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2021年6月28日 (月)

何が原因でWindows 11にアップデートできないのか!?がある程度わかる非純正互換性チェックアプリ

そりゃあ、こんなメッセージだけでは普通は納得しませんよね。

ということで、有志の方が、何がダメなのかを教えてくれるWindows 11互換性チェックアプリを作成して、公開してくれています。

純正よりも高機能なWindows11互換性確認アプリ『WhyNotWin11』が登場! | ニッチなPCゲーマーの環境構築Z

で、アプリそのものは下記のGithubのリンク先にあります。

Releases · rcmaehl/WhyNotWin11 · GitHub

というわけで、早速使ってみました。

チェックを通っているPCでチェックしても仕方がないので、これを使ったのは、Microsoft純正なのに無惨にも切り離されてしまった我が家のSurface Go。

Win11ck01

早速、exeファイルを入手して起動……

Win11ck02

すると、こんなヤヴァい見た目のメッセージが。

ここは「詳細情報」をクリック。

Win11ck03

すると「実行」ボタンが出てくるので、これをクリックします。

Win11ck04

クリックした直後からすぐに、チェックに入ります。

で、出てきた結果はこれ。

これを見る限り、CPUが怪しくて、ストレージがアウトな模様。

なお、ストレージ容量は額面上の64GBではなく、システムで表示されている57GBという数字で判定されている模様。

確かにこれ、メモリー4GB、eMMC 64GBという貧弱モデルですからねぇ……というか、これがストレージ容量が原因でダメってことなら今売っているSurface Go 2やSurface Laptop Goの4GBメモリー/eMMC 64GBモデルもアウトってことじゃないの?

一応、公式ではSurface Go 2とLaptop GoはOKということになってますけどね。もしかしたら、モデルによっては、アウトの可能性もあります。

CPUがアウトという理由がよく分かりません。確かに、あまりいい性能ではないことは認めますが、64ビット対応ですよ、一応は。

なお、今Microsoftが配布している互換性チェックアプリは、かなり厳しめに見過ぎているという話が。どう見てもWindows 11に対応していてもおかしくないのに、非対応とされているケースが続出しているようで、修正を検討しているようです。

まだ未完成?Microsoft、Windows11との互換性確認する「PC正常性チェック」の修正を約束 - ソフトアンテナブログ

ところで、今回のこのWindows 11の互換性チェックで最も揉めている(?)のは、TPMの項目。

このWindows 11の互換性チェックの騒ぎで知ったのですが、Windows 11からはTPM 2.0のチップが搭載されていることが必須条件となる、と言われているようです。

このTPMとは、Trusted Platform Moduleと呼ばれるもので、早い話が暗号鍵やデジタル署名の精製などをやってくれるセキュリティチップだそうです。

元々、Microsoftは2016年7月28日以降に出荷するWindows PCについては、このTPM2.0を必須としていたようです。

というわりには、2016年8月30日に出荷が始まったIntelの第7世代CPU”Kaby Lake”がはじかれてしまうという事態が発生。

Microsoftも、Windows 11に対応するのは第8世代のCoffee Lake以降だとも言っているとの話もあり。

いや、しかし、2016年に買ったPCがもう使えないって、ちょっと早すぎる気がするんですが。。。

なお、いろいろと調べてみると、最新のCPUであっても、このTPM2.0ってやつで引っかかる場合があるそうです。

その場合は、BIOSでTPM1.2相当にされてしまっているようなので、BIOSの設定を変えれば治る場合もあるとのこと。

ちょうどこの動画の9分40秒辺りで、それをやってますね。

が、そもそもTPM2.0は必須じゃないというMicrosoftの公式見解もあるとかないとかで、この辺り、しばらく揉めそうです。

「Windows 11に対応していない古いPCなら、買いなおせばいいじゃない!」という意見もありますけど、私はあまりPC買い替えには賛成できませんね。

もうそろそろ、PCなんてものは壊れるまで使う、というのが普通の機械じゃないかと思ってます。5年やそこらで買い替えなんて、もってのほか。

ならばいっそ、2025年のWindows 10サポート切れぎりぎりまで使った方が良いということなのかもしれません。


マイクロソフト Surface Laptop 4 13.5インチ/ Office H&B 2019 搭載 / Core i5 / 8GB / 512GB / アイスブルー 5BT-00030

2021年6月27日 (日)

Jetson Nanoの固定カメラで人の動きを分析する「動線分析」をやらせてみた

Jetson Nanoでやってみたかったことの一つに、人の「動線分析」があります。

お店や工場の中で、ここはよく通る、ここはあまり人が通らないという人の動きを視覚化する、その動きを分析することでお店の商品配列や工場内の配置を変えるというのを「動線分析」と言います。

例えば、こんな感じのやつ。

Jetdetect5

こういう人が歩く場所の動画から、

Jetdetect6

こんな感じに、人が通ったところほどに色が付き、特に人が滞留しやすい場所ほど赤く表示させる(ヒートマップ化)というやつを、このJetson Nanoにやらせてみました。

(ちなみに上の画像は、Jetson Nanoの”/usr/share/visionworks/sourses/data”の中にあったデモ用の動画”pedestrians.mp4”を使って作ってます)

