バカに厳しいバカばかり

姉歯元建築士の妻が自殺　マンションから飛び降りか (共同通信) - goo ニュース

　２８日午前５時５０分ごろ、千葉県市川市富浜のマンション駐車場で、会社員男性（４４）が自分の車に乗ろうとしたところ、車のサンルーフが壊れ、車内で女性が血を流しているのを見つけ、管理人を通じて１１９番した。女性は病院に運ばれたが、間もなく死亡した。

行徳署の調べでは、女性は耐震強度偽装問題で構造計算書を偽造していた姉歯秀次元１級建築士（４８）の妻（４９）。同署は飛び降り自殺とみている。

調べでは、妻はマンション最上階の７階廊下から手すりを乗り越えて飛び降り、車の屋根に落ちたとみられる。現場や自宅に遺書はなかった。


そのとき姉歯氏本人は。そんな根本的な疑問はさておき、気の毒な、「気の毒」とか「ご冥福をお祈りします」とか、そんなワードをパソコンに向かって流れ作業気味に入力していること自体が憚れるほど、気の毒なニュースである。奥様ご自身もそうだし、正直こうなると姉歯氏本人も。生きていけないよ、ある朝突然、うちの奥さんが近所のマンションからダイブしたなんて聞かされたら、私なんか。騒動前から鬱病を患い、入退院を繰り返していたなどという一部報道も去年から出ていた中、到底心身の持ちこたえられない環境に置かれていたことは、想像に難くない。例えばこんな。

姉歯元建築士の妻を本紙が直撃【報知新聞2月2日付より】

「秀次はいつ帰ってくるか　どこにいるかも分かりません」

耐震強度偽装問題で、構造計算書を偽装した、姉歯秀次元１級建築士（４８）の妻と見られる女性が２日、スポーツ報知の直撃取材に答えた。千葉・市川市の姉歯氏の自宅に出入りしていた女性は「私が姉歯です」と明かした上で、「秀次はいません。いつ帰ってくるか、どこにいるかも分かりません」とつぶやいた。その後は疲れた様子で「もうお話しすることはありませんから…」とだけ話し、家の中に消えた。

　最近、この女性と接したという近隣住民は「（夫が帰ってこないので）疲れているのでしょう」と言う。姉歯氏は事件発覚当初、自宅前で取材に応じるなどしていたが、その後は「怖くて外に出られない」などとして行方をくらました。昨年１２月１５日、衆院国交委の証人喚問には出席したものの、それ以後は“所在不明”に。普段はホテルなどを転々としているとされている。近日中にも立件と見られる“キーマン”の目撃証言は現在、皆無の状況になっている。

病気の患者つかまえて直撃するねしかし。どーーーー考えても、直撃の優先順位間違えている気はするが。今日の自殺の一報入った直後でも、多分テレビ局の報道フロアなんか「姉歯姉歯、自殺自殺」「本人じゃない！妻、妻」「クルー出してクルー」みたいな、さぞ湧き上がるような熱気に包まれていたことでしょう。ていうか、報道局の中一回も見たこともないのに、目に浮かんでくるこの光景はなんだ。物事の本丸と関係ない部分で、娯楽半分に消費されるだけ消費されて、それで打ち捨てられた者がまた一人。所詮、そういう報道のおこぼれに預かって表現の真似事している消費者の一人が、こんなブログで何書こうと偽善でしかないわけだが。