kojitakenに悪口する他(2024年12/30日分)

鈴木忠平『嫌われた監督』(文春文庫2024) を読む/落合博満が禁じたヘッドスライディングを敢行した荒木雅博がヤクルト10年ぶり優勝の夢を打ち砕いた - KJ's Books and Music
 ヘッドスライディングって走るより速いんですか? 元プロ野球選手に聞きました | となりのカインズさんを信じれば「走り抜けるのに比べ、怪我のリスクは当然あるが、上手い人間がやればヘッドスライディングは走り抜けるのより早い」ようですね。勿論「上手い人間がやれば早い(下手な人間だとかえって遅くなる)」「怪我のリスクはある」が問題で、だからこそ落合は否定的だったし、やる人間も決して多くないわけです。荒木の「成功したヘッドスライディング」は「上手い人間がやれば早い」に該当したのでしょう。


「戦前も吹き荒れた大蔵省批判 蔵相は射殺、その後の日本が進んだ道は」(朝日新聞デジタル12/30; 有料記事の無料プレゼント) - kojitakenの日記
 226事件の場合「軍縮予算への陸軍皇道派の反発→高橋*1蔵相暗殺」なので「大蔵省批判」と表現することは果たして妥当かどうか。
 もっとはっきり「軍縮への反発」と朝日新聞は書くべきではないか。
 なお、226事件においては勿論「統制派VS皇道派」の対立はありますが、暗殺対象が「渡辺陸軍教育総監(暗殺)」以外は「岡田*2首相(海軍出身:暗殺未遂)」「高橋蔵相(暗殺)」「斎藤*3内大臣(海軍出身:暗殺)」「鈴木侍従長*4(海軍出身:暗殺未遂)」「牧野*5元内大臣(暗殺未遂)」と専ら「陸軍以外」が襲撃されてることに注意すべきでしょう。
 「真崎甚三郎*6を首相とする内閣を組閣さえすれば統制派はいつでも潰せる。むしろ問題は陸軍外部(いわゆる重臣)だ」と皇道派が考えていたと言うことでしょう。
 たとえが悪いかもしれませんが「統制派VS皇道派」の対立は所詮「石破執行部VS自民党安倍派」の対立と似たり寄ったりのものにすぎないでしょう。対立しても結局は「同じ陸軍軍人(あるいは自民党員)」という「仲間意識」があるし、その結果「外部(自民党の場合は野党各党(特に最大野党・立民党、あるいは反共意識から共産党)、皇道派の場合は重臣)」への敵意の方が強いわけです。

 今の福島瑞穂党首では本当にどうしようもない。

 やれやれですね。党首である以上、福島氏には当然「結果責任」はありますが、福島氏個人の失態で今の状況になったわけではなく、彼女が党首になる前から社民党は衰退傾向でした。
 むしろ「保坂世田谷区長(社民党時代は衆院議員)」「辻元立民党代表代行(社民党時代は政審会長や国対委員長)」など「社民党を去ってしまった人間」に比べれば俺はよほど福島氏には好感が持てますが。福島氏にも「政治家を辞めて弁護士に復帰」「社民党を離れて民主党(立民党)に移籍」と言う道もあったところ、彼女がそうしなかったことに「感謝の念がない」というのが理解できませんね。
 「著名人(人権派弁護士)」である彼女が社民党を離れていたら、社民党の衰退はもっと深刻だったでしょう。


ジミー・カーター死去 - kojitakenの日記

 1979年のイラン革命への対応が良くなかった印象が強い。
 2002年にノーベル賞こそ受賞したものの、功罪相半ばする人だった。

 それよりも俺的には「光州事件(1980年)とその後の全斗煥軍事独裁を容認したこと」の方が「イメージ悪い」ですけどね。
 「米国のいう民主主義とはインチキな代物だ。自分に都合が良い親米政権(例えば全斗煥政権)なら独裁でも容認するのだ」と俺が「反米意識」を強める事件の一つではありました。
 他にも「1973年のチリクーデター(米国CIAが支援:ニクソン政権時代)」「1983年のグレナダ侵攻(レーガン政権時代)」「現在まで続くイスラエルの無法擁護(国連安保理で非難決議案が出ても拒否権で潰すなど)」などもありますが。そうした反米意識も「俺の共産支持理由」の一つではあります(他にもありますが)。そうした米国批判を他の政党はあまりしませんので。
 勿論俺が「光州事件」を思い起こしたのは「尹錫悦の暴挙」が最近あったからです。
 光州事件は容認した米国もさすがに今回は容認しませんでした。それにしても光州事件をkojitakenが思い起こさないことが俺には謎です。1970年代後半生まれで「1980年当時はまだ幼稚園児で、リアルタイムの記憶はない俺(光州事件の知識はあくまでも本などによる)」に対して「1960年代生まれらしい彼」はリアルタイムで事件を見ていたはずなんですが。結局kojitakenとは「米国帝国主義への批判意識」が「極めて弱い」のでしょう。そうした点も俺がid:kojitakenを全く評価できない理由の一つです。そういうkojitakenが「左派」を名乗ることには非常に抵抗感があります。
 それにしても「カーター訪朝(1994年)」について、id:kojitakenは「カーターは北朝鮮に甘い」と非難するかと思いきや意外です(勿論、右翼からそうしたカーター非難はありますが)。俺の「北朝鮮問題」での立場(まあ素人なので立場と偉そうに言えるほどのもんでもないですが)は「少なくとも俺の主観」では「カーターと同じ」であり、id:kojitakenに「ボーガスは北朝鮮に甘い」呼ばわりされるいわれは全くない。


