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2008年8月31日 (日)

MSI Wind U90

MSI Wind Netbook U100の8.9インチ版が発表されたようです。

Engadget:MSI Wind U90、8.9インチ版 Windノート

上のリンクを見ていただくとわかりますが、U100の筐体のまま8.9インチ液晶に変えているようで、液晶周りに余白ができています。なんだかEeePC 700系みたいですね。

基本的なスペックはU100と変わりないようです。解像度も同じらしいので、単に画面が小さくなったWind Netbookといったところです。

値段については言及されていませんが、まあ普通に考えてU100よりは安くするんじゃないでしょうか。もし日本で販売するなら、多少仕様を落として54,800円くらいにしてAspire one対抗にしてしまうかもしれません。まあ、売るかどうかはわかりませんが。

それにしても、EeePC 900-X、701SD-Xは日本で販売となりましたが、EeePC 1000/1000H、904はどうなったんでしょう。EeePCらしさはなくなりますが、HDD搭載モデルを出せばそれなりに売れると思うんですけどね。Aspire oneがとうとう価格.comの注目ランキングでトップ(ノートパソコン)に出ています。これを見る限り、Netbookを1台目として買おうという人が増えているんじゃないでしょうか。

余談ですが、以前EeePCでUlead Video Studio11起動EeePCの限界に挑戦?の記事でも書いたとおり、EeePCを使ってDVDビデオを作成しました(写真のスライドショーでしたが)。そのときEeePCをいろんな人の前で使ってみたおかげで、Netbook(特にEeePC)を買おうとする方(買った方もいます)が出てきました。1台目のノートとして考えておられる方もいます。やはり百聞は一見にしかず、ですね。

2008年8月30日 (土)

富士通シーメンス Amilo Mini

先日出てきたAmilo Miniですが、Engadgetでも出てきました。

Engadget:富士通シーメンス Amilo Mini 8.9インチ ミニノート

ただ、こちらは富士通ではなく、富士通シーメンス(欧州 富士通?)となっています。つまり欧州専用ってことでしょうか?

通りでこの間の情報では価格が399ユーロとなっていたわけです。日本では発売しそうにないのかな。

そういえば今日は富士通の新LOOX Uの発売日です。価格は123,800円から。直販ページにいってみたのですが、これがキャンペーン価格で、105,230円となっていました。

http://www.fujitsu-webmart.com/jp/webmart/!ui1245

どうもキャンペーン内容を読むと、新製品モニターというものだそうで、モニターになることで15%OFFになるんだそうです。LOOX U以外にも対象商品があります。モニターといっても、何かレポートを書かなきゃいけないとは書いていませんが・・・興味のある方は直販ページへ。

2008年8月29日 (金)

Dellの小型デスクトップPC Studio Hybrid Desktop

Eee Boxが出たというニュースで思い出したのですが、Dellもこんな小型デスクトップ機を発売しました。Studio Hybrid Desktopというそうです。

http://www1.jp.dell.com/content/products/productdetails.aspx/desktop-studio-hybrid?c=jp&l=ja&s=dhs&ref=homepg

一見カラフルな外付けUSB HDDかと思ってしまう概観ですが、ちゃんとDVDドライブを内蔵しています。

最小構成は74,800円から(Celeron 2GHz、160GB HDD、メモリ1GB)。Core2Duoモデルもあり、こちらはちょっとお高い109,800円。

Dellというと、正直あまりデザインセンスがいいとは言い難い商品ばかりでしたが、珍しくいいデザインだと思います。

ブルーレイディスクドライブも内蔵できるそうです。直販ページでいろいろなオプションを組み合わせてみると楽しいでしょう。

EeePC 900-X、701SD-Xの予約が始まっているということですが、Eee Boxも予約開始していました。こちらも9月13日発売。お値段は44,800円。

ASUS 【予約受付中】【9月13日発売】 モニタレスデスクトップパソコン EEEBOXB202-W EEEBOXB202W

EeePC 900-X 701SD-XそしてEee Box発表

EeePCの最新情報です。

Engadget:Eee PC デスクトップ版 Eee Box 国内発表、7秒起動OS ExpressGate搭載

Engadget:Eee PC 900-X 国内版発表、Celeron M搭載

同じニュースがASUS |EeePCにも載っています。

EeePC 900-X(901ではありません、900です)と701SD-Xは9月13日発売だそうです。(Eee BOXはわからず)。

EeePC 900-Xとは901-Xの下位モデルで、AtomプロセッサではなくCeleron M、SSDは16GB(901のように4GB+なんとか、ではなく、16GBまるまるひとつ)、デザインは海外で発売されていた900と同じ、というものだそうです。

重量は990gと若干901-Xより軽いですが、バッテリ持続時間は4.3時間と短め。お値段は今のEeePC 4G-Xと同じ49,800円となるようです。

EeePC 701SD-Xは、今の4G-XのSSDを8GBとしたことが大きな違い。お値段は39,800円と、今の4G-X実売並みといったところでしょうか。

いずれもWindowsXP SP3がのるようです。

900-Xの16GBは、どうやらMLC版SSDのようです。値段からして濃厚です。また、Linuxモデルは存在しません。ちょっと残念ですね。

さて、Eee Boxですが、正式にはEee Box B202というんだそうです。容積1リットルという小型の筐体が売り。また、80GB HDDにWindows XP SP3を載せますが、Express Gateという7秒で起動するLinuxも搭載。ちょっとしたネットサーフィンをするならこちらで十分なんだとか。確かにYahooで天気をチェックするのに1分以上も起動するのを待っているなんて耐えられませんから、これは便利だと思います。

CPUは当初のうわさどおりAtomプロセッサ。901-Xと同じです。メモリは1GB、無線キーボード・マウス付きで、本体のみが44,800円、15.6インチディスプレイつきで59,800円だそうです。

お値段は以前299ドルか?と聞いていただけにちょっと高い気がします。せめて光学ドライブくらいおまけでつけてくれればこの値段でもいいですが・・・。

ちなみにASUS |EeePCのEee Boxのところ(http://eeepc.asus.com/jp/product5.htm)を見ると、専用ディスプレイの背中にぶら下げて「液晶ディスプレイと合体?!」なんて書いてあります。それくらい小さいということなんでしょう。

DellのNetbook、Ipspiron 910も発売が近いそうですし(http://japanese.engadget.com/2008/08/28/inspiron-910/)。来月の半ばあたりがまた楽しみですね。

------------- 追記 -----------------

書き忘れてましたが、701SD-Xには外付けの30GB HDDがおまけで付くそうです。

------------- さらに追記 -----------------

楽天市場を見たら、もうすでに予約が始まっています。

まずはEeePC 900-X。49,800円です。

【9月13日発売予定】 ASUSTek EEEPC900-Xシャイニーホワイト EEEPC900XSW

そしてEeePC 701SD-X。こちらのお店はいきなり38,800円と1,000円引き、送料無料。付属の外付けHDDの写真も載っています。確かに小さいですね。

ASUS Eee PC 701 SD-X[EEEPC701SD-X]【0818モバイル送料無料】【デジ0828】【mobileP0826】【送料無料】ウルトラモバイルPCの決定版!

こうなると、現在流通している4G-Xも値下げされそうですね。

富士通版Netbook Amilo mini

富士通からようやくNetbookが発表されました。

さすがx-gadget、情報が速いです。

x-gadget:富士通からAmilo Miniが発表!

性能的には、Aspire oneに近い感じ。トラックパッドの両側にマウスボタンが付いているというところも同じです。ただ、HDDが60GBと80GB、3600/4200回転といっているあたりから1.8インチらしいとの話です。カメラは130万画素でここはEeePC 901と同じ。

特筆すべき点は、Express Cardスロットがあること。NetbookではHP2133と、近々発売のレノボ版Netbook IdeaPadくらいです。

WindowsXPがついて399ユーロ。現在1ユーロ=160円くらいなので、約64,000円くらい。微妙な値段ですね。日本での発売は未定です。

そういえば、富士通の新しいLOOX Uは明日発売です。そちらは富士通 Atomプロセッサ搭載 新LOOX U発表を参照。お値段は15万円台。

が、楽天市場をよく見たら、旧型のLOOX Uが78,000円ほどで売られていました。ちょっとお買い得?

【13時までのご注文完了で当日出荷可能!】【送料区分A】【在庫あり】FUJITSU FMVLU50XVB / FMV-BIBLO LOOX U FMVLU50XVB

2008年8月28日 (木)

Aspire oneの在庫状況

EeePC 901キラーとして先週華々しくデビューしたAspire one。あちらこちらで在庫切れの様相を呈しています。

発売日の前日に、すでにこんな記事が出ていたほどです。

Engadget:Acer Aspire one、国内では予約者に行き渡らず ・米国では値下げ

なんで日本で品不足なのに、アメリカでは値下げするんだとお怒りの方も多いと思いますが、要するにアメリカの新学期に合わせて値下げ攻勢をかけるんだとか。あちらは9月が新学期ですからね。

なのでどこに行っても品切れかと思いきや、うちの近所では普通に売っています。ローカルですいませんが、コンプマート刈谷店では売っています。人気のブルーも「持ち帰りできます」の札がついていました。

意外と地方だと手に入りやすいんですかね。もし周辺の店で手に入らないと嘆いておられる方は、ちょっと田舎のパソコンショップだとあるかもしれません。

愛知県だと、コンプマート(エイデン系列)よりはグッドウィルのほうが有名ですね。もともとは名古屋 大須が発祥の店ですが、たとえばうちの周辺だと刈谷や豊田にもあります。

名古屋の大須に詳しい方ならわかると思いますが、なんか大須ではやたら店が多いです。どういうすみわけで成り立ってるのかわからないほど多かった時期もありますが、最近はだいぶ減ってきたみたいです。聞いた話では、万松寺というお寺が経営しているお店だとか。ちなみにこの万松寺、あの織田信長の父親 信秀公の菩提寺だそうで、ちゃんとお墓があります。なんだか由緒正しいお店です。

