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フードロス(食品ロス)を減らすための具体的な工夫

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シンプルな暮らしを目指すなかで、必然的というかなんというか、食べ物の廃棄についても深く考えるようになりました。モノを手放す「捨て活」に精を出しながらも、食べ残しを簡単に捨てるのは気が引ける…心も身体も満足する食事というのは個人差が大きく、定義するのはなかなか難しいです。

 

画面いっぱいに色とりどりの野菜や果物がぎっしりと並べられている画像

 

世界ではフードロス(食品ロス)が深刻な問題と認識されていて、この世で生産される食料の約3分の1、年間約13億トンが廃棄されているそうです。各国、削減に向けてさまざまな取り組みを進めている一方で、約8億人以上が飢餓状態にあり、食料の不均衡もまた深刻な問題となっています。 

 

 

先進国と後進国では異なる課題

日本をはじめ、アメリカやイギリスなどの先進国が抱えるフードロス問題と、アフリカのルワンダやウガンダ、アジアのバングラデシュやフィリピンといった後進国が抱えるフードロス問題では、それぞれの段階でまったく違う問題となっています。

 

フードロス(食品ロス)の問題の違いを先進国と後進国で比較した図

日本での取り組み

2019年に「食品ロス削減推進法」が施行され、国・地方公共団体・事業者・消費者が連携して食品ロス削減に取り組んでいます。 また、2030年度までに2000年度比で食品ロスを半減する目標を掲げています。

 

アメリカでの取り組み

2015年に農務省(USDA)と環境保護庁(EPA)が共同で、2030年までに食品廃棄物を半減する目標を設定し、官民連携のプログラムを実施しています。 

 

中国での取り組み

2021年に「反食品浪費法」を可決し、飲食店が大量の食べ残しをした客に対して処分費用を請求できるようにするなどの措置を導入しています。 

 

 

後進国での成功事例

後進国(開発途上国)におけるフードロス削減の取り組みは、主に国際機関や非政府組織(NGO)、そして各国政府が主導しています。とくに国連食糧農業機関(FAO)や国連世界食糧計画(WFP)は、途上国での食品ロス削減に積極的に関与しています。 

 

インド コールドチェーンの導入

小規模農家を対象に、低コストで利用可能な冷蔵施設(コールドチェーン)を整備し、フードロスを大幅に削減しています。


ケニア ソーラーパワー冷蔵庫の導入

太陽光発電を利用した冷蔵設備を導入し、農作物の保存期間を延ばすことに成功しています。


フィリピン 共同加工施設の設立

ココナッツやバナナをジャムやスナックに加工する施設を設置し、農家の収益向上とフードロス削減を同時に実現しました。

 

個人でできる取り組み

フードロス問題に対して個人でできることは意外と多く、日常のちょっとした工夫が大きな影響を与えます。人間の意識って本当に大切です。

 

計画的な食材購入

買い物リストを作りましょう。必要なものだけを購入することで、余分な買い物を減らし、使い切れずに捨てるリスクを減らします。

 

ミニマリストの精神そのものです!


また、冷蔵庫の中身を把握・確認するのも重要です。買い物の前に家にある食材を確認し、今ある食材をムダにしないようにします。

 

適切な保存方法を学ぶ

冷蔵・冷凍を活用しましょう。野菜や果物、肉類を正しい温度や方法で保存することで、鮮度を保ち長持ちさせます。また、保存容器や真空パックを活用することで、食材の酸化や腐敗を防ぎます。


食べ切る習慣をつける

余った料理はリメイクして食べ切ります。また、冷蔵庫の中にあるものは全て使い切るよう計画を立てましょう。

 

賞味期限を意識する

消費期限と賞味期限の違いを理解しましょう。消費期限(安全性に関わる日付)は厳守が必要ですが、賞味期限は多少過ぎても食べられる場合が多いです。期限を把握できたら、先入れ先出し(古いものから使う)を心がけムダを減らします。

 

フードシェアリングサービスの利用

近年では、余った食品をシェアできるアプリやサービス(例:ご近所でシェアするアプリなど)が増えています。

 

tabete.me


家庭菜園を始めてみる

家庭菜園を通じて、使う分だけ収穫すれば無駄を減らせますね。野菜くずを堆肥にして循環型の生活を取り入れることも可能です。

 

 

フードロス啓発活動に参加する

自分の知識や経験を家族や友人と共有することで、フードロス削減の輪を広げることができます。また、家で余っている未使用の食品を寄付する活動に参加するのも効果的です。

 

環境に優しい食生活を取り入れる

輸送中に廃棄される食品を減らすため、地元の食材を選ぶことがフードロス軽減につながります。地域の八百屋さんや魚屋さんなど、必要な分だけ買える量り売りのお店を利用することも過剰な購入を防いで効果的です。

 

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おわりに

いかがでしたでしょうか?

 

各国が共通して2030年までにフードロス半減を目指しているのは、SDGsや気候変動目標など、国際的な枠組みに基づく努力目標が背景にあるからです。この年までに各国や企業が達成を目指すことで、より持続可能な社会の実現が期待されています。

 

ちなみに中国は、2030年までに食品ロスを半減するという具体的な数値目標を掲げているわけではありませんが、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に賛同し、食品ロス削減を重要な課題と認識しています。 また、民間レベルにおいても「光盤行動」などのキャンペーンが展開され、食べ残しを減らす意識改革が進められています。

 

フードロス削減は、これまでの価値観を変えるチャンスだと前向きにとらえて、楽しんで取り組んでいきたいと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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