二人の子供をそれなりに育児してきて感じたことをまとめておきます
あくまでも個人的な意見になります
コンテキスト
こちら
人間だからイライラはするが基本は怒らない
育児の極意はこれに尽きると言ってもいいかなと思います
とにかく怒らないことイライラをいかに避け抑えるかだと思います
たまーに自分も怒りますがほぼ怒らないようにしています
理由はいろいろありますが一番は自分が怒っても誰も何も得をしないからです (怒っても意味がない)
やりたいようにやらせてあげる、絶対ダメなことはダメだとしかる、メリハリが大事
怒らないと言っても躾はしっかりします
「ルールを守らなかったとき」に躾をします
子供と同じ目線に座りしっかり前を見て子供に言い聞かせます
ただこのときも怒ってはいけません
あくまでも躾として言い聞かせているという意識が大事です
怒ってしまうと子供にも怒りの気持ちが伝わり悲しい気持ちになってしまうのでそれだと躾の意味がありません
「怒ってはいないんだよ、ちゃんとルールは守ろうね」というのが伝わるようにしてあげます
基本はやりたいようにやらせてあげています
子供が「公園でもっと遊びたい」「大人のものを使ってみたい触ってみたい」ときなど子供の好奇心による行動は基本的には制限しないようにしています (もちろんルールをやぶったり、危険ものは触らせてはダメです)
というのも例えば公園で遊んでいて無理に「帰るよー」と言っても子供は帰りません (たぶん経験している人は多いと思います)
そういうときは逆に飽きるまで遊ばせてあげると結構すんなり帰ってくれます
子供といえど結局は人なのでお腹が空いたり疲れたりすれば帰ろうと気持ちになるんだと思います
大人の都合で帰るとかダメとか言うのは結果的にいろんな意味で遠回りすることが多い気がしています
子供の行動を予測してこれからどういうことが起きるかある程度予測できればあまりイライラしない
子育てでイライラしない方法の一つとして「予測」があると思っています
例えばご飯を食べているときに茶碗をひっくり返したり水をこぼして水浸しになることがよくあります
このときに「なにやってるの!」と怒ってはいけません
子供なのでそういうことは多分にあります
そこでイライラしてしまうのはそういうことが起きないと先入観を持ってしまっているからで人間は予期しないことが起こるとイライラしたりします
だったら始めから「これからご飯だから床が大変なことになるだろうなー」「よごれてもいいように準備しておこう」と思っておけばいざ先程のことが起きても意外とイライラせずサッと対応できます
逆に予測を裏切って子供がまったくこぼさず上手に食べれると勝負に勝ったような気分になり子供を褒めたりいいことが起きやすくなると思っています
こんな感じであらゆることを事前に予測しておくと少しでもイライラを抑えられるようになるかなと思います
大人の都合と子供の都合
- 大人・・・時間がない、やることがある
- 子供・・・遊びたい、やりたい
こんなときにいかに子供を優先できる余裕が持てるか持てないかかなと思います
自分を俯瞰できるようにする
これは怒ってしまっているときに使えるテクニックで怒りを鎮めるときにいいかなと思っています
子供にでも何にでもそうですが怒っているときにその怒っている自分を俯瞰して見てみましょう (見てみましょうと言っても普段から俯瞰的に自分が見れていないとなかなか難しいですが)
そうすると「あーなにやってるんだろうなー」とか「子供にマジ切れしてる自分の姿はかなしいなー」などと感じることができるようになります
そうすると自分を抑えることができます
一歩引いて他人の目線から自分を見ると自分がどういう状態なのかすぐに把握でき、自分のニュートラルな状態にすぐに戻すことができるようになります
子供の気持ちになってみる
俯瞰することは子供の気持ちになってみることに近いかなと思います
どうして子供が泣いているのか、どうして子供がそうしたいのかというのが子供の立場になって考えてみるとわかることがあるかなと思います
ルーチン化する
子育ては単純ではないですがやること自体は単純なことが多くルーチン化することができます
たとえば「仕事終わり -> 保育園のお迎え -> 公園で遊ぶ -> 帰ってきて手洗いうがい -> お風呂沸かす -> お風呂入れる -> からだ拭く -> クリーム塗る -> パジャマ着る」という流れは毎日自分がやっている流れなのですが毎日のようにやっていると体が慣れてきて大変だなと思わなくなります
やって当然だと思えてきます
