Curse priest

Trigger Happy 出張所。D.Gray-manとシャドーハウスのネタバレ感想、アニメ感想を書いてます。

進撃の巨人 第63話「鎖」 1

2014-11-12 00:17:38 | é€²æ’ƒã®å·¨äºº

今月映画。1月に15巻発売。次号、人気投票開始と盛り沢山ですね。
上野の森でも巨人展やりますけど、全国回ってくんないかな。
東京は遠い…。
新車を買ってしまったのでお金がありません。うふふふふふ。

進撃の巨人 第63話「鎖」 1

表紙は柵乗り越えて、牧場に入ろうとするフリーダ。
お転婆なお姫様だったようだ。
しかし、何故影武者の王家を立ててたのかな。
普通に城で守られてりゃグリシャに全滅させられる事もなかったろう。
日頃、警備もつけてないってどうなんだ。
憲兵団はあんだけいて王家命の奴は多いんだし、
貴族の姫君なら外出に警備の男くらいつけるのがふつーなんじゃないのか?
何でそこらへんはフリーダムだったんだ?

影武者立てたり、秘密保持に暗殺しまくってる割に肝心な王家の護衛はまるでやってないのが謎。
実は遠くから見てたんですよ、うふふなのか。
でもグリシャ、簡単に礼拝堂に潜入してるし、警備がザルなのがよく解らん。

で、見開きでフリーダの思い出。
本読んだり、抱っこしてもらったり、一緒に馬に乗ったり、ママがアレな分たっぷりかわいがってもらったクリスタ。
他に兄含め弟や妹がゴロゴロいるのに、クリスタは別格でかわいがってたみたい。
まぁクリスタは弟妹よかかわいいから(ry

「…どうした、ヒストリア?」

頭を押さえて涙ぐんでるヒストリアはレイス卿に声をかけられて我に帰る。

「…何で。何で…今まで忘れてたんだろう…。
 私は一人じゃなかった…。
 私には…あのお姉さんがいた。
 私に…本を…読み書きを教えてくれた。
 優しくしてくれた…。

 あの人のことを忘れるなんて…」

「……。フリーダと会っていたのか?」
「…?フリーダ?」
「その子が長い黒髪の若い女性であれば…おそらく。
 彼女はフリーダ・レイス。
 お前の腹違いの姉だ。

 フリーダはお前を気にかけ時折面倒を見ていたようだな。
 お前の記憶から自分の存在を消していたのは…
 おそらく、お前を守るためだ」

ヒストリアの存在は秘匿されていたので、王家と関係がない方がいいのだろうが、
一体誰から「守って」いたのか?
壁の中に入り込んでるスパイか?
でも、フリーダが領地内ウロウロしてるのは知られてるんだから、牧場に足繁く行ってれば、
愛人の存在やヒストリアの事も筒抜けだろうし、一体何故ヒストリアの記憶を消す必要があるのだ。
むしろ消すのは、スパイの存在だろうに。

ヒストリアとフリーダは会ってはいけなかったのかな。
レイス卿が本当に知らなかったのか、知らないふりをしてるのか解らん。
このおっさんはどうにも胡散臭い。

「え?記憶を消す?」
「あぁ、しかしそれもここで彼を触れたことをきっかけに
 お前の記憶の蓋も開いたらしい」
「…?? ……」

ヒストリアはエレンの背中をじっと見つめる。
(エレンも何かを思い出したの…?)

あれ、じゃあヒストリアはフリーダのかけてた封印が解けて昔のことを思い出しただけで、
エレンが見た記憶を見た訳じゃないのか。
レイス卿もエレンにわざわざグリシャの記憶を思い出させる事はなかったんじゃないか?
それとも、思い出させる必要があったのか。

「ねぇ…お父さん…。
 フリーダお姉さんは今どこにいるの?」

その言葉にエレンは凍りつく。

「会ってお礼が言いたいの。
 お姉さんがいなかったら私…。
 あの時のこと、ありがとうって伝えなきゃ…」

レイス卿はつらそうに顔を曇らせ

「…フリーダはもう、この世にはいない…」
「え…」

愕然とするヒストリアをレイス卿は抱き寄せる。

「私には5人の子供がいた…。
 しかし…妻も…フリーダを含む子供達も全員、5年前ここで
 彼の父親グリシャ・イェーガーに殺されたのだ」

レイス卿のセリフに改めてエレンは記憶を呼び覚ます。
見たくもない記憶を。

壁が突破され、母カルラが巨人に食われたと知って、父は礼拝堂に向かった。
悲壮な顔で訴えかけているグリシャ。
兄弟や両親を守るようにして立ち、反論してるかに見えるフリーダ。
怯える弟妹達と、会話は娘に任せて立ってるだけのレイス卿とその妻。

はて、王様が何故前面に出てこないの?
巨人同士で話をするからなの?
グリシャは壁の外から来た異邦人とは思うが、この悲痛な顔で何を訴えてるのか。
妻の死だけでなく、何か裏切られたって感じなんだよね。
グリシャとレイス家ってどんな繋がりがあるんだろう。
フリーダから座標奪いたいなら、ここでなく不意打ちした方が簡単だったろう。

もしかして、グリシャは座標を奪いに来たのではなく、別な話をしに来たのかも知れない。
グリシャは家族を持って、壁の中の人々にも慕われてる内に壁の中を守りたくなったのかも。
だが、それが壊れてしまい、フリーダにこの状況を変えるように望んだが、拒絶。
貴族や王族の連中は人類が滅んでもかまわないぽいし、ライナーとベルトルト達を手引きしたのも
彼らなんじゃないかって気もする。

この壁の中のシステムを変える為、グリシャはフリーダから座標を奪ったんじゃないかな。
今のままだと、どうあっても人類はジリ貧だからね。
フリーダが座標をグリシャの望む形で運用させればよかったんだろうが、どうもそれは出来ないぽい。
エレンの記憶は音声が入っていないので、起こった状況は解るが、理由とか肝心なことがさっぱり。
字幕なしの洋画を見てるのと変わらん(^_^;)

グリシャは妻を殺されたのに、浮かべてる表情は怒りじゃないんだよな。
絶望と悲痛。むしろ出来ないことをやってくれと懇願してるように見える。
だから、フリーダから突っ撥ねられた。
レイス卿達が(この時点では)冷静な顔をしてるのは、それを百も承知してるからで、
グリシャがそこまで無茶なことをするとは予想してなかったからだろう。

だとすれば、グリシャも当然この壁の中の全てを知っており(地下室持ってるしね)受け入れもしていたが、
妻の死をきっかけに、このままじゃアカン、息子を救うには全部ひっくり返すしかないと思ったのかも。
だから、無茶な行動に出た。

グリシャはライナー達の勢力とは別の勢力から来たんじゃないかな。
王家と壁の外を取り持つ通信役か、調停者か観察者。
この壁の中で壮大な実験が行われてるのは、猿巨人の存在からして明らかだし。
医者なら往診て理由で壁の僻地まで行っても不自然じゃないしね。
壁の中をうまくコントロールするのを任務とする一人じゃないかな。
流行病を治したり、街の相談役になったり色々。

でも、巨人から襲撃される日程は聞かされてなかった。
(いつかその日は来るとは知ってたけど)
知ってたら家族を守ってた筈。
自分が蚊帳の外にいるって気づいたら、一気に不安になるだろう。
だから、自分の手の内に収めたかったんじゃないかな。
座標という世界のコントロールの鍵を。

グリシャの理由はそんなとこだと思う。
ユミルの言う通り、敵は巨人でなく、この世界、このシステムだ。

2につづく



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