ちなみに人材派遣会社に同じ名前の会社がありますが、どうやら関係はないようです。こっちのグッドウィルは黄色い看板が目印です。

まあ、割と店の対応もいいです。私の今の自作PCケースはグッドウィルオリジナルです。よく見たらパーツの半分くらいはグッドウィルで買っていますね。

題名とずいぶんかけ離れた落ちですが、宣伝ついでに、グッドウィルのAspire oneのリンクを張っておきます。28日入荷だそうです。

2008年8月27日 (水)

Atomプロセッサの進出

EeePCやAspire one、新LOOX Uに搭載されて何かと話題のAtomプロセッサですが、どうやらインテルはこれを家電製品、携帯電話に搭載する目論見のようです。

日経BP PCオンライン:Atomを武器に、携帯電話や家電市場への積極参入を狙うインテル

さすがに今のAtomプロセッサのまま携帯電話は無理ですが、これをさらに省電力化したプロセッサ(Moorestown、ムーアズタウンと読むそうです)を開発しているようです。

現状パソコン用はこれまでのCore2Duo路線、NetbookはAtomプロセッサというすみわけですが、ちょっと用途が限定しすぎてはいませんか?と思っていたらこういう構想があったんですね。

ということはいずれ冷蔵庫がWebサーバーになったり、Youtubeで変な画像を見る端末になったりする時代が来るということでしょうが、EeePC 901並みの動画再生能力を持った地デジTVでネットサーフィンできるならメリットはありそうです。

2008年8月24日 (日)

デスクトップ機の640GB HDD

我が家のデスクトップ機のメインHDDを640GBに切り替えて1週間たちました。

これで160GB HDDを丸々Ubuntu用にできたわけですが、なかなかUbuntuを使う時間がとれずにいます。

UbuntuにWindowsのデータを受け渡ししたいので、サブの340GBドライブに入れたデータをUbuntu側で読みたいのですが、これがうまくいきません。どうやらNTFSがうまく読めないようです。

NTFSが読めるようにする方法を調べて試していますが、なかなかうまくいきません。もうちょっとあがいてみます。最悪USBメモリを使ってやり取りすればいいんですが・・・あまりにつまらないですし。

で、そのメインとなった640GB HDDですが、これが思いのほか速い!!WindowsXPを入れて使っていますが、休止状態からの復旧が恐ろしく早くなりました。「Windowsを再開しています」の文字が一瞬現れるだけで読めないくらいです。

320GB HDDは160GBプラッタ×2枚のディスクでしたが、この640GBは320GBプラッタ×2枚。つまり記録密度が倍になったわけです。倍とはいきませんが、これだけで読み書き速度がかなり向上します。

これまでもHDDを換装するたびに記録密度が上がり、その分高速になっているのを経験していますが、体感的には今回の換装のほうが圧倒的に速く感じます。

これは、HDD換装時にはデスクトップ側もメモリを増やしたり、OSを入れ替えたりしたため、HDD速度上昇分だけ負担も増加したため相殺していたからでしょう。ところが今回はOSもメモリも変わらず。速度上昇分をまるまる体感できる状態になったのが要因のようです。

ところが世の中Vistaになってしまいました。体感的にはやっとXPが使い物になったと思える速度なんですけど。Vistaをちょっと使った感じでは、あと10倍くらいディスク密度が上がらないと(当然その分高速のインターフェースになっていないと)Vistaを使う気にはならないでしょう。

ただこれだけ容量が大きくなると、バックアップが大変です。DVDはもちろんBDでももはや焼け石に水の状態。私のお勧めは、HDDのバックアップをHDDでとる。これが一番です。というわけでうちでは今320GB HDDに重要データ(デジカメの写真、ムービー、家計簿データなど)のみミラーしてあります。RAID1でもいいのですが、別にいらないデータまでコピーをとることになるので、私はデータを絞ってバックアップしています。

重要データをあるひとつのフォルダに入れておき、Realsyncというフリーソフトを使ってバックアップしています。このRealsyncはフォルダー間を自動的に同期してくれるソフトで、窓の杜やベクターで普通に手に入ります。これをスタートアップに入れておき、15分おきに同期するようにしてあります。

バックアップは重要です。意外に気を使わない人が多いですが、これで泣きを見た人をたくさん見てきています。

私の買ったドライブはWestan Degital製の640GB HDD。ちょうど同じのが楽天市場でも扱っていました。このドライブは速いです。ただし(このHDDに限らず)熱をかなり持つので、冷却には充分な配慮をしてください。

【値下げしました!】【在庫あります!】Western Digital WD6400AAKS ☆320GBプラッタ! 容量:640GB 回転数:7200rpm I/F:Serial ATA 3Gb/s

2008年8月23日 (土)

ASUS N10(Atom搭載 非EeePCノートPC)

どう見てもEeePCのハイエンド機というのがでてきています。

Engadget:Asusから非Eeeブランドの10型ミニノートN10、ExpressCard ・ HDMI搭載

82208asusn10 Atomプロセッサ搭載、10インチ液晶とありますが、Vista対応、ExpressCard搭載、HDDは320GBまで搭載可というあたりが確かにEeePCとは違います。

でもぱっと見た目にはEeePCをちょっと高級仕様にした感じ。

そういえば、EeePCのハイエンド仕様、S101はEeeブランドで売らないという噂がありましたがあれが現実のものとなった、というところでしょうか。でもデザインが違います。しかしお値段が日本円で約52,500円~70,000円といわれており、本当なら十分安い機種ですね。

EeePC用レザーケース

価格.comのEeePC 901-Xのところを読んでいたら、EeePC用レザーケースなんていうのが紹介されていました。

私は今までノートPC用のケースがほしいとは思ったことがありませんが、これは正直ほしいと思いました。

単にEeePCを保護するだけでなく、SDカード用ポケットもついており、またカバーをしたままでSDカードスロットの出し入れをできたりと、専用ケースならではのよさもあります。

うちの4G-X用もないかなあと思っていたら、同じ店で売っていました。いずれも値段は7,000円ちょっと。ちょっと高いですが、おまけに液晶プロテクタも付いているそうです。

同じ楽天市場で、こんな商品もありました。

http://item.rakuten.co.jp/pon/dk-kkru1347/

定価21,000円のところが・・・ええーっ!!という商品です。2ちゃんねるで見つけました。近いうちに修正されそうなので、見るならお早めに。

2008年8月22日 (金)

デスクトップ機のUbuntu環境

EeePCからUbuntuを削除してしまったので、「EeePC Ubuntu」というカテゴリー名を単に「Ubuntu」としました。

Ubuntu自体はデスクトップ機に入れてあるので、これからいろいろ試そうかと思っています。EeePCでは画面サイズが制約になり、試せないソフトがたくさんありました。デスクトップ機ではそんな心配はありませんね。

以前にも紹介しましたが、私のデスクトップ機もASUSです。M/BはP5VDC-MXという、Core2Duoに対応しているのにDDR400のメモリが使えるというちょっと変わったボードです。CPUはPentium Dual Core 1.6GHz、DDR400 1GB、HDDは640GB+320GBでWindows、160GBのドライブにUbuntuを入れています。つまりEeePCのSSDの40倍の領域を使えるようになっています。

Pentium3時代ぐらいからM/BはMicroATXしか買わなくなりました。ATXってPCIをさすところが多いですが、下の二つは上のPCIスロットのスレーブになっており、スレーブ側にさしたカードがよくマスター側のカードと競合し相性問題をよく起こしていました。これがトラウマになって、どうせさしても使えないなら、最初からないほうがいいというのがMicroATXを選択する理由です。

ケースも小型のものを選択できるのがいいのですが、今回はそれがあだになってしまいました。

うちのケースは3.5インチベイが3つ、5インチベイが2つあるのですが、HDDは結構熱を持つので3.5インチベイひとつを熱対策であけていました。しかし今回HDDが3台となり、1台つけられなくなりました。

むりやり突っ込んでもいいのですが、やはり熱でやられないか心配です。HDDって10度上がると寿命が半分になる(?)と聞いたことがあり、実際熱いところに配置してあったドライブを一度昇天させたことがあるので、それがトラウマでHDDの熱には気を使っています。昔は5400回転のドライブしか買わなかったほどです。

5インチベイは2つあるのですが、そこにDVDドライブを2つつっこんでいます。1つおろせばいいじゃないかと言われそうですが、これがいろいろ事情があってはずせません。新しいDVDドライブでは市販の書き込みソフトが動かないので古いDVD-RAMドライブが必要で、一方DVD Shrinkなどを動かすのは逆に新しいドライブでないと遅くて使い物にならないという状況のためです。

というわけで、私が取った解決策はこんな感じです。

Dsc00987_2  ・・・ケースの底に置いただけです。熱対策はばっちり!のはずです。

さて、この底に置いたドライブがUbuntuの入っているドライブで、これと640GBのWindowsドライブとデュアルブートにすればいいだけです。

しかし、どうもLinuxのブートローダは信用できません。EeePCの時もそうでしたが、Windowsのドライブ側にgrubを入れたくありません。これも、以前Turbo Linuxを入れたときにブートローダが壊れて両方とも起動しなくなるということがあって以来、トラウマになっています

理想は、起動ディスクを切り替えてしまうこと。しかしそのためには毎回ケースを開けてつなぎ変えなくてはいけません。かといって、リムーバブルHDDケースはおもったより高くてすぐには買えません。

結局、とった解決策はBIOSで切り替えるという方法。

今はCD-ROM、HDDの順に起動するようにしていますが、うちのM/BはどのHDDを最初に持ってくるかを選択できるようになっています。いま、SATA1に640GB HDD、2に160GB、3に320GBという順につながっています。そのままだと640GBがHDDの先頭になっていますが、これをSATA2を一番にもってくると、160GBのドライブから起動できるようになっています。

これだと費用がかからず、ケースをしょっちゅう開ける必要もないため便利です。切り替えの度にBIOSメニューを立ち上げないといけませんが、これでもお金と手間を省けるので問題ありません。

さて、早速試してみたいアプリケーションは、タックスペイントというソフト。昔Macであったキッドピクス(?だったかな)というソフトのような子供向けお絵かきソフトといったところでしょうか。

