Curse priest

「ゲゲゲの女房」が結構面白いですね。
「芋たこ～」以来朝ドラは見てなかったんですが、母につられて見たらなかなか楽しい。映画は配役が全然違うので見に行きませんけどね。
今期は学園黙示録とか屍鬼とかぬらりひょんとか、猛暑のせいかヒンヤリしたものしか見てません。
そーいえば、ＢＡＳＡＲＡ３のお市編、ええええ！？って位ホラーでした。怖ええええ∑（;￣□￣Ａ　
でも、ラストはごっつい兄妹愛。長政様の立場は…(^_^;)
さて、こっちも修羅場だよのディグレ第１９７夜

D.Gray-man　第１９７夜　「擦れ、違いて」１

表紙はティムとなまずのケンカ。
大きくなって個性が出てくるにつれ、ティムの柄がどんどん悪くなっていく(^_^;)
ちっこい頃は幼児のようにかわいかったのに。

１、作った人（クロス）のせい
２、最初にもらった人（『１４番目』）のせい
３、現持ち主（アレン）のせい
４、環境のせい
５、実は元から

１の可能性が高いな～（笑）
タバコ吸ったり、神田のゴーレム食ったりしてるし。
ティムが喋ったら、絶対口悪いと思う。
猫や犬もそーだけど、喋らなくてよかったね(^_^;)


さて、本編。
今回もテガミバチと締め切りデッドヒートで手書きが一杯。
戦闘シーンは迫力凄いから仕方ない。

前回の続きから。
アルマに切りかかった神田を間に入って止めるアレン。
元々、剣術は神田がダンチだし、完全にキレてるので、アレンも余裕なし。
必死の形相でアルマをかばうだけ。

「わわっ、もっとさがって、アルマ！！」
「なっ、なんだよ、お前！？」

アルマにすれば、アレンはアウトオブ眼中だったので訳が解らない。

「何の真似だ」

当然、神田先生は怒り心頭。
バーサーカーモードなので、ただの障害物としか思ってない。
その殺気に思わず身構えそうになりますが、ケンカの肩代わりでなく仲裁に入ったので、
何とか笑い顔を浮かべてなだめようとするアレン。

「え～と…神田？
　なんですか、その変な顔」
「どけ」
「今まで見たなかで一番おかしな顔ですよ。
　なんでそんな顔して、アルマを斬ってるんです！？」

血の上った相手を我に返らせるには、驚かせるとか、全然意外な方向に気持ちをそらしてやるといいですが、これがなかなか難しい。
神田はアレンの作り笑いキライだしな(^_^;)
当然、アレンたん攻略失敗。

「何の真似かってきいてんだよッ！！」

ブチ切れた神田さん、「五幻・裂閃爪」炸裂。
アレンもアルマもぶっ飛び。
周囲のズゥ爺さん達にまで衝撃波が来る始末。
夫婦喧嘩は猫も食わないとはよく言ったもんです。
やはり、弁護士を立ててお話した方が（笑）

「ズゥ先生、ユウの髪が浅紫に…！？」
「五幻式までいっとる…っ。魂を昇華しすぎだ。
　死んでしまうぞ、神田ッッ！！」

レニーさんの指摘にズゥ爺さんも必死で呼びかけますが、勿論ユウには届きません。
あの髪、浅紫色になってんのかー。アニメ化希望。

しかし、六幻て最初からセカンドみたいな再生力パネェ適合者がいるという前提の
イノセンスじゃないのか？
これが通常のエクソシストだったら、数年しか命が持たない。
ユウの前世が早死にしちゃったのは、六幻に命吸われまくって急激に老化して、
アクマとの連戦に持たなかったのか、
ストッパーかけ過ぎて、力を半分程度しか出せなかったからなのか、どうなんだ。
まぁ、どー転んでも悲恋だったんですね。前世ユウ。

けど、神様が人間を追い詰めれば、セカンド計画が必ず持ち上がると仮定して、
六幻というイノセンスをこの世に送ったとしたら、もうどっちが悪魔なんだか(-_-;)
伯爵の「イノセンスは我輩達を倒す為だったら、何だってやる悪魔」という言葉は、
ホントに嘘じゃないかもな。
逆説的に言えば、神様は悪魔のパパだもんね（笑）


さて、宴もたけなわ。
ユウは六幻でアルマを串刺しにし、裂閃爪で切り裂かれたアレンも右肩から血がドバーッ！
しかも傷口から黒い放電が！？
イノセンスで斬られちゃったので、ノアが反応してるのか、裂閃爪がそういう技なのかどっちなんだ？

リーバーさんはそれを見て驚愕。
「な…うそだろ…神田…っ。
　アレンを本気で斬ったのか…！？」

何か久しぶりのリーバー班長のセリフとコマだなぁ（笑）
嬉しいよ。
何故だか、ジョニーばっかり写ってるんでファンは淋しかったさ。

ただ、味方同志でってリーバーさんはびっくりしてますが、戦場で７、８割の死亡理由は
フレンドリーファイヤー（味方からの誤射）なんだそうで(^_^;)
新兵多いし、皆、血が上ってると敵味方見境ないよね。
動くものは皆、敵。サーチアンドデストロイさ。


