24H2 に強制的にアップデートされたよ

ある日更新しなさいと通知が出たのでこれまでどおり内容の確認をしてから... と思ったら、再起動ボタンしかありません。魔が差したとしか言いようがありませんが、ポチッてしまいました。

延々更新プロセスに突入してしまい待つことの長いことったら...

23H2 の自分用チューニングの現状が気に入っているので、すぐにバックアップファイルから復元しようかとも思ったのですが、怖いもの見たさで少し動かしてみました。

いろいろ出てきました

 

  • 設定していた壁紙が無効になった ---> 再設定
  • タイムゾーンがアメリカ中部になった ---> 再設定 time.nist.govでないと time.windows.com では同期エラーとなる
  • noMeiryo などで個人的な好みのフォント設定にしていたのが全てリセットされていた ---> 再設定
  • 大嫌いな Yu gothic ã‚’ 偽装フォント(実体は Noto Sans JP)に替えていたのにオリジナルに戻されていた フォントもアップデートファイルに入っているんだと妙に感心 ---> フォント本物削除後再インストール

 

アプリ関連では、全部試したわけではないけれどいくつかのアプリでは初期設定がクリアされており、起動時に設定要求ダイアログが出たり、アプリの UI フォントが別のものになってたりします

これくらいなら許せるけれど、起動そのものに問題が生じるものがあります

 

  • TClock for Win10 が使えなくなった => これは代替アプリに変更しかないみたい ExplorePatcher かましてもダメだった
  • Macrium Reflect X ライセンスが無効になりトライアル版に戻ってしまった => 再インストール
  • Total Uninstall7(64bit)が起動しなくなった => 再インストールでもダメ x86 版またはバージョンを下げると64bitでも動くものがあった 但し起動が遅くなった

 

フォント関係もそうですが、自分でゴニョゴニョしたレジストリ内容が結構リセットされているみたいです

  • 右クリックのコンテキストメニューも邪魔なやつを消してたのに復活してる
  • そのくせ右クリック - 新規作成からテキストファイル項目が消えている

 

思いがけず修正された現象もあるにはあります

  • JustSystem ラベルマイティ17のデザインツリーリストが文字化けしていたのが直った
  • Synaptic のオーディオドライバーのバージョンは同じなのにサウンドの立ち上がりでモタついていたのが解消した

 

他にもこれからも次々出てきそうで楽しみといえば楽しみです
まあバックアップでいつでも23H2に復元できるのでしばらくこのまま 24H2 で様子をみようと思っています。

Nexus Winstep と QTTABBAR

Windows 用のランチャーもいろいろありますが、私は「Nexus Winstep」を使っています。過剰とも思える機能盛りだくさんですが、単純に画面の下端にマウスカーソルを持っていくとドックが現れるように設定しておくと、あらかじめここに登録してあるアプリなどを素早くワンクリックで起動できるので便利です。自動で隠れるのでフロート型のランチャーのように邪魔になりません。

登録できるアイテムはプログラム、内部モジュール(時計などのガジェット)、内部コマンドいろいろですが、さらに任意のフォルダをも登録できます。よくアクセスするフォルダを登録しておくと深いパスの場所でも一発でエクスプローラで開けます。

さて、ひとつ問題が生じました。

現在エクスプローラには QTTABBAR を適用しておりタブ表示ができるようになっているのですが、Winstep のドックからフォルダを開くと次々と新しいエクスプローラウインドウが開いてしまいタブ表示に取り込まれないのです。

これは困ります。QTTABBAR を使っている意味がありません。

おそらく、explore.exe にフォルダのパスを引数として渡して起動することで新しいウィンドウが開いてしまっているのでしょうから、これを回避する方法を考えます。

以下のようなJSスクリプトを作成します。
パス指定の最初の部分はバックスラッシュが2個必要です。

 