EeePCでも立ち上がるのですが、画面が狭いのと、子供が興奮してEeePCを踏みつけてくるので、これがトラウマになってしまい(今日はトラウマばっか)、デスクトップで立ち上げたいと思っていました。

そういえば、下の記事を見るとEeePCでブログ更新のアンビンバンコさんの娘さんも使っているんですね。

http://eeepc.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/asus_5963.html

下手にクレヨンで壁に落書きされるより、このソフトを使ってもらうほうがずっといいです。子供をお持ちの方で、Ubuntu機を持っておられる方にはぜひお子さんに使わせてみてください。

ちなみに、Ubuntuにタックスペイントをいれるには「アプリケーション」メニューの「追加と削除」で「教育と教養」の中にあります。マークして「変更の適用」と押すだけでインストールされます。このあたりはUbuntuってWindowsより楽ですね。

EeePC再びXPに

さて、ついこの間EeePCをubuntu化したばかりなのに、またWindows XPに戻してしまいました。

10月頃に出張がありそうで、その関係でWindowsにする必要が出てしまったのですが・・・。

先の記事でEeePC 701の最安値を調べていたのは、いっそのことXP用の701を買ってしまおうか、とも考えたためです。でもセカンドEeePCにするにはまだ高いです。

中古でも34,800円でした。在庫切れになっていましたが、29,800円というのもありました(新品再生品だそうです)。

まだまだEeePC 701も人気があるようですね。まだ生産しているんでしょうか。

話を戻して、XPではなく、Windows2000にしてしまおうとも思ったんですが、うちのWindows2000のCDが起動しませんでした。SP2なので、SP4の起動ディスクを作る必要がありそうです。しかし以前SP4ディスクを作ろうとしたら、なぜかウィルスに感染したという過去があるので、トラウマになっています。

結局リカバリDVDを入れてXPをインストール。「EeePCハンドブック」を見てSSD容量アップ+SSD寿命対策をしました。さらにインストールするソフトを絞り込みました。結果、SDHCドライブにProgram Fillesを作らなくても1GB近く空きを確保できています。EeePCハンドブックのすまささんには感謝です。

せっかくカテゴリに「EeePC ubuntu」というのを作ったのですが、あれはどうするんだ、については、デスクトップにubuntuを入れて使っていこうとしています。こちらの話題はまた後ほど。WindowsXPとの共存にちょっとややこしいことをしています。

EeePC 701用タッチパネル化キット

楽天市場を見てみると、最近はすっかりEeePC 901-Xは入手しやすくなってきているようです。近所のお店でも普通に手に入ります(愛知県のコンプマート刈谷店)。

ちなみに今日は午前中で会社をあがり(午後休みです)、その近所のお店を見ていると、Aspire oneがおいてありました。見たところ、大きさは901くらい、液晶はうわさどおりてかてかの光沢液晶。値札の上に「お持ち帰りできます」と書いてあるのに、その下には「予約受付中」、斜め上には「8月23日発売」の看板が。多数決では(笑)明日手に入るということのようです。

それはともかく、EeePC 4G-Xはどうなったかと思ったら、なんとまだ定価販売。ただイーモバ付き100円の札がでかでかとつけられていましたので、おそらく本体のみで売ろうとは思っていない様子。

さて、楽天市場ではこのEeePC 4G-Xは今いくらなんだろうと見てみたところ、こんなのを見つけました。

【送料無料】人気のEeePCを本格的な改造でタッチパネル化キット!ET-1000

今のところ(22日17時)、11円でした。オークションで出ており、即落価格は12,980円。半田付け不要で日本語マニュアルつきとのことです。終了時間は28日10:00。

いまさらの感はありますが、EeePC 4G-Xを持っていて、901や富士通のLOOX U B50に対抗してみたい方はいかがでしょうか。

ちなみにEeePC 900(901ではありません、900です)にも同様のキットがあるようで、つけた方の話が以下のリンク先に載っています。

http://blog.livedoor.jp/w21ca_template/archives/51491969.html

安定はしていないようですが、なんとか動くようです。

ちなみにEeePC 4G-Xの楽天市場での最安値は、ツクモロボット王国で39,800円でした。微妙に4万円を切っています。

2008年8月20日 (水)

富士通 Atomプロセッサ搭載 新LOOX U発表

以前出てきた富士通のAtomプロセッサ搭載LOOX Uですが、とうとう正式発表です。

Engadget:新LOOX U正式発表:標準で5.3時間駆動、FOMA WWAN対応

5.6インチ液晶、565gの、いかにも日本メーカーらしいモバイル機です。AtomプロセッサZシリーズを採用、メモリは1GB、HDDは60GB(1.8インチ)から、SSDも選択可能(64GB)です。

解像度は1280×800という、本当に大丈夫?と思ってしまいます。昔私の持っていた初代Librettoでは6.1インチ、640×480。老眼の方だとつらいかもしれません。

しかしそれだけに持ち運びやすさは抜群。大型バッテリを選択しても670g(11.1時間駆動)という軽さはさすがです。

これだけ小さいと、キーボードがつらそうですが、キーピッチはそれなりにあるそうです。@などの記号をFnキーを使って打つようにしてキーの数を減らしている(68キー)そうです。

FOMAのSIMカードを持っている方ならWWANも選択可能です(オプションで、ワンセグと排他選択)

しかしOSはVista。メモリ増設不可なのにVista。1GBではつらいでしょう。

他の情報によると、発売は直販で8月29日(http://www.fujitsu-webmart.com/pc/ui011?SERIES_CODE=776)。最小構成で123,800円から。EeePC 901を2台買うか、こいつを買うかで悩める人が(多少は)出てくるものと思われます。

お勧めはXPダウングレード権付のVistaを選択してXPにしてしまうこと、だそうです。なんでもXPにダウングレードしたVistaユーザーは30%くらいはいるらしいですから。

もうすでに楽天市場でも予約していますね。こちらは30日に入荷のようです。

富士通 【8月30日発売】 【2008年秋冬モデル】 ノートパソコン FMV-BIBLO LOOX U/B50 FMVLUB50 FMVLUB50

2008年8月19日 (火)

DELL製Netbook、8月22日発売(ただしブラジル)?

ひょんなことでおもしろいニュースを手に入れました。
DELLから発売予定の、DELL Eと呼ばれていたNetbookが8月22日に発売になるそうです。ただし、なぜかブラジルで。
SlashGear Japan : Dellの「Inspiron 910」 in ブラジル

Atomプロセッサ搭載で、メモリは512MB、1GB、ストレージは4/8/16GB SSDから選択、OSはWindowsXPかUbuntu。

そういえば、DELLは欧州でUbuntuをインストールしたノートを売り出したところ、好評だったという話がありましたっけ。ちなみにお値段は約300ドル(約33,000円)のようです。おそらくは512MBメモリ、4GB SSDの値段でしょう。

EeePC 4G-Xが4万円くらいという事情を考えると、これはかなり破格な値段設定ですね。液晶は9インチのはずですから、外観/解像度/CPUは901、それ以外は701のEeePCのようなものです。

この記事から分かるのは、DELLのNetbookの名前がInsprion 910となるらしいこと。ずいぶん具体的な情報です。

しかし、なんでブラジルなんでしょう。アメリカなら分かるんですが・・・。どうせなら日本で発売、という方がよかったのでは。多分ブラジルよりは売れると思うんですが。

2008年8月18日 (月)

北京オリンピック トライアスロン

ちょっと、EeePCやNetbookの話題とは違う話になりますが・・・

私事、というか、私の会社がからむ話ですが、明日8/19、北京オリンピックでトライアスロンが行われます。11時ごろスタート、ゴールは昼の1時ごろだそうです。

トライアスロンというと、水泳・自転車・マラソンを組み合わせた最も過酷なレースとして知られています。

で、なんでこんな話をするかというと、私の会社から、山本良介選手が出場しているからです。

なんといっても私の会社始まって以来はじめてのオリンピック出場選手。これまでもハンドボールあたりで代表に入ったものの、予選落ちというのを繰り返していました。

ちなみに山本選手のブログというのもあります。紹介しておきます。

http://blog.livedoor.jp/y_ryosuke/

トライアスロンの水泳(スイムと呼んでいます)って、プールではやらないんですね。かならず自然の中の池や湖、海で行うのがルールなんだそうです。なので、練習も池や湖。にごっていようが水草が多かろうがお構いなしで泳ぐそうです。大変ですね。

がんばれ日本、ということで、応援していただけたら幸いです。

---------------- 追記 --------------------

今日のトライアスロンで、山本選手は30位でした。自己ベストを更新できなかったとのことで、残念です。トップとの差は3分20秒ほど。世界の壁は厚いです。応援していただいた方、ありがとうございます。

Aspire oneレビュー記事

8月23日に発売されるAspire oneですが、早速レビュー記事がありました。

PC Watch:日本エイサーAspire one ~8.9インチワイド液晶搭載のミニノート

これまではスペックの情報ばかりで、実際に使い勝手はどうなのかがよくわかりませんでした。この記事である程度わかります。

どうしてもEeePC 901との比較になってしまいますが、901になくてAspire oneにあるものとしては、

(1) SDカードスロット以外に、もう一つマルチカードスロットがついていること

(2) SSDではなく、120GBのHDDがついていること

(1)については、私は今まで勘違いしていて、マルチカードスロットしかないと思っていました。マルチカードスロットだとどうしても取り付けたメモリカードが飛び出してしまうため、EeePCのようにすっきりと付けられないのがいやだなあと思っていたら、ちゃんとSDメモリを収めるところはありました。

まあ、(2)でHDDが120GBもあればSDHCカードを常時付けっぱなしという人は少ないかもしれませんが。ただUbuntuなどをSDメモリで試したい方には朗報かもしれません。

(2)のHDDですが、これは事前情報通り、2.5インチタイプのものがつくようです。9.5mm厚なので、換装も容易ですね。

ただし、ここでも述べられていますが、HDDの換装は本体をごっそり開けないといけないようです。

ついでに、Aspire oneはメモリが標準で1GB、増設不可となっています。が、これも本体を開けてしまえば、メモリスロットに刺さっている512MBを取って1GBを差し替える事で1.5GBまでは増設することが可能なようです(2GBまでしか認識しないため、2GBをさせない[のか、さしても無駄なのか]のようです、ちなみに残りの512MBはオンボード)。

お値段は54,800円。まあ最近EeePC 901も57,000円で買えるところもあるらしいですから、お買い得とは言いがたいです(楽天市場でも、57,400円っていうのがありました)。ただ、セカンドマシンではなく、1台目として買うにはいいかもしれません。なんせ120GB HDD付。つい半年前に10万円程度で売っていたXPパソコン並みの装備です。

実は私自身、最近Aspire oneが気になってきています。ストレージ容量の多いモバイル機が欲しいのですが、もしかしたら年末当たりアンビンバンコさんのところ経由で買わせて頂くかも・・・。それまでに1000Hか904HDあたりがでれば、このままEeePC路線まっしぐらなのですが、はたしてASUSは動くか!?

