ローマ法王庁（バチカン）で、「世界代表司教会議」の臨時総会に先立つ祈祷（きとう）の会を主宰するフランシスコ（Francis）法王（2014年10月4日撮影）。(c)AFP/GABRIEL BOUYS 【10月6日 AFP】ローマ法王庁（バチカン）で5日、ローマ・カトリック教会の家族に関する教義を見直す「世界代表司教会議」の臨時総会が始まった。フランシスコ（Francis）法王は開幕ミサで、結婚や離婚、同居カップルといった問題に対するカトリック教会の立場の改革を支持する強力なメッセージを発した。 200人近くの上級聖職者が出席する同総会で、フランシスコ法王は、これら問題についての教会の現在の教えと、数千万人の信者の現実の生活とが大きく乖離（かいり）していると指摘し、対策の必要性を示唆した。 2週間にわたり続く非公開の同総会では、離婚して再婚した信者に対する聖体拝領の許可の是非など、神学上の難