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2012年5月29日 (火)

世界初”放射線測定”機能つきスマートフォンが登場

本日SoftBankより夏モデルの発表があったそうですが、その中にPANTONE 5という機種がちょっとした話題になっています。

Engadget Japanese:スマートフォンになった PANTONE 5発表、放射線測定ボタン搭載で8色展開

なんと、放射線測定機能付きです。世界初だそうな。

マップと連動して、測定ポイントと被曝線量(μSv)とを紐付けしたデータが集められるそうな。

現時点では測定データのシェアは非対応になってるとか。測定方法に違いが出ると、同じ場所でも異なる結果がでてしまうため、信頼性の確保が難しいとのこと。

正直、1年前ならともかく、現在ではエステーあたりからもっと手ごろな値段の放射線測定器が出てるため、不必要な機能なのでは?

しかしわざわざ半導体測定器をつけてるのなら、ここはスマートフォンらしく”放射線スペクトル”を測定できるように出来なかったのでしょうか?

放射線スペクトル測定については、以下のサイトに説明がありますが。

http://d.hatena.ne.jp/transfergate/20111030/1319989456

要するに、どんなエネルギーの放射線が多いか?というものを測定します。

f:id:transfergate:20111031002212p:image:w360

縦軸がカウント、横軸がエネルギー[eV]のグラフが得られます。

半導体センサーなら、とりあえずこのスペクトル測定が可能。

たとえば福島原発の事故で大量に放出されたとされるセシウム137は662keVのγ線を出します。

662keVのピークがやたら出るようなら、その場所はセシウム137が多いとわかります

ただ単に被曝線量を測定するだけよりも、多少精度が低くてもスペクトル測定のデータを得るほうがスマートフォンらしさを出せるような気がします。どんな放射線源が存在しているかがわかるほうが今は重要です。

ただ単に被曝線量を測るだけでは、これを持って飛行機に乗った人や、メキシコなど自然放射線の高い地域へ旅行した人があまりの被曝量にびっくりする羽目になります。

どうせ放射線測定機能をつけるなら、そこまでやってほしかったですね。

無駄な機能だとはいいませんが、単に被曝線量が知りたいだけなら、もっと手軽な値段になった放射線測定器を購入するほうが安上がりで便利ですね。スマホの電池も減らずにすみます。

エアカウンターS

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コメント

以前話題になった、アップルがiPhoneの販売条件に挙げたとされる、販売比率50%以上というのはやっぱり事実なんだろうな、と思わせる寒いラインナップでした。
Xperia、Mediasは無いし、ようやく加わったARROWSはiPhoneを超えてはならないという不文律でもあるかのように、4コアから2コアにダウングレードされている有様。もちろんGalaxyも無いしで、WILLCOMの方がはるかに個性的なラインナップに見えました。
この惨状を見ると、ドコモがアップルの毒素条項を突っぱねたのは正解だったと思い知らされますね。矜持を持って対応したことに、むしろ賛辞を送りたいくらいです。

こんにちは、passoさん。

いっそのことWindows Phoneでも出した方がよかったんじゃないかと思わせられる中途半端さでしたね。この放射線測定機能にしても、一瞬の話題で終わりそうな感じです。

やっぱりiPhone頼みな会社なんでしょうね。つくづくそう思います。

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