なお、この人検出 → ヒートマップ化するというコードが、全然ネット上に公開されていないんです。

やっぱり、動線分析って商売になるからでしょうかね。いくらググっても、動線分析のソフトやベンダーばかりが引っ掛かって見つかりません。

悔しいので、なんとか試行錯誤して無理矢理作りましたので、公開します。

あ、これ以降は、下記サイトで紹介した「Jetson Nano 2GB版+USBカメラでの物体検出」を実行済みであることが前提です。

Jetson Nano 2GBを購入しました: EeePCの軌跡

それじゃ、順番に解説。

流れとしては、1.Jetson Nanoで人検出データを作成(csvファイル) → 2.PCにてヒートマップ化 の2つです。

リアルタイムに、ヒートマップ表示できるわけではありません。また、Jetson Nanoだけで完結できませんでした。

その辺りは予め、ご了承ください。

【1.人検出データ】

Jetson Nanoで人の位置を検出させます。

そのために前回使ったDockerを使って、物体検出させて、”人”として認識されたボックスの中心座標を、CSVファイルとして出力させます。

その作業ディレクトリを作成。

ホームディレクトリの直下に「heatmap」というディレクトリを作りました。

$ mkdir heatmap

でその中に、以下のコードをエディターで書きこみ、「detect.py」という名前で保存しておきます。


import jetson.inference
import jetson.utils

net = jetson.inference.detectNet("ssd-mobilenet-v2"threshold=0.5)
camera = jetson.utils.videoSource("/dev/video0")      # '/dev/video0' for V4L2
display = jetson.utils.videoOutput("display://0"# 'my_video.mp4' for file

frg=0

with open("./xydetect.csv","w"as f:
    while display.IsStreaming():
        img = camera.Capture()
        if frg==0:
            jetson.utils.saveImageRGBA('test.png',img,img.width,img.height)
            frg=1
        detections = net.Detect(img)
        display.Render(img)
        display.SetStatus("Object Detection | Network {:.0f} FPS".format(net.GetNetworkFPS()))
        for detect in detections:
            #print(detect.ClassID,",",detect.Confidence,",",detect.Center)
            datad = str(detect.ClassID) + ","+str(detect.Confidence) + "," + str(detect.Center)
            data2 = str(detect.Center).replace("(","").replace(")","") + "\n"
            print(datad)
            if detect.ClassID==1:
                f.write(data2)

かなり無理やり感たっぷりなコードです。ご了承ください。

その後に、以下のコマンドでDockerを起動。

$ docker/run.sh --volume ~/heatmap:/heatmap

このコマンドで、先ほど作った「heatmap」というディレクトリがDocker内でもマウントされて、先ほどのプログラムコードにアクセスできます。

いや、最初、これが全然わからなくて、苦労しました。なにせ、Dockerというもの自体が初めてなもので。

で、sudoのパスワードを打ち込むと、Dockerに入ります。

そこで、すかさずディレクトリを移動。

$ cd /heatmap

と入力して、先ほど作ったディレクトリに移動します。

ここで、

$ python3 detect.py

と実行すると、USBカメラからの画像から物体を検出するコードが走り出します。

Img_0510

こんな感じです。

しばらく、うろうろします。

止めるときは、実行したターミナルで「Ctrl+C」を押します。

で、Jetson Nano内でファイルマネージャーを開き、「ホームフォルダ」の「heatmap」の中を覗くと、「test.png」「xydetect.csv」という2つのファイルができているかと思います。

test.png」・・・USBカメラの1枚目の画像

Jetdetect01

xydetect.csv」・・・人の動きの中心座標

Jetdetect2

この2つのファイルを、どうにかしてPCへ持っていきます。

私はTeratermのSSH_SCPの転送を使いましたが、USBメモリーを挿して持って行ってもOKです。

【2.PCにてヒートマップ化】

すべてJetson Nano上で完結したかったのですが、Jetson Nanoって、どういうわけかOpenCVがうまく使えないんですよね(入って入るようですが、メモリー不足のようなメッセージが出て動作せず)。

おまけにpipコマンドまで省かれているので、もう手も足も出ません。

というわけで、データ取得後から先は、PCで作業します。

うちのPCには、Python 3.7.9、ライブラリとしては、OpenCV、numpy、matplotlibが入ってます。まずは、この辺りを予め入れておいてください。

そこで、以下のコード「heatmap_detect.py」を適当なフォルダに入れておきます。


import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt
import csv
import math
import cv2

#画像サイズを入力
xmax = 1280
ymax = 720

x = []
y = []

with open("./xydetect.csv","r"as f:
    reader = csv.reader(f)
    for line in reader:

        x.append(math.floor(float(line[0])))
        y.append(math.floor(float(line[1])))

