Curse priest

Trigger Happy 出張所。D.Gray-manとシャドーハウスのネタバレ感想、アニメ感想を書いてます。

D.Gray-man 第220夜「A・Wをたずねて 道化師の戯れ言 2

2016-01-27 23:15:54 | D.Gray-man

ひどい雪でしたねー。
長い坂が凍結して、ブレーキが効かずスリップするので怖かった。
臨時休業の会社が多くて、車が全然いないんで助かった。
でなけりゃ、コツンとぶつけるとこでした。
アメリカもドカ雪で、ワシントンで1m、ニューヨークで67cmで完全にマヒ。
温暖化はやべぇといい加減気づいて欲しいよ。

D.Gray-man 第220夜「A・Wをたずねて 道化師の戯れ言 2

さて、続き。

リンクの登場に驚くネア。

「……っ!?? ! あれ??」
(たしか、あの男は死んだハズじゃ…!?)

『アレンが牢を出てすぐ…衛兵が死体を発見したって』
ジョニーはそう言っていた。

リンクのプロフィール検索。
『アポクリフォスからアレンを逃がした監査官。
 特殊戦闘部隊【鴉】のなかでも屈指の能力をもち
 中央庁長官ルベリエの直属の部下だった男。

 たしか名は-----』

(………なんだったっけ…)

インデックスにネームをつけてないネア(笑)
マナと数少ない友人、協力者以外、特に人間に対して興味なさそうだからな。

「縛!!」

リンクは数十枚の札を並べ、、それを伯爵の周囲に張り巡らせる。
幾重にも巻かれたそれは結界となり、伯爵を拘束する。

そして、1本のクナイがネアの身体を貫いていた触手に突き刺さった。
その勢いで触手はネアから外れ、ネアは痛みをこらえながらも、地上に降り立つ。

「ム…ギ、ギ」

結界の中にいる伯爵は凄まじい電流の嵐に閉じ込められ、まるで動けない。

(なんて術者だ。
 伯爵(マナ)の動きを止めやがった。
 おいおい)

ネアも驚く。
伯爵を一時的でも抑えられるなら、他のノアに対しても有効だろう。
それは神に匹敵する。
教団の結界も以前より強化されているようだし、援助能力はアップしてるようだ。
相手が一人だけなら、エクソシストとの連携でいいとこ行けるかもしれない。

まぁ大抵はれべる4とか引き連れてくるから、相手にならないでおしまいになるんだけど(^_^;)
アポクリフォスに対して、リンクの札はどの程度効果あるのかねぇ。
魔道の系列が神とも悪魔とも違うようなので、通用してるみたいだけど。

そこに別に飛んできた札の束がロープのようにネアに絡めとる。

「お、どわぁ?」

あれっと思う否や、上空に引っ張り上げられるネア。
結界を応用してるので、中にいる人間は痛い。

「いてててて、この札、痛い!!」

ジョニーの方は肩に担ぎ上げて、伯爵から離れていくリンク。
屋根から屋根へ移動し、一緒に何処かの高台に降り立つが、ネアは拘束されたままなので、
受け身も取れず、思い切り頭を打ったらしい。

「痛って、ら…乱暴…」

高台について札の拘束はすぐ解けたが、ネアはボロボロ。
リンクはジョニーにすぐ起きてもらっては困るので、額に札を貼って、壁に凭れかけさせる。

「手荒にして申し訳ありません。
 伯爵を押さえるだけでなかなかキツイものがありまして」

リンクは立ち上がると、ネアの方に向かって歩いてくる。
ネアはその姿を用心深く伺った。
助けてはくれたし、ルベリエの部下だが、すぐ信用する訳にはいかない。
リンクがアレンに好意を持っていた事は知っているが、
独断で助けに来たとは疑わしい。
リンクは組織やルベリエから完全に独立して動けるには生真面目すぎるからだ。

「そう長くはもちませんので、できるだけ遠くへ逃げ…」

用心の為、周囲に札を張り巡らせ、クナイを片手に近寄ってきたリンクは
ネアを見下ろして、言葉が途切れた。

泣いている。

アレンの瞳に戸惑いと驚きと喜びの入り混じった涙が浮かんでいる。

「リンク…?」

リンクは驚きで目を見開いた。

「やっぱりリンクだ。
 生きていたんですね…っ」

感動に喉を震わせて彼は言った。
が、無論、ネアの演技だった。
アレンの言いそうなセリフや表情は皆飲み込んでいる。

(とりあえずアレンのふり、しとこ。
 イキナリ出て来て、イミわかんねーし)

神田といい、いずれバレるだろうが、アレンに好意を持つリンクなら
多少の時間は稼げるだろう。
出来るだけ、正体は知られない方が都合がいい。

「…よかった。う…僕…。
 ずっとキミのことが気がかりで…っ、よかった…」

ポロポロ泣くアレンをじっと見ていたリンクは、彼の前に跪いた。
怪我をした左肩を押えていた手を外し、傷口を見る。

「!? リン…?」
「急所ははずれているようですが、出血が多いですね。
 伯爵も危険ですが、教団からの追手が迫っています。
 ここで貴方たちが長居するのは得策ではありません」

ファインダーは先程の通信で居場所を知り、包囲網を形成しているに違いない。
伯爵はまだ拘束中だが、出てくるのも時間の問題だろう。
そこにファインダーが押し寄せるとどうなるか考えなくても解る。

ネア達はまだ知らないが、この街には複数のノア、神田、ティエドールとアポクリフォスと
まともに戦ったら、街が江戸のように綺麗に消えてしまうメンツが揃っている。
忠告には従った方がいいだろう。

(『貴方たち』…?)

