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キント、アップグレードセレクションに「クラウン」やレクサス「NX」「LBX」用アイテム追加 内装色や照明など仕様向上

2025年8月4日 発表
左は「70周年UPGRADEアイテム」装着車両、右はノーマル車両

 クルマをサブスクで購入できるサービスを提供しているKINTO(キント)は、点検や車検で“安心”を提供するだけでなく、ユーザーの“欲しかった”を手の届く価格で実現するサービスとして、2022年1月にKINTO FACTORY(キントファクトリー)」を始動。

 購入後のトヨタ車、レクサス車、GR車の一部対象モデル向けに、「環境・安全」「快適・便利」「ドレスアップ」「走り向上」といった幅広いアイテムを展開。サービス開始当初は約30アイテム(約10車種)だったが、毎月コンスタントにアイテムを増やし、現在は約120アイテム(約40車種)と4倍にまで拡大。また、サービス取り扱い店舗も、当初の6社(7都道府県)から現在は77社(37都道府県)にまで増え、2025年度内に全都道府県へのサービス展開を目指しているという。

2022年1月に始動したキントファクトリーは随時拡大中

新たに「クラウン70周年UPGRADEアイテム」を用意

 今年で誕生70年を迎えたクラウンは、各部に記念アイテムをあしらった特別仕様車「THE 70th」を発売したが、キントファクトリーは数々の特別な70周年記念アイテムの中から、「プレミアムシフトノブ」「プロジェクションカーテシイルミ」「サイドデカール」の3アイテムを「アップグレードセレクション」のメニューとして用意し、8月6日より発売する。

ノーマル車両
70周年UPGRADEアイテム装着車両

 適合は2022年以降の「クラウン クロスオーバー」と「クラウン スポーツ」(特別仕様車は除く)で、価格はプレミアムシフトノブが工賃・保証込みで3万8940円、プロジェクションカーテシイルミが工賃・保証込みで3万140円、サイドデカールが工賃・保証込みで3万6300円。

「プレミアムシフトノブ(70thロゴ入り)」は、運転席に上質なきらめきをもたらす、記念ロゴを刻んだシフトノブ。「プロジェクションカーテシイルミ(THE 70thロゴ入り/フロントドア左右)」は、ドアを開くたびに足下を照らし、記念ロゴの光が特別な乗降体験を演出してくれる。「サイドデカール(70thロゴ入り)」は、70周年記念ロゴ入りのシャープなラインで、エクステリアにさらなる特別感を与えてくれる。

プレミアムシフトノブ(70thロゴ入り)装着状態。1つひとつガラス細工を採用している
真上から見ると70thロゴがよく見える
ノーマルシフトノブ
ノーマルは王冠とクラウンの文字だが、プロジェクションカーテシイルミ(THE 70thロゴ入り/フロントドア左右)に交換すると専用ロゴになる。細い線でもしっかりと見える仕上がり
ボディサイドに貼る70周年記念デカールにも「THE 70TH」の文字が入っている

 また、特別仕様車の世界観をさらに表現できるように、インテリアを特別仕様車の「ブラックラスター」に変更できる「インテリアカラーカスタマイズ」と「ホイールデザインカスタマイズ」も用意。インテリアカラーカスタマイズは27万7200円、ホイールデザインカスタマイズは、クロスオーバーが25万9490円、スポーツが27万9400円。

 インテリアカラーカスタマイズは、インストルメントクラスタフィニッシュガーニッシュ、コンソールアッパーパネルガーニッシュ、センターコンソール、ドアトリムボード(フロント2枚/リア2枚)を交換するメニューで、特別設定内装色「ブラックラスター」に変更することで、やわらかな輝きを放ちつつ引き締まったインテリアに仕上がる。

クラウン スポーツの内装サンドブラウンをブラックラスターへ変更。イメージが一気に変わる
クラウン スポーツの内装サンドブラウンをブラックラスターへ変更
クラウン スポーツの内装サンドブラウンをブラックラスターへ変更
クラウン クロスオーバーのインテリアカラーカスタマイズでは、ブラック・サドルタン・フロマージュの内装をブラックラスターへ
クラウン スポーツのインテリアカラーカスタマイズでは、ブラック・サンドブラウン・センシュアルレッドの内装をブラックラスターへ

 なお、インテリアカラーカスタマイズは、70周年記念特別仕様車の色「ブラックラスター」以外も選択可能で、その場合の価格は26万6200円。UPGRADE SELECTIONS by KINTO FACTORYでしか選択できないインテリアカラーの組み合わせも可能となっている。ただし、元車両の内装色によって選べる色が異なるので、詳細はWebサイトで確認していただきたい。

クラウン クロスオーバー
クラウンクロスオーバーの内装をフロマージュに変更。ホワイトのボディとの統一感が増した
内装色ブラックラスター→フロマージュ
クラウン クロスオーバーのインテリアカラーカスタマイズ例。ブラックの内装をサドルタン・フロマージュへ変更
クラウン スポーツのインテリアカラーカスタマイズ例。ブラック内装をサンドブラウン・センシュアルレッドへ変更