# 無理やり画像サイズを入れる
x.append(0)
x.append(xmax)
y.append(0)
y.append(ymax)

# numpy形式に変換
x = np.array(x)
y = np.array(y)

heatmap, xedges, yedges = np.histogram2d(y, x, bins=10)
extent = [xedges[0], xedges[-1], yedges[0], yedges[-1]]

heatmap = cv2.resize(heatmap, (xmax,ymax))

heatmapshow = None
heatmapshow = cv2.normalize(heatmap, heatmapshow, alpha=0beta=255norm_type=cv2.NORM_MINMAX, dtype=cv2.CV_8U)
heatmapshow = cv2.applyColorMap(heatmapshow, cv2.COLORMAP_JET)
cv2.imshow("Heatmap", heatmapshow)
cv2.waitKey(0)

img1 = cv2.imread('test.png')

img1 = cv2.resize(img1,(xmax,ymax))

alpha = 0.5
blended = cv2.addWeighted(img1, alpha, heatmapshow, 1 - alpha, 0)

cv2.imwrite('image.png',blended)

# 結果を表示する。
plt.imshow(cv2.cvtColor(blended, cv2.COLOR_BGR2RGB))
plt.axis('off')
plt.show()

このコードと同じ場所に、先ほどの「test.png」「xydetect.csv」を入れておきます。

そういえば、うちのカメラは「1280×720」の解像度なので、コード中のxmax、ymaxを上のようにしてますが、そこは「test.png」の解像度に合わせておいてください。

で、あとはこれを走らせます。Windows PowerShellあたりで上のコードの入ったフォルダに入った後、

$ python heatmap_detect.py

と実行するだけ。

以下のような画像(image.png)が出力されるはずです。

Jetdetect4

ちょっと見づらいですが、写真とヒートマップが重なってます。

入り口付近と、その少し横の引き戸の辺りにピークがありますね。この両方を往復していたため、こういうデータが得られたわけですが。

なお、先ほどの人検出したCSVファイルをプロットしてみると、こんな感じでした。

Jetdetect3

部屋が狭いので、ほとんど横しか動けてませんね。多少、しゃがんだりはしたのですが、もうちょっと派手に動けば、よかったですかね?

このため、ヒートマップもほぼ真横にしか色がついてません。

これが公園や、あるいは食品売り場のような、人が縦横にうろうろする場所に設置すれば、もっと面白い絵が取れるんでしょうけど。

ともかく、これで一応、目的のものは作れました。

なお、「detect.py」の5行目、


camera = jetson.utils.videoSource("/dev/video0"


camera = jetson.utils.videoSource("./pedestrians.mp4"

とすると、動画ファイルを読み込んでくれます。

また、24行目にあるif文


            if detect.ClassID==1:

のClassIDを


            if detect.ClassID==3:

1から3に変えると、「人」ではなく、「車」を検出するコードに早変わりです。

Jetdetect7

試しに、うちの隣の駐車場を写してみましたが……あまり物体検出精度が高くなくて、微妙なヒートマップができました。

正面から撮れば、もうちょっと色が付いたであろうと思われます。

こんな感じに、いろいろと使えそうです。

Raspberry Pi 4あたりと変わらないくらいの廉価なJetson Nano 2GBですが、こんなものが作れてしまうとは……正直、驚いてます。

とりあえず私はこれを使って、会社内の工場や会議場内の人の動線分析をやろうかと企んでます。

これと、以前に紹介した「Raspberry Pi 4でmediapipeを動かしてみた: EeePCの軌跡」も使えば、様々な人の動きがデータ化できます。

こうなったら、会社中をRaspberry PiとJetson Nanoだらけにしてやろうかと。

少々、使い勝手の悪いコードですが、使ってみたいという方はご自由に。


NVIDIA Jetson Nano 2GB 開発者キット

2021年6月26日 (土)

Windows 11発表

噂のWindows 11が、発表されましたね。


Microsoft、「Windows 11」を正式に発表 | 気になる、記になる…



といっても、元々はWindows 10 21H2(21年後半のアップデート)をWindows 11としたようなので、めちゃくちゃ大きく変わった、というものではない模様。


とはいえ、見た目はちょっとインパクトあります。


なによりも、スタートメニューが真ん中になったというところ。


こう言っては何ですが、これって使いやすいのかな?なんか、「変わりました」アピールを無理やりやってしまった結果、という感じを受けます。ちなみに、今まで通りの左側に移すことも可能なようです。


他にも、Storeの改良やTeamsの統合など、いろいろとあるようです。


なお、互換性チェックプログラムなるものも配布されているようで。


Microsoft、Windows 11互換性チェックプログラムを公開 - PC Watch


上の記事にあるリンクから、簡単に入手できます。


Win11_01


早速、やってみました。


インストールした後は、ただ「今すぐチェック」をクリックするだけ。


Win11_02


はぁい、あっさりとOK出ました。


メインのGALLERIAなら、問題なく対応と出ました。


が、これがSurface Go(4GBメモリー/64GB eMMCモデル)だと……


Win11_03


ぐはぁ!


