲーム』批評記事

9月2日付けでNYタイムスに湯浅政明監督の『マインド・ゲーム』の批評が掲載された。(↓要約) 見るべき作品ではあるが、観客の目にとっても心にとっても一度に理解するには多くのものを詰め込みすぎている。実写の映像の点滅が組み込まれた手描きのよう…

英語字幕付き日本語オリジナル音声アニメがアメリカでTV放送?

アメリカ、アトランタで9月2−5日に渡って開かれているポップ・カルチャーの大会Dragon*Conで、アダルト・スイム*1が「日本アニメの1つのシリーズをオリジナル音声のまま英語字幕付きで放送する予定がある」と発表した。この発表を伝えたリポートによると、 …

北米オンライン・マンガのページのめくり方。

日本のヤフーでもコミックス販売コーナーで数ページ“立ち読み”ができるように、北米でマンガを扱っている出版社の中にはサンプルページを読めるようにしているところがある。例えば『魔法先生ネギま!』『ツバサ』などを北米で出版しているDel Rey でもサン…