Curse priest

Trigger Happy 出張所。D.Gray-manとシャドーハウスのネタバレ感想、アニメ感想を書いてます。

進撃の巨人 第57話「切り裂きケニー」 3

2014-05-12 23:47:06 | é€²æ’ƒã®å·¨äºº

艦これの春イベントが終わりましたね(遅い(笑)
E4までボロボロでクリアー。いやぁ、シンドかった。
最終日、ぬるくなってくれてなかったら無理だった。
でもおかげで工作機械が2つ手に入ったので明石さんフル稼働できて助かります。
これで明石さんをレベル上げすれば三つね。
今までドックしかなかったんでありがたいわ。
遠征一つ潰してでも、修理を回転させられるので助かります。
当分レベル上げとバケツ集めだなー。
キラ付で大成功させても、資材は楽じゃない。
皆はどーやったら6万とか10万とか資材を溜められるの!?
備蓄限界でストップすないの?

進撃の巨人 第57話「切り裂きケニー」 3

2日後。
ストへス区の街角。
憲兵が号外を配っている。

「調査兵団が民間人を殺した!
 一部の団員は出頭命令に背き未だ逃亡中!
 それらしき人物を見かけたら至急、憲兵に情報提供を願う!」

民衆は号外を読み
「俺の言った通りだろ?
 奴らはここで巨人同士を戦わせてめちゃくちゃにした連中だ!」
「エレンって怪物を使って人類を滅ぼすつもりなんだ!」
「やーね…危なっかしくって外も出歩けないじゃない」
などと勝手な憶測や噂で持ちきり。
閉鎖社会なんで情報操作し放題ですね。コワイですね。
まぁ、情報を知らされてない民衆が運命共同体の筈の王政を疑う理由はないし。
でも、上の連中は必ず逃げ道を確保してるもんだと、後から言われないと疑わないもんなのね。
 
さて、その群衆に紛れ込んでるのはジャン。
カーボーイのようにカーボーイハットにベストにマント。
かっこいいね! 目つきが悪いからこういう格好が似あう。

「しかしリヴァイ兵士長ぐらいしか顔が割れてねぇからな。
 その辺にいても気づかねぇよ」
「やだ…怖いわ…。
 憲兵さんに頑張ってもらわないと…」

手書きの肖像画しかない世界でよかったね。
ジャンは有名でないおかげで誰にも気づかれない。
ちゃっかり手配書ゲット。

誰にも怪しまれてないので、ジャンはゆっくり歩いて皆の所に戻る。
リヴァイを除く皆は馬の世話。
あっちの道は使えそうだとアルミンに告げ、
「こんなのが配られてたぞ」と手配書を渡す。

リヴァイが描かれているが、サンジの指名手配の絵並みに絵心のない人間が描いたらしい。
この世界にピクシブとかコミケがなくてよかった。
誰にも気づかれないからよかったね、兵長!(笑)
リヴァイの顔はそこそこ知られてるが誰も訂正を入れなかったとこ見ると、
憲兵の絵の才能は全員皆無なのか、これでも一番マシなレベルなのか(^▽^;)
手配書はひっくり返すと日本語で書かれてるけど、これがまたヒドイ。
是非コミックか本誌で確かめてちょ(笑)

「…これで調査兵団は解散状態だな…」
「あぁ…もうダメな気がするぜ…何もかも」

ジャンは腕組みして馬小屋の柱に寄りかかる。

「てっきり巨人に食われる最期を覚悟してたんだが。
 まさか人から恨まれて晒し首とはな…」
「そんな…まだそうとは決まってないよ…」

アルミンは否定する。

「団長がこのまま大人しく濡れ衣を着せられて兵団を畳むはずないよ!
 そりゃあ会長が殺されて一時はエレンとヒストリアを見失って…もうダメかと思ったけど…。
 兵長の機転でストレス区の張り込みが功を奏したじゃないか!
 絶対あの葬儀屋に間違いないよ!
 2つの棺と一緒に宿に泊まるなんてありえないから!
 
 それに…レイス卿さえ押さえれば…。
 もしくは…この壁が造られた経緯や技術を残した記述がどこかにきっとある!
 エレンの巨人を『硬化』させる方法も…きっとどこかにあるよ!」

だが、ジャン達の顔は冴えない。
自分達以外はみんな拘束中だし、ここで起死回生の逆転が出来るとは思えない。
調査兵団の戦法は常に大無茶で最悪なとこから、どっこいしょで何とか逃げてきましたばっかり。
ハンジが「負けたことしかない」ってのも当たり前。
だから、エレン達を仮に取り返したとして、その後どうする?
相手は国家だ。上回れるとは思えない。
クーデターなど夢の夢だ。

逃げてばかりのジリ貧生活で皆弱気になっている。
だから、こんな計画に巻き込まれた事を厭わざるを得ない。
ジャンは呟いた。

「それがすべて上手くいったとしても…俺は…やっぱ御免だぞ。人殺しなんて…。
 もし、あの兵長に殺せって命令されてもできると思えねぇ」

アルミンとミカサは思わずジャンの顔を見つめる。
あー、ジャンが巨人が実は人間だって知ったら…どうするかな(^â–½^ï¼›)
相手が得体の知れない化物だと思ってたから殺してた訳だし、コニーは…知ってるからなぁ。
コニーはジャンの後に続く。