OpenFolderWithTAB.js

//指定のパスをタブで開く
var qs = new ActiveXObject( "QTTabBarLib.Scripting" );
var pathDefault = "D:\\Test\Dummy\Target" ;
qs.Open( pathDefault ,0) ;
qs.Sleep ( 100 ) ;

このスクリプトファイルを Winstep のドックにプログラムとして登録します。アイコンをクリックすれば、新しいエクスプローラウィンドウが起動することがなくなりちゃんとタブが作成されます。

ほかのランチャーでも同様のやり方で大丈夫なんじゃないでしょうか。

おまけ:
デバイスマネージャなんかも WinStep のドックからワンクリックで起動できます。
1 WinStep のドックに新規アイテムを追加(アイテムの種類はプログラム)
2 ファイルパス: C:\Windows\System32\mmc.exe
3 引数: devmgmt.msc
とすればOKです。

日産ノート オーラのコンソールボックス内USBポート増設

日産ノート オーラには後部座席用のUSBポートがコンソールボックス後方に設置されています。これが便利なようであまり役に立ちません。後部座席に乗ってスマホ充電する人って、私の周りにはいません。

とりあえずここに充電ケーブルを挿してコンソールボックスの蓋の下を通し、運転席、助手席の人が使うという状態にしてみましたが、当然ケーブルは折れ曲がることになり美しくありません。

前車のスバルレヴォーグはコンソールボックス内に 12Vソケットが標準装備されていたので、これにUSB変換プラグを挿して充電などに使えて重宝していました。

そこでオーラのコンソールボックス内にUSBポートを増設してみました。

 

【手順 】

  1. USBポート入手
    Amazon などで 12V 対応品を。外径は 28mm がほとんど

  2. コンソールボックス後方カバー取り外し


    コンソールボックス後部は合計6箇所でクリップ止めされていますので、その近辺の隙間に樹脂製リムーバーを差し込んで嵌合をはずします。そのままカバーを水平に後方に引っ張ると外れますが、USB用給電ケーブルが接続されているので引っ張りすぎないよう注意します。

    すぐにケーブルの作業がしやすいようにカプラをはずしておきます。

  3. コンソールボックス壁の穴開け
    ポート増設に適切な場所に 28mm 径の穴を空けます。これはステップドリルかホールソーがあれば簡単ですが、狭いところなので他の方法だと苦戦しそうです。



  4.  分岐配線

    次いで慎重に最外側の黒い被服に2~3cm 切り込みを入れ、青と黒の細線を露出します。
    さらに青、黒の細線の途中を適当なところで 1cm ほど芯線露出します。

    USBポート用のケーブルを適用な長さに切って断端の被覆を剥きます。
    プラス、マイナスを間違えないように(車の青、USBポートの赤が+12V側)分岐接続します。私は半田付けをしましたが、スプライス端子でカシめる方が楽だったかも。
    ハーネステープで絶縁処理します。



  5.  接続

    分岐させたケーブルをポート端子につなぎ、標準装備ポートのカプラ接続を戻します。



  6.  完成

    コンソールボックス後方カバーをパチンとはめ込んで終了です。

    増設ポートから充電ケーブルをコンソールボックスの中を通して端子を出すと、すっきりと前席で使えるようになりました。







それでも FAX を使う (受信編)

さて、送信は PCI バス用のFAX モデムで行える環境になりましたが、受信が問題です。「まいとーく」で受信すればよいようなものですが、PC を常時立ち上げておき、さらにソフトを起動しておく必要があるのは困ります。

やはり複合機が必要なようで選定に入ります。


条件は、

  1. PC がシャットダウン状態でも受信できる
  2. PC が起動した時点で、受信した FAX をメモリーから転送または、受信があったことを通知する
  3. インク残量がなくなってもFAX機能は停止しない


以前使っていたブラザー以外にも同様の機能があるはずと信じて調べてみたところ、EPSON、CANON、HP 全て PC-FAX 対応と記載はされているものの、どれも PC に電源が入っていることが動作条件となっています。これは意外でした。使い物になりません。