「社民と共産の衰退で代替する左派政党が新選組しかないと見られているのでは」(スプラ坊主氏のX;表記を一部変更) - kojitakenの日記
 そのように主張するにはそれなりの根拠が必要でしょうが何の根拠も上げないから呆れます。
 なお、「軍拡予算に明確に反対しないれいわ」など共産、社民を支持するような左派層(俺もその一人ですが)にとってはおよそ支持できるものではないでしょう。
 従って「社民と共産の衰退で」云々とは俺は見ません。というか「立民党に多くの人間が流出した社民」はともかく共産は全国に地盤があり、れいわに比べたら明らかに「地盤がしっかりしている」と思います。勿論いささかも油断は禁物ですが、国民民主にせよ、れいわにせよ「ポピュリズム的な人気取り施策(国民民主の場合は基礎控除引き上げとガソリン税減税、れいわの場合は消費税減税か?)」が今回受けたにすぎないでしょう。
 「無責任な人気取り施策ではない」が「それなりに魅力的な施策」をどうアピールしていくかということが今回の共産にとっての教訓ではあるでしょう(小生も妙案はありませんが)。


TBS「報道の日」(12/29)の中田敦彦MC起用に非難轟々 - kojitakenの日記
 ちなみにこの件について、反党分子『紙屋研究所』に突っ込む(2024年12/30日分)ほか(副題:森田拳次の訃報) - bogus-simotukareのブログで紹介した「公明新聞愛読者(つまり公明党支持者)らしい」ふじぽんぽん氏のツイートが以下の通りです。公明党支持については全く賛同できませんが、TBS批判、中田批判には全く同感です。まさに「TBSは死にました(筑紫風に)」ですね。

ふじぽんぽんがリツイート
◆マウイ
 中田敦彦の嫌いなところは自分の解釈を諸説ありますではなくあたかも「これが正しい」と語るところ。

ふじぽんぽんがリツイート
â—†杉村喜光
 この先、中田敦彦は池上彰の立ち位置で、ニュース解説屋としてレギュラー化していくのかな。なんだかヤバい未来しか見えてこない。
 中田敦彦さんの怖いところは一時資料にあたらずに、豆単的な要約されたアンチョコを読んでわかった気になって、不得意な分野でも断定的に語ってしまうこと。だから迷いもなく、まだ諸説ある問題の答えを力強く語ってしまう。聴いた人はその力強い説を真実だと盲信してしまう。

ふじぽんぽんがリツイート
◆もっちゃん
 中田敦彦を起用したTBSは報道を殺しつつあります。

ふじぽんぽんがリツイート
◆ソノタ
 リハックの中田敦彦見たけど、「百条委員会の奥谷委員長が隠し事をしている」と立花孝志と全く同じ陰謀脳で語っててゾッとした。これが報道番組の司会者やるのウソだろ。

 なお、以下のふじぽんぽん氏の主張にも「条件付きで」同感ですね。勿論「何でも大甘」でもまずいし、彼の場合「クリーンな政党(創立時のスローガン)→今やモリカケ疑惑や裏金疑惑も擁護」「九条護憲の党(創立時のスローガン)→安倍、菅、岸田、石破が九条改憲を公言しても容認」という「腐敗政党・公明」の「擁護」でしょうから「その点では全く賛同できません」が、紙屋や松竹などはなんでもかんでも期待通りにことが進むと思ってるのではないか。
 だからこそ松竹らは支持政党を見限ったりアンチ化だし、だからこそ党内外から支持されないのではないか。

ふじぽんぽん
 支持政党を見限ったりアンチ化する人なんでもかんでも期待通りにことが進むと思ってる。
「善からんは不思議、悪からんは一定と思え(よくなることは不思議であり、悪くなって当然であると思え)」でいかないと。

*1:日銀総裁、第一次山本、原、田中、犬養、斎藤、岡田内閣蔵相等を歴任

*2:田中、斎藤内閣で海軍大臣

*3:第一次西園寺、第二次桂、第二次西園寺、第三次桂、第一次山本内閣海軍大臣、朝鮮総督、首相、内大臣を歴任

*4:海軍次官、連合艦隊司令長官、海軍軍令部長、侍従長、枢密院議長、首相等を歴任

*5:第一次西園寺内閣文相、第二次西園寺内閣農商務相、第一次山本内閣外相、宮内大臣、内大臣等を歴任

*6:台湾軍司令官、参謀次長、陸軍教育総監等を歴任