なんてこった、全然ダメでした。


一応、1GHz以上の2コア以上の64ビット対応プロセッサに、メモリーは4GB、ストレージは64GBあるんですけどね。


なお、ディスプレイも9インチ以上が必須とのこと。


一応、Surface Goはクリアしているはずなんですけど、それでもダメでしたねぇ。


ということは、ドンキPC辺りはやはり……7インチのUMPCはもう、完全にアウトですよね。


年内には、このWindows 11は配布されるとのこと。


Windows 10ユーザーは、無償アップグレードされるとのことです。


楽しみに……でもないけど、待つことにいたしましょう。


マイクロソフト Surface Laptop 4 13.5インチ/ Office H&B 2019 搭載 / Core i5 / 8GB / 512GB / アイスブルー 5BT-00030


2021年6月25日 (金)

USB-C to MagSafe2ケーブルと65W USB-C電源でMacBook Airを充電してみた

先日購入したAnker製65W USB-C電源と100W対応USB-Cケーブルですが、肝心の65Wを発揮する機器がなく、中途半端な検証で終わってました。

が、65Wまではいかないものの、45Wの電力を必要とする機器につなぐためのケーブルを購入、早速使ってみました。

Img_0495

で、届いたのはこちら。

我が家にある旧型のMacBook Airで使われているMagSafe2とUSB-C電源とをつなぐケーブルです。

Img_0496

付属の紙には、MacBook Airの場合は15V-3A(45W)が必要と書かれてます。

つまり、それ用の電源でないと、充電は不可能。

Img_0497

なお、このAnker製USB-C電源は、15V-3Aまで対応と書かれてます。

あれ?65Wじゃないの?と思いましたが、20V-3.25Aの出力が可能で、この時は65Wとなります。

MacBook Pro(旧型)の場合は20V-3Aが必要らしいのですが、このスペックを見る限りでは、そちらも対応しているようです。

Img_0499

てことで、早速つなげてみた。

Img_0498

が、光らない……

おかしいな?まさか、不良品か?

Img_0500

と思ってよーく目を凝らして見てみると、薄っすらオレンジ色に光ってます。

Img_0501

こうすれば、分かりますかね。

めちゃくちゃ弱いです、このLED。

ともかく、通電しているようなので、このまま充電してみました。

Img_0503

で、しばらくほっとくと、100%まで充電。

Img_0504

緑は明るいですね、このLED。充電完了だけは、よく分かります。

Img_0505

ちょうどアップデートも着ていたので、このままアップデートさせてみた。

後で触ると、電源アダプター本体はかなり熱かったです。

いずれにせよ、ちゃんと使えることは確認できました。

これなら泊りがけでMacBook Airを持っていくときに、このケーブルとUSB電源のみで持ち歩けますね。

って、持ち歩くかどうか分かりませんが。なにせ今は、Surface Goがありますし。

冷静に考えると、使い道のないケーブルを買ってしまったかも。

いや、多分、使う機会はあるでしょう。バッテリーの持ちはMacBook Airの方がいいので、Surface Goではなく、こちらを選ぶかもしれないし。

いや、両方持っていくという選択肢も……

その前に、コロナ禍が収まり、泊りがけ出張ができるように世の中が戻ることが先決ですが。

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2021年6月23日 (水)

Anker製65W USB-C電源と100W対応USB-Cケーブル

Amazonプライムデーで、安売りやってました。

で、今回のプライムデーで買ったのはこの2つ。

Img_0488

小さな箱と、明らかにUSB-Cケーブルとわかる袋がひとつづつ。

Img_0489

で、箱の方の中身はこれ。

一見するとモバイルバッテリーのようですが、USB-C電源です。

しかも、65W。

Img_0490

なお、端子はUSB-Cが一つだけ。

つまり、一つでMAX 65WのUSB-C電源ということに。

ちなみにこれは、いわゆるGaN(窒化ガリウム)ではありません。でもまあ、十分小さいかと。

Img_0494

というわりには、箱にも本体にも明確に書かれていないので心配になりましたが、ちゃんとマニュアルの表紙には65Wと書かれてました。

Img_0491

で、電源だけではだめで、ちゃんとケーブルも65Wに対応したものをと考えて、一応100W対応を謳うケーブルを購入しました。

ただし、見た目ではよく分かりません。

今年の2月に、20WのUSB電源(USB-AとCの2つ)と、モバイルバッテリーにSurfaceのケーブル、USB-Cケーブルを買いましたが。

正直言ってあまり使ってないんですけど、そろそろワクチン接種も始まり、秋、冬辺りにはコロナ禍の終息が見えてきたため、思わず65Wを買おうという気持ちになりました。

が、ここでふと、気づいたことが一つ。

それは我が家には65Wもの電力を必要とする機器が存在しないという事実です。

いやあ、うっかりさんですねぇ。などと言っている場合ではない。

とりあえず、PD対応電源でないものをつないでみた。

Img_0492

まずは、Surface Go。

充電時間を見る限り、ちゃんとPDしてますね。

ですがこれ、20Wでもこんなものです。

Img_0493

お次は、10000mAhのバッテリーの急速充電。

確かに、急速充電されます。が、別に20Wでもこ ry)

というわけで、全然65Wらしさを味わえませんでした。

このため、また一つ、買い物をすることに。

そちらが届き次第、またレビューいたします。

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2021年6月22日 (火)