結局、選択肢は以前使用していたブラザーのみということです。

印刷は別のプリンタで行うので、ヤフオクでジャンク品の 737DN という古い複合機を ¥1,000 で入手しました。

 


ジャンクと言っても、印刷でブラックが少し薄くなる程度で充分使えるモノでした。スキャンやFAX機能は全く問題ないので、これを受信専用FAXとして設置し望みどおりの使い方ができています。ときどき紙原稿を直接スキャンして送るのもOKです。

なお、電話回線は PC と複合機に、¥1,500 くらいの回線自動切替器で分配しています。

 

 

それでも FAX を使う (送信編)

デジタル化が遅れている典型だと非難されても、いまだに FAX を使わざるを得ないことは多々あるものです。

以前から送信は FAXソフト(まいとーく)から PC に載せた FAXモデムを使い、受信はブラザーのFAX機能付き複合機で行っていました。ブラザーの PC-FAX機能 は、受信した FAX を複合機内のメモリーに保存し、随時 PC に転送して処理できるのが大変便利でした。印刷用紙の節減にも大いに貢献しました。

ところが、この複合機がとうとうご臨終となりました。

時期を同じくして Windows10 を導入するにあたって PC を新調したことでさらに事態が大きく悪化してしまいました。

母艦PC にPCI スロットがない!!!

とっくに PCI スロットなど絶滅したようで、PCI-Express という規格に変わっています。これではこれまで使っていた PCI バス仕様の FAX モデムボードが使えません。PCI-Express 対応の FAXモデムもあるにはあるようですが、価格が...

PCI Express FAX Modem



大昔はどんな PC にも FAX モデムが標準装備の時代もあったのですが。

昨今は安価な USB FAX モデムが主流のようですが、呼び出しトーンや「ピー ヒョロヒョロ」のネゴシエーション音が聞こえないのが私には物足りないというか不安で落ち着かないのです。

そこで仕方なく、PCI -Express から PCI に変換するボードを導入することにしました。

まあ何とも大げさになってしまいましたが...

 

変換ボードは国内で 3000円前後で販売されていますが、私は Aliexpress で¥1.000 ちょいで購入しました。

 


ちゃんと認識もしてくれたし、「まいとーく」からの送信も問題なしです。「ぴーひょろろ」が聞こえると安心します。

たった1行の追加で Air Explorer を使いやすくする

Air Explorer はクラウドをあたかも自分の PC のように扱う、とても便利なツールです。

他にもクラウド操作ができるものは多々あるようですが、使い勝手はこれが一番と感じています。Windows エクスプローラが2ペインになったような UI で、左が PC 、右がクラウドという配置です。操作もエクスプローラと同じですから迷うことは全くありません。

オフィシャルサイトにある英語版画像

ファイルやデータをスマホとやり取りするときは Google Drive を介することが多いのですが、そんなときには大変重宝します。

フリー版と Pro 版がありますが、普通の使い方ならフリー版で充分です。

ただし!

フリー版は起動時に購入案内のスプラッシュスクリーンと新しいバージョンの通知が必ず表示され、終了時にも同じように表示されます。

こんなのが出てくる

少々待つだけだし、閉じるボタンをクリックするひと手間くらい・・・とも思いますが、なければより快適になるのは確かです。

Air Explorer フリー版は、起動時にまずオフィシャルサイト www.airexplorer.net と通信しています。

この通信をブロックしたらどうなるか、試しに、    

C:\Windows\System32\drivers\etc\ 

にある hosts ファイルをテキストエディタで開き(エディタ起動は管理者権限が必須)、

0.0.0.0 www.airexplorer.net

の1行を追加して保存します。

これで Air Explorer を立ち上げると、めでたくスプラッシュスクリーンの立ち上がりなく、すぐに操作できるようになりました。

当然のことながら、hosts を書き換えたままでは、この PC では Air Explorer のオフィシャルサイトを閲覧できませんし、アップデートの通知も来なくなります。
必要なときは上の1行を一時的にコメントアウトします。

