夕暮菜日記

最近のF1はあまり見ていないのでよくわからない。
だいたい『Fダクト』って何だ？？？？
それでも、モナコと鈴鹿は私を見る気にさせる。
そんなわけで鈴鹿グランプリをTVで観戦した。
14位スタートの小林可夢偉が、7位で入賞した走りには感動した。
ヘアピンでのオーバーテイクは、獰猛且つしなやかな、ネコ科の猛獣を思わせるものがあった。
堪能させていただき、感謝です。



ただ、TV中継の中で、どうにも引っかかったことがある。
スタート前の君が代斉唱、と、応援席その他の日の丸。
君が代歌ったり、日の丸を能天気に（私には能天気に見えるのよ）振っている人たちは、その歴史的背景などには無頓着に（私には無頓着に見えるのよ）、ただモータースポーツの応援アイテムとして歌ったり振ったりしているのだろう。
別に彼らはファシズムを待望していたり、戦争での人殺しが大好き、ってわけではないだろう。

でもね、もしもね、ドイツのホッケンハイムサーキットでね、ドイツ人が『旗を高く掲げよ』を歌いながら鍵十字の旗を振っていたら、どうなりますかね？
鈴鹿で君が代や日の丸が国際的な非難を浴びないのは、ヨーロッパ人が日本からの戦争被害を受けてることがあまりなく、アジアの歴史にも関心が低いから。
別に、容認したからではない。

日本はいまだに過去の失敗を総括できていない、歴史に対して能天気で無頓着で無神経ってことがF1から如実に伝わってきたよ。

ドイツは過去とどう向き合ってきたか熊谷 徹高文研このアイテムの詳細を見る

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