Acer(エイサー)ノートパソコン Aspire ONE(8.9型液晶/WSVGA/シーシェルホワイト)[AOA150-Bw]

・・・でも考えたらまだDELLとレノボがあるか。しばらく様子見ですね。

2008年8月16日 (土)

HT1100の不満点

ドコモのHT1100を買って5日目、ブンコビューアを入れたり、microSD 2GBを買ってきて子供の動画や写真を入れたりして子供自慢プレゼンマシーンに仕立てたりと、ある程度カスタマイズが進んできました。
それとともに、やはり不満点が出てくるのは致し方のないことですが、もしHT1100を買おうかという奇特な方のためにあえて書いてみます。
ちなみに、私のHT1100には不満点より、得られた満足感の方が上回っています。一応ことわって置きます。
(1) 着信が分かりづらい

着信音を出すスピーカーがちゃちくて、低音がほとんど出ません。しゃかしゃかとなるので、雑踏の中では聞き取れません。胸ポケットに入れて聞こえないほどです。着信音もかなりメリハリのあるものがいいですね。
バイブレータも貧弱です。普通の携帯の半分位ですね。
(2) mopera Uがつながりにくい
ほとんど使わないので問題ないのですが、接続できませんエラーが頻発しています。設定を間違えたのかと思うほどですが、時々つながっているところを見ると、間違いではないようです。この調子でメールを受け取りそびったらどうしようかと心配です。
(3) microSDを差しにくい
差込口が狭く、かつ奥にあるので、差し込むときに指で穴まわりが浮き上がってしまいます。microSDが折れるんじゃないかと思うこともあります。もうちょっとさしやすくできなかったんでしょうか。
(4) 販売店がわからない
HT1100を売っている店が少なすぎです。おそらくドコモショップしかないんじゃないでしょうか。普通のau、softbankも扱っているような店では見たことがありません。同じスマートフォンであるiPhoneや、WILLCOM、イー・モバイルは割と簡単に見つけられるのに、ドコモはスマートフォンに冷たすぎです。
今は周辺機器が手に入らず困っています。HT1100用イヤホンジャックが欲しいのですが、通販しかダメ?
(5) マニュアルが不親切

まあ、携帯のマニュアルなんてこんなものかもしれませんが、多機能がうたい文句の機種にしてはちょっとひどい気がします。

おかげでこんな本を買いました。

少なくとも付属のマニュアルよりはずっと見やすいです。着信音の替え方はこちらの本で知りました。付属のマニュアルでものっているんでしょうが、場所が分からず。

(6) TouchFLOで出てくるランチャの編集ができない

せっかく片手操作でいろいろな機能が使えることが売りのHT1100ですが、そのTouchFLOで出したメニューに私の使わないアプリが多すぎです。まあネット接続をしない、カメラを使わないユーザーなんて想定外なのかもしれませんが、それにしても自由度がなさすぎです。ホーム画面のランチャぐらい自由度があってもいいと思うのですが、おかげでTouchFLO、電話帳と音楽プレーヤーしか使っていません。

こうした苦言が出てくるのは、それだけHT1100が気に入っている証拠。もうちょっと改善されると完璧なんですが、惜しいです。

ワンセグがない、お財布携帯にならない、というのはあらかじめ分かっていることなので特に不満には感じません。バッテリの持ちが悪いらしいですが、私は十分だと思っています。バッテリインジケータが細かくレベルを把握できるので、充電のタイミングが掴みやすいと思います。前の携帯は残量表示が3段階で、2段階めになってからあっという間に切れていたため、インジケータの意味がありませんでした。

来週からいよいよ実社会での運用が開始です。まだ不満は出てくるでしょうか?

Aspire one改造記事

日本ではもうすぐ発売のAspire oneですが、海外ではすでに発売されているようで、早速分解・改造の記事が出ていました。

Engadget:Acer Aspire oneにBluetooth追加、RAM増設Mod

この手の改造って真っ先にBluetoothを入れたがる場合が多いです。EeePC 701もそううでした。なので901や最近売り出すNetbookは標準装備しているところがおおいんですけど、Aspire oneは未装着。なんでこういう改造がまた出てきます。

さらにRAM増設とは、Aspire oneは標準で1GB、増設は不可となっています。こちらの方はLinux版で512MB品を買ったため、改造で1GB追加し1.5GBとしています。

改造といえば、EeePC 701のときはやったのがタッチパネルにすること。901やその他のNetbookではこうした改造は見かけません。8.9/10インチ用のタッチパネルくらいありそうな気がしますが、なんでやらないんでしょうね(とあんまり書くとお前がやれといわれそうですが)。

ちなみに日本では8月23日発売です。

(追記:下のリンク先は、8月24日時点で在庫あるのかないのか微妙なお店です、納期は一週間と書いてあります)

Acer(エイサー)ノートパソコン Aspire ONE(8.9型液晶/WSVGA/シーシェルホワイト)[AOA150-Bw]

私事ですが、この3日間は大忙しでブログの更新が滞っていました。デスクトップの2台目HDDの空きパーティションにUbuntuをいれようとしたらそのドライブごと使えなくなったり(Ubuntuも起動不能)、妻の実家にいったらその日の夜から妻が高熱を出したり(まだ38度台が続いています)と、トラブル続きです。

ちなみにデスクトップ機のトラブルは、これを機会にHDDを追加してもらいました。今まで320GB+160GBの構成でしたが、640GBドライブを購入、これにバックアップ用320GBという構成にしました。Windowsも入れ直し、快調です。

160GB HDDは重要ファイルのバックアップと、どうでもいいファイルが入っていただけなので、Ubuntu8.04を入れました。

ただ、うちのケースではHDDが2台しかつかないので、160GB HDDと640GB HDDは同じコネクタを排他利用し、160GB HDDはケース底面に直置きという状態です。もうケースの買い替え時でしょうか。もうちょっと手軽に切り替えを出きるようそのうち考えます。

2008年8月13日 (水)

EeePC対抗のNetbook動向

ここしばらく、このブログはHT1100とEeePC ubuntuの話題ばかりで平和な毎日ですが、Netbookの世界は秋に向けて着々と戦闘準備が進んでいます。

ECS G101L「スタイリッシュ」 10インチNetbook

以前から噂されていて音沙汰のなかったECSのNetbookですが、ようやく出てくるようです。液晶は8.2/10.2インチ、SSDかHDDのどちらかが搭載、それ以外のスペックはEeePC 901と同じようです。値段は399ドル~499ドル、9月ごろ登場する模様。

Dell Eシリーズ Netbookに10インチ版、10月登場?

こちらもEeePC対抗としてすでに周知のNetbookです。以前は8.9インチの情報が出ていましたが、今回は10インチ版も出るとのこと。なんでも8.9インチ版は月25万台、10インチは40~45万台発注しているとか。

8.9インチ版の発表は8月ごろ(発売は以前の情報だと9月ごろ)、10インチ版は10月ごろに登場の予定だそうです。

Raon Degitalから7インチミニノート EVERUN NOTE、AMDデュアルコアCPU搭載

どうやらこれ、韓国のメーカーのようです。EeePCやその対抗機との大きな違いは、7インチディスプレイで1024×600表示していること、本体重量は742gとまるでWILLCOM D4か次期富士通LOOX Uあたりと張り合える重量なこと、そして極めつけはAMD製デュアルコアCPUを使っていること。いやあ、韓国のメーカー、どこかの日○メーカーとは違い、対応が速いこと。

しかしx-gadget:blogを読むと、バッテリが外付けって書いてあります。本当なら小型化の意味ないじゃん

(追記 : 外付けバッテリらしい写真が出ていたそうですが、オプションの外付けバッテリらしいです。ちゃんと内蔵できます)

こんな感じで、9~10月ごろに(おそらく米国市場で)Netbook秋の陣が繰り広げられる予定です。

本屋で立ち読みをしていたら、Windows 100%という(まああまり品があるとはいえない)雑誌でもNetbookが取り上げられていました。EeePC 4G-Xのカスタマイズについても1ページ割いて載せられていました。それだけ注目度があがってきたということなんでしょう。

冬のボーナス商戦までには日本でも出揃って欲しいですね。この頃にはEeePCも904、1000、S101を繰り出してくるのではないでしょうか。そうなると今でさえ価格.comの上位(ノートパソコン部門)がEeePC 901やHP2133、MSI Windnetbook U100で染まりそうなのに、もう日本のメーカーなんて上位に出ないんじゃないでしょうか。

ちなみに今の1位のEeePC 901、だんだん在庫が出てきたみたいです。だいぶ在庫なし、予約受付の文字が消えています。

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HT1100にブンコビューアインストール

SONY CLIE TJ-25から、ドコモのWindows Mobile携帯 HT1100へ移行し、CLIEを退役させました。
私のCLIE利用法は、小遣い帳のExcelファイル編集でしたので、その役割をHT1100に移したため移行が可能になりました。
が、実はCLIEにもう一つの役割がありました。それは電子書籍を読む、というものです。
ブンコビューアというソフトをインストールして、待ち時間などで時間つぶしに使っていたのですが、まあ別にそれほど重要なものでもなかったので特にHT1100購入時は考慮していませんでした。
が、やはりないと寂しいもので、なんとかブンコビューアを入れられないか探して見ました。
ちなみに、WILLCOMのスマートフォンには標準で入っているという情報も手に入れました。ということはHT1100でも動くんじゃないかと思ったわけです。また、「HT1100スマートガイド」という本を読むと「PocketPC2002/2003のソフトなら大概は動く」と書いてあるじゃないですか。

