ハードコアに在宅ワークにかじりつく At Home Hardcore

仕事は好きだけどオフィスはキライな在宅ワーク歴10年のヒト

在宅ワークでは最新情報を取り入れるためにパーソナライズと戦え

 

在宅ワークは、通勤のストレスから解放され、自分のペースで仕事ができる快適な環境を提供する。

しかし、その快適さには意外な落とし穴がある。

特に、職場での人間関係や雑談から得られる最新情報が不足することで、情報の感度が鈍くなりがちだ。

この記事では、在宅ワーカーがどのように情報を取り入れ、パーソナライズの罠を回避するかについて詳しく解説しよう。

 

在宅ワークは快適だが、快適とは危険と隣合わせである

 

在宅ワークの快適さは一見魅力的だ。朝の混雑した通勤から解放され、職場のストレスフルな人間関係ともおさらばできる。

しかし、その「快適さ」が実は大きなリスクを伴うということを知っているだろうか。

例えば、以前は職場での朝礼や同僚とのランチの中で、「強制的に聞かされる新しい話題」や「さりげなく教えてもらうトレンド情報」があった。

こうした情報の断片は、自然と最新の動向やトピックに対する感度を高めてくれる。

しかし、在宅で一人作業を続けると、その機会が極端に減ってしまうのだ。

快適な環境に慣れすぎると、あっという間に「情報弱者もどき」に変わってしまうというわけだ。

情報に対する感度が鈍くなり、知らないうちに世間のトレンドから取り残されてしまう。

つまり、快適さが逆に自分を孤立させる要因になり得るということだ。

 

インターネットやってるから大丈夫でしょ、は楽観である

 

「インターネットやってるから大丈夫」と高をくくってはいけない。

現代のインターネットは、私たちが思っている以上にパーソナライズされている。

Twitter(X)やYouTubeを見ているとわかるが、自分が過去にアクセスしたページや検索したワードから、勝手に興味がある話題だけが集められている。

これがいわゆる「フィルターバブル」だ。

その結果、自分が関心を持っていなかった話題にはアクセスが難しくなり、自分の視野が狭まってしまう。

つまり、ネット上での情報収集が「自分にとって有用な情報」に偏ってしまうというわけだ。

これでは、周囲の人たちと同じ土俵に立つことができず、情報の更新が遅れてしまう。

楽観視してはいけないということだ。

 

自ら情報を「獲りに」行くことが必要

 

在宅ワーカーとして、情報収集に手を抜くわけにはいかない。

パーソナライズされた情報環境に甘んじていると、知らず知らずのうちに情報格差が生まれてしまう。

特に、広告業界やマーケティング分野では、最新のニュースやトレンドに敏感であることが求められる。

情報感度が低いと、取引先や顧客から「この人、時代遅れだな」と思われかねない。

 

だからこそ、自ら情報を「獲りに」行く姿勢が必要だ。

業界のブログ、専門誌などを積極的にチェックし、自分から情報の渦に飛び込むのが理想的だが、それ以外の方法であっても情報を獲りに行く努力が求められる。

自宅にこもっている間に、周囲との情報格差を埋めるためには、日々の情報収集が不可欠だということだ。

ではどのように情報を収集するのかについて、次の項目で解説しよう。

 

レガシーな情報発信媒体はパーソナライズされていない

 

「自分が関心を持っていない話題」を知るためには、実はレガシーな情報発信媒体が役に立つ。

デジタルの便利さに目を奪われがちだが、こうした古典的な媒体は、パーソナライズされることなく、広範な情報を提供してくれる。

 

新聞

 

新聞は、広範な情報を網羅的に提供する。

紙媒体でもデジタル版でも、特定の話題に偏らない情報が手に入るので、バランスよくトピックを知るのに適しているというわけだ。

 

テレビ、またはNHKなどのオンライン動画ニュース

 

テレビやNHKなどのオンライン動画ニュースは、速報性が高く、リアルタイムで最新情報をキャッチできる。

これにより、ニュースやトピックを漏れなく把握できるという利点がある。

 

新聞社のウェブサイト

 

新聞社の公式ウェブサイトも、パーソナライズされない情報源として有用だ。

ただし、Googleニュースなどのアグリゲーターはパーソナライズされがちなので、公式の新聞社サイトを直接チェックする方が良い。

 

ラジオ

 

ラジオは、作業しながらでも情報を効率よく得ることができる。

特にインターネットラジオは、作業中にニュースを流し続けるのに便利だ。

スマホでアプリを入れれば聞くことができるので、新たな出費が生じにくいこともおすすめの理由のひとつだ。

 

radiko.jp

 

まとめ

 

在宅ワークの快適さには隠れたリスクがある。

それは、情報感度が鈍り、世間のトレンドに取り残される可能性があるという点だ。

情報収集には積極的な姿勢が必要であり、レガシーな情報発信媒体を利用することで、パーソナライズの罠を回避しよう。

在宅ワークの執筆ツール問題。Evernoteはもう終わった。

 

在宅ワークでの執筆ツール選びは、生産性を左右する重大な問題だ。かつては「Evernote」が王者として君臨していたが、今やその栄光は過去のものとなってしまった。

 

この記事では、Evernoteの衰退の理由や、今の時代に求められる執筆ツールについて深掘りしていく。さらに、代替ツールとして注目すべきアプリも紹介し、在宅ワークを支える最適な選択肢を提案する。

 

 

在宅ワークでの執筆ツールの重要性

 

在宅ワークやテレワーク、リモートワークが普及する中で、執筆ツールの重要性はますます高まっている。原稿執筆、プロジェクト管理、メール文面の作成、さらにはテンプレートの作成など、ノートアプリや執筆ツールが果たす役割は非常に大きい。特にライターであれば、文章の書きやすさや整理のしやすさが直結してくるため、適切な執筆ツールを選ぶことは欠かせないわけだ。

