さていよいよKTV-FSUSB2で予約録画できる環境づくりに取り掛かります。
以前書いた記事と相当だぶるところが多いですが、気にせず読んでください。
まず先日の記事、KTV-FSUSB2でTS抜き1(TVTest編)で書き忘れたことを書きます。
TVTestが立ち上がって満足していましたが、チャンネルスキャンするのをすっかりし忘れておりました。
TVTestの画面上で右クリック、「設定」から「チャンネルスキャン」を選択、「スキャン開始」ボタンを押します。
これをやっておかないと、TVTestでの視聴はもちろん、RecTestも動きません。
■ RecTestインストール
さて、続いてRecTestをインストールします。
といっても、http://tvtest.uuuq.com/から最新版のRecTestをダウンロードしてきます。解凍後、RecTest.exeをTVTestのフォルダに入れておきます。
ここでRecTest.exeをダブルクリック。細長いバーが出てくるので(デフォルトでは画面右下)、そのバーの一番左を右クリックし「設定」を選びます。
上の画面のように設定します。ドライバはTVTestと同じもの「BonDriver_FSUSB2N.dll」です。TVTestの項では書き忘れましたが、QRS-UT100Bでは「カードリーダ」を「なし」としていましたのを、KTV-FSUSB2は「スマートカードリーダ」とします。
あとは「録画」の設定で、ビデオの保存先を選んでください。
これで、RecTestの設定は終了。「OK」を押して閉じ、バーの「録画」のところをクリックしてテスト録画してみてください。
■ TVRockインストール、設定
予約録画には「TVRock」を使います。
最新版はTVRockなページから手に入ります。
もうひとつhttp://2sen.dip.jp/cgi-bin/pt1up/upload.cgi?search=TvRockOnTVTest&sstart=0001&send=9999&extlist=&size_min=1&size_max=&nojcode=checkedから「up0152.zip」を持ってきます。これはTVTestでTVRockを使うためのプラグインです。
TVRockのファイルを解凍後、TVTestの入ったフォルダと同じ階層におきます。うちではすでにQRS-UT100B用にTVRockがあるので、それをそのまま使いました。
また、上の「up0152.zip」を解凍してできる「TvRockOnTVTest.tvtp」をTVTestの入ったフォルダ(うちでは「TVTest_KTV」)の中にある「Plugins」に入れます。
これでインストールは完了。いよいよTVRockの設定です。
QRS-UT100Bのときがそうでしたが、これがややこしいので慎重に行ってください。ここだけ番号を振っておきます。
なお、今回は2チューナー用の設定をしておりますが、1チューナーでもほとんど一緒です(2チューナーでは同じことを2回する箇所があるだけです)。
(1) まず、TVRockの入ったフォルダ内にある「DTune.bat」をダブルクリックします。
(2) 「TVRockが立ち上がっている場合は~」という窓では「OK」と押してください。
(3) チューナー数を選んでください。うちでは「2チューナー」を選択します。
(4) 各チューナーごとの設定画面です。うちの場合チューナー2が「KTV-FSUSB2」なので、「チューナー2」の画面になっています。
基本的にQRS-UT100Bで動いている設定を引き継いでいます。
上のように設定します。「視聴・録画アプリケーションがあるフォルダ」のところはTVTestが入っているフォルダを、録画先フォルダは適当に選びます。
KTV-FSUSB2の場合、実行アプリ名のオプションのところを「/d BonDriver_FSUSB2N.dll /DID A /tvrock」とします。
複数チューナーの場合、DIDの後ろをチューナーごとに変える必要があります。私の場合、QRS-UT100Bは/DID A、KTV-FSUSB2は/DID Bとしています。
ところで、この画面を見て不思議に思われる方もいると思いますが・・・いや私も不思議に思うのですが・・・
実行アプリ名(視聴用)にrectest.exeが、実行アプリ名(録画用)にtvtest.exeが入ってます。つまりどうみても視聴・録画ソフトが逆になってます。
かつてTVRockの設定で試行錯誤した結果ですが、なぜかこんなことになってます。
ただ、TVRockではどうせRecTestしか呼び出さないので、両方とも「rectest.exe」としておきました。
(5) 複数チューナーの場合は、ここでなんだかわからない画面が出てきます。「次へ」
(6) さて、もっとも厄介なチャンネル設定。
上の画面で「視聴地域チャンネル一覧」から、自分の住んでいるところを選びます。私の場合「愛知県」「瀬戸タワー」を選択、上のようになります。
が、これで終わりではありません。よく見ると「サービスID」が0になってますね。チャンネルも実はいい加減です。これらを入力する必要があります。
まずサービスIDの探し方ですが、この記事の冒頭に出てきたTVTestの「設定」-「チャンネルスキャン」にあります。