ディスプレイアームを買ってみた

Jetson Nanoを買ったら、23インチのモニターを復活させる羽目になりましたが、やはりこいつは邪魔で仕方がない。

一旦は収めたものの、どうしても気に入らない。

と、いうわけで、ディスプレイアームを買ってみました。

Img_0468

いきなり開封後の写真で申し訳ありません。

アイリスオーヤマ製の、ディスプレイアームです。

なお、アームといっても、高さ調整と前後左右の回転が可能な程度の自由度のもの。お値段は、3000円程度。

Img_0470

まずはこのアーム本体を、付属の六角レンチとねじで、せっせと組み立てます。

Img_0473

で、こいつのこの背面の4つのねじ穴と結合するわけですが、下の土台をまず切り離します。

Img_0474

なんだか、ちょっと間抜けな感じのモニターですが、

Img_0475

これにアームを取り付けます。

高さや前後回転を調整後は、六角レンチで締めておきます。でないと、かくかく動いて落ち着きがない。

Img_0476

後は机のへりにかませて、締め付けます。

Img_0477

できた。……けど、なんだか妙に出っ張り気味。

思ったよりも、全体的に前のめりです。

Img_0479

ノートPCのモニターとも干渉気味。これではあまり使い勝手がよくありませんね。

Img_0481

てことで、目一杯上げて、さらに少し左寄りに配置。

Img_0482

デュアルディスプレイでも、問題なく使える配置になりました。

高さ方向がかなりあるので、下に充電用のスタンド類を移動。

Img_0483

なお、このアームにはケーブルを束ねるフックがあるため、これにiPhoneの充電ケーブルなども全部かませました。

Img_0484

なお、30度くらいは回ります。

今どきのモニターのように細ベゼルではないものの、こうしてアームを使うと、ちょっぴり新鮮な見た目になります。

しばらくはこれで、使ってみようかと。

ところでこのアーム、プライムデーで買ったものではありません。

そちらの買い物はまた、別途紹介。


メティヤ モニターアーム 上下 1画面 アームスタンド 32インチ対応 耐荷重8kg 縦 ディスプレイ スタンド グロメット式&クランプ式 高さ調節 上下左右に角度調整可能 VESA 75x75mm 100x100mm 黒い

2021年6月21日 (月)

Jetson Nano 2GBを購入しました

先日、NVIDIAの人と打ち合わせる機会があって、そのNVIDIAの方の話を聞いていたら、なんだか急にJetsonが欲しくなって、思わず買ってしまいました。

Img_0444

といっても、Nanoの2GBという、Jetsonでも一番安いやつ。お値段は、7千円弱。Raspberry Pi 4とはいい勝負くらいの価格です。

Img_0448

開封すると、出てきました。2GB版Jetson Nanoの開発キット。

Img_0449

4GB版と比べると、いろいろなものが省かれてます。まず、USB-Aの端子が3つしかないし、AC電源コネクターもなし。その代わり、USB-Cコネクターがついてます。なお、その名の通り、メモリーが2GBしかありません。

もっとも、必要最小限なものはあるので、十分かと。

で、早速いじろうかと思ったのですが。

そういえばこれ、モニターどうしようか?となりまして。

Img_0445

しょうがないので、デスクトップ機で使っていたあの23インチモニターを復活させました。

う……せっかく作ったスペースが、丸つぶれに。

Img_0446

何よりも気になったのは、このUSB-HDDと干渉すること。

あと1センチ高ければ干渉しないというのに、ほんのわずかガチ当たりです。仕方がないので、机を少しスライドするなどして、モニターを無理矢理収めます。

Img_0447

いろいろと配置を変えて、どうにかすっきりさせました。

さて、この先少し、備忘録も兼ねて、Jetson Nanoのセットアップから、物体検出を動かすまでをまとめます。

以下、ちょっと長いので、簡単に目次をつけてみました。

準備

Img_0450_20210620142801

他ではあまり書かれてませんが、Jetson Nanoだけでは動きません。

まず、Jetson Nanoって、Wi-Fiがありません。

うちでは、そこらへんに転がっていたWi-Fiドングルをぶっ挿しておきました。

他にもキーボード、マウス、そしてモニター、画像認識的なことをやらせるには、さらにUSBカメラも必要です。USBが3つしかないので、キーボード、マウスは一体型のドングルを使うやつがいいですね。

また、電源にはUSB-C PD対応電源も必要。

上の画像の左端にUSB-Cコネクターがついてますが、ここに最低でも5V 3A(15W)を供給しなきゃいけないようです。

私はこの間買った、Aukey製の20WのUSB-C電源を使いました。最近はPD対応電源も安いし、iPhone/Androidスマホの急速充電もできるので、一つは持っておいた方が便利かと。

SDカードですが、UHS-I対応のmicroSDXC 64GB以上が推奨。ですが、私は東芝製32GBを使ってます。

環境インストール

(1) OS (JetPack)のインストール

まず、microSDカードにOSを入れます。

「JetPack」という、Ubuntu + 必要環境があらかじめ収められたイメージファイルを落として使うのが便利です。

このあたりは、Raspberry Piよりは親切です。

ダウンロード元は、以下。

Jetson Download Center | NVIDIA Developer

ですが、ここでひとつ注意が。

ここで「JETSON NANO DEVELOPER KITS」の「For Jetson Nano 2GB Developer Kit:」の下にある「Download the SD Card Image」を押してしまいそうになりますが、そこではなく、下にスクロールして現れる「> Jetson Nano 2GB Developer Kit SD Card Image 4.5」というのをクリックします。