 

ツールを選ぶ際に注目すべきポイントは、まずその操作性やインターフェースだ。書くことに集中できる環境を提供してくれるツールこそが、本当に価値がある。さらに、プロジェクト管理との相性や、複数のデバイス間での同期も、今の時代には必要不可欠だ。紙のメモや単純なワードプロセッサーでは限界があり、適切な執筆ツールを選ぶことで、リモートワークでの作業効率は劇的に向上する。

 

かつての覇権アプリ「Evernote」

 

Evernoteが初登場したときは、それはそれは衝撃的なアプリだった。ノートを自動保存し、スマホやPCでの連携もバッチリ。文字数カウントやフォルダごとのノート整理機能など、特にプロのライターや在宅ワーカーにとっては革命的なツールだったのだ。クラウド上にデータを保存し、どのデバイスからでもアクセス可能という便利さも、これまでにない新しい発想だった。

 

さらに、アップロード容量制限もほぼ気にすることなく使えて、テキストはもちろん、画像やPDFなども簡単に保存できた。ライターにとっては、取材のメモや資料、参考記事をすべて1つの場所に集約できるという点で、まさに「神アプリ」だった。Evernoteはノートアプリとしてだけでなく、プロジェクト管理の面でも大活躍し、テレワークやリモートワークでの強力な武器となっていたのである。

 

Evernoteの落日

 

しかし、時代は流れ、Evernoteは仕事に使うツールとしては「終わった」。一体何がEvernoteをここまで駄目にしてしまったのか?答えは明確だ。ユーザーからの不満が続出し、次第にその便利さが色あせていったのだ。

 

主な改悪点を挙げると、以下の通りである

 

  • プランの改悪:かつては無料プランでも十分に使えたEvernoteだが、今や容量制限が厳しくなり、月にアップロードできるファイルサイズがかなり縮小された。
  • 同期デバイスの制限:無料プランでの同期可能なデバイス数が2台に制限されたため、PCとスマホの他にタブレットでも使いたいという人には厳しい状況だ。
  • 動作の重さ:アップデートのたびにアプリの動作が重くなり、特にモバイル版では頻繁にフリーズすることが問題となっている。
  • 料金プランの値上げ:有料プランを使おうと思っても、機能に見合わない値段の高さが気になってくる。コストパフォーマンスが悪いという印象が強くなった。

 

要するに、Evernoteはかつての輝きを失ってしまったというわけだ。特に在宅ワークやテレワークにおいては、効率的なツール選びが生産性を左右する。Evernoteの改悪によって、ライターやリモートワーカーが別の選択肢を模索する時期がきたということだ。

 

適切な執筆アプリを見出そう

 

Evernoteがその役目を終えた今、次なる執筆ツールを見つけることが重要だ。いくつかの代表的なアプリを紹介しよう。

 

Googleドキュメント

Googleドキュメントは、言わずと知れたクラウドベースの執筆ツールだ。特にチームでの共同作業に優れており、リアルタイムでの同時編集が可能という点が大きなメリットだ。さらに、自動保存機能も強力で、ネット環境さえあればどこでもアクセスできるというのは在宅ワーカーにとってありがたい。

 

Notion

Notionは、執筆ツールだけでなく、プロジェクト管理やメモ機能も統合したオールインワンのツールだ。テキストの書きやすさやデータの整理機能が充実しており、特に在宅ワークやプロジェクト管理を必要とするライターに最適だ。こちらの詳しいレビューは後日解説するが、筆者はこのNotionに移行した。

 

Microsoft Word(オンライン版)

Wordのオンライン版も検討に値するツールだ。多くの人にとってなじみのあるインターフェースであり、クラウド上での自動保存やチームとの共有が可能だ。さらに、文書のフォーマットが豊富で、細かい編集が得意なのが特徴だ。

 

Scrivener

Scrivenerは特に小説家やライターに愛される執筆ツールで、長文を書く際に非常に便利だ。複数の文章をセクションごとに分けて管理できるため、大規模なプロジェクトや原稿を効率的に整理することができる。だが、個人的にはやや複雑で、直感的な操作が難しい場面もある。

 

Quip

Quipは、Googleドキュメントと似たクラウドベースの執筆ツールだが、よりコミュニケーション機能が充実している点が特徴だ。ドキュメント内でのコメント機能やチャット機能が強力で、チームでの作業に向いている。

 

まとめ

 

ここまで解説してきたように、Evernoteはかつて栄光を極めたノートアプリであったが、現在ではその役割を終えた。執筆ツールにはGoogleドキュメントやNotion、Scrivenerといった、様々な選択肢が存在する。適切なツールを選ぶことで、在宅ワークやリモートワークにおける仕事の効率は格段に向上する。

 

ちなみに、筆者はNotionに移行したが、Notionの詳細な使い勝手やメリットについては、また別の記事でしっかりと解説していく予定だ。

在宅ワークでタスク管理ができないとマジで終わる。タスク管理ツールに頼れ!