そこで、いつも電子書籍を買っているビットウェイブックスから、ブンコビューアをダウンロードできるサイトに行っていました。

ブンコビューアダウンロードサイト

ここから、「PocketPC 2002/2003用 WMPC非対応版」のブンコビューアを落としてきました。「PocketPCでダウンロード」「パソコンでダウンロード」の二つありますが、私は「PocketPCでダウンロード」の方からCABファイルを落として、PC経由でHT1100に転送してインストールしました。

Ht1100_bv あとは、電子書籍のデータ(~.zbf)ファイルもHT1100に転送し、「スタート」‐「プログラム」‐「ブンコビューア」(文字化けしてブンコビューアとは出てきません、アイコンで判別)を起動。

ちょっとピンボケ気味ですが、ちゃんと書籍データが読めました。

ちなみに私が読んでいる電子書籍で、「逆説の日本史1~9(10以降はもうでなさそうです)」、「雑学力 人より稼げる無駄知識」あたりはおすすめです。なかなか面白いです。

あまり電子書籍って注目されていませんが、書籍の単価が割りと安く、暗いところでも読めて、しかもPDAなどに入れてどこでも読めるので便利です。

50代からのしあがった戦国大名、北条早雲の言葉に、「少しの隙あらば、物の本を、文字のある物を懐に入れ、常に人目を忍び見るべし」というのがあります。歴史に名を残すほどの人は、やはり日頃から努力を積み重ねているのでしょうね。それがよくわかる言葉です。皆さんもブンコビューアで電子書籍、いかがですか?

2008年8月12日 (火)

EeePC ubuntuでのアプリケーション1

EeePCに入れたubuntuで使っているアプリケーションを紹介してみようかと思います。とはいっても、まだほとんど初期にインストールされているものばかりです。
ちなみにうちのubuntuの容量は2.5GB。4GBのSSDしかないEeePCにとってはずいぶんな容量ですが、この状態でかなりのアプリケーションがインストールされています。初期状態とはいえ、侮れません。
その初期インストール状態で使っているアプリを2つ紹介します。
一つ目は「Open Office」。ご存知の方も多いですが、MS Officeと高い互換性を持ったソフトウェアです。これがフリーで手に入るというのもすごい話です。ちなみにWindows版もあります。ExcelやWord、PowerPointを買うのがもったいないという方は是非一度使って見ることをおすすめします。
まあOpen Officeのレビューを書いても、Word、Excelを使うのとなんら変わりがありませんから、あまり意味がありません。それくらい普通にMS Officeとの互換性が高いです。
使えないのはExcelにマクロが組んであったりする場合など、かなり手の込んだファイルの読み込みです。もしかしたら少しくらいのマクロならいいかもしれませんが、私の使っていたマクロ付Excelファイルは読めませんでした。あと、動画を挿入したPowerPointのファイルも同様です。私の試す限り、PowerPointは画像もところどころだめでした。
ただ、MS Officeのファイルを持ってくるのではなく、最初からOpen Officeで作れば、MS Office並のファイルを作ることはできそうです(多分)。まあ、お試しで使って見て、だめそうならMS Officeを買うというのも手ですね。
二つ目は、「動画プレイヤー」。そのまんまですね(笑)。しかしこの一見素朴な(?)名前に惑わされてはいけません。
まず動画ファイル。MPEG1/2、WMV、QuickTimeムービー、PSP/iPod用MPEG4動画など、ほぼ私の持っている形式の動画は見ることができました。この調子ならDivXやXvidなどもいけるんじゃないでしょうか。
さらに、DVDも再生できます。ただし、市販のDVDはだめで、家庭用ムービーで作成したDVDやDVD Fabなどでプロテクト解除してコピーしたDVDは見ることができます。プロテクトがらみのDVDがだめだったので、きっとCPRMもだめでしょう。
余談ですが、初期インストール済みのゲームも充実していて、テトリス、さめがめなどいろいろあります。Windows付属のものはもちろんついています(GNOME版)。
初期インストール済みのソフトで、使わないものは削除できます。メニューバーから「追加と削除」を選んでやると、削除できます。
しかしこのメニュー、「こんなソフトもありまっせ」といわんばかりにインストール可能なソフトも一覧で出てくるので、削除するより入れるほうが多いということを繰り返しています。もっとも解像度の関係で、EeePCでは使えないソフトだったりすることが多くて、結局削除しています。
それにしても、あまりに気になるソフトが多いので、制約の少ないデスクトップにもubuntuを入れてやろうと計画しています。
すっかり書き忘れていましたが、このubuntuのインストールにも使い、さらに「動画プレイヤー」でもDVD再生に使ったのが、BUFFALOのポータブルDVD-Rドライブ DVSM-P 58U2/Bです。バスパワーのみで使っていますが、なんらトラブルなしで使い続けています。

バッファローDVSMP58U2B

HT1100をカスタマイズ(?)

さて、昨日購入したHT1100ですが、早速使えるようにカスタマイズしました。
とりあえずついてきた液晶カバー(試用品)をつけ、携帯のストラップも付け替えを実施。
続いて、私の会社対応をしました。それはカメラをぶっこわすこと
Ht1100bc1 といって、まさか本当に壊すことはしませんが、ほぼ使用不能にします。それは写真のように、鑢の先端などで、カメラ表面の部分に傷を入れます。
私の会社はカメラ持ち込み禁止です。が、カメラを使用不能にし(傷でぼやけさせるのもいいそうです)、ある部署に持ち込んで確認してもらい、証明のシールを貰うと使えるようになります。そのためこんな細工が必要になります。
同じようにカメラに傷をつける必要のある方は、この写真のような方法なら安全に(?)カメラをつぶせます。参考にしてください。
Ht1100bc3 レンズの部分が白くなっています。カメラモードにするとぼんやりして何がなんだかわからなくなりました。成功です。
同じように表面側の10万画素のカメラにも傷を入れます。
しかし、最近カメラなんて、USBメモリサイズのものもでているというのに、単に携帯のカメラをつぶしたくらいで何にもならないと思うんですが、よっぽど社員が信用できないんでしょうか。最も、これでも以前は壊しても不可だったので、まだましになったほうです。
さて、そうすると本体右下にあるカメラボタンが意味がなくなります。なにか使えないかと思っていたら、「スタート」‐「設定」‐「個人用」タブの「ボタン」で、他のアプリケーションに割り振れることがわかりました。とりあえず「Excel Mobile」にしておきました。
この機種の売りはTouch FLOといって、画面下から上に指でなぞるとランチャーが立ち上がり、主な連絡先やよく使うアプリなどを呼び出せるという機能があります。
また、ホーム画面の「ランチャー」で、縦長画面から横長画面に切り替えるモードもあります。解像度がないため、Excelを使うときにはこのほうが見やすいので、これは便利だと思いました。
ただ、この横長画面とTouch FLOは共存できません。縦長画面のときしかTouch FLOが使えないのでちょっと残念です。
しかしTouch FLOといい、ホーム画面といい、スライドして開くときの立ち上がるQuickTasksというランチャー画面といい、いろいろランチャーが立ち上がるのは結構なんですが、これを自分の好みのアプリに入れ替える方法がどれも未だにわかりません。マニュアルがわかりづらいです。
それにしてもEeePCからやっとWindowsを追い出したのに、今度は携帯がWindowsになってしまいました。まあこれでCLIEをようやく退役させることができたので(やっとCLIEと携帯を二つも持ち歩かなくても済みます)、私としては満足です。
ちなみにBluetoothはオフにしています。取り立てて使い道がありません。デスクトップとの同期はUSBでいけますし、Bluetooth機器も持っていないし。またそのうち考えます。
あ、ちなみにUSBメモリサイズのカメラはこんなのです。本当に小さいですが、動画も取れます。ドライブレコーダー代わりにも使えそうですね。

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--------- 追記 --------------------

日経BPのサイトでもHT1100が紹介されていました。参考まで。

快適なタッチ操作とテンキーを持ったスマートフォン「HT1100」

2008年8月11日 (月)

HT1100購入!!

さて、EeePCにUbuntuを入れてごにょごにょしているというのに、今日はとうとう携帯電話まで換えてしまいました。
その名もHT1100。ドコモのWindows Mobile携帯です。
過去にCLIEを使っているという話を書きました。Excelで小遣い帳をつけているので、CLIEのDocument to Goが手放せないという話です。
ところがこのHT1100、ドコモの携帯では(多分)唯一Excelの編集が可能な携帯です。
他にも音楽、動画も持ち運べるということも購入するきっかけでした。
逆にネットワーク関係はメールが使えればいいやという程度の要求しかなく、このためドコモのプランSSにmopera Uのみという契約内容で手に入れました。
もちろん店員さんはパケット定額制をすすめまくってきましたが、必要があれば買えますといってのらりくらりと交わしました。嫌な客だったでしょうね。
早速mopera Uの設定、メールアドレス変更のお知らせメールを送付(iモードが使えなくなるので、アドレスは変更)、そしてExcelファイルの取り込みをしてみました。
やり方は、Windows XP側にActiveSyncというソフトを入れます。そしてHT1100をUSBでXP機につないでやると、特定のフォルダのファイルと同期してくれます。
なんで、同期させたいExcelファイルをそのフォルダに入れてやると、見事HT1100に取りこめました。
編集も可能です。ただ、やはりCLIEより画面が狭いことが不満点。まあこれはしかたがないですね。
この瞬間、CLIEの退役が確定しました。長いことお疲れ様でした。
まだホーム画面やランチャの設定はこれから。またそのうち報告します。

カンタンUbuntu2

EeePCのメインOSをUbuntuに置き換えて一日。実はテトリスとさめがめばっかりやっていますが、着々と?情報収集も進めています。
以前カンタンUbuntu1を買ったので、ものはついでに2も買いました。

