Nintendo 3DSのスペック
今月29日に発表、11月20日に出るといわれるNintendo 3DSのスペックが流出してます。
Kotaku Japan:うわさ:ニンテンドー3DSのハードウェアスペックが判明!?
これによると、
CPU : ARM11 266MHz ×2
RAM : 64MB
ビデオRAM : 4MB
ストレージ容量 : 1.5GB
だそうです。
ちなみにARM11というのは、第2世代iPod touchまで使われていたCPUですね。
(クロックは、1Gが400MHz[のち412MHz]、第2世代が533MHz)
メモリ128MBでも少ないのに、いまどき64MBかよ!といいたいところですが・・・
初代DSがARM9の67MHz/33MHz、メモリ4MBで、現行のDSiがそれぞれ4倍になっただけのようですから、これでも大幅な性能アップなんだそうで。
考えたら、子供が遊ぶハードウェアですから、性能より丈夫さ・安定性を重視してるのかもしれません。
しかもここ数年、性能が低いマシンが台頭することのなんと多いことか。iPadもiPhoneも抜群にすごい性能ってわけじゃないですが、これだけ世間を席巻してます。
数年前にDSとPSPが出たときは、圧倒的にPSPの方が性能は高いんですが、タッチパネルは無くて自由度が低いだけでなく、どこか頼りないハードでした。
初期のPSPは、ドライブ系のゲームに熱中して本体をねじったらUMDが飛び出してきたってうわさがあるほど弱い筐体だったそうです。
しばらくしてだいぶましになりましたが、バッテリのもちの悪さは改善されず。私もスーパーロボット対戦MXやってましたが、すぐにバッテリが切れるので難儀しました。
こんなわけで、PSPはかなり評判を落としたように思います。とうとうDSの優位をひっくり返すことがかなわず。
性能を見ると絶対PSPだと思ったんですがね・・・世の中わからないですね。
DSって性能はたいしたこと無い(?)くせに、あれこれと工夫されたソフトが多く、結果的に多くの子供に支持されることとなりました。
このスペックみたところで、3DSの真価は読み取れないってことですね。
最近はPSPよりも、iPod touchと比較されることが多くなったNintendo DS。3DSの登場で、ライバルiPod touchとどう張り合うんでしょうか?
iPod touchもスペックがたいしたことがない(?)わりに、どんどん支持層を増やしているハードという点ではDSとよく似ています。
私はというと、すっかりゲームやらなくなってしまったので、どちらかというとiPod touchばかり使ってますが、「生活リズム計DS」だけは毎日チェックしてます。
子供用にDSの絵本ソフトを買いましたが、これがかなりクリティカルヒット。一方のiPod touchでは「知育えほん」が大当たりでしたね。おかげで第2世代iPod touchを子供にとられる羽目に。
こんなわけで、私の見る限りはDSもiPod touchもいい勝負。
ただ、やっぱりゲームやるならDSかなぁ・・・タッチパネルだけで出来るゲームって案外限られてます。パックマンをiPod touchでやったら、よくあさっての方向へいってしまいますし。まあ、ただ単に私がゲームべたなだけですが(笑)
さてこの3DS、発売と同時にまた品薄状態が続くことになるのか?それともNintendo 64時代に逆戻りとなるのか?
少なくとも今年中には発売しそうです。楽しみですね。
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モビルスーツの性能の差が戦力の決定的な差ではないことを教えてやる!
と、あのシャアも言ってることですしね。
戦争は数だよ。兄貴。
投稿: もみじ | 2010年9月22日 (水) 19時45分
DSってバッテリーが異常に持ちますし、遊ぶのに充分なスペックさえ確保したら後はギリギリまでシェイプアップした結果なんでしょうね。
3DSも割と枯れたパーツを使っている感じですが、その分価格は安く済みそうですね。
僕は3DSに期待大です。
投稿: haseosan | 2010年9月22日 (水) 21時50分
こんにちは、もみじさん。
「兄上もニュータイプの存在を認めてくれればよかったのだ、傲慢にならず」なんて性能重視なこと言ってるキシリア様みたいな人もいますが(笑)。シャアにやられちゃいましたけと。
問題はソフトですね。3Dを生かせるキラーアプリが出れば爆発的に流行りそうです。ちょうどタッチパネルを武器にしたDSのように。
投稿: arkouji | 2010年9月23日 (木) 06時59分
こんにちは、haseosanさん。
DSのバッテリの持ちは尋常じゃないですよね。徹底的に使い勝手とコストを追いかけた結果でしょうね。
タッチパネルも少なからずiPod touchに影響を与えたんじゃないでしょうか。だとすると、今度は3Dパネルがどれほど他メーカーに影響を与えることができるか?ですね。
使い道ないけど、私も欲しいです、3DS。
投稿: arkouji | 2010年9月23日 (木) 07時05分
こんにちは。
以前のARM9より進んだとは言え新世代と期待されているARM Cortexシリーズを使わなかったのは、やはり消費電力よりもソフトの完全互換性が要求されているということだと思います。
ARM11と言えばIntelのXScaleと同等ということになりますが、当のIntelはPDA/スマフォ用XScaleを辞めてAtomプロセッサに突っ走ってしまいました。AtomがARMと同じ土俵で戦えないのはNitendoDSやiPodtouch/iPhone、それにWinMobile機やAndroid機を見れば明らかですね。
2月ほど前にMicrosoftがARMライセンスを取得したそうです。これの意味する所は、次期WindowsPhone7がiPhoneに勝つための、Apple A4プロセサ(ARMCortexA9)に対抗するチップを自社で開発したいという事でしょう。"Microsoft MS7"なんて名前にするかもしれませんね。^^;
#PlayStationは代々MIPS系プロセサだったので、PSPがARMになったら、組込系の市場にはARMの敵が居なくなった事を意味してしまいます。。。
投稿: Akira | 2010年9月23日 (木) 11時25分
こんにちは、Akiraさん。
やはり同じARM系といえども、Cortexシリーズとなると完全互換とは行かないんでしょうかね?
それにしても、今年はARM系CPUがえらい普及しましたね。
いや、もともと携帯分野ではすごかったんですが、iPadのおかげでとうとうPC分野まで脅かす存在にまで成長。
IntelがAtom作ってまで対抗しようとした理由がよくわかります。
裸眼3Dってやつがどれくらいすごいことになるのか、ちょっと楽しみです。まずはどんなソフトが出てくるかですね。
投稿: arkouji | 2010年9月23日 (木) 17時50分