 

在宅ワークでは、タスク管理が仕事の効率を左右する最大の要素と言っても過言ではない。オフィス環境ならば、上司や同僚のプレッシャーがあるからタスク管理も漏れが発生しにくいかもしれないが、自宅ではそうはいかない。だからこそ、頼れるのは自分自身と、そしてタスク管理ツールというわけだ。この記事では、在宅ワークに適したタスク管理ツールを紹介し、それぞれの特徴とプランについて解説する。

 

 

 

Googleカレンダー(タスク機能)


まず最初に紹介するのは、すでに使っている人も多いGoogleカレンダーのタスク機能だ。シンプルだが、Googleカレンダーの強みは他のツールとの統合力にある。タスクをカレンダーにスムーズに追加でき、何より無料で使えるというのが大きなメリットだ。Googleアカウントさえあればすぐに始められる。

 

メリット

 

Googleカレンダーを使っていれば、タスクもカレンダーと一緒に管理できるのが非常に便利だ。カレンダーとタスクが一体化しているため、日程とタスクのバランスを瞬時に把握できる。さらに、デバイスを問わず、スマホ、タブレット、PCといったあらゆる端末で同じアカウントに同期できるというわけだ。

 

また、Googleカレンダーは他のGoogleサービスとも連携しているため、メールやドキュメントの作業もシームレスに進められる。Googleのシステムを最大限に活用したいなら、これは間違いなく最適な選択肢である。

 

プラン

 

無料。もちろん、Google Workspaceを利用すれば、さらに大規模なチーム向けの管理機能も追加されるが、個人で使う分には無料版で十分だろう。

 

Microsoft To Do

 

次に紹介するのは、Microsoftが提供するMicrosoft To Doだ。こちらもシンプルさが売りだが、Microsoft 365ユーザーには特にうれしい存在だ。Outlookと完全連携しており、メールで受け取ったタスクをすぐにTo Doに反映できる。

 

メリット

 

Microsoft To Doの強みは、そのシンプルさと直感的な操作感だ。タスクをリストで管理するのが好きな人にはピッタリで、使い方も迷うことはない。タスクを完了したときの満足感は、画面上に表示されるチェックマークがさらに後押ししてくれる。

 

さらに、Microsoft製品との連携が抜群で、特にOutlookとの同期がスムーズだ。在宅ワークでも、ビジネスメールをチェックしながらタスクを管理したい人には最適である。

 

プラン

 

無料で使えるが、Microsoft 365を使用している場合は、さらなる統合が可能になる。だが、無料版でも十分にパワフルだ。

 

Asana

 

Asanaは、少し高度なタスク管理ツールだ。シンプルなタスク管理というよりは、プロジェクトベースでタスクを管理するのに向いている。チーム全体でタスクを共有するのに最適で、プロジェクトごとの進捗状況をビジュアル化できるのがポイントだ。

 

メリット

 

Asanaの最大の特徴は、タスクの可視化だ。カンバンボード、リストビュー、そしてガントチャートのようなタイムラインでプロジェクトを視覚的に管理できる。特に、複数のプロジェクトやタスクを同時進行で進めている在宅ワーカーには強い味方となる。

 

他のツールと違い、チームでの使用に向けた設計がされているため、リモートチームでもコミュニケーション不足を補える。タスクの割り当てや期限設定も一目瞭然で、チームでのコラボレーションを重視するなら選択肢の一つに入るだろう。

 

プラン

 

無料プランでは、基本的なタスク管理が可能だ。有料プランになると、タイムラインやカスタムフィールドといった高度な機能が使えるようになるが、個人での使用なら無料版で十分だ。

 

ClickUp

 

次に紹介するのは、カスタマイズ性に優れたClickUpだ。ClickUpは他のツールに比べて、かなり多機能であり、視覚的なタスク管理から時間追跡機能まで一通りそろっている。

 

メリット

 

ClickUpは、タスク管理ツールというよりは、多機能オールインワンツールといった感じだ。リスト、カンバンボード、タイムライン、そしてガントチャートまで、多彩なビューでタスクを管理できるため、使い方次第ではあらゆるニーズに応えてくれる。さらに、他のアプリとの統合も豊富で、SlackやGoogleカレンダー、Trelloとも連携可能だ。

 

カスタマイズの自由度が高いため、自分の仕事スタイルに合わせたタスク管理が可能だ。在宅ワークでも、自分のリズムをしっかりと守りたいという人には最適だろう。

 

プラン

 

無料プランでもかなりの機能が使えるが、有料プランにアップグレードすると、ストレージ無制限や時間追跡機能など、さらにパワフルな機能が追加される。

 

TickTick

 

TickTickは、タスク管理に加えて、習慣トラッキングや時間管理も可能なツールだ。特にポモドーロタイマーが内蔵されており、集中力を高めるために役立つ機能がそろっている。

 

メリット

 

TickTickの最大の特徴は、習慣の管理とタスク管理を一体化している点だ。単なるタスクだけでなく、習慣やルーチンワークの追跡も可能で、仕事と生活のバランスをしっかりと管理できる。さらに、ポモドーロタイマーで作業時間を効率的に管理できるため、ダラダラしがちな在宅ワークでも集中力を維持しやすい。

 

他のツールと比べて、集中力強化に特化しているのがポイントで、自己管理が苦手な人にはぴったりだ。

 

プラン

 

無料プランでも十分使えるが、有料プランにすると習慣トラッカーやカレンダー機能がさらに強化される。プロフェッショナルな使用を考えているなら、アップグレードも検討していいだろう。

 

Todoist

 

最後に紹介するのは、シンプルさとパワフルな機能を両立させたTodoistだ。Todoistは、タスクを簡単に整理でき、かつプロジェクトごとに優先度を設定できるのが特徴である。

 

メリット

 

Todoistの魅力は、他のツールと比べても圧倒的にシンプルかつ高機能という点だ。シンプルなUIながら、タスクの整理やプロジェクトの管理が効率的に行える。また、Googleカレンダーとも連携でき、スケジュールの見える化もできるというわけだ。

 

他にも、タグやフィルターを駆使してタスクをカスタマイズできるため、複雑なプロジェクトを抱えている場合でも安心して使えるのが大きな強みだ。

 

プラン

 

無料プランでは、プロジェクトの作成や基本的なタスク管理が可能だが、有料プランにすると、フィルターやリマインダーなど、さらに生産性を高める機能が追加される。無料でも十分パワフルだが、もし本格的に使うならアップグレードを検討してもよいだろう。

 

まとめ

 

これらのツールを活用すれば、在宅ワークのタスク管理がさらに効率化されること間違いなしだ。自分の仕事スタイルに合ったツールを見つけ、ストレスのない在宅ワークライフを楽しんでほしい。