またやることがわかっているので無駄な時間を使わずに最短距離で駆け抜けることができるのでストレスなく進めることができるようになります
たまにイレギュラーなことは当然起こりますがその場合も「予測」と「俯瞰」で何とかなります
慣れるが怠惰になってはいけない
ルーチン化することはいいことではあるのですが慣れすぎて怠惰になってはいけないかなと思っています
人間は慣れてしまうと怠惰になり思わぬミスを招いたりします
慣れという流れの中に少しでもノイズが入ってくるとそれだけでイライラしたりします
ルーチン化しつつも常にそのルーチンの精度をあげる、成長させるという意識を持ちながらやるといいかなと思っています
ルーチン化した上で効率化する
ルーチンをリファクタすることはいいことです
実はルーチンの中に無駄なことやいらないことがあったりするのでそういったものは削ぎ落としましょう
またルーチンの精度を上げるために新たにものを取り入れるのもいいと思います
例えば先程のルーチンの中だとお風呂から上がったら必ずクリームを塗ってパジャマに着替えるという流れがあります
この流れの中で「タオル」や「クリーム」「パジャマ」などは事前に準備しおくことができます
事前に準備しておけば子供たちもやることがわかるし協力もしてくれるので時間の節約にもなります
こんな感じで自動化ではないですが事前に準備できることを前もってやっておいたりしておくと楽にこなせるようになったりします
おもちゃの扱いについて
これも子育てテクニックなのですが子供が遊ぶおもちゃはちょっと工夫するだけで長く飽きずに使えるかなと思っています
定期的に入れ替える
我が家ではおもちゃの置き場所は2つあり「常に子供の目につくおもちゃ置き場」と「保管しておくおもちゃ置き場」があります
大事なのは後者で後者は子供だけだと簡単に取り出せない場所にあります
子供は新しいおもちゃを買ってあげるとすごく喜びます
しかし一週間、一ヶ月もすると大抵飽きて遊ばなくなってしまいます
せっかく買ってあげたおもちゃをすぐに遊ばなくなると大人も悲しいのでおもちゃは定期的に入れ替えてあげるようにしています
ちょっと面倒かもしれませんがこれだけでもかなり効果があるかなと思っています
またもう少し言うとおもちゃは雑多に置かずにきれいにしまっておくと子供も毎日新鮮な気持ちでおもちゃと遊んでくれるような気がしています
自分の趣味を必ず持つ
ここからは少し話が変わりますが子育てを長く楽しく続けるテクニックの一つとして自分のコントロールが非常に重要だと思っています
「予測」や「俯瞰」は子育ての中のテクニックですが子育て以外でも自分をコントロールできるようにしておくと結果的に子育てにもいい影響があるかなと思っています
趣味でなくてもいいのですが自分への「ご褒美」的にものを作っておきましょう
自分では感じないけどストレスが溜まっているケースは少なからずあるのでそういったストレスを発散できるような趣味があるといいかなと思っています
大人になってから没頭できる趣味を探すのは本当に難しいと思っています
それは時間や場所が制限されるからです
仕事と子育てで大抵の時間が取られてしまうのは当然ですが自由な場所に行けないというのも趣味が作れない一つの要因かなと思っています
限られた時間と場所の中で何か一つでいいからストレスを発散させられるものがあるといいかなと思っています
なぜなら子育て中でもその趣味ができると思えるようになると頑張れる燃料になるからです
何かしらの犠牲は必要
お父さんなのかお母さんなのかは状況によりますがどちらかが何かしらの犠牲を払って子育てに時間をさく必要がでてきます
犠牲はいろいろありますが例えば
- 今まではガッツリ残業できていたができなくなる (逆にいいことだと思います)
- 今までは週末にスポーツをしていたけどできなくなる
- 朝はゆっくり出社していたけど学校や保育園の時間があるからできなくなる
などなどいろいろあるとは思いますが大事なことは「今までできていたことができなくなる」という認識は事前に持っておいたほうがいいかなと思します
逆に子どもたちと一緒に入れる時間が増えるというのもあるので子どもたちと新しい趣味に一緒に挑戦するのもいいかなと思います
その他、所感など
- 5歳くらいになるとかなり楽になる
- (これから先どうなるかはわからないが) 一番つらかったのは2.5から3.5歳
最後に
子育てに正解はありません
日々試行錯誤です
子どもたちと一緒に日々成長していく自分を楽しみましょう