普通にクリックすると最新のバージョンが4.5.1が入手できるのに対し、以下のリンク先を見る限りでは、どうやら4.5を選ばないといけない模様('21/6/21現在)。

jetson-inference/aux-docker.md at master · dusty-nv/jetson-inference · GitHub

ここを見ると、JetPack 4.5、4.4.1、4.4の3種類しか書かれてません。

いや、もしかしたら4.5.1でもいけたのかもしれませんが、やり直しとなると、とんでもなくめんどくさいことになるので、ここは無難に4.5にしておきました。

Jetnano01

なお、すごく時間がかかりました。3時間以上かかりましたかね。

ダウンロードしたZipファイルを展開し、イメージファイルを取り出します。

で、このイメージファイルを、以下のサイトから入手した「balenaEtcher」というソフトでSDカードに書き込みます。

balenaEtcher - Flash OS images to SD cards & USB drives

この時、間違ってもOSのドライブや外付けの記憶デバイスなどを選択しないように注意しましょう(一度やらかしました)。

書き込みが終わったら、Jetson Nano本体に挿し込みます。

なお、バカでかいヒートシンクの裏側辺りに、SDカードスロットがあります。そこにカチッとはめればOK。

(2) Dockerなどの導入

物体認識、物体検出を動かすための、Dockerイメージを導入します。

やり方は、先に載せたリンク「jetson-inference/aux-docker.md at master · dusty-nv/jetson-inference · GitHub 」にも載ってますが、ターミナルを開いて、以下のようなコマンドを打ち込みます。

$ git clone --recursive https://github.com/dusty-nv/jetson-inference
$ cd jetson-inference
$ docker/run.sh

最初のgit cloneに時間がかかりますが、しばらく頑張って待ちます。

なお、この「cd jetson-inferene」と「docker/run.sh」は、電源を入れなおすたびに実行が必要です(この環境を使いたい場合)。

これでとりあえず、Jetson Nano 2GB版を動作できるところまで来ました。

テスト動作(物体検出)

さて、いよいよ動作です。

USBカメラをつけた状態で、以下を実行します。

ターミナルでは「jetson-inference」というディレクトリにいると思うので、その状態で

$ cd build/aarch64/bin

と入力。

「ls」と打ち込むと、たくさんコードらしきものが入ってますが、物体検出を動かします。

動かし方は、簡単。ここで、以下のコマンド

$ ./detectnet.py /dev/video0

を入力し、Enterキー。

Img_0457

初回実行だけ、なにかを構築しているみたいで、えらく時間がかかります。が、

Jetnano02

そのうち、こんな風に物体検出の画面が出てきます。

私が「person」として認識されてますね。

Jetnano03

カメラをメインPCに向けると、見事「laptop」と「mouse」で認識されてます。

Jetnano05

なお、この状態のSurface Goも「laptop」時々「book」と認識されました。

Jetnano04

iPhone 7 Plusとダイソー製Bluetoothスピーカー。

iPhoneの「cell phone」はともかく、スピーカーの「suitcase」はなんやねん?

Jetnano06

という具合に、結構遊べます。

速度はだいたい、20fps出てますね。エッジ端末でこの速度はなかなかすごい。

ちなみにこの物体検出のアルゴリズムはSSD(Single Shot multibox Detect)+mobileNetだそうです。いわゆるYoloよりはちょっと劣る感じかなぁと。

Img_0465

そうそう、これを動かしてる最中に、このバカでかいヒートシンクに触れると、めちゃくちゃ熱いです。

多分ですが、60度以上はありそう。

安定動作には、ファンは必須でしょうね。

とまあ、お手軽Jetson Nano 2GBを入手して、お手軽に物体検出をさせてみました。

以前は、ここまで到達するだけでも一苦労だったんですけどね……楽になりました。

問題は、これをどう応用するか、なんですけどね。


NVIDIA Jetson Nano 2GB 開発者キット

2021年6月18日 (金)

Windows 11が登場!?

Windows 10が最後のWindowsという話も聞いたような気がしますが、どうやら次があるらしいとのことです。

「Windows 11」のハンズオン動画集 | 気になる、記になる…

画像だけでなく、ISOまで出回っているという話もあって、にわかに盛り上がりつつあります。

そういえば最近、Windows 10のサポート期限が2025年までという話題が盛り上がりましたね。

ずっと以前から提示されていることですが、次世代Windowsが出ない中でも、期限が更新されないため、様々な憶測をよんでおりました。

11が出るなら、いずれサポート切れもありかと。

ただ、2025年は短すぎる気がしますね。新しいバージョンが発表すらされていない状況で、あと4年しかありませんし。

個人的には、Windows 10のままでもいいような気がします。もはやOSなんて、ソフトウェアを動かすための土台にすぎませんし、いたずらに変えるよりは、安定化させてくれた方がよっぽどいいと思います。

私がWindows 11に乗り換えるのは、いつのことでしょうかね?あまり想像もつきませんが、これまでがそうだったように、しばらくは様子見をしているような気がします。


【旧パッケージ】Microsoft Windows 10 Pro April 2018 Update適用32bit/64bit 日本語版|パッケージ版

2021年6月14日 (月)

