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2015年3月25日水曜日

Eclipse で C 言語の開発環境を構築してみた

概要

調べてみるとCDT (C/C++ Development Tools) というプラグインを使うのが一般的っぽかったので今回はこれをインストールして実行するところまでやってみました

環境

  • Windows7 64bit
  • Eclipse 4.4 Luna
  • CDT (C/C++ Development Tools) 8.4
  • Cygwin 1.7.32

プラグインのインストール

今回はEclipse Marketplace からCDTをインストールしました

Help -> Eclipse Marketplace

でSearchに「CDT」と入力して検索します
以下のプラグインが一覧に表示されるので「Install」をクリックします
cdt_install.png

同意してインストールしたらEclipseを再起動してインストールを完了します

プロジェクトの作成

Package Explorer で右クリックして「New」-> 「Other」と選択します
C/C++配下に「C Project」があるので選択してNextと進みます
create_project.png

プロジェクト名を入力するダイアログになるので入力して「Finish」をクリックしてプロジェクトを作成しましょう
他にも「Project type」や「Toolchains」など選択できるところがありますがとりあえずデフォルトでOKです

サンプルコードの作成

コードを管理するフォルダとソースファイルの作成

まずはソースを管理するフォルダを作成しましょう

プロジェクトを右クリックして

New -> Source Folder

を選択してください
フォルダ名に「src」と入力して作成を完了します

このsrcフォルダ配下にCのコードを配置していきます
srcフォルダを右クリックして

New -> Source File

を選択します
ファイル名を入力してソースファイルを作成しましょう
今回は「main.c」としました

コードを書く

作成されるとコメント欄だけ自動生成されていると思います
ここに動くコードを追記していきましょう
今回は簡単なprint文を実行するサンプルを作成しました

#include <stdio.h>

void main() {
    printf("hello c world\n");
}

実行してみる

ではサンプルを記載したソースファイルを実行してみましょう
と、その前にC言語なのでコンパイルして実行できる形式に変換してあげる必要があります

プロジェクトを右クリックして

Build Project

を選択してソースファイルをビルドしましょう
するとコンソールビューにビルドの結果が表示されます
build_result.png
こんな感じで表示されればOKです

これでソースファイルを実行できるようになります
再度プロジェクトを右クリックして

Run As -> Local C/C++ Application

と選択します
するとダイアログが表示されるので先ほどビルドして作成された.exeファイルを選択してOKをクリックします
一度実行すると実行の構成に追加されるので、次回以降はツールバーにある実行ボタンから実行することもできます(ビルド+実行を一度に実施してくれます)

実行されるとコンソールビューにprintfの結果が表示されればOKです

Tips

上記の方法でコンソールにうまくprintfの内容が表示されない場合は以下を参考にしてみてください

それでも面倒な場合は直接.exeファイルをCygwin上で実行してもOKです

$ ./Debug/test-c.exe
hello c world

プロジェクトを作成する際にCygwin上のgccを指定したのでCygwin上で実行できるのだと思います
project_tree.png

プロジェクトのコンパイラにMinGw上のgccを選択した場合、MinGw上で.exeファイルを実行してみてください

最後に

コードを書く上であとはコード補完があれば何とかなるような気がします
CDTであればEclipseのコード補完を使えました
ほぼEclipse上で問題なさそうですが、やはりコンソールにバグがあるのでデバッグが大変そうです