2024年から新NISAが始まります。
5年で夫婦二人、全世界株で満額運用したときに備え(願望込)、取り崩し方をシュミレーションしてみます。
Trinity study updated 2023
Trinity studyとは4%ルールでよく知られている研究になります。
1990年代の研究であったため、現在にも適応できるのか不明でしたが、update版がありましたので要点を紹介させていただきます。
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4%定額で崩しても大丈夫そう、6%でもギリギリ大丈夫そう
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株式100%が一番お金が残る可能性が高いがリスクも高い
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株式100%と株式75%はそれほどかわらないため、債権25-50%程度がリスク許容度的に良さそう
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インフレ率を考慮するのは大切
より安全に取り崩すために
より安全に取り崩すためにカン・チュンドさんのブログを引用します。
「定時・定率」取り崩しを実践すれば、ファンド価格が高い時に多めに取り崩し、ファンド価格が安い時は少なめに取り崩す。が、自然に実行できます。
避けること
ファンド価格が大きく下がった年に投資信託を解約してしまうこと。
ファンド価格が大きく下がった年は、手元の預金からのみ「取り崩す」姿勢でOK。
安全資産(預金)とリスク資産(投信)を、互いに補い合う。という発想が必要。
まとめー新NISA満額積立後の取り崩し方
①4%定率
②ファンド価格が下がったときは手元資金から取り崩す
引用文献:
Philip L. Cooley, Carl M. Hubbard and Daniel T. Walz 1998, ‘Retirement Savings: Choosing a Withdrawal Rate That Is Sustainable’ , AAII Journal February 1998 https://www.aaii.com/files/pdf/6794_retirement-savings-choosing-a-withdrawal-rate-that-is-sustainable.pdf