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たまに面白いことをいうブログです

ありがとう、そしてさようなら。俺たちのTwitter。

イーロン・マスク氏により大きな変化を繰り返してきたTwitterが、いよいよ大変革の時を迎えているらしい。
報道によると、Twitterというブランドは無くなり「x.com」というものに統合されていくらしい。1つのプロダクトが10年生き残るのも難しい現代において、2006年7月15日からサービススタートしたTwitterは17年続いていたことになる。SNSは強力なライバルがひしめきあう中で17年というのは純粋にすごいことだ。




Twitterがどうやら不安定だから他のSNSに引っ越すという流れがここ数ヶ月くらいずっとあって、BlueskyだmisskeyだThreadsだと界隈は騒がしい。それでもやっぱりTwitterがXに名を変えようとも、誰もいなくなるまで居座ってしまいそうな自分がいる。愛着があるから。


ここからは突然の自分語りを失礼をしますけど、2007年の4月からTwitterを開始した「日本でいうとそこそこ早めに始めた勢」である自分。当時は業界的に繋がることというのは稀で、実名のミクシィはあったものの匿名で緩く繋がることができたTwitterというのは完全に新しい文脈であり文化でありプラットフォームだった。

そんな場所で2009年に「会いたいと思っていた面白そうな同世代っぽい人が、なにやら近所で飲んでるらしい」ということで意を決して参加した飲み会があり意気投合してみたら同じ学年で、一気に距離が縮まってめちゃくちゃ盛り上がるみたいな経験をしてしまった。

2009-07-29 copy
2009年の7月に飲んだ日


インターネットであんなことがしたい、こんなことがしたい。こういう業界になっていくといいね。あれが好き、これが好き。インターネットにこんな世界観を実現したい。Twitterというインターネット空間で出会い、色々な人と夜中まで語り明かした。そんな時代。

あれから10年以上の月日が経ち、インターネットを取り巻く環境も求められることも随分と変わってしまった。インターネットは牧歌的な時代は終わりを告げ、あらゆるビジネスが集結してしまい、焼き直しがされ、二言目にはシビアなビジネスの話ばかりになってしまった。(より現実に近い世界になり、それはそれで仕方がないし悪いことではない)

つい三日ほど前、2009年にTwitterで出会った人とまた一緒に飲む機会があった。今ではすっかり気を許している友人だ。普段からお互いにTwitterを見てはいるけど「最近のTwitterは息苦しいねえ」と言いながら、リアルで会うとゲラゲラ笑い合いながらプライベートも仕事も全てがまぜこぜで近況報告が出来る関係性。最後はよくわからないけど肩を組んで「インターネットは俺たちがよくしていこうぜ!」と、巷で500万回は言われているであろうセリフも「俺たちなら出来るんじゃね?」と思わせてくれる。これはもう最高の仕上がりだと思う。




ここから先がどうなるかわからないけれど、ひとつの区切りとして。
こんな場所を作ってくれて、ありがとう。
さようなら。俺たちのTwitter