ニュース
BYD、子供の車中置き去り事故ゼロの実現に向けて「#たすけてブーブー」プロジェクトに参加
2025年7月23日 06:08
- 2025年7月22日 発表
BYD(BYD Auto Japan)は7月22日、子供の車中置き去りを防止するため、クラクションを鳴らして助けを求めるアクション「#たすけてブーブー」を啓発するプロジェクトに参加すると発表した。
プロジェクトでは、全国のBYD正規ディーラーで、万が一の際の避難方法を親子で学べる絵本やステッカーを配布、啓蒙活動を推進する。
具体的には、車内から出られなくなった時、子供が自らクラクションを鳴らすことで周囲に助けを求められる方法を親子で楽しく覚えられる絵本「ぶたすけのラッパ(ポプラ社刊)」と同プロジェクトのキャラクターが描かれたステッカーを全国のBYD正規ディーラーに配布、BYDのCPD(幼児置き去り検知システム)の説明とともにユーザーにプロジェクトの趣旨を伝えていく。
BYDが標準装備するCPD(幼児置き去り検知システム)
近年、車中に置き去りにされてしまった子供の事故が相次いでおり、2025年現在でもすでに数件の事故が起きているという。JAFの「子供の車内事故に関するアンケート調査」では、「子供を車内に残したことがある」と回答した人が54.9%という調査結果も報告されており、潜在的な事故リスクが高い状況が続いている。
BYDは、日本で販売している乗用車3車種「SEALION 7」「SEAL」「DOLPHIN」には、いずれもCPD(幼児置き去り検知システム)を標準装備している。
BYDモデルラインアップの中でも一番小さな「ドルフィン」の「CPD」の場合、車両の電源を「OFF」にした状態でドアを閉める、あるいは施錠をすると、自動的にシステムが起動。90秒後から、車内各所に設置されたミリ波レーダーが車内を監視。システムは、稼働中に車内の動体(子供やペットが車内に居る状態など)を検知すると、所有者のスマートフォンアプリに異常を伝えるとともに、初期警告(ハザードランプの点滅とクラクションによる警報音)を約6秒間発報。それでも救出が行なわれない場合は、さらに警告を継続し、約3分後には自動的にエアコンを作動させ、車内の温度が26度になるよう作動し続け、警報を約30分間繰り返して行なわれる。