Microsoft 365 Personalを導入

Microsoft 365 Personalってやつを、とうとう導入してしました。

Office365_01

年額12,984円の方で申し込み。月額(1,284円/月)よりも、こっちの方が若干お得。

で、入った理由ですが、元々、Officeを使いたいとか、そういう願望はあったものの、最近はOneNoteもよく使ってるし、クラウドも欲しいし、Outlookもやっぱり入れたいしなぁ……

という個人的理由の外に、長男のおかげで必要になった、という事情があってですね。

長男は今、専門学校に通ってます。で、そこのテスト問題に、Excelで表を作れ、というのがあります。

これを家で練習しようと思ったら、我が家はExcel2002しかないので、若干操作が違う。もちろん、できないことはないけれど、2006以降のリボン表示とは全然違うので、全然使い物にならない、ということが発覚。

この調子では、いずれWord、PowerPointも使うことになるだろうということで、それならばということで、とうとうこのサブスクに手を出すことを決意。

Office365_03

で、Officeをダウンロードし、インストール。

なお、このアカウント一つで、同時に5つの端末上での実行が可能。

Img_0440

ということなので、メインPCであるGR1650GTF-Tだけでなく、Surface Goにもインストール。

Office365_04

いともあっさりと、Excelが起動しました。なお、バージョン表示は「Excel 365」です。

Office365_05

ちょうどいいファイルがなかったので、以前にExcelで作ったRaspberry Piの回路図を読ませてみました。

これは、問題なく動作。

Office365_06

なお、余談ですが、Excel 365と、Excel 2002は同時起動が可能でした。

多分もう、Excel 2002を使うことはないと思いますが。

Office365_07

ちなみにMicrosoft 365に入ると、OneDriveが1TBまで使えるようになります。

ということで早速、写真データを転送してます。全部で400GBほど。

Microsoft 365をブラウザ上で使う場合は、新Microsoft Edgeを使うのが推奨。

会社でも365はガンガン使ってるので、その辺りはいろいろと心得てます。

ところで今、Microsoft 365 PersonalやOffice 2019を買うと、キャッシュバックをしてくれます。

(6月7日~27日の期間限定)

下記サイトに詳細。

Microsoft 365 & Office キャッシュ バック キャンペーン – Microsoft Store 

てことで、これも申込書を書いたのですが。

Img_0441

なんていうか、手書きです。

PDFファイルだったので、手で書くしかありません。

Officeなんだから、WordかExcelにしてくれればいいのに……

しかも、今どき郵便ですよ。びっくりです。

さらに、購入時に送られてきたメールのハードコピーをつけろと書いてあったので、2枚の紙を印刷してホチキス止め。

ペーパーレスを推奨する時代に、あまり似つかわしくない形式ですよね。ここまで頑張って、3000円です。

とまあ、Microsoft 365を導入してしまいました。

少なくとも3年は、まったりと使っていこうと思ってます。いや、次男も含めてなんだかんだと使うことになりそうだから、結局、10年は堅いですかね。


【3000円キャッシュバック実施中(要応募)|6/27まで】Microsoft 365 Personal(最新 1年版)|オンラインコード版|Win/Mac/iPad|インストール台数無制限(同時使用可能台数5台)

2021年6月 9日 (水)

NECのメモリー4GBのCeleronノートPCが55%オフ!で……なんと69597円!?

一瞬、目を疑いましたね。

NEC製ノートPCが30分間限定で半額以下の69,597円! 楽天スーパーSALE開催中 - 本日みつけたお買い得情報 - 窓の杜

楽天市場のNEC Directで、30分限定の大安売りの一品。通常の販売価格が154638円のNEC製ノートPCが、55%オフの69597円!だそうです。

さすがは天下のNEC、さぞかし高スペックのPCが安売りなんやろうなぁ!と思いきや、スペックを見て驚愕。

15.6インチの1366×768の液晶、CPUはCeleron 4205U/1.80GHz、メモリー4GB、500GB HDD、そしてDVDスーパーマルチドライブを搭載するノートPCとのこと。あと、MS Office Home&Business 2019搭載だそうです。重量は2.2kg。

で、「32GBのUSBメモリ32GBもセット」(原文のまま)だそうです。小泉構文か?

いやぁ、ほんと一瞬、目を疑いましたね。

DVDドライブが、高いんでしょうか?しかし、Celeronのメモリー4GBのPCが、いまどき約7万円とか。

世間的には、わりとぼったくり価格なSurface Laptop Goの4GBモデルですらも、定価で8.5万円ほど、Amazonなら7万円くらいですからね。DVDドライブ無しで、画面は小さいけど、タッチパネルだしeMMCだし。

にしても、元値が15万円以上というのが驚きです。これ絶対、嘘ですよね?正直、フルHD液晶でもない機種が、7万でもどうかと思う価格。

こういう売り方しているから、世間から日本メーカー製PCの評判が地に落ちているという現実を、認識していないんでしょうかねぇ。


マイクロソフト Surface Laptop Go 12.4インチ Office H&B 2019 搭載 / 第 10 世代インテル・ Core・ i5-1035G1 / 8GB /128GB / アイス ブルー THH-00034

2021年6月 6日 (日)

