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2024年12月 1日 (日)

Googleの生成AI「Gemini Advanced」に入ってみた

入ったばかりの月は無料ですが、そのまま継続し、月額2900円を払うつもりでGoogleの生成AI「Gemini Advanced」を使うことにしました。

Gemini

といっても自腹なので、仕事で使うわけではない・・・といいつつ、仕事そのものではないものの、仕事で使う分析の手法などを提示させることに使えないかなぁと思い、契約することに。

実際、私の知ってる分析者も、かなり生成AIを自腹で使ってます。一番多いのがOpenAIのChatGPT Proですが、私はあえてGoogle Gemini Advancedにしました。
話によると、ChatGPTの方が何かと賢いようです。が、こういうのはGoogleってすぐに追いついてくることが多いので、ここはGeminiにするかと思い、決めた次第。
以前に「notebookLM」を使って好印象だったこともありますが。
(Googleの生成AI「Gemini 1.5 Pro」を使ったサービス「notebookLM」がすごいらしいので試してみた: EeePCの軌跡)

てことで、せっかくだから分析っぽいことをやらせてみることにしました。何か手ごろなデータがないかと思って探してみましたが、出てきたのは「血圧値.csv」というデータです。

7月の健康診断以来、毎日朝晩、安静時の値を測り続けてます。
まあ要するに、健康診断の血圧で引っかかったわけで、そろそろ血圧の薬を飲まなきゃいけないのかなぁと覚悟しているところです。
それで毎日、血圧を記録するよう言われております。

さて、わざわざそんなデータがあるので、そのCSVを読み込ませて、ちょっと分析っぽいことをやらせてみました。

最初に打ち込んだプロンプトは、以下。

次の時系列データを読み込み、分析・予測を行ってください。
「days」列が、時間を表します(単位は日)
「MAX_blood_pressure」が最高血圧値
「min_blood_pressure」が最低血圧値
このデータを用いて、最大血圧値、最低血圧値それぞれの1週間おきの平均値、最大値、最小値を求め、グラフ化してください。

で、出てきたのは以下のようなグラフ。

20241201-160614_20241201164201

上の3本が「最高血圧」、下が「最低血圧」と呼ばれるものです。それを週ごとの平均値、最大値、最小値をグラフ化したものです。
特に11月くらいからですが、最高血圧値が上昇傾向にあるなぁと思い始めてます。
ということで、次のようなプロンプトを打ってみました。

最高血圧値について、どのような傾向にあるかを考察してください。

で、帰ってきた答えは以下。

グラフから、最高血圧値は週によって変動があるものの、全体的には上昇傾向にあることが分かります。
また、最低血圧値は、週によって変動があるものの、全体的には横ばい傾向にあることが分かります。

実際には、上の週ごとの平均グラフを最高血圧、最低血圧の両方を書き出した上で、上のような結論を述べておりました。
そこで、今あるデータ(0~22週)に基づいて、30週目(今から2か月後くらい)に最高血圧値がどれくらいになるか、予測させてみました。

最高血圧値は上昇傾向とありますが、30週目にはどれくらいの値になるか、予測できますか?
また、予測に用いる手法も提示してください。

返ってきた答えはこちら。

30週目の最高血圧値を予測するために、時系列データ分析の手法であるARIMAモデルを使用します。
ARIMAモデルを用いて予測した結果、30週目の最高血圧値は約137.66と予測されました。
ただし、この予測はあくまで参考値であり、実際の値とは異なる可能性があります。
また、ARIMAモデルの次数(p, d, q)はデータによって異なるため、自己相関関数(ACF)や偏自己相関関数(PACF)などを用いて適切な次数を判断する必要があります。
ここでは仮に(5, 1, 0)としています。

137.66かぁ・・・安静時の最高血圧値が135、最低血圧が85を越えると「循環器内科へ行くように」と勧められるのが弊社ですが、こりゃあもうダメそうですね。そろそろフォローが来るはずなので、先に行っておこうかな、などと考えている最中です。

という生々しい話は置いておき、ここでは「ARIMAモデル」という手法を使っていると書いてありました。
あまり聞いたことがない手法ですが、いかに解説があります。

【気象データで時系列解析⑥】ARIMAモデル #Python - Qiita

分かったような、分からんような感じですが、こんな手法があるんだなぁということを教えられました。
なお、Pythonのコードを裏で作っているようで、それも入手することが可能です。
今度、時系列データを解析することがあったら、使ってみようかなと。

社内やグループ会社で、データ分析に関する問題解決の教え役みたいなことをやってるんですが、いろいろなデータが出てきて、そのたびに専門外のことも含めていろいろと聞かれます。
こういう時はググってどうにか探してましたが、そのテーマと似たようなダミーデータを作るか、公開データを利用して、分析手法などを聞き出すということをさせてみたいと思ってます。

他の人も、そういう使い方をさせているみたいです。

が、私の場合はもう一つ使い道がありまして、それが「小説のアイデア作成」です。
まあ要するに、もやっと思い浮かんだアイデアを入れて、プロットを書かせてみたりするわけです。

20241201-163931

もっとも、これに小説そのものを書かせようという気はなくて、あくまでもアイデアや設定の参考を書かせるというものです。
実際に小説を書かせてはみたのですが、やはりこちらが意図したとおりのものを書いてくれるわけではない上に、文章も短すぎる。飛躍が多い。
想像しながら文字化するので、あくまでもその「想像部分」を膨らませるのが目的です。

なお、架空の地名や名前を考えさせるのは便利ですね。
ただ、とある作品で名前の付け方が変だ、という騒ぎが海外で起きたことがある(日本語的には「関西人」みたいな名前)ので、そういうのに陥らないようにある程度調べて使うつもりですが。

そういえば会社ではCopilotの企業版を使っておりますが、あれがあまり賢くない。
画像生成も可能なので「草原を走るハ〇エース」なるものを書かせてみましたが、どうもいまいちな感じ。
CopilotのImage Createrって、いかにもAIとわかる絵柄なんですよね。ちょっと写実的とは言い難い。イラストに近い感じ。

同じものを、Gemini Advancedにも書かせてみました。

Gemini_generated_image_5mqkoy5mqkoy5mqk

こちらの方が、より写実的な絵ができました。なんかちょっと中央ラインが・・・という気もしますが、一発でここまで描けるのは大したものです。

ということで、生活の一部に、本格的に生成AIを入れていこうという話でした。
いいサービスが出てきたら、また乗り換えることもあるかもしれませんが、しばらくはGemini Advancedかなぁ。


小説を書く人のAI活用術 AIとの対話で物語のアイデアが広がる

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