広島県呉市の住宅で酒を飲んで抵抗できない状態だった女性に乱暴したとして、準強制性交罪に問われた海上自衛隊呉地方総監部の海士長の男（30）の控訴審判決が14日、広島高裁であった。畑山靖裁判長は懲役4年とした一審広島地裁呉支部の判決を支持し、被告の控訴を棄却した。 畑山裁判長は、女性は当時、酒に酔って嘔吐（おうと）を繰り返し、歩くことが困難な状態だったと指摘。女性は抵抗するのが困難な状態ではなかったなどとする弁護側の主張を退けた。 判決によると、被告は海自呉基地を母港とする練習艦かしまに勤務していた2023年5月、友人らと酒を飲んで抵抗できない状態だった女性=当時（20）=を見かけて介抱し、呉市内の住宅で乱暴した。

女子浴場の脱衣所に携帯電話を設置し、動画を撮影した罪などに問われた元大学助教の男に広島地裁呉支部は懲役2年・執行猶予5年の判決を言い渡しました。 判決によりますと、元大学助教の 木村充 被告は去年、当時理事をしていた協会の研修中に訪れた、国立江田島青少年交流の家の女性浴場に侵入し、脱衣所のロッカーに設置した携帯電話で、さらに広島市内の宿泊施設でも女性浴場にカメラを設置し女性の体を撮影するなどしました。 25日の判決で、広島地裁呉支部の島崎航裁判官は、「指導者の立場を悪用したもので、常習性も認められる」と指摘しました。 一方、「大学教員の職を失うなど、一定の社会的制裁を受けている」などとして、木村被告に懲役2年・執行猶予5年を言い渡しました。

呉市内のプールで、監視員をしていた男（20）が10歳未満の女の子の胸や下半身をのぞき見たなどの疑いで逮捕されました。 呉市に住む専門学校生の男（20）は7月末、呉市内のプールで10歳未満の女の子の着ていた水着をずらすなどして胸や下半身をのぞき見たなどの疑いが持たれています。 女の子から話を聞いた両親が警察に相談したことで事件が発覚しました。女の子は家族で泳ぎに来ていたということです。 容疑者の男は当時、プールの監視員として働いており、警察の調べに対し「間違いありません」と容疑を認めています。 警察は余罪も含め捜査を進めています。

捜査資料として保管されていた児童の全裸画像を、携帯電話で撮影し所持していた罪などに問われた、広島県警の元警察官の男（38）に、広島地裁は19日、有罪判決を言い渡しました。 【写真を見る】「 “現職の警察官" という立場を利用した悪質なもの」捜査資料の児童の全裸画像を自身の携帯電話に保存した罪などに問われた元警察官に懲役10か月・執行猶予3年の判決　広島地裁 判決などによりますと、県警呉警察署の元巡査長の男は、2023年10月、捜査資料として警察内部で保管されていた児童2人の全裸画像を撮影・保存した自身のスマートフォンを所持していました。また、元巡査長は、24年4月にも府中町の商業施設で10回にわたって女性らの後方から靴の中に隠した小型カメラをスカート内に差し入れて撮影するなどしました。 元巡査長はこれまでの裁判で起訴内容を認め、「自身の性的欲求を満たすためだった」と話していました。 19日

10代の男性の自転車にメッセージを書いた付箋を貼るなどのストーカー行為を繰り返したとして、42歳の男が逮捕されました。 呉市の42歳の会社員の男は去年10月と11月、呉市内の集合住宅の駐輪場で10代の男性の自転車に3回にわたってメッセージを書いた付箋を貼ったうえ、メッセージアプリを使い男性にメッセージを送ってストーカー行為を繰り返した疑いがもたれています。 警察によりますと、容疑者の男は付箋に 「こんばんは、カッコイイですね」 「近くに住んでるんで良かったらTELください」 などと書き、メッセージアプリで 「年は上ですが気になってました」 などと送信したということです。 男は 「やったことは間違いない」と 容疑を認めています。 警察は男性の連絡先をどのようにして入手したかなど詳しい経緯を調べています。