六番勝負: ディスプレイの視認性
実際の入力時にネックとなりやすいのは、キーボードの小ささに加えて、液晶パネルの視認性の低さが上げられる。輝度が低いと文字が見にくくなるうえ、背面にある光源が邪魔になりやすい。LaVie Lightは同社の「スーパーシャインビュー液晶」を採用することで、高い輝度を実現。映り込みしやすい光沢パネルながら、中位の輝度で作業している際は画面の情報がはっきりと読み取れた。
また、左右30度角から見た際は、映り込みが目立つものの、ディスプレイ内が変色せず、十分に明るかったのも印象的だ。友人達とデジカメ写真を鑑賞するといった使い方では、このメリットが十分に発揮されると思われる。
いっぽう、Eee PC 1000H-Xは非光沢の液晶パネルを使っているため、映り込みが少ないのが利点。ただし、全体的に輝度が低いため、周囲にある光源によって視認性が大きく影響されるのが気になった。また、視野角も狭めで、左右30度角から見た際は、変色しないながらも輝度が大きく落ち込んだ。とはいえ、電車の中でオフィスソフトを編集したり、ネットを見るといった作業で、たまに気になる程度だ。
この項目で判定すればLaVie Lightが勝者となる。
とはいえ、通常のモバイルノートやA4ノートと比較すると、Netbookの弱点を感じる分野でもある。あくまで「ネット閲覧やオフィス操作における最低限」の範囲内での優劣と考えてもらいたい。