複数形なのにネアは首を傾げ、

(ああ、そこで寝てるジョニーとかいう人間のことか)

札の効力でうなされているジョニーにようやく気づいた。
アレンのふりをして、行動するため、ジョニーを利用していたのだが、
伯爵が出て来た以上、その必要がなくなった。
とはいえ、ネアもまだアレンの身体を完全に支配できた訳ではない。
伯爵とはまた会えるだろうし、以前の状況とはかなり変わっている。
焦る必要はまだない。

マナは存在している。
遠くだろうと、伯爵の意固地で頑なな態度は、否定すれば否定するほど
マナが、伯爵の足元を脅かしているのだと感じさせる。
伯爵の混乱具合は、マナの影響だ。
足元がぐらついている。

恐らく伯爵の意志に反して、マナは無意識にネアに惹かれてきてしまったのだ。
二人は呼び合う存在だから。

ただ、二人きりのデートをするには、いつも不純物が周囲に多すぎるのだが。


リンクは年を込めると右手を開いた。その上に何かが渦巻いている。

「出てきなさい、『癒闇蛇』(アトゥーダ)」

その瞬間、渦巻くものが蛇とナマズの中間のような光となって具現化した。
リンクはそのまま手をネアの傷口に押し付ける。

「!? なに…」

軽い衝撃を受けて、目を瞑ったネアだが、目を恐る恐る開けると、自分が輝いている。
何かを注ぎ込まれているようだ。
リンクの右手の紋章が光に呼応している。

(! この感じは…っ)

「……っ」

反対に念じているリンクは少し目眩を起こしていた。
癒闇蛇は介在者に過ぎない。
術者の生命力を削って、対象者を回復させる。
だから、いずれ術者の命は枯れてしまう。
癒闇蛇の術者がロクな死に方をしない、というのはそれから来ているのだろう。

だが、命の使い方は人それぞれだ。
納得すれば、その生き様は人にとやかく評価される事ではないのではなかろうか。

とはいえ、初めての癒闇蛇は思った以上に、リンクの命を持っていくようだ。
どの程度、与えればいいか感覚を掴むのが難しい。

(これが癒闇蛇…。
 予想以上にくるな。
 集中しなければ気を失いそうだ)

リンクは頃合いを見計らって、手を放した。
ネアは目をパチクリさせる。
痛みがすっかり消えていた。

(えっ、こいつ傷を一瞬で治したの?!)

ネアは思わず左腕をグリグリと回してみた。
何ともない。むしろ心なしか身体も軽くなったようだ。
怪我をする前より体調がいい。

(いや、ただ治しただけじゃない…。
 これはまるでさっきマナに喰われた時と、
 あれと真逆な感覚…)

その瞬間、ネアは気づいた。
癒闇蛇の術の正体を。

(まさか、自らの生命をオレの体に与えたのか…!?)

普通の人間にその代償は大きい。
吸うマナに比べ、削るリンクの消耗は激しい。
二、三人に一度に与えれば、立ち上がることも出来なくなるだろう。

「リンク?キミ…これは一体…」
「それと」

慌てるアレンの言葉を遮って、リンクはきっぱり言った。

「私にはウォーカーのフリは不要です」

微かに嘲るような笑みがリンクの目元に浮かんだ。

3へ続く

バレてーらww

ハガレンといい、中華系の術師に見破られるのはお約束だぜ(笑)
まぁ、やっとリンク合流。
ホントに美人になってー(*´â–½ï½€*)
14番目と解ってて、臆さないリンクはかっこええのぉ。

先代のノアをロード以外全員ぶっ殺したにしては、ネアの戦闘力が低すぎる気がしますが、
まだ身体に馴染んでないって言ってたし、マナ相手で今回は様子見ってとこかなぁ。

もし、リンクが助けに来なかったら、ネアはどーするつもりだったんだろー。
逆に考えるんだ、殺し損ねたからチューチューされちゃってもいいや、なのか?
今回はイノセンス持ちなので、アレン吸ったら確実に伯爵はお腹を壊しますよね。
いっそ体内から壊してやろうって、自爆的テロかしら??
ネアがお前を殺して、オレが伯爵になるってそういう事かもな。

ただ、マナを取り返すことができた場合、こうなるとラスボスはやっぱりハートとアポクリフォスって事になるんかい?(笑)
神様を惨殺せしマンガ。素敵(^o^;)



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