在宅ワークとメンタルの関係

在宅ワークには自由さと快適さがある一方で、孤独やメンタルの不調に悩まされることも少なくない。毎日同じ環境にいることが精神的にどのような影響を与えるのか、そしてその中で自分の気分をどう保つか、在宅ワーカーが抱えるメンタルの課題とその対策について掘り下げていく。

在宅ワークではメンタルケアが肝心


在宅ワークは一見、自由でストレスフリーな働き方のように思える。しかし、長く続けるうちに実感するのは、メンタルケアの重要性だ。自由であることは、自己管理の難しさを痛感する状況でもある。毎日通勤していたころとは違い、誰もあなたを見ていない分、サボりたくなる誘惑も多い。そして、怠けた自分に対する罪悪感や、進まない仕事に追い詰められることもある。要するに、在宅ワークでは自分自身の精神的な状態をどれだけうまくコントロールできるかが、カギを握っているということだ。

 

変化のない環境は確かに病みやすい

 

在宅ワークでは、毎日同じ場所で同じことを繰り返す。変化のない環境は一見安定しているように見えるが、実はメンタルに良くない影響を与えることもある。通勤がなくなることで外出の機会が減り、外の世界との接触が少なくなる。人間は本来、多少の変化を求める生き物だ。毎日同じデスクで、同じ景色を見続けると、感情が平坦化し、気分が落ち込むこともある。

 

「今日は外に出ないでいいか」という日が増えれば、次第に身体を動かす機会も減り、結果として精神的な活力も失われていく。「なんかやる気が出ないな」と感じたとき、外に出て少しだけでもリフレッシュすることが必要だ。パジャマで一日を過ごすというのは、体には楽かもしれないが、メンタルには良くないということだ。

 

悩みを聞いてくれる同僚や上司の確保も難しい

 

職場では、何気ない会話やちょっとした雑談がメンタルのバランスを保つ一助となっていた人もいるだろう。しかし在宅ワークでは、そのようなリフレッシュ機会がなくなりがちだ。オンラインミーティングやチャットツールでのやり取りは効率的だが、心の中の小さな悩みを相談する場面は減ってしまう。そういったちょっとしたコミュニケーションの不足が、長期的には孤独感を増幅させ、メンタルに影響を与える。

 

オフィスでの雑談は、意外とストレス解消になっていたのだ。だからこそ、在宅ワークでは、自分でその役割を補う方法を見つけなければならない。意識的に友人との定期的なチャットや、趣味のオンラインコミュニティに参加する、ゲームでボイスチャットを楽しむなど、孤独感を和らげる工夫が必要だということだ。

 

対人関係のストレスが少ないことに目を向ける

 

とはいえ、在宅ワークには確実にメリットもある。それは、対人関係のストレスが圧倒的に少ないということだ。オフィスで苦手な上司や同僚と顔を合わせる必要がないのは、在宅ワーク最大の利点かもしれない。業務はオンラインで進行するため、適度な距離感を保ちながら仕事ができる。直接の人間関係が引き起こすストレスから解放されるのは、メンタルの健康に大きく寄与する。

 

また、誰の目も気にせず、自分のペースで仕事ができるのも嬉しいところだ。職場の空気を読んだり、無駄な雑談に付き合ったりする必要もない。もちろん、在宅であってもクライアントや同僚とのやり取りは必要だが、そのストレスはオフィスにいる時よりもはるかに軽減される。要するに、物理的な距離がメンタルにも良い影響を与えるケースも決して少なくないということだ。

 

気分を改善するルーティンを確立すること

 

在宅ワークのメンタルケアで重要なのは、気分を保つためのルーティンを作ることだ。毎朝同じ時間に起きて、軽い運動をし、仕事の前にシャワーを浴びるなど、きちんとした生活リズムを作るだけでもメンタルは安定する。

 

さらに、定期的な休憩を取り入れることも大切だ。仕事に没頭するあまり、休憩を忘れてしまうと、集中力が落ち、かえって効率が悪くなる。散歩や軽いストレッチを挟むことで、気分転換を図り、心身ともにリフレッシュする習慣を持つべきだ。仕事のオンとオフを明確にし、家にいるからといってダラダラと仕事を続けることを避けることも、メンタルの健康を保つ秘訣である。

 

休憩として時間を決めてゲームをする、好きな読書(できれば物語よりも、随筆や詩集など短時間で区切れるもののほうがいい)、なんなら部屋の中でラジオ体操をするなども効果的だろう。

 

気分が落ち込むのは季節のせいという場合もある

 

在宅ワークをしていると、どうしても気分が乗らない日がある。特に、季節の変わり目や天候が悪い日には、その傾向が強くなることがある。これは単に「やる気がない」というわけではなく、季節が原因でメンタルに影響を与えることがある。

 

例えば、冬季型うつという現象がある。日照時間が短くなり、寒さが厳しくなると、気分が落ち込みやすくなるのだ。また、夏の酷暑もやる気を削ぐ要因だ。高温多湿の環境では、身体もだるくなり、やる気が出なくなるのは当然である。季節の変わり目には、体調の変化とともにメンタルも揺らぎやすい。

 

これらの季節要因によるメンタルの低下は、時間が解決してくれることが多いということだ。自分のメンタルが一時的に落ち込んでいると感じたら、それが本当に在宅ワークのせいなのか、それとも季節の影響なのかを見極める必要がある。安易に「もう在宅ワークはだめだ」と結論づけるのではなく、「今はその時期だから仕方ない」と割り切ることが、最終的にはメンタルを保つコツである。

在宅ワークにUMPCやPDAは必要か?

