高見知英のかいはつにっし(β)

高見知英のアプリケーション開発日誌 のほか、地域活動などの活動報告ブログ。

プログラミング授業がはじまる

8月も最終日となってしまいました。

9月からは最近SIDE BEACH CITY.で毎年行っているプログラミングの授業が始まります。

この授業は泉区の緑園学園という場所で行われているもので、地域の人に学校の授業とは違う何かを学ぼうというような取り組み。 その中のプログラミングコースとして、自分が講師として参加する講座があります。

sbc.yokohama

sbc.yokohama

プログラミングの授業とは

今回行うプログラミングの授業は、毎回2時間、5日間にわたる合計10時間分の授業で、今年からはそれに加えて2日の発表会が追加されました。

基本的には今までと同じような形で進めていければいいなと思ってはいますが、少しずつ体制を変えたり、より面白いものにしていければいいなと思っています。

授業の内容

授業に使う環境は、1日目がScratch、2日目以降がJavaScript。

環境は、1日目のScratchは公式サイトのもの。

scratch.mit.edu

2日目以降のJavaScriptにはWebMakerというものを使用します。

webmaker.app

このWebMakerはCodePenなどのようなHTML・CSS・JavaScriptをその場で編集しデモ実行ができるという環境ですが、他のものと違いアカウントの作成をしなくてもブラウザ内にデータを保存できるという特徴があります。

今回は開発環境のバージョンアップもあり、スクリプト内のエラーなどの対応もしやすくなっているとのことで、今まで以上にスムーズな授業ができるのではないかなと期待しています。

目指しているもの

このプログラミングの講座は特にこの授業が受けたいと立候補された生徒さんが中心のものなので、皆さんある程度以上プログラミングに興味がある方が参加される授業ではありますが、よりプログラミングに興味を持っていただくとか、プログラミングが楽しいと思ってもらえるような授業をやってみたいなと思っています。

まあ、最終的にプログラミングを職業にしなくてもいいので、何かの活動をするときにその解決策の選択肢にプログラミングというものを持ってこれる人、コンピューターの中の仕組みをある程度以上理解し問題の解決の手段としてプログラミング的なことを選んでくれる人、そんな人が一人でも出てきてくれるといいなと思って授業を進めていきます。

実際自分もプログラミングを専門の仕事にはしていませんし、過去にもそういう企業に勤めたことはありませんが、プログラミングが必要とされる分野は非常にたくさんあります。

プログラミング以外の仕事や、そもそも仕事ではなく家庭や趣味の範囲内で、プログラミングをすることで解決できる課題というのはたくさんあります。

むしろそういう分野でプログラミングをするという人は意外と多くないのか、そういう人が触れられる課題はかなり放置されてしまっているなと感じます。

だからこそ本職じゃない人・職業としてプログラミングをしない人がもっと増えてくれるといいなと思います。

本当はやりたいこと

ただ、こうやって子ども向けのプログラミングの授業を行っている自分ですが、個人的には子ども向けだけでなく、大人向けにも何かをやっていきたいなと思っています。

というのも、ポッドキャストなどではたびたび言っている通り、子どもの環境を作るのは大人だからです。

親だったり、学校の先生だったり、地域の大人だったり、あるいはその子が大人になって就職する会社の社長や管理職だったり。

そのような人の理解がない限り、その子が存分に力を発揮できる社会はできないと思っています。

学校の授業で知識を得た子が、現在も将来も存分に力を発揮できる環境を作るためにも、大人に向けた学習の機会が必要になるんだろうなと思います。

こちらはプログラミングというより、もっと基本的な何か。

コンピュータに興味を持ってもらい、コンピュータの中の仕組みを知る。プログラミングそのものだけではなく、プログラミングとはそもそも何なのか、プログラミングをするためには何が必要なのかを知る。

デジタルなものをただ利用するだけでなく、もっと活用するための知識を得る。そのための授業が必要だろうなと思っています。

もっと活用を応援できる人が必要

SIDE BEACH CITY.には今のところ残念ながら、あまりそのようなことを積極的にやっていこうという人が多くありません。

やっていたとしても、あまり情報が発信できていない。

そのためにもやはりデジタルなものの情報発信や活用に長けた人にもっとSIDE BEACH CITY.に来てくれると嬉しいなと思っています。

無理に最前線で活動をしなくてもいい。

こちらの制作物にこうすればいいんじゃないと提案するとか、ここをこうするといいかもとコメントをしたりとか、そのような人たちだけでもいい。

もっともっとSIDE BEACH CITY.にはデジタル空間側で活動を主にする人が必要だなと感じています。

そして自分たちとしても、そのような人たちに対するアプローチというのは非常に足りていないなと思っています。

もしこの記事やちえラジChatなどの自分のポッドキャスト配信などを聞いて、少しでも興味を持つ人がいれば、ぜひSIDE BEACH CITY.に関わっていただければいいなと思っています。