バカに厳しいバカばかり

自戒の念も込めてそういうタイトルにしました。

友近と池乃めだかの「君が代」斉唱計画に思うこと

2006å¹´03月24æ—¥ 21時44分32秒 | ãƒ‹ãƒ¥ãƒ¼ã‚¹ã§äºŒè¨€ä¸‰è¨€
友近、めだかが国歌独唱!HGは始球式 (大阪日刊スポーツ) - goo ニュース

プロ野球オリックスの大阪ドーム開幕戦(対日本ハム、4月2日)で、お笑いタレントの友近(32)が国歌独唱することが23日、発表された。友近は「大きな舞台ですので、自分じゃない自分で精いっぱい歌わせていただきます」と話した。同4日の試合では吉本新喜劇の池乃めだか(62)が国歌独唱し、レイザーラモンHG(30)が始球式を行う。HGは「タマの扱いには慣れてます。4月4日ということでフォー、フォー! 素敵な始球式になるでしょう」とコメントを寄せた。

2006年 3月24日 (金) 10:19



入学式や卒業式で「君が代」を生徒に歌わせるのが嫌さに神経症になってしまうという、真面目なんだか歪んでいるんだか解らない教職員の方が最近増えている(東京新聞より)と聞くが、例えばそういう、職場のストレス解消のために訪れたプロ野球観戦のスタンドで、池乃めだかの熱唱する「君が代」を目の当たりにした場合、神経症は改善するのか悪化するのか。改善も悪化もしないというのが正解のような気もするが。

しかし、友近や池乃めだか自身が悪いわけではないとは思うし、至って真面目に、気合入れて独唱に臨むんだろうが、にもかかわらず、どうしてもふざけすぎというか「余りに規制緩和しすぎ」な感じは否めないな。いいのかオリックス。一歩間違えれば売国企業のレッテル不動のものになるような人選して。それでなくても、トップが散々売国奴扱いされているというのに。

仮にも国歌であり、本来、公的な場での独唱に相応しい必然性というか、満たすべき要件というのは自ずとある気はするのだが、しかしOKとNGの境界というか、そういう部分で共有できる倫理観がグズグズであるが故に、例えば「著名な歌手(芸能人)ならOK」といった、一見明快だが、結果的には郷ひろみ→工藤静香→SMAP中居と、なし崩し的に拡大解釈が可能な基準だけが通ってしまっている。その果てが、ある意味友近や池乃めだかなわけで。いや、実際には友近なら、SMAP中居より1000億倍くらい荘厳な「君が代」を聴かせてくれるとは思うが。

昔だと、何かボクシングの試合での坂本九の「君が代」みたいに、歌い方がバリバリ坂本九的(「♪うえをむいてあるこう」→「♪ふえをむうふうひて、あーるこうほうほうほう」の意)だっただけで、右翼の人にしこたま責められたとか、そういう時代もあったわけだが。だからといって、何かあるたびに街宣車が騒ぐ風潮が正しいなんてことはないけど。

ということで、しかしもう決まったからには、友近にも池乃めだかにも、できる範囲で精一杯厳かなセレモニーを作っていただきたいと切望するばかり。いくら歌が短いからといって、歌い終わった瞬間に「今日はこれぐらいにしといたるわ」とか、「規制緩和」としても自由すぎるパフォーマンスは絶対禁物。


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