「俺もだ。
 従わねぇやつは暴力で従わせればいいと思ってんだ、リヴァイ兵長は。
 ヒストリアにやったみてぇに!」

考える間もなく強引にヒストリアに決めさせる為とはいえ、団員に話さなかったのは
兵長がそう判断したからと諭してくれるグンジさん達はここにはいない(´ï¼›ω;`)
先輩って大事よね。
コニーは自分の母や家族の復讐に燃えてる筈だが、さすがにリヴァイに従うのに抵抗があるようだ。
サシャも賛同する。

「それに商会にはあんなにへりくだったのにですよ!
 抜け殻みたいになったヒストリアにはあんな脅し方をして!
 きっと女王になった後も手駒として扱いやすいようにしたいんですよ!」

サシャは相当リヴァイに不信感持ってるなぁ。
まぁ、部下と海千山千の親父相手とじゃ交渉も変わってくるよな。
特に女王様なんて、理屈で納得なんて役柄じゃないし。

ジャンは拳を握りしめる。

「…とにかく俺は…こんな暴力組織に入ったつもりはねぇ。
 あん時、俺は…人類を救うためにこの身を捧げたんだ」

コニーもサシャも同意はしないが無言。
軍隊ってそもそも暴力組織じゃなかったっけ?
まぁ人々を守りたい理想は素晴らしいのだが、敵あってこそだしな。
単純な正義と悪の図式は壊れてしまった。
誰がいいか悪いか解らなくなってしまったから、彼らは迷ってる。

しかし、憲兵団が実はロクデナシ揃いと知っても尚、リヴァイに不信感を募らせるのはいいけど、
じゃあ今更降りるって訳にはイカンだろ。
他者から見りゃドップリだぜ(^▽^;)
家族の元に帰ろうもんなら、憲兵団がお出迎えするだろうし、家族共々牢獄へご案内だろうよ。
ここでグルグルしたって後戻りはできない。

だから、当然アルミンは止める。

「だ…だめだよ。
 これからって時に気に迷いがあったら。
 ねぇ?ミカサ」

ミカサは口を開いた。

「あのチビの異常性には最初から気付いてたけど、
 この現状を乗り越えるためには…リヴァイ兵士長に従うのが最善だと思ってる。
 できれば皆も腹を決めてほしい」

その言葉にまだわだかまりが渦巻く、複雑な顔が並ぶ。
最初からクーデターはちょっと…(^â–½^ï¼›)と引け腰だったのが、ここで一気に噴き出してしまったね。
ロクに説明を受けないまま、事態だけが転がり落ちていくから困惑するのも無理はないんだが。
かといってクーデターは止まらない列車(笑)
終点に着くまで、脱線する訳にはいかない。
死んじゃうもんね。

面白いのが旧リヴァイ班が全員リヴァイを好き好きー尊敬してます、愛してますだったに比べ、
新リヴァイ班はリヴァイの名前位は知ってたんだろーな、おまえらって位、リヴァイに対して何の感情も持ち合わせてないメンツだったことだ。
新兵上がりだから、リヴァイと接触なかったのは解るが、エレンを除いたらリヴァイに対し、尊敬とか憧れどころか、
誰その人、エライ人なん?程度の認識しかなさそう。
同じ調査兵団だし、人類最強で民衆にすら名前が轟いてるのに、ジャン達ときたら、光栄とか嬉しいとかより、班に選ばれても、
迷惑、困惑しかなかったんじゃないかと思われる。
確かにコニーとサシャは生きるのに精一杯で全く興味なかったんじゃないか?(笑)
ジャンも左程意識してなさそうだから、それで学生気分のまんまで、リヴァイ班に異動してきた感じ。

その上、旧リヴァイ班と違って、親睦も信頼も深める暇もある訳なく、何かよく解らん暴力男って印象だけ強まり、
振り回された上にこんな事に巻き込まれて…って被害者意識ばっかり前に出てきてしまったんだろう。
アルミンはここで班が崩壊したら、全員おしまいなのを知ってるから、感傷に溺れない。
兵士としてまだ策を巡らし続けている。
知恵を絞るのが彼の仕事だから。

ミカサだけが違う。
エレン絡みで最初はむしろリヴァイに反感を持っていたが(暴力で躾けるのも知ってたしね(笑)
一緒に戦ったのは彼女だけだ。
その時、リヴァイの力量を知り、また命を助けられ、エレンも救出してくれた。
あれ以来、リヴァイにだけはミカサは頭が上がらない。神妙に命令を聞いている。

だから、リヴァイに対し、本当の信頼を置いているのは、この中ではミカサだけだ。
兵士は戦いの中でしか相手の力量が量れないんだろう。
ジャン達はリヴァイの戦いを見てないからなー。

無口なミカサがリヴァイ不在の今、彼らを率いる立場にいるのは面白いな。
ただ、ジャン達はその言葉だけで納得はできていないけれど。

ここが信頼か裏切りかの岐路になりそうで、ちょっと怖いな。
コニーは行き場がもうないから留まるだろうが、サシャが一番ふらつきそう。
彼らは彼らで何かの理由で待機してるんだろうけど、何だろう。

4に続く



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