朝湯の功徳
朝寝、朝酒、朝湯が大好きで
となると身上を潰してしまいかねないのだけれど。朝湯だけなら大丈夫ではないかと思っている。それも朝というには早すぎるぐらいの時間なら特に。ということでときどき夜中の3時ぐらいに起きて、風呂に入る。そして本を読む。じっくりと一時間ぐらい。
もともと風呂好きである。最近は温泉までわざわざ出向かなくとも、スーパー銭湯に行けばそれなりに温泉気分に浸れる。そこで一時間ほど過ごせば、ちょっとした肩こりぐらいならほぐすことができる。ありがたいことだ。家の風呂でも本を読みながら、やはり一時間ぐらいじっくりと汗を出すとかなりリフレッシュできる。風呂は友だちである。
ただ夜中に入ることは思いつかなかった。そのメリットを教えてくださったのはIIJの鈴木社長だ。2月にお話を伺ったときに直接お聞きしたのか、それとも下調べをしているときに何かの資料で読んだのか、もう忘れてしまったけれど、鈴木社長はお酒をたくさん飲んで夜中に目が覚めると、まずお風呂に入るとおっしゃっていた。
「明け方ともいえないぐらいの早い時間(人によっては遅い時間となるのかもしれないけれど)に一人、湯船にのんびりつかって汗とお酒をじんわりと出し尽くすとその日一日を、かなり気分よく過ごせるのですよ」と。
これを真似てみて、確かにそうだと思った。風呂にじっくりと入って本を読むのなら時間は関係ないだろうと思われるかもしれないが、決してそんなことはない。夜中の3時から明け方の4時過ぎぐらいまでという時間帯がポイントなのだ。なぜならこの時間に風呂に入っていると、外の物音がほとんど何もしない。これがいい。
うちの風呂は道路に面している。この道路、日中はかなり交通量があるのだが、さすがに夜中となればクルマも走っていない。今朝も一時間ばかり風呂にいたが、クルマが通ったことに気がつかなかった。たまたま読んでいた本がおもしろくて没頭していたからかもしれない。あるいは実際には一台か二台ぐらいは通ったのかもしれないが、ずっと降り続いている雨音に紛れてしまい、記憶に残っていないだけなのかもしれない。
そうやって「しん」とした夜中に一人、風呂につかって本を読んでいると少しだけ自分が別世界にいるような気持ちになれる。ということは、これはちょっとした非日常的時空間に身を置いていることになる。すなわち気分一新になるんじゃないだろうか。別にお一人様じゃなくてもできるお手軽な気分転換、それもコストはゼロ。夜中の一人お風呂、オススメです。
今朝はせっかく雨が降っているのだからと、本を読んだ後に電気を消して少しの間、真っ暗な中で雨音を聴いていた。この雨の音を文章にするとしたら、どう書いたら良いのだろうなどと出来もしないことを考えながら。結局、言葉にはならなかったのだけれど、それでも雨の音にはいろんな種類があることはわかった。というか、そんなことさえこれまで気づいていなかったことにちょっと吃驚したり、でもようやく雨にもリズムやメロディーがあることを知ることができて、かなり得した気分になったりした。
お一人様仕事術、その捌
『お一人様は、朝湯に入るべし』
昨日のI/O
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『「売れる仕組み」に革命が起きる/石塚しのぶ』
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