まず言っておこう。私はUMPCが大好きだ。もっと言えばPDAが好きだ。

その前提で、これからの記事を読んでほしい。


PDAというのはいわゆるあれだ。電子辞書みたいなサイズで、カレンダーとかメールとか、簡単なWebブラウジングができる旧時代のITツールだ。

UMPCというのは「ウルトラモバイルPC」の略で、おおむね8インチ未満ぐらいのサイズ感で、どこへでも持ち出せるポータブルなPC、なかでも、ノートPCと同様のクラムシェルタイプのPCを指すことが多かった。

 

こういうPCやPDAには、実用性だけでないロマンがあったのだ。

かつてのノートパソコンというのは、でかくて重くて、とても気軽に持ち運べるようなものではなかった。なので、趣味でPCを持ち歩きするなどというのは苦行も苦行、仕事上やむを得ない事情がある人が、「仕方ないから」PCを持ち歩くというのが基本だったのだ。Wifiもなかったしね。

 

だけど、UMPCやPDAは、たとえばポケットからスッと取り出してなんか他の人にはわからないことをやっている、というようなシーンができるという意味で、子ども心に「なんかカッケェ…!」と思っていた。スパイ映画みたいなね。こういう憧れを子ども時代に持ったことがある人は、生涯PDAやUMPCという言葉に反応せざるを得ない体質になってしまっているわけだ。

 

UMPCやPDAとは何をするためのツールだったのか

 

さて、そもそもUMPCやPDAとは何をするためのツールだったのか?簡単に言えば、「PCを本格的に展開できない空間において、手元だけでできるライトな処理をするための機械」だと考えればいい。つまり、メールの送受信や書類の原案づくり、メモ、カレンダー、スケジュール帳、場合によっては翻訳や録音などの機能を持ったものもあった。これらがデスクのない環境、たとえば喫茶店や飲食店での待ち時間、あるいは電車や飛行機などの移動時間にも処理できるとあって、多忙を極めるビジネスマンの仕事を支援する道具であったわけだ。

 

もっとも、こうした機能はフィーチャーフォン(ガラケー)の登場によって大部分が代替された。パケット通信の量は現代と比べ少なかったり、性能には制限があったものの、移動している人間が一応常時通信ができるようになったし、ガラケーでもメモ機能やスケジュール機能が使えるとあって、ほとんどの層はガラケーで用が足りていた。一部、ガラケー配列の入力に最後まで抵抗していた勢力と、Webブラウザがない(PCサイトビューアーなどのサービスはあったが)と主張する勢力によって、ほそぼそとPDAの需要が生き残っていた。

 

SANWA SUPPLY PDA-F47 液晶保護フィルム(SHARP NetWalker PC-Z1用)

Netwalker PC-Z1

シャープ ザウルス SL-C3100

Zaurus SL-C3100

 

Sharpの「Netwalker PC-Z1」や「Zaurus」などのPDAツールは、ガラケーが登場してもそれはそれとして、仕事はやっぱりPDAでやるでしょ、クラムシェル最強でしょ、という勢力によって、ほそぼそとその需要が保護されてきたわけであるが、現代ではほぼ死滅した。なぜならば、スマートフォンが台頭したからである。PDAが担ってきたすべての機能が、現代ではスマートフォンで代替できる。さらに言えば、スマホでできるがPDAではできないというものがあまりにも多すぎるわけだ。よって、現代においてはかつてのPDAが「機能面で」スマホに勝ることは99.9%ないといっていいだろう。

 

突如として復活したUMPC

 

PDAの需要が死滅し、またPCは小型ノートよりも大画面・高性能化が進んだ2020年頃からの流れだったのだが、なぜかそれとほぼ同時に「UMPC」カテゴリが盛り上がり始めた。

 

たとえば、GPDの「GPD WIN」シリーズや「GPD Pocket」シリーズ

 

GPD WIN UMPC Windows10 5.5inch(IPS液晶) Atom X7 Z8750 64GB ブラック

GPD Win

GPD Pocket3 国内正規版 モバイルノートパソコン8インチ 2 in1 730g Windows 11 (Ultimate版(第11世代Core i7-1195G7/16GB/1TB SSD))

GPD Pocket

 

ONE-Netbookの「ONEMIX」シリーズ

 

ONE-NETBOOK OneMix 3S ミニパソコン 超薄型 (Windows10 / 8.4インチ 2560*1600 10点マルチタッチパネル / Intel Core m3-8100Y / 16GB RAM + 512GB PCIe SSD / 360度YOGAモード / 4096段階の筆圧に対応 / バックライト付きキーボード) ブラック

ONEMIX

 

などが代表的だろうか。そして、PDAの再興とでも言うべきデバイスも登場し始めた。

 

たとえば「f(X)tec pro」や、「Gemini PDA」、「Cosmo Communicator」などがある。

PLANETCOMPUTERS Gemini PDA ブラック 10-001-JPN-J [Android・5.99インチ・メモリ 4GB・ストレージ 64GB・microSIMx1]

Gemini PDA

PLANETCOMPUTERS Cosmo Communicator(10-101-JPN-J) 日本語配列 5.99型 メモリ/ストレージ: 6GB/128GB Nano SIMフリースマートフォン Cosmo ブラック 10-101-JPN-J

Cosmo Communicator

 

個人的には、「なんでやねん」と思いつつも、後者のPDA再興の流れはわからなくもなかった。スマートフォンで採用されるOSに様々なアプリが登場して、業務支援のデバイスとしては使い勝手がよくなったものの、どうしても長文入力はやはりフリックよりキーがあるほうが早いという層がある程度存在する。私もそうだ。

 

とはいえ、どうしても出先でスマートフォンで長文を入力するなら、普通にBluetoothキーボードを買えばすむことだ、とする見解もある(私もそうだ)

 

Bluetoothキーボード 折りたたみ式 ワイヤレスキーボード iPad iPhone用 iOS/Android/Windowsに対応 IC-BK11 (sliver)


このスリーアールのキーボードは折りたたみ機構があり、打鍵感も悪くないので重宝している。(アフィリエイトプログラムではないのでPR表記は不要だ)

 

リモートワーク・在宅ワークの流行とUMPC

 

さて、2020年前後というと、やはり記憶に強く残っているのは新型コロナウイルス感染症と、それによる(世界では)ロックダウン、日本においては「在宅ワーク・リモートワーク」が一躍脚光を浴びたという点だ。

 

そして、UMPCやPDAっぽい端末が次々とこのタイミングで出されたのも無関係ではないだろう。在宅ワーク・リモートワーク初心者としては、小型でどこにでも持ち出せるUMPCやPDAらしき機械は、さぞ魅力的に映ったことだろうと思う。しかし、極めて残酷なことを言えば、在宅ワーク・リモートワークにUMPCは「不向き」だ。

 

小型で可搬性の良いPCがなぜリモートワークに不向きなのか?