Raspberry Pi 4でmediapipeを動かしてみた

今年の1月に、姿勢推定の仕組みである「mediapipe」を使って遊んでみました。

高精度な手足、身体の姿勢推定API「MediaPipe」を使って体の姿勢を数値化させてみる: EeePCの軌跡

が、ちょっと思うところがあり、Raspberry Pi 4で動かせないかと調べていると、そのやり方が出てきました。

と、いうわけで、そのプロセスをまとめておきます。

なお、Raspberry Pi 4上でmediapipeを動かすにはOSを64ビット版にする必要があり、Raspberry Pi OSの64ビット版か、Ubuntu辺りをインストールする必要があります。

ここでは、64ビット版Raspberry Pi OSを入れます。

まず、下記サイトにアクセスします。

Index of /raspios_arm64/images

Raspi6400

あまり新しいバージョンはだめらしいので、ここでは「2020-08-24」を選びました。

ゲットしたいバージョンのフォルダーをクリックすると、その中に一つ「zip」の拡張子のがあるので、それをダウンロード。

で、その圧縮ファイルを展開すると、なかからimgファイルが出てきます。

続いて、下記のサイトから、Raspberry Pi Imagerをダウンロードしておきます。

Raspberry Pi OS – Raspberry Pi

ちょっと下の方に「Download for Windows」というのがあるので、それをクリックすると、Raspberry Pi Imagerが得られます。

インストーラーがあるので、それをインストールし、起動。

「CHOOSE OS」をクリックすると、こんな選択画面が出ますが、

Raspi6401

これをずっと下までスクロールし、一番下にある「Use custom」を選択。

Raspi6402

するとファイル選択画面が出てくるので、先ほどダウンロードしたイメージファイルを選択します。

Raspi6403

で、StrageはSDHC CARDを選択するんですが、

Img_0434

一度、痛い目にあってますからね。またUSB HDDを消されないように、抜いておきました。

Raspi6404

ドキドキしながら、書き込みを待ちます。

Raspi6405

無事、終了しました。

Img_0436

で、これを8インチのアナログディスプレイにつないで起動。

5インチのやつでは、画面表示しませんでした。仕方なく、最初は8インチで。

最初に、パスワードの設定や言語選択、Wi-Fiの設定などをした後、解像度も一番低いやつに変えておきました。

で、リブートすると、いよいよmediapipeのインストールです。

やり方は、以下のサイトを参照。

GitHub - PINTO0309/mediapipe-bin: MediaPipe Python Wheel installer for RaspberryPi OS aarch64, Ubuntu aarch64, Debian aarch64 and Jetson Nano.

ここの「2.Install」の項目から忠実に実行しました。

あ、Installには2つの項目があって、Raspberry Pi OS 64bit BrusterとUbuntu 20.04 aarch64がありますが、ここでは64bit Brusterの方を実行。

で、「3.Sample」にある通り、サンプルコードをgitで入手し、「python3 sample_hand.py」を実行。

Img_0437

動きました。先のページにある通り、だいたい8fpsくらいで動きますね。

Img_0438

ちなみに、「python3 sample_pose.py」を動かすと、上のように身体の骨格推定も動きます。こちらは、だいたい5fpsくらいでした。

まあまあの速度ですね。Raspberry Piであることを思えば、悪くありません。

Img_0439

せっかくなんで、5インチの方でも動かしてみました。

ちょっと狭いですが、かなりコンパクトになりました。ただ、なぜかWi-Fiが動きません。電力不足か?

これのよくある使い方ですが、これを工場や作業場に持ち込んで、細かい作業姿勢や手の動きを分析させてみたいなぁと思ってます。

そうなると、小型のRaspberry Piが便利なんですよね。

ただ、実際の動きと画像が1秒ほどずれるのが気がかり。ちゃんと推定できているので、問題はないんですが、画面を見ながら動くとちょっと戸惑いそうです。

Raspberry Pi 3B+ばかり使ってて、しばらく4の方はほったらかしでしたが、これを機にRaspberry Pi 4も使ってみましょうかね。

2021年6月 2日 (水)

運河の底に沈んだiPhone 12 Proを磁石で釣り上げる!?

ああ、なるほど、MagSafeって、そうやって使うんですね!という気付きを与えてくれる出来事が、ベルリンのとある運河で起こりました。

【やじうまPC Watch】川底に沈んだiPhone 12 Pro、MagSafeの磁石を利用して一本釣りで救出される - PC Watch

水中に落としたiPhone 12 Proを救い出すため、釣り竿の先に磁石をつけて探ったところ、なんと吊り上げることに成功したそうです。

これ、まさにiPhone 12以降出ないとできない芸当ですね。MagSafe、万歳!です。

いや、それだけのためにMagSafeをありがたいと思ったことはないですが……

そういえば、ついてるんですよね、MagSafe。私のiPhone 12にも。

全然使い道がないので、存在すら忘れてました。

せっかくだから、ケースくらいつけてもいいかな?とはおもうのですが、別にカードケースそのものが不必要だし、元々ワイヤレス充電を使うつもりもないため、ほんと、使い道がありません。

もしもiPhone 12を落としたら、磁石で救い上げることができるかもしれない、ということを頭の片隅で覚えておくと、もしかしたら万に一つ未満の奇跡的な確率で役に立つかもしれません、というお話でした。

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