それを高みの見物してる伯爵と、その背中を意味深に見てるワイズリー。
ロードを除けば、過去を覚えてるのは彼だけなので、腹に一物あんのかな？


さて、トクサ入り暴走アルマは大暴れ。
放電で皆バリバリバリ。もーやめてーと大騒ぎ。
これでまだ誰も死んでない団員達、ここまで来るとただの一般人と思えない頑丈さ。
何だかんだで失神もしなけりゃ、戦いを観戦してる余裕もあったりするし。
失血死やショック死する者も一人もなし。
若者はともかくルベリエやズゥ爺様も悲鳴は上げてるけど、まだまだお達者。
健康で何より。

「倒れんじゃねぇぞ、バク！！
　倒れたらみんな終わりだ！！」
と、フォーがバクを応援してますが、その心配はなさそうだ（笑）
バクちゃんの石が壊れても
「うわああああ！石がぁ！」「皆、大丈夫か？」「ううう、な、何とか…」
で、話は済んでしまいそう（笑）

死亡寸前なのは、バクちゃんの精霊石だけ(^_^;)
もう３分の２は割れてます。
貸してやれと思うのだが、ズゥ爺様の頭についてるのは飾りなん？
前回のなまずで魔力残量ゼロなのか？
レニーさんも使えないしなー。
こんな時にティエドール元帥、所在不明の放浪絵描き。働け。

バクちゃん一人で頑張ってますが、フォーがティキを倒せる訳でもなし。
他にシェリルとかレベル４とか空気のアウェー組がいるし（笑）
伯爵がアレンや神田達以外どーーーーーでもよくてよかったねぇ。

「健気だねぇ。
　でも、それが命取りだぜ。
　なぁ、少年…？」

ティキもアレンにしか関心なし。
けど、ティキも何で名前で呼ばないのかな。ティキらしくはあるんだけど。
『１４番目』を誰も名前で呼ばないのと一緒なのかな。
ティキが『１４番目』と似てるらしいのと何か関係があるのかしら。
名前がないというのは、悲しい事、恐ろしい事なんだけど。


さて、アレンは先程のケガが相当深いダメージらしい。
やはり、ノアの部分に影響してるのかな？
それでも歯を食いしばって前を見据えるアレン。
二人を止めなければ、誰も救われない。


ユウに衝撃波をぶつけ続けるアルマ。
「尽き果てろぉっ！！」

その力の凄まじさにユウの体が崩れていく。
腹に大きな穴が貫通し、顔が崩れ、皮膚が爛れ、歯がむき出しになっていく。
だが、ユウは死なない。
「うおおおお！」と吼えながらも存在が消えようとしない。

「死ねっ！　死ねっ！
　ここで…っ、ここで死んでくれ…！！」

アルマは叫ぶ。涙がこぼれる。
お願いだ。もう終わってくれ。立ち上がらないでくれ。
これ以上、こんな事したくない。
君を救いたいんだ。殺して終わらせたいんだ。
二人きりの時間の中で。
憎しみも悲しみも愛も続けるのが、ツライんだ。
楽になりたいんだ。
君はそう思わないのか、ユウ。
どうして、解ってくれないっ…。


「どうして、なんです…？」

アルマの中を渦巻く思いを形にしたように、言葉が投げかけられ、同時に衝撃波を
そっと封じ込められる。
アレンの左手がアルマの手を塞いでいる。

「僕がノアに視せられたように、キミも視たはずだ。
　９年前、神田が生きることを選んだ理由を…。
　それでも、許せないのか！？」


神田と言われても「ユウ」としかアルマは知らないんじゃ？という疑問はスルーする（笑）
神田にとって「あの人」は生きる理由だが、アルマにとって「ユウ」がそうだから、
許してしまうのは、ユウの背中を見送ること。
アルマは孤独だから、他に誰もいないから、まだユウを手放せない。

だから、くず折れたユウに驚いた隙をついてアレンを悪魔の尾で拘束し、アルマは笑う。

「なんなんだよ、お前。
　ユウのトモダチ…？
　許せないのかだって…？　当たり前じゃない。
　ユウが生きてる限り、ぼくは…」

アルマは叫ぶ。
ユウがいるから、こんなに苦しい。こんなにツライ。
アクマなのに、涙が出るほど悲しい。
行き場がない想いが心臓をギュウッと締め付ける。
ユウを殺せば、全てが終わる。この想いもきっと霧散してしまう。

なのに、眠っていた間にユウにはトモダチが出来たというの？
ユウにはどうして、僕とは別の道が用意されてるの？


が、叫ぶ途中で、アルマの身体はガクッとつんのめる。
アレンの拘束も解かれる。

「…………あ？」
「アルマ？」

アルマは何が起こったか一瞬わからない。
何かおかしい。体から黒い放電が起こり、心臓が千切れる程痛む。
その瞬間、胸の梵字付近に埋め込まれた珠が盛り上がる。
もう役目は終わったというように。

２へ続く