または、TVTestの入ったフォルダに「BonDriver_FSUSB2N.ch2」というファイルがあり、これを「メモ帳」などで開いても出てきます。
こんなのが出てくるはずです。
カンマ区切りで、それぞれ1つ目にチャンネル名が書かれています。、カンマ区切りの3つ目が「チャンネル」、6つ目が「サービスID」です。東海テレビなら3088、NHK総合・名古屋なら33792というIDになります。
これを一個一個調べて打ち込んでいくしかありません。
ちなみに上の画面で「NHK教育」のチャンネルが「0」になってますが、このままでは動きません。
QRS-UT100Bの元の設定は「2」となってますが・・・どうやって調べたんだろ?過去の記事を見直してもわかりませんでした。愛知県・名古屋市付近の方はNHK教育のチャンネルを2としてください、としかいえませんね。
さて、設定画面に戻って、各チャンネルの行をダブルクリックします。すると右横に「チャンネル名」「チャンネル」「サービスID」が出てきます。チャンネル、サービスIDを入力して「設定」をクリック。
注意点ですが、「設定」をクリックするところを「次へ」とクリックしてしまいがちなので注意してください。
最後まで設定が終わったら「次へ」をクリックします。
(7) これで番組情報取得を始めます。「次へ」を押すと情報取得を始めます。わりと時間がかかるので、しばらく放置しておきます。
(8) 「終了しました」と出るので「次へ」
(9) 番組表のアカウントが出てきます。「番組表のアドレスを決めるためのアカウント」というところに適当な文字を入れておきます(私は「arkouji」と入れました)。あとはそのまま「次へ」としてもらっていいです。
これは、タスクバーのTVRockのアイコンを右ダブルクリックして現れる「番組表」の設定で、ログイン名やパスワードを入れないと、すぐに番組表が現れます。
この番組表、ブラウザを使って起動します。そのアドレスは「http://localhost:8969/arkouji/」のようになっており、このアドレス後ろのスラッシュ区切りの文字が、「番組表のアドレスを決める~」で入れた文字列になってます。
(10) 「設定を終了しました」と出るので「終了」をクリック
以上です。
注意点ですが、何か設定ミスなどが判明してこの「DTune.bat」をやり直したいときが出たとき、2度目以降のDTune.bat実行前に必ず「UnInstall.bat」を実行してください。間違った設定と正しい設定が積み重なってしまい変な事になります。
たとえば、チャンネル設定を間違えてもう一度やり直したら、間違ったチャンネル設定が残ってしまい、大量のチャンネルが出てきた、なんて事が起こります。
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さて私の場合、これでデュアルチューナーとなったわけですが・・・
ところで、番組表からの予約録画をするとき、2つのチューナーをどうやって選択するんだろう・・・と思ったら、自動でやってくれます。
デフォルトでは、最初の予約はチューナー1(うちではQRS-UT100B)が選択され、時間の重複する裏番組予約を選んだらチューナー2(KTV-FSUSB2)が選択されました。
早速予約録画テストもやりましたが、難なく成功。
まあ、問題はせっかくデュアルチューナー化したのに、NHKしか見ませんからあまり意味がないことですね。総合と教育でどうしても見たい番組がだぶる場合は便利かもしれませんが・・・そうめったにないですね。
さて、TVRockで録画テストをするわけですが、録画した「~.ts」というファイルがメディアプレーヤーでそのまま再生できない場合があります。音が出ない、最悪の場合再生すらできない、という状態です。ここで「失敗した!!」と思ってしまう人が多いと思われます(私もかつてそうでした)。
ただ、「~.ts」というファイルができていれば、録画そのものは成功しているはずです。再生するソフトのほうに問題があるだけです。
一度加工して、メディアプレーヤーなどで再生できる形式に直す必要があります。QRS-UT100Bセットアップ完(2カ国語放送番組再生成功)で紹介した「BonTSDemux」を使うか、ペガシスの「TMPGEnc Editor 3」を使うなどの必要があります。
後者は有料ソフトですが、画質を落とさずそのままMpeg2ファイルにできるのでお勧めですが、TSファイルの確認ならとりあえずフリーのBonTSDemuxがいいですね。
私の場合、TSファイル → TMPGEnc Editor 3でカット編集 → Movie to PortableでiPod用動画 → iPod nanoで視聴 という流れができています。
ここ一週間でかなりこのKTV-FSUSB2が売れてきてますね。価格も5,000台から6,000円台に移行しつつあるような・・・QRS-UT100Bのような盛り上がりようですね。またなくならなければいいですけど・・・
恵安 フルセグ・ワンセグTVチューナー KTV-FSUSB2
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