 

リモートワーク・在宅ワークは、オフィスという場所に縛られずに働くことができる働き方だ。つまり、オフィスでなくとも自宅、カフェ、シェアオフィス、ネットカフェなどあらゆる場所が仕事場にできる。このような背景から考えれば、UMPCやPDAはリモートワーク向きではないか、と怒られそうなものだ。

 

しかし「どこでも仕事ができる」ということは、自分にとって最も快適で仕事のパフォーマンスが出る場所で仕事ができるという自由が与えられたのである。結論、どう考えても広いディスプレイと十分なパフォーマンスを発揮できる大型のPCを展開できる自宅が最強の選択肢となる。

 

UMPCやPDAは、そうした「大型でハイパフォーマンスなPCが”展開できない場所”で仕事ができる」ように作られているデバイスだ。それはどんなシーンが想定されるかといえば、要するに一定時間そこにいなければいけない環境、たとえば航空機での移動中、新幹線や電車での移動中、公共機関や病院などでの待ち時間、レストランやホテルなどでの打ち合わせ前の待ち時間という、簡単に言えば「スキマ時間」だ。

 

なお、リモートワークという「職場からの開放」を経験したばかりの人は、なんとなくイメージで「カフェで仕事しちゃおっかな♪」などと考えがちであるが、あらゆる面から見てカフェでの仕事は推奨できない。盗難、紛失、情報の盗み見、周囲の騒音、電源確保、Wifi…と、課題が山積みである。在宅ワークの名のとおり、結局のところ自宅が最強である。カフェでやるならスマホかタブレット+Bluetoothキーボードにしておけ。UMPCやPDAはそれ単体で、中程度のノートPCが買える価格になっている。コストパフォーマンスの点からもおすすめはできない。

 

結論

 

 

UMPC、PDAというカテゴリの製品は、現代においては「ロマン」だと思っておくといい。確かに、小型のPCでこんなこともできる!おもしろい!という体験はできるし、カフェや飲食店でさっとPCをカバンから出してカタカタッと仕事をして、すぐに片付けるというのはいかにもスマートだ。だがそのスマートさを演出するために数十万の出費を伴うのは、やはりロマンでしかない。

 

かつて、仕事に使えるようなデバイスが重く、大きく、通信環境も整っていない時代に、一部のビジネスマンを支えたこういうデバイスがあったんだよ、と、憧憬の眼差しを向けるデバイスであるべきだ。それほどまでにスマートフォンやタブレットという発明は偉大だということでもある。

 

新製品のPDAやUMPCが出るたび、私もどうしてもその情報を追いかけてしまうし、Amazonでは「ほしい物リスト」に入れる。しかし、それだけだ。少なくとも現代において、実用性を求めてUMPCやPDAを買ってはいけない。あくまで「ロマン」でしかないのである。

 

よくわかんないし、在宅ワークは中古PCでいいか…という悲劇を無くしたいんだ。

[出典]:https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/x2Z0uNj-Quo

 

まぁタイトルで言いたいことの9割を網羅してしまったわけだが。

これまでPCを長く使ってきた人、それなりにこだわりを持ってPCを選んできた人であれば、突然在宅ワークが開始になったり、何かのタイミングで自宅で働くことになったとしても、それほど困らないだろう。
それがたとえ、「これからPCを購入する」という段階だったとしてもだ。
なぜなら、「どのようなポイントに気をつけて選べばいいかがある程度わかる」からだ。

しかし、世の中の人みんながPCに詳しいわけではないし、PCを選ぶポイントを網羅しているわけでもない。

これまでPCを全然使ってこなかったのに、あるタイミングで突然、自宅でPCを使って仕事をするということになった場合、いったいどうすりゃいいのさっていう困惑にぶち当たることは想像に難くない。

ちなみに、ノートPCがいいのかデスクトップがいいのかタブレットがいいのかみたいな話は、以下の記事で解説しているので参考にしてほしい。

 

athomehardcore.hatenablog.com

 

さて、そんな初心者には難易度の「高いPC選び」だが、何故か、何故か一定数「中古でええやろ」という層がいる。
特に注意が必要なのは、メル◯リとかヤフ◯クとかで、「初心者用PC」とか銘打って出品されてる中古ノートPCとかに、「初心者用なら私も使えるかも♪」と無邪気に喜んでしまうタイプだ。

結論から言おう。絶対にやめておけ、だ。

そもそも中古PCが初心者におすすめなわけがないという話。

さて、そもそもの話として、中古PCってどんなところで売り買いされていて、どんな人たちがそれを買いに来るものだったのかという話をしよう。

時間を巻き戻して、ときは2000年代、ようやくパソコンが一般に浸透しきってきたタイミングだ。
この頃にはWindowsはXPあたりが主流で、個人でもインターネットやメールが使い放題になったり、ちょっとしたネットゲームが遊べるようになってきたり、テキストサイト(今で言うブログ)なんかが一部界隈で流行したころだ。

この頃、中古PCはアホほど安かった。
ただし、中古PCとは「完動品」を指すものではなく、基本的に「ジャンク品」、つまり「そのままでは使えないもの」を意味していた。

そのままでは使えない中古PCがなぜ売りに出されるのかといえば、買う人がいるからなのだが、じゃあ買う人はなんでそれを買うのか?という話になる。
当然飾っておくためではない。
自分で部品を取り出して交換したりメンテナンスしたりして、自分の力で動かす技術と知識があるからだ。

そして、そういう中古PCを取り扱っているところに買いに来る客は、もれなくいわゆる「PCオタク」であり、ちょっとした修理や部品交換なら、ショップの店員より下手したら詳しいみたいな客が大半だったわけだ。
コレ何に使うんや?みたいなケーブルをわざわざアキバあたりまで買いに来るみたいな客。
アニメオタクとは違うベクトルの人々である。
中古PCとはもともと「そういう層」に向けて、「そういう店」が扱う商品だったわけだ。

 

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でもいま令和だし!たくさん出品されてるし!

しかし今日では、確かに中古PCは一般にフリマサイトとかPCショップなんかでもそこそこ扱われていたりする。
しかし、じゃあなんでそのPCが中古に出されたのだろうか?ということを考えると、要するに「使わなくなったから」である。
別に壊れているとかの話ではない。
基本的には「スペック不足」「バッテリー劣化」などが主な理由で、要するに旧式化したから売りに出したものが販売されているということ。

こういうPCにたとえばWindowsを消してLinuxを入れてコマンドラインの練習するとか、自宅内で無駄にファイルサーバー立てたりとか、ちょっとヤバめのファイルとかアプリを扱う人がサンドボックス環境に使うとかならまぁ話はわかる。

しかし、仕事に使うものとしてこういうPCは基本的に、「不足」なのである。

どんな部分が不足なの?

何がアカンのか。
まず中古PC最大の問題はバッテリーの劣化と、それに伴う内部の部品へのダメージだ。
そこそこの年数使われていたものとなると、やっぱりある程度ダメージが蓄積しているので、新品に比べて突然故障するリスクがある。

続いて、CPU・GPUの力不足、これが致命的だ。
たいていの中古PCは、いわゆるゲーミングPCのようなモデルではなく、一般的なオフィスPCであることが多いのだが、そうなるとCPU性能(周波数あるいはクロック数)が極端に低い。
そしてこのポイントは、フリマアプリなどの商品タイトルには書かれていないことが多く、あとから「説明欄に書いてあります~☆」みたいなことを言われるケースがある。

 

フリマアプリでの商品タイトルで書かれる定番は、
「HDD(あるいはSSD)◯GB!メモリ◯GB!」
「美品!汚れなし!」
「Officeインストール済み!」
だ。

 

まずHDDとメモリの容量は嘘のつきようがないから、これは事実だろう。
だがいかにHDDやメモリの容量が多くても、CPUクロック数が少ないとガチで作業が遅くなる。

メモリとCPUクロックの違いは、そのまま「メモリ=手の数」「CPUクロック=頭の回転の早さ」だと思えばいい。
頭の回転が極端に遅いと、いくら手の数が多くても処理は早くならない。
たくさん持てるだけだ(Chromeのタブをたくさん開いてもクラッシュしないけど開くのめちゃくちゃ遅いってこと)。

美品!汚れなし!あたりはまぁ、好みとか許容量の問題もあるからね、そのへんは個人にお任せ。

そして最後、「Officeインストール済み!」、これもなかなかあくどい。
通常、仕事に使う「Office」といえば、Microsoft Office一択だ。
一般に会社で使われるPCではコレが使われる。

一方で、こうしたフリマサイトで売られているPCは、要するにMicrosoft Officeで作られたファイルが読めるように開発された、「互換Office」と呼ばれるもの。
たとえば「Libre Office」とか「Open Office」みたいなフリーソフトであるケースが多い。
Kingsoft Officeの場合もある。

どの互換Officeも、「互換Officeとして見るなら」性能も上がってきているし、仕事に使えなくもないのだが、正直それらの互換OfficeをまるでMicrosoft Officeであるかのように誤認させるような書き方はそろそろ取締が入っても良いと思っている。
だって自分でインストールすればいいだけのものなんだから。

なお、互換Officeは、Microsoft Officeと完全互換ではないことにも注意を要する。
バージョンの違いとかでファイルが開けなかったり、作ったドキュメントのレイアウトが崩れてる、関数が壊れてるなんてことはザラだ。

中古である利点は、「安く手に入ること」というよりも、本来「自分でいろいろ弄って自分好みのPCを自由に作れる土台が安く手に入る」ということなのだ。

一般の仕事で使うPCを中古、ましてやフリマアプリなんかで手に入れようとすれば、ちょっとコストを抑えた代わりに、上記のような手間やリスクを背負うことになるわけだ。

 

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じゃあどうすればいいのさ!

やはりメーカー品が一番。どのメーカーがいいとかは議論のあるところ。
以下は個人的な感想。
私はマウスコンピュータを使っているが、BTOでスペック選んでオーダーできてすぐに届くし、そこそこ安い。
家電量販店なんかで売っているメーカーだったら、NECあたりは割りとハズレがないイメージだ。
東芝は悪くなかったけど、今はもうね…。
富士通は…うーん…どうしても富士通がいい?って感じか。
VAIOはカッコいいけど、まぁ好みの問題かな。
金が余ってしょうがない人ならPanasonicのLet's noteだ。
あれなら10年戦える可能性がある。(言い過ぎか?)

