昨日、Amazonからこんなものが届きました。
表題で中身はバレバレですが、Surface Go 3です。
ただ、Surface Goを買ったことがある方なら、こう思ったかもしれません。
「あれ?箱が地味過ぎじゃね?」
はい、実はこれ、法人向けモデルなんです。
中身はこんな感じ、本体以外には、電源とマニュアル類。
そして、SIMスロット用のピンが付いてます。
そうなんです、これ、LTEモデルなんです。
中身です。一見すると、iPadと見分けがつきませんね。
ちなみに搭載されているCPUはCorei3-10100Yという、Surface Go 3的には上位のものとなります。
また、法人向けモデルのため、Windows 10 Pro搭載で、かつOffice 2019はついてません。
こんなモデルを、なんと約6万円で購入しました。
いくらOfficeなしとはいえ、LTE搭載の法人向けモデル。WindowsもPro。これでどうして6万でおさまるのか?
なんとこのSurface Goは
4GBメモリー、64GB eMMCモデル
なんです。
いやあ、LTE付きなのに、こんなモデルあるんですね。
よほど売れなかったのか、ほぼたたき売り状態です。
(Office付きのGo3 4GB/64GB eMMCモデルでも5万くらいですし)
せっかくなので、今あるSurface Go 1と並べてみました。
ベゼルが、明らかに細くなってますね。外観の違いは、ほぼこれだけです。
キーボードや電源はすべて使いまわしができるため、キーボードカバーは移植して使うことに。
さて、LTEモデルってほとんどレビューが見当たらないんですよね。てことで、個人的に細かくレビューします。
まず本体の右側は、ごく普通のSurface Goな端子がついてますが、
左側面には、このとおりSIMスロットがあります。
iPhone用のSIMピン使っても開けられます。
ここに、イオンモバイル用のデータ通信SIMをぶっ刺します。
で、いざ、電源オン!
・・・ですが、起動しません。このマークが出るってことは、放電しきっている模様です。
しばらく充電して、再度電源を入れると、
やっと起動しました。あとは、ごく普通の初期設定(Wi-Fi、Microsoftアカウントなど)なので省略。
起動完了。清々しいほどすっきりとした画面。そして、Windows 10特有のタスクバーが現れます。
おそらく元が電池が10%以下だったようで、この段階でようやく20%越えでした。
幸い過放電ではなかったみたいで、バッテリーはその後充電、ちゃんと動きました。
で、一つだけCD-ROMなソフトがあるので、それをインストール。これ以外は標準のソフトをまんま使ってます。
ブラウザはFireFox派なんですが、なんか面倒なので今はEdgeのままにしてます。
ちなみにMicrosoft 365 Personalに入っているため、Excelなどはそのまま使えます。一応、Microsoft 365用のOfficeはインストール済みでした。
といっても、こいつでよく使うのはブラウザとOneNoteなので、Officeも使うかどうかといったところです。
さて、ここでようやく携帯回線につなぐのですが。
最初に引っかかったのが、5G回線でした。
SIMを挿しているのになかなか「圏外」が消えないので、なぜだろうかと思ったら、この5G非対応の端末では5Gをオフにしないといけません。
イオンモバイルの場合、この通り各SIMに「5G通信:」の項目があります。
元々、5G対応のAndroidに挿していたため、これがONになってました。
が、これがONのままだと、アンテナピクトが立たないようです。
ここで、挿入したSIMのところの「変更」をタップ。
今は、OFFの状態なので、下が「5GをONにする」となってますが、ここからOFFにしました。
が、ここで一つ、罠があってですね。
なんと、20:00~翌日9:00の間は切り替えできない と書かれてます。
で、これを切り替えようとした時が、昨日の20:11。わずか11分遅れで、翌日まで待たされる羽目に。
ああ・・・こういうところが格安SIMサービスですよね。
で、5Gをオフにしたら、アンテナピクトが立つようになりました。
さて、ここからやっと設定です。
「設定」-「ネットワークとインターネット」-「携帯電話」を選ぶと、こんな画面に移行します。
なお、アンテナピクトが弱いですね。2本しか立ってない・・・というのはともかく、ちょっと下の「詳細オプション」をクリック。
ちょっと下の方にある「APNを追加します」の「+」記号をクリック。
後は「APN設定方法|イオンの格安スマホ・格安SIM【イオンモバイル】」のタイプ1の設定方法を参考に、上のように設定しました。
主に設定するのは、以下の5つの項目。
APN : i-aeonmobile.com
ユーザー名 : user
パスワード : 0000
サインイン情報の種類 : PAP か CHAP
IPの種類 : IPv4v6
これで、つながるようになりました。なお、IPの種類は「規定」のままではダメでした。そこは要注意。
ちなみに、タスクバーのWi-Fiのところをクリックすると、こんな感じに出ます。
「携帯ネットワーク」というパネルをクリックするといつでもオフにできるため、使いたくないときはここをクリックしましょう。
ちなみに、メモリーの使用状況はこんな具合。だいたい3GBは消費しちゃってる感じです。
ブラウザやOffice、OneNoteを単体で使う分には、これでも全然問題ないですけどね。
なお、私がこれまで使っていたSurface Go 1も同じ4GB/64GB eMMCモデルだったので、それで窮屈に感じなければ、こんなスペックでもどうにかなります。
むしろ、CPUがPentium 4415YからCorei3-10100Yと変わったのが大きく、体感的にはかなり速くなった感じ。特に起動と顔認証が速い。
で、CPU性能の差を比較したのを探してみたら、「Pentium 4415Y対Core i3-10100Y [1ベンチマークに]」によれば、だいたいCorei3-10100YはPentium 4415Yの1.9倍くらいなようです。そりゃ速いわけだわ。
あとは、LTEがどれくらいバッテリー駆動に負荷をかけるか、ですよね~
それを試すには、一日出張に出かけるしかないか。今年中に東京、行けるかな?
なおSurface Go 3は、我が家にある18Wの10000mAhのバッテリーでも給電できました(USB-C端子より)。
20W程度のUSB電源で充電できるのは、Surface Goのいいところですね。40Wとか供給できるバッテリーって、まだまだお高いですし。
総評ですが、正直かなり人を選ぶモデルだと思います。なにせ、メモリーが4GBですから。
ストレージに関しては、microSDを使ってどうにか補えるんですが、メモリーばかりはどうしようもありません。
なお、同じ法人モデルでLTEの8GB/128GB SSDのモデルは108,800円だそうです。5万円近くプライスアップ。もう一台、これが買えそうな勢い。
お手軽に出先で使えるWindows端末で、ブラウザとOffice程度を単体で使うという用途がメインなら、悪くないモデルじゃないでしょうか。
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