 ホイールデザインカスタマイズでは、70周年記念モデルに採用されている「マットブラック」のホイールに変更でき、スポーティで気品のあるスタイルに仕上げられる。

クラウン スポーツのホイール(マットブラック)
クラウン クロスオーバーのホイール(マットブラック)

 なお、各アイテムは単品での注文も可能なほか、所有やサブスクなどは問わず注文できる。また、「クラウン セダン」へのメニュー追加は、2025年9月中旬ごろを予定。「クラウン エステート」への追加は現在未定となっている。

 キントは、すでにクラウンのオーナーはもちろん、現在クラウンを検討しているユーザーにも、より一層クラウンの魅力を感じてもらえるように、今後もさまざまなニーズに応えていくとしている。

レクサス「NX」のマルチカラーイルミネーションにグラデーション発光を実装

レクサス「NX」に備わるアンビエントライト「マルチカラーイルミネーション」

 レクサス「NX」は2024年3月のマイチェンで、“version L”“F SPORT”“OVERTRAIL”グレードは、足下照明、フロントトレイイルミネーション、ドアトリムイルミネーション(4席)、フロント&リアドアハンドルランプに高輝度LEDを内蔵し、美しい自然現象などから着想を得た14色のテーマカラーのほか、好みに合わせて選べる50色のカスタムカラーを搭載する「マルチカラーイルミネーション」を備えている。

 新たなアップグレードセレクション「NXゆらぎイルミネーション(仮称)」を追加すると、テーマカラーに15秒~20秒間隔で時間の経過とともに混ざり合う光のグラデーション発光を行なうギミックを実装できる。14種類の光り方は同じではなく、それぞれテーマカラーに合った制御を組み込んでいる。また、ディーラーオプションの「カップホルダー」「ドアポケット」にイルミネーションを追加している場合もグラデーション発光を行なうようになる。ただし、足下だけは安全面を考慮して、グラデーション発光はせずに固定発光となる。

 この「NXゆらぎイルミネーション(仮称)」の価格は未定。すでに中近東向けにはローンチしているが、日本では2026年中のできるだけ早い時期での発売を目指しているという。

センターディスプレイで発行部位や明るさの微調整も可能
従来通りの50色の単色発光も設定可能
【KINTO】レクサス「NX」用 ゆらぎイルミネーション(仮称)(7分39秒)

 さらにNX用には「カラードシートベルト」も新たに設定。すでに「RX」「RZ」に設定しているメニューだが、カラーは全8色、交換するのは運転席と助手席のみ。発売は2025年秋ごろの予定で、価格は9万円前後の想定としている。

カラードシートベルトは全8色を設定
ボディカラーや内装色に合わせるなど自分だけのコーディネイトを楽しめる

レクサス「LBX」のイルミネーションが3倍明るく!

 2025年4月にマイチェンした「LBX」は、イルミネーションの明るさが従来よりも3倍明るくなった。そこでアップグレードセレクションでは、2023年11月~2025年4月に生産されたLBX(グレードは“Bespoke Build”“Cool”“Relax”のマルチカラーイルミネーション装着車)を対象に、3倍明るいイルミネーションの実装メニューを用意。新たなプログラミング仕様となったイルミネーションECU(コンピュータ)に交換することで、「前席足下」「フロントコンソールトレイ」「センターコンソール下部」「前席ドアハンドル」の4か所計6個の明るさアップグレードを実現する

 メニューとしてはすでにNXにも設定しているが、LBXはこれが初のアップグレードセレクションの設定となる。発売は2025年秋ごろの予定で、価格は未定。

レクサス「LBX」に備わる「マルチカラーイルミネーション」の明るさが3倍に!

レクサス「IS」を気品のある室内に仕上げる「内装加飾パッケージ交換」

レクサスIS

 2025年6月25日にリリースされたのが、IS向けの「内装加飾パッケージ交換」で、当初メーカーオプションであった“version L”用の内装「アッシュ墨ブラック」を、納車後でも装着できるようになった。また、そのほかのグレードについては「アッシュ銀墨」へと変更できるようになった。メニューの内容はステアリングとパワーウインドウスイッチの2か所計3点。価格はどちらの色も16万5000円。

アッシュ墨ブラック
アッシュ銀墨

 また、2024年6月に発売した「Performance Upgrade“Solid”for IS」は、フランジ形状を波形に変更した強化ボルト=タフフランジボルトを、タイヤを地面に接地させた状態で締める“1G締め”を行なうことで、締結剛性がアップし、車体全体の一体感を高めてくれるアイテム。走行時のステアリング操作に対するレスポンスが向上するほか、フィードバックがより明確になり、ダイレクト感のあるドライビングを楽しめる。

フランジ形状を波形に変更したタフフランジボルト。この施工を受けた車両にはレクサス独自のレーザー焼き付け印字を施した特別なプレートがあしらわれる