注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
図10.1にブッダの死(仏滅)から部派仏教の成立に至る仏教の歴史を年表にした。 仏滅の年代について... 図10.1にブッダの死(仏滅)から部派仏教の成立に至る仏教の歴史を年表にした。 仏滅の年代については諸説があるが、 簡単のため、ここでは宇井伯寿博士の説~紀元前380年を採用する。 ブッダ滅後も一味和合し団結していた仏教教団もアショーカ王時代(B.C.268~B.C.232)に 保守派と進歩派に分裂する。 時代と共にブッダ在世時代の戒律が社会に適合しなくなったためと、 仏教に対する解釈の相違が表面化したためと考えられる。 これを根本分裂と呼ぶ。 根本分裂によって西方の長老比丘を主とする保守派(上座部と長老部)と 東方の自由な立場を主張する大衆部に分裂したと伝えられている。 根本分裂後も仏教教団は分裂を繰り返した。これを枝末分裂と呼ぶ。 この結果紀元前100年頃までに約20あまりの部派が成立した。 これを部派仏教(あるいはアビダルマ仏教)と呼ぶ。 通例に従いブッダ死後から根本分裂まで比較的ブ