国産にこだわらないなら、ASUSあたりは安いわりに信頼性が高い。
私が未だにサブノートとしてときどき起動する「Transbook T90chi」というモデルは、かなり酷使したにも関わらず7年は生き残っている。

AcerはASUSほどは信頼できないが、故障はあまりないイメージ。
MicrosoftのSurfaceシリーズは実際ビジネスの現場で使われてるから、在宅でも使いやすいだろう。

Chromebookは安くて使いやすいが、あくまであれはChromebookというカテゴリであって、Windows機ではない。
職場がChromebookに理解がないならやめといたほうがいい。

Macbook?デザイン系ならいいんじゃないの(無関心)
…いや、それはひどいか。
基本的に事務用途に近いなら絶対Windows機がおすすめ。

アパレルとかで、処理する写真の発色が大事とか、Webデザインで色を扱うとかだったらMacbookも必要だと思うけど、そういう職種の人には釈迦に説法だと思う。

Dellはコスパはいい。不良品に当たるみたいな話も聞くが、いいモノに当たれば長く使える。

RazerとかAlienwareとかのゲーミングを買える人ならそれもいい。
ピカピカ光ってかっこいいよ!ゲームもできちゃうしお得!
…まあ高いけど。

どうしても中古がいいの!という人は?

ここまで説明しても、それでもどうしても中古がいい!という頑固な人もいるかもしれない。
そうであれば、最後の忠告だ。
どうしても中古を買うなら、デスクトップにするべきだ。
いいか、「一体型」じゃないぞ。デスクトップだ。

デスクトップPCは一般的に、ノートPCよりも高性能なCPUを積んでいる(僅かな差だけど)。
その理由は、ノートPCはバッテリー消費を抑えるために、あえて省電力なチップを積んでいるから。
デスクトップはその制約がないし、バッテリーがないから劣化の心配もない。
それから、デスクトップは最悪一箇所が壊れても、パーツを交換して延命できる可能性がある。
まぁマザボが逝ったらおしまいだけど、モニターとかキーボードをお気に入りのにすれば、やがて新品のイケてるデスクトップに買い替えたときも流用できるからね。

というわけで、「よくわからん」って人ほど中古は買うな、大人しく新品メーカー製を買っておけ。結果的にそのほうが損がないという話であった。

在宅ワークでもマウスやキーボードはワイヤレスが便利だという話

出典:https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/Lxcn2wrM6UY

 

デザイン系の企業やIT系の企業ならいざ知らず、実はごく普通の一般的な会社において、マウスやキーボードがすべてワイヤレスになっている会社というのは少ないんではないだろうか。

まぁ理屈はわかる。どうせ自分のデスクの他でPCを使うことはないのだし、電池だの充電だのと面倒な手間があるワイヤレスマウスやキーボードなど必要ないというわけだろう。

そしてこの考え方は、基本的に在宅ワークでも当てはまる。在宅ワークはあちこち出かける必要がない働き方であり、それゆえにマウスやキーボードがワイヤレスである必要性がないのは自明だ。

…なのだが。実は在宅ワークでもワイヤレスマウスが便利だったりする。

何を隠そう自分も有線派だった

見出しどおりだが、もともと私も有線マウス一択派だった。
無線マウスなんて、通信がうまく取れなくなって変な動きをしたり、肝心なときにバッテリー切れ・電池切れで使えなかったりと、良いことなど何もない、やはりLANもマウスもキーボードも有線 is 最強だと思っていたわけだ。
しかし、その考え方ももちろん間違いではないものの、場合によって無線のほうが自由度が高くなることもある。

マウス・キーボードを無線化して良かった点

じゃあ具体的に何が良かったのか?という話だ

配線のわずらわしさから開放される

まずはこれだろう。スマートフォンの無線充電と似通う部分があるが、やはり「コードがない」というだけで見た目はかなりすっきりして洗練されたように感じる。また、ケーブルがないためPCとマウスの間に多少空間があっても気にならない。

状況に応じて配置を簡単に変えられる

これは在宅ワークに限らないと思うが、たとえばデュアルディスプレイにしたり、イラストを書く人ならペンタブ・液タブを配置したり動かしたりするケースがあるだろう。私はライターだが、処理する内容が多く画面領域が足りない場合には、ノートPCにモニタを接続してデュアルディスプレイ環境にしている。有線だとコードの取り回しが問題になったり、配置を変えるたびにコードが邪魔になったりしてイラッとすることがあるが、無線ならその心配はない。また、私のように書類仕事もあるタイプの人は特におすすめだ。PCを見ながら書類仕事をする人は、マウスを置く位置に書類があれば手書き仕事もしやすい。このとき、有線マウスより無線マウスのほうが断然機動力が高い。

「遠隔操作もどき」な運用ができる

テレビとPCをHDMIなどで接続して、普段の事務処理はPC側のモニタで、映画やアニメなど映像を見たい場合にはテレビに出力してそれを見ている、というようなケースもあるだろう。こうした大型のディスプレイ機器・テレビと接続しているようなケースでは、無線マウス・キーボードが役立つことが多い。テレビや大型ディスプレイは、手元で作業をするノートPCやデスクトップPCと同じ距離感で見るには、距離が近すぎる。そのため、少し離れて操作をしなければならないことがある。このような場合、有線では離れられる距離に制限があるが、無線であればだいたい部屋のどこにいても操作が可能だ。

無線マウスなんて…と敬遠するのはしばらく使ってみてからでも遅くない

ワイヤレスマウスに対して抱いていた、「結局有線が一番でしょ」な印象は、ワイヤレスイヤホンを導入する前の心境によく似ていた。使う前はいろいろデメリットばかりが目につくのだが、実際使ってみるとその便利さがほとんどのデメリットを帳消しにしてくれるほどに便利だ。

これまで私と同様にワイヤレスマウス・キーボードを敬遠してきたという人はぜひ、しばらくワイヤレスマウスを体験してみてほしい。

ちなみに私が使っているワイヤレスマウスは、「ロジクール M650」だ。

 

個人的に、この手のPC周辺機器についてはとりあえずロジクール・ロジテックを選んでおけば外れはない。

参考まで。

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