通信をブロックするなら、Windows ファイアウォール、あるいはそれに類した   OneClickFirewall  などで Air explorer 実行ファイルそのものの通信を遮断すれば良いようにも思われますが、これはダメです。

クラウドへのアクセスも殺されますので、全く使えない無用の長物となってしまいます。

USBメモリーからのマルチブート(怪しい Selgei Strelec)

バックアップソフトやシステムツールではUSBメモリーからのブートが必要なものがあります。

例えば、私は「TeraByte Image for Windows」と「Macrium Reflect」の2つで交互にバックアップをしているものですから、復元するときにはそれぞれの UEFIブートUSB メモリーが必要となります。

さらに、家人が結構古いレガシーBIOS起動のPCを使っているので、このマシン用に BIOS 起動 USB メモリーを用意する必要もあります。

都合4本の USB メモリーというのはさすがに非効率です。

そこで1本でマルチブート、さらに UEFI、BIOS 両者対応の USB ブートを目論んでいろいろ試してみました。


素人が簡単に作成できそうな
「Ventoy」https://www.ventoy.net/en/index.html

「WinsetupfromUSB」http://www.winsetupfromusb.com/

でチャレンジしましたが、結論から言うと駄目でした。

大多数のブートディスク ISO はうまく導入できますが、私が使いたい「TeraByte」をはじめいくつかの ISO はベンダーが独自のブートローダーを組み込んでいるので、ひとつだけ直焼きすると問題がなくても「Ventoy」や「WinsetupfromUSB」に乗せてマルチブートしようとするとブートメニューに表示されなかったり、表示されても起動しないというトラブルに陥ります。

海外でもこういう事例に対応する試みはなされているようで、それにならって種々試してみましたが問題は解消できませんでした。

多分 Grub に詳しい人なら対応策を考えられるのでしょうが、私には到底無理な話であきらめかけたとき、「Selgei Strelec」というブートISO を見つけました。

https://www.majorgeeks.com/files/details/sergei_strelecs_winpe.html

ロシアの開発者本家サイトは無効になっています。

一体ライセンス問題はどうなっているんだろうと疑念を抱かせる ISO ファイルですが、とにかくありとあらゆるブートメディアがてんこ盛りです。はじめから「Acronis」などのブートソフトが入っており、「TeraByte Image for Windows」や「Macrium Reflect」も含まれているので個々に導入する苦労がありません。(う~ん、やっぱりライセンスはどうなってるんだろ?)

ただ、驚くほどの数のブートソフトやシステムソフトを詰め込んでおり、それだけにサイズも 4GB を超えています。できれば2GB程度のUSBメモリーで運用したいので減量が必要です。

一生絶対使わないようなものは、UltraISO や PowerISO を使って「Selgei Strelec」の ISO ファイルからバッサバッサと削除します。実行ファイルのなかには malware の反応が出るものもありますから、これも遠慮なく削除します。主にフォルダ「MInst」-「Portable」内の不要と思われる実行ファイルが対象です。

 

 

ISOファイル内のフォルダ「MInst」の MInst .exe を使うとツリーを確認しながら削除できます。



これで 1.7GBほどにダイエットできました。頑張ればさらに 500MB 程度削減できそうですが、2GBのメモリーに収容できそうなのでこれで良しとしてます。

これを単純素直に「rufus」で書き込むと、見事にレガシーBIOSでもUEFIでも立ち上がり、目的のアプリケーションを起動することができました。

 

*「rufus」の設定では「パーティション構成」を MBR にします。
ファイルシステムは選択肢に FAT32 はなく NTFSしか選択できませんがこれで大丈夫でした。

ちなみに、「Selgei Strelec」も「Ventoy」や「WinsetupFromUSB」には導入できません。(ブートメニューに表示されてうまくいったように見えても起動できません)

 

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