1との違いは、応用編というか、やや上級よりの使い方が紹介されています。

仕事に使うUbuntuや、NetBookへのインストール(HP2133など、われらがEeePCは900が登場していました)、ベテランに聞くUbuntuの使い方(Ubuntu関連のブログ作者などが登場していました)、ホームサーバー構築などなど。

本の最後の方にはトラブルQ&Aもあり、大変便利です。1が物足りない方はぜひおすすめします。

で、私はというと、まだ1のフリーソフト80を物色中です。解像度の問題で使えないソフトが多いです。これはWindowsと同じ悩みですね。しかしWindowsのように強引に解決する手段が無い!というのは困り者です。もっとも、こうしてブログ更新が出きるので何ら問題はないのですが。

そういえば、SSDにインストールしたおかげで恐ろしく快適です。USBメモリ辛きどうしていたころはFirefoxがしょっちゅう凍り付いて灰色になってばかりでしたが、SSDに入れてからはほとんど凍りません。

こうなってくるとうちのデスクトップにもUbuntu入れてみようかと画策してしまいます。幸い、25GBのパーティションが一個開いているので、近いうちにトライするかもしれません。

テキストエディタ vi

ubuntuのインストールはほとんどGUIで済ませられるため、ターミナルを開いてファイルを編集するということをほとんどしません。
とはいえ、EeePCにubuntuをいれるとどうしてもEeePCにubuntu 8.04インストール2のときのように、grubの設定をかえるため、/boot/grub のmenu.lstファイルを編集する、といった必要が出てきます。

こうしたシステムがらみのファイルを、普通にエディタを開いて編集しようとすると書き込みができません。これは、管理者権限でなければ編集できないためです。Windowsでいうと、アドミニストレータ権限というやつです。

そこで、ubuntuでは次のように編集作業をします。例として、上の/boot/grubにあるmenu.lstを編集する場合です。まず「端末」を開いて、次のように打ち込みます。

cd /boot/grub

sudo gedit menu.lst

するとパスワードを聞かれますので、打ち込むと編集できるようになります。

このsudoとは、管理者権限でコマンドを実行するという枕詞(?)で、このあとに打ち込んだコマンドを管理者権限、つまり読み込み専用ファイルであってもなりふりかまわず書き込めるという状態にしてしまいます。

次にでてくるgeditというのは、ubuntuに標準ではいっているエディタです。まあWindowsでいうところのメモ帳の強化版といったところでしょうか。

なんで、普通はこれを使えば問題はありません。

しかし、以前にもちらっと言いましたが、Linux系/UNIX系で究極のエディタは「vi」です。

このエディタのすごいところは、完全にウィンドウシステムがダウンしてコマンドラインだけになっても起動できてしまうというところです。また、動作が非常に軽いという利点があります。数万行、数十万行に及ぶテキストファイルをさくさくと編集できるエディタはこいつくらいです(まあ最近はどんなエディタでもマシンパワーで強引に開けたりしますが)。

というわけで、viエディタの基本的な使い方を書いておきます。

------------------ 以下、viの説明です -----------------------------

ターミナルを開いて、

vi ファイル名

と打ち込むと、テキストの編集画面になります。

ここでまずCapslockが入っていないことを確認してください。大文字はShiftキーを使って打ち込むようにしてください。

さてここで文字を打ち込もうにも、キーを押しても文字が出てこないはずです。これはviの入力モードに入っていないためです。

入力モードへは、以下のキーを押すと入れます。それぞれ機能が違います。

・ 「r」 ・・・ 文字一文字だけ上書きするコマンド

・ 「R (Shift + r)」 ・・・ 上書きコマンド (ESCキーを押すまで入力できる状態)

・ 「i」 ・・・ 挿入コマンド (ESCキーを押すまで入力)

たとえば、

    abceefghijk

の文字列で、「ee」となっているところを「de」としたいとき、最初のeの文字にカーソルを移動し(カーソルキーで移動します)、「r」と押して「d」と入力すると

    abcdefghijk

と書き変わります。

    abceefghijk

次に上の「eefgh」を「eeepc」としたい場合は、「f」の文字のところで「R(Shift + r)」と押して「epc」と入力すると、

    abceeepcijk

となります。これでよければESCキーを押してください。

このESCキーは入力編集するモードを終わらせるためのキーです。

    abceefghijk

の「e」と「f」の間に「epc+空白」と入れたい場合は、「f」のところにカーソルを持って行き、「i」と押し、「epc+空白」と入力しESCキー。

    abceeepc fghijk

となります。

    abceefghijk

さらに、上の文字列に「k」より後ろに「lmnopqr」と追加したい場合は、「k」にカーソルを持って行き「a」と押し、「lmnopqr」と入力しESC。

    abceefghijklmnopqr

となります。「a」は、カーソルのある文字より後ろに文字を挿入するコマンドです。行末に文字を追加するときに使います。

こんな感じでviエディタは文字の書き込みを行います。

保存して終了するときは、入力モードから抜けた状態で

:wq!

と押します。wを抜いて :q! とすると、保存せずに終了できます。ちなみにShift + zzでも保存終了できます。

私がよく使うviのコマンドを並べて見ますと、

・ 「r」 ・・・ 文字一文字だけ上書きするコマンド (ESC不要)

・ 「R (Shift + r)」 ・・・ 上書きコマンド

・ 「i」 ・・・ 挿入コマンド

・ 「a」 ・・・ カーソルより1文字後ろから挿入するコマンド

・ 「s」 ・・・ 置換コマンド(カーソル上の文字を別の文字に置き換える)

   ちなみに「4s」とおして文字を打つと、カーソルより4文字後ろの文字が置き換え対象になります。

・ 「o」 ・・・ カーソルのいる行より下に空白行を挿入し、入力するコマンド

・ 「O (Shift + o)」 ・・・ カーソルのいる行を押しのけて空白行を挿入し、入力するコマンド

・ 「Y (Shift + y)」 ・・・ 行をコピー

・ 「dd」 ・・・ 行を切り取り

・ 「p」 ・・・ 「Y」または「dd」でコピー/切り取りした行をペースト (カーソル行の下)

・ 「P (Shift + p)」 ・・・ 「Y」または「dd」でコピー/切り取りした行をペースト(カーソル行を押しのけて)

・ 「.」 ・・・ 一つ前のコマンドを繰り返し

・ 「u」 ・・・ 一つ前のコマンドを取り消し

・ 「Ctrl + f」・・・ 1画面下へスクロール

・ 「Ctrl + b」・・・ 1画面上へスクロール
・ 「/」 ・・・ /より後ろに打ち込んだ文字を検索
・ 「h」「j」「k」「l」 ・・・ 左、下、上、右 へ移動(カーソルキーと同じ)
・ 「$」 ・・・ 行の後ろへ移動
・・・などなど、上げたらキリがないほど色々あります。
他にも「:/(変換前文字列)/(変換したい文字列)/g」と打つと、文書内すべての置換するというコマンドもあります。
まとまったコマンド一覧表は、以下のサイトでも確認できます。
viコマンド一覧表

私がviを覚えてもう13年になります。最初は変なエディタだと思っていました。これまでに私はPC用UNIX、Linuxをいくつかインストールしてきました。FreeBSD、Turbo Linux、Vine、Redhat、Ubuntuなどなどです。また会社や大学でもUNIX or Linuxを使っていました(います)。これらすべてにviエディタは入っています。OSがトラブって、外からログインできない状態になったとき、本体にいってもX Windowがダウンしてしまっても、viだけは動きます。OSの根幹が壊れない限り動くエディタ、それがviです。本能寺で織田信長に最期まで使えた森蘭丸のような(?)エディタとでもいえばいいんでしょうか。覚えておくと大変便利なコマンドです。

2008年8月10日 (日)

EeePC、ubuntu化計画発動

うちのEeePCからとうとうWindows XPを追っ払ってしまいました!
かわりにubuntuをインストール中、いまアップデート&各種設定をしています。ちなみにこの記事は横のデスクトップ機で書いております。せっかく一週間の貴重な夏休みなので、普段できないことをしようと思い、ubuntu化しています。
実は休み前に考えていたことが二つ、それはうちのEeePCにLinuxを入れるか、Windows 2000を入れるか、です。
というのもWindows XPの起動時間がだんだん長くなってきました。そりゃUlead Video Studio入れたり、地デジキャプチャーつないだりでEeePCにしては無茶なものばかり入れていましたから。
こうなるとリカバリしかないですが、いっそリカバリするくらいなら別のを入れてやろうと考えました。
Windows XPそのものに大きな不満はありませんでした。が、不満だったのはProgram FilesをSDHCカードに作っていること。Cドライブが小さいのでしょうがないのですが、そのおかげでWindows XPを使う限りはSDHCが抜けない、というのもなんか奇妙です。かといって、アプリを削ってしまうのはパソコンとして使いにくくなります。
というわけでOSの入れ替えを決断したわけですが、どのOSにするかで、最初Windows 2000を考えました。ドライバも大半はXP用が使えるようですが、でもなんか代わり映えしない。
そこで次にLinux。Xandrosでもよかったのですが、このときubuntu割と簡単にSDHCカードやUSBメモリにインストールできるということを聞き、やったのがEeePCにubuntu 8.04インストール以降に書いてあります。この一週間あまり使い、結論を言うと、ubuntuで十分。いや、ubuntuの方が楽しい。
で、私がEeePCで使うアプリを置きかえれるかチェックして見ました。
・ Firefox    →  これはubuntuにもあります。問題なし
・ Microsoft Excel → Open Officeがあります。私の使っているExcelファイルはOpen Officeでもちゃんと読めましたので、移行可
・ Windows Media Player、Quick Time → ubuntu標準の音楽・動画プレーヤーで対応可
・ Ulead Video Studio  →  あんまり使っていないので消しても可。ちなみにubuntu(Linux)にもKdenliveというのがあるらしいので、そのうち入れて見る予定
・ Age of Empire2 → さすがにubuntuでは不可(たぶんWINEでも)。でもそんなのデスクトップでやりゃあいいじゃん、ということでなくても可
・ DVD再生ソフト  →  vlcというのがあるらしい。が、動かなくても問題なし
などなど、Windowsを消してもなんら問題なしというのが結論。
よっぽどWindowsが必要なときはデスクトップに行けばいいし、別にEeePCにWindows XPを入れなきゃいけない法律があるわけでもないし(保証上は問題があるかもしれませんが)、最悪今度のボーナスあたりでEeePCをもう一台買えばいいし、ここは男らしくXPとはおさらばしてやれ!
・・・と思い立ったら吉日、いや吉時、吉秒。即座に上書きインストールしてしまいました。
もう一つ、ubuntuをインストールしようと思ったきっかけは、USBメモリが遅いこと。Firefoxが時々凍ります。しかもUSBメモリって出っ張るのでよく引っかかります。一度USBメモリを引っ掛けて外のケースが外れてしまい、中の基盤がむき出しになりました。
・・・とブログを書いているうちに、EeePCのubuntuアップデートが完了したようです。今後いろいろいじって行く予定です。

2008年8月 9日 (土)

EeePCと帰省

今日から夏休み、8月17日まで休みに入りました。

いやぁ、昨日まではしんどかったです。とくに休み前なのに変な仕事が入って・・・いや、やめときましょう。

というわけで、今日は私の実家に帰ってきました。タイトルのとおり、EeePCを持って。もちろん目的はEeePCを見せびらかすこと!

実家には両親と、妹夫婦がいました。ちょうど実家にあるノートPC(15インチ液晶、東芝製)が不調とのことで、いろいろ見る過程でEeePCの出番がありました。

正直、あまりいい反応がえられませんでした。子供の方が主役だったことと、ノートPCの調子がよくなったことに気を取られていました。ただ、そのノートPCより半分くらいの大きさの鞄からPCが出てくるとは思いもよらなかったようで、ちょっとびっくりしていました。

ちゃんとそのノートの上にのっけて、これが今世界で最も売れているノートPCだということはアピールしていきました。

まあ、EeePCを見てびっくりする反応が出ること自体、まだまだEeePCの名前がメジャーではないことの表れですが、今後がんばって広めていきたいものです。ちなみに妹はさすがにiPhoneは知っていました。

帰りにアトムグループの「えちぜん」という店によって帰ってきましたが、その店の箸入れに「Atom」の文字が!・・・ちょっと病気ですね。

ちなみに私の頭をよぎったAtomを搭載したEeePC 901は以下の店舗で発売中です。

楽天市場のEeePC 901取扱店舗

2008年8月 7日 (木)

EeePC S101

EeePCのハイエンド機として以前出てきた、S101が発表になりました。

Eeepcs101

Engadget:「ハイエンドEeePC」S101は64GB SSD搭載、10インチで約1kg

右側の茶色で光沢がかかったモデルがS101、左が901。

CPUはデュアルコアAtomではないようですが、試作機のため、今後変わる可能性があるとのことです。

ぱっと見た目にはどこかで見たような風格、そう、Mac Book Airっぽくみえます。発表時も封筒から出して見せたらしいので、やっぱりAirを意識しています、きっと。

お値段は、64GB版で899ドル。つまり10万円を切りそうだということです。ハイエンドとはいえ、かなりお買い得な値段設定ですね。これでデュアルコアAtomだったら、ほとんどCore2Duoノートと張り合えるんじゃないでしょうか。

ちなみに「Eee」のロゴがついているものの、Eeeブランドではないかもしれないとのことですが・・・。「ASUS S101」になるんでしょうか。

2008年8月 6日 (水)

富士通のAtom搭載機 新LOOX U

富士通からAtom搭載機の発表があった模様です。
Engadget:Atom搭載の富士通 新LOOX U 米国モデル仕様

とうとう国内メーカー(工人舎を除く)からEeePC 901対抗機登場か!?と思っていましたが、Atom Nシリーズではなく、どちらかというと高価な向きのZシリーズ。しかも米国仕様。

さすがにAtom Z530プロセッサを搭載しているだけあって、小型軽量が売り。液晶は5.6インチの1280×800、60GB HDD(1.8インチドライブ)、重量707g。

こんな小さな画面で1280×800なんて見えるのかしらんと心配になりますが、とにかく小型のマシンを望む方にとってはいいマシンです。

肝心の値段は出ていません。いまのLOOXだと13万円くらい、同じAtom Zプロセッサ採用のWILLCOM D4が約10万円といいますから、少なくとも10万円オーバーになりそうですね。

Engadgetでは、日本でも秋冬モデルとして登場するのではないかと推測しています。

それにしても、EeePC 901の快進撃はとまりません。価格.comのノートパソコン部門でもとうとうトップに躍り出ました。先週まではToshibaの型落ちモデルがトップでしたが、それはたまたまEeePC 901の供給が追いついていなかったことが要因だと思われます。HP2133も上位にいましたし、結局国内メーカーで上位にいるのは10万円以下のモデル(再廉価版 or 型落ち)がほとんどで、10位以内の10万円超PCとしては、唯一Let’s Noteがいるくらいでした。

なので、この機種が国内メーカー躍進につながるとはとても思えません。価格を6~7万まで下げてくればヒットするでしょうが、WILLCOM D4の例から見てあまり期待できませんね。

2008年8月 5日 (火)

レノボのNetbook

最近EeePC対抗機の話題がつきません。今度はレノボからNetbook登場のニュースです。
Engadget:レノボ初のNetbook IdeaPad S10正式発表

いわゆるAtom搭載で10インチディスプレイと、MSI WindNetbookと同じようなスペックのようです。

特徴的なのは、この手の商品にしては珍しくExpressCardスロットを内蔵していることだそうです。ちなみにHP2133もExpressCardスロットがあるそうです。

外観は、レノボらしくない白。まあThinkPadではないですからね。

8.9インチ版も近々発表の予定だそうです。

気になるお値段は、512MBメモリ/80GB HDD仕様で399ドル、1GBメモリ/160GB HDDの上位機種で449ドルだそうで、レート換算で4~5万円くらい。いずれもXP搭載です。

登場時期は9月から10月にかけて。

そういえば、EeePCにも900Aなんていうのが発表されていますね。

Engadget:Eee PC 900Aの仕様判明、900筐体入り901廉価版

外観はEeePC 900で、中身はAtomプロセッサ搭載で一見901、しかしバッテリ容量減、Bluetooth非搭載、OSはLinuxのEeePC 901の廉価版といった仕様のようです。

欧州向けの製品のようです。アジア、アメリカ向けより、欧州向けのEeePCはやや高くなるようなので、その分無駄と思えるところをとった仕様を作ったということでしょうか。

なんだかEeePCはどんどん種類が増えています。仕様を絞り込んだほうが安くできる気がしますが、どうなんでしょう。

今のところ、日本で出そうなEeePCはあと1000と904。Linux版EeePCの発売も期待したいですね。

それよりも今のEeePC 901はどうなっているか?というと、そろそろ在庫があるところが多くなりました。売り切れでも8月7日にはまた入荷予定というところもあります。今注文すれば、週末あたりに手に入り、お盆休みでうはうはできそうです。

在庫分即納!完売時は8/7出荷予定!【送料無料】Asustek EeePC901-X FE ファインエボニー 『...

2008年8月 4日 (月)

EeePC 901入荷状況

8月に入り、そろそろEeePC901が入荷されるんじゃないかと調べてみると、ちょろちょろと入っている様子。

例えばこちら、アドテックダイレクトショップ。予約受付となっていますが、発送が8月5日だそうで、通販で買う限り、要するに在庫ありと同じことになっています。

ちなみにこちらは、唯一2GBのメモリがただでついてきます。お買い得ですね。

■ メモリ無料アップグレードキャンペーンにつき、メモリ2GBが付いてくる!【送料無料】EeePC90...

店頭などでも見かけるかもしれません。うちの近所でも展示されはじめました(予約中でしたが)。8月にも2万台は出してくるそうなので、今後結構でてくるかもしれません。

2008年8月 3日 (日)

EeePCにubuntu8.04インストール3

前回EeePCにubuntu8.04インストール2で4GBのSDHCにインストールして、さあこれからと言うところでいきなりubuntuが起動不能になってしまいました。

原因は不明。しかし、ターミナルを開くのに時間がかかったり、妙に動きが悪くなっていたので、もしかして壊れたか?ちなみにWindowsでも読めません。

もしかしたら抜き差ししすぎたかなあ、と思いましたが、おなじだけ上海問屋の16GB SDHCも抜いていますが、こちらは健在。

ちなみに以前もEeePC 4GB SDHCをぶっ壊しました。これも理由は不明。意外とSDHCメモリって弱いのね、上海問屋の16GB SDHCって結構強いのね。

というわけで、どうしようかと思っていたら、昼間、名古屋緑区にあるジャスコ大高店(ローカルな話題ですいません)にいったら、おもちゃ売り場の横にUSBメモリがワゴン売りされているのを発見。4GBで2,000円。これにubuntuを入れようと、買って帰りました。

さてまたEeePCにubuntu 8.04インストールと同様の手順でubuntuをインストール。

ちょっと違うのは、SSDがあって、16GB SDHCメモリを挿した状態でインストールしたため、インストール先が3つも出てきたことくらい。でも見ればどれがSDHC、SSD、USBメモリかがわかるので(フルネームで表示されます)、間違えることはなさそうです。

問題は「インストール」のボタンを押す前にはいる「拡張」のメニューのところ。ブートローダのインストール先を聞いてくるところですが、以前は(hd0,0)を(hd1,0)にしましたが、今度は何にするのか?流れから行くと(hd2,0)か?

でもよく見ると(hd0,0)の文字の横に三角のボタンが。これを押すと、これまたドライブ名が出てくるので、そこでUSBメモリを選びました。

EeePC 901だとSSDが2つあり、さらにSDHCまで挿してUSBメモリにインストールしようとするとこれが4つ出てくることになるわけですが、ubuntuのインストールなら入れ間違えることはなさそうですね。

さて、先回まで行った設定をまたやりなおしましたが、意外と軽い。前回時々フリーズっぽくなっていたのはSDHCがおかしかったからか、USBメモリでは快調でした。

ただ困ったのが、g77のインストールがうまく行かなかったこと。g77とコマンドを打ち込むと「sudo apt-get install g77」を実行してください、というメッセージが出ます。前回のときはこれでうまく行ったのですが、今度は「パッケージ g77が開けません」というようなメッセージが。

あれやこれやとやっていたら、上のメニューバーで「システム」-「システム管理」‐「ソフトウェア・ソース」というのを開いて、その中の「ダウンロード先」を「日本のサーバ」から「メインサーバ」に替えたらうまく行きました。なんででしょう?

そのほかはとくにトラブルなし。室温37度後半の中、よくEeePCが熱暴走しなかったものだと感心します。

特にターミナル(端末)を使うとよくわかりますが、コピー&ペーストさせるのにLinuxには3ボタンマウスが必須ですね。といっても、いまどきはスクロールマウスが当たり前で、このスクロールボタンが真ん中ボタンとして機能してくれるので、昔のように3ボタンマウスをわざわざ買うことはなくなりました。もちろん、EeePCに付属の光学マウスでもちゃんと3ボタンマウスとして機能します。

ついでに、本屋に寄ったら週刊アスキーのムックで「カンタンubuntu」というのがありました。約800円と安いので、つい買って帰りました。

カンタンUbuntu!

この本では、Windowsとの共存や、ubuntu(というか、Linux)のフリーソフト80本を紹介したりと情報盛りだくさんです。最近2も出たらしいので、さがして買ってみようと思います。あまり分厚い本ではないので、事細かな手順や専門的な情報が盛りだくさんとは行きませんが、初心者には読みやすいのでは。

2008年8月 2日 (土)

EeePCにubuntu 8.04インストール2

さて昨日EeePC 4G-Xにubuntu 8.04をインストールしました。

ちなみに昨日、EeePC用のubuntuをeeeXUbuntuと読んでおりましたが、どうも正しくはeeeubuntuだったようです。ライブCDの部屋から落としてきたisoイメージの名前もeeeubuntu-8.04-desktop-i386-0724.isoなので、やはりeeeubuntuの方が正しいです。

うちのEeePC環境をおさらいしておくと、

内蔵4GB SSD + 16GB SDHC(上海問屋)の組み合わせでWindows XP。

上の16GB SDHCをはずし、ubuntuを入れた4GB SDHCを入れて、ESCキーを押してSDHCからubuntuを起動。

というふうにしてあります。これならWindows環境を壊さずにubuntuが試せます。多くの方にとって、Linuxを試すにはこれが一番いい方法ではないでしょうか。

さて、前回残された問題点は2つありました。

一つ目は時計がおかしい、二つ目はブートローダーgrubでubuntuを選んでも起動せず、エディタモードにして(hd1,0)を(hd0,0)と書き替えて起動しなくてはいけない、の2つです。

実は一つ目は何もしないで解決していました。夜中に作業したので悪い物でも見ていたんでしょうか?よくわかりません。

さて二つ目の問題、これはEeePCにubuntu 8.04インストールにコメントを下さったsamyさんから、ubuntuの起動時間を早めてくれるという方法を応用して解決しました。

ubuntuを起動して、メニューバーの「アプリケーション」‐「アクセサリ」‐「端末」を選んで起動します。そこで、

cd /boot/grub/

と打ち込み、上のディレクトリに移動します。そこで

ls

と打ち込むと、ディレクトリ内のファイルが表示されます。

その中に「menu.lst」というファイルがあり、これがgrubの設定ファイルになっているようです。

私はこれをviエディタで開き編集しました。ただしそのまま開くと、root権限がないため保存できません。ubuntuにはrootというユーザーがデフォルトでは設定されておらず、かわりに「sudo」というコマンドを使います。

sudo vi menu.lst

という書式です。そのあとパスワードを聞かれるので、自分のユーザーのパスワードを打ち込むとroot権限と同じになります。

ここでは2箇所、変更します。

まずsamyさんからいただいた情報で、kernelの行の後ろに「clocksource=hpet」と書き加えます。

viで開いたなら、カーソルキーをずーっと下まで動かしていくと、こんなような行があります。

kernel /boot/vmlinuz-2.6.24-16-generic root=UUID=529f9bd7-fbc0-41b9-8941-3f613aed8a44 ro quiet splash

この行の後ろにカーソルキーで移動し「a」のキーを押します(小文字のaですので、CapsLockははずしてください)。そのあと

kernel /boot/vmlinuz-2.6.24-16-generic root=UUID=529f9bd7-fbc0-41b9-8941-3f613aed8a44 ro quiet splash clocksource=hpet

のように打ち込みESCキーを押します(viでの編集方法です)。

ついでにその前後の行に

root      (hd1,0)

というのが3つくらい出てきます。いずれもhdの後ろの「1」の字の上にカーソルキーで移動し、そこで小文字の「r」を押し、「0」と押します。すると

root      (hd0,0)

と書き替えられます。

ここまで終わればあとは「:wq!」と打ち込んでいただければ上書き保存されます。

これで次回からgrubのメニュー画面でいちいち操作しなくてもよくなります。また起動時間も確かに速くなった気がします。

このviエディタ、かなり癖があります。いうことを聞かなくなったらまずESCキーを押して、「:q!」と入力し、保存せずに終了してください。

余談ですが、このviエディタ、覚えておくと何かと便利です。なにせ軽い上に、Linuxに限らずどんなUNIX系のOSにも実装されています。またubuntuのウィンドウマネージャーが死んでしまい、DOS画面のようになってしまっても使えるエディタです。

さて、やっと問題が解決したので、環境設定です。

といってもたいしたことはなくて、Windowsから必要なファイルを持ってくることです。

最近WindowsでもFirefoxを使っていますが、ubuntuでもFirefoxが入っています。これを使ってブックマークを持って行きます。

やり方は、Windows側のFirefoxで「ブックマーク」‐「ブックマークの管理」を開き、そこから「インポートとバックアップ」を押して「バックアップ」を開きます。EeePCのCドライブのどこかにそのバックアップファイル(~.json)を保存してやります。

今度はubuntuを立ち上げます。ubuntuからはWindowsのCドライブを見ることができるので、こんどはubuntu側のFirefoxでブックマークの管理を開き、Windowsと同じインポートとバックアップを押してやると「復元」というのがあります。これを押すとバックアップファイルのありかを聞かれるので、Cドライブ(ubuntu上では「4GBのメディア」となっています)の中の先ほどのバックアップファイルを選んでやると、Windowsのブックマークを取り込めます。

まだWindowsでIEを使われている方は、これを機会にFirefoxを入れるのもいいかもしれません。Firefoxをインストールすると、IEのお気に入りを取り込むので、ubuntuへの受け渡しとしても使えます。

さて、ここでプログラムの勉強のためにLinuxをいれる方もいるでしょう。ubuntu、というか一般的なLinuxやフリーのUNIX系OSは、たいていgcc、g77という、C言語、FORTRAN言語のコンパイラを持っています。

ところが、ubuntuを入れた直後にはg77がありません。ただし「sudo ~」というコマンドを入れてインストールしてください、といわれるので、その通りやれば使えるようになります。このとき、ネット接続できる環境にはしておいてください(無線LAN、有線LANどちらか)。

ubuntu 8.04の注意事項として、無線LANが使えなくなっているといっているサイトもありましたが、私が使った時点では解決済みです。ただ、EeePC 901だと11nがつかえるのかは確認が取れていません。

やはりSDHCにインストールしたのでしょうがないことですが、日本語変換やアプリケーション起動時にもたつく(というか、フリーズしたかと思うくらいとまる)ことが多々あります。これはお試し版として気長に構えるしかありません。本当にフリーズしたことは今のところありません。まてばかえってきます。ちなみに止まってしまったアプリケーションは全体に灰色のウィンドウになります。その間は何をクリックしても反応しません。色が変わるのをお待ちください。

今回4GB SDHCにインストールしましたが、ubuntuインストール後の空き容量は1.2GB。ずいぶん使っている感はありますが、しかしこれでOpen Officeにゲーム類など、多すぎるくらいソフトが含まれています。OSだけで残り1GBちょいのWindowsとは大違いです。

Open OfficeもMS Officeとそこそこ互換性があります。昔Linux上でExcelのファイルをやり取りしたことがありましたが、グラフの大きさが変わるくらいで、ほぼそのまま取り込めました。ある官公庁ではOpen Officeを正式採用するらしいですし、いいソフトだと思います。

Dsc00982 ところで、EeePCでWindowsXPとubuntuとをかわるがわる使うので、ubuntu用とWindows用のSDHCをしょっちゅう入れ替えています。そのため、写真のようにSDメモリカード入れを両面テープで引っ付けています。われながらいいアイデアだと自画自賛しています。

まさに写真に上海問屋のSDHCカードがうつっていますね。もう6,000円を割り込んでいます。ubuntuなどLinuxインストールにトライされるなら、是非一枚。

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EeePCにubuntu 8.04インストール

以前「EeePCにLinux」とすすめておきながら、自分のEeePCには未だインストールしていませんでした。まあ、なかなかWindowsを消してLinuxというのも抵抗があります。そう思われている方は多いのではないでしょうか。
なので、WindowsXPは内蔵SSDに残しつつ、SDHCにLinuxを入れることはできないかと模索していました。
Xandrosはどうも一度SSDにいれてからSDHCに移す必要があるため(と思っているため)、ちょっと敷居が高いなあと思っていたら、ubuntuが直接SDHCにインストールできることがわかりました。しかも最新版の8.04です。
ubuntuをEeePC用にカスタマイズしたeeeXUbuntuの8.04版が以下のサイトからダウンロードできます。
ライブCDの部屋
EeePC 4G-Xにインストールしましたが、900、901でももちろんいけます(インストール後にEeePCのタイプを聞いてきます)。
さて、インストールの前提ですが、
(1)WindowsXPはSSD 4GBに残す
(2)SDHCカードにインストールするが、XPで使っているSDHCとは別のