三番勝負: 通信機能
カテゴリ名のとおり、場所を問わずインターネットにアクセスできるのがNetbookの利点だ。そうなると、対応する無線LANの種類などが多いほうが便利といえる。両モデルの通信機能は以下のとおり。
LaVie Light vs Eee PC 1000H-X 通信機能比較 | ||
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製品名(型番) | LaVie Light(BL100/SA6) | Eee PC 1000H-X |
有線LAN | 100BASE-TX/10BASE-T | 100BASE-TX/10BASE-T |
無線LAN | IEEE802.11b/g | IEEE802.11b/g/n(Draft 2.0) |
IEEE802.11n(Draft 2.0)に対応している点で、Eee PC 1000H-Xが一歩リードしているといえる。ここはEee PC 1000H-Xの勝利だ。
四番勝負: インターフェイス
イー・モバイルに代表されるデータ通信端末やマウスなど、各種周辺機器を接続する外部インターフェイス環境もチェックしておきたい。両モデルともにUSB2.0端子を3基とSD/SDHCカードスロットを備えているが、Eee PC 1000H-XはさらにBluetooth Version 2.0+EDRアダプターを内蔵している点に注目したい。
ワイヤレスマウスやヘッドセットを利用する際に重宝する機能だ。いっぽうのLaVie Lightは、電源オフの状態でも周辺機器に給電できるUSB端子を1基用意しているのが特徴。長期の旅行に行く際も、LaVie LightのACアダプターさえ持って行けばiPodやケータイなどが充電できるといったメリットがある。
両者に特筆すべきメリットがあり甲乙つけがたいが、あえて雌雄を決するなら、右側面にある2基のUSB端子の配置が決め手になるだろう。両モデルともによく似た配置を採用しているが、LaVie Lightは右側面にある2基のUSB端子が少し離れて配置されており、周辺機器同士が干渉しにくいように工夫されている。
それに対してEee PC 1000H-Xの幅は狭く、データ通信端末やワンセグチューナーなどの直差しタイプの周辺機器が隣り合わせで接続できない可能性がある。
この勝負は、きわめて僅差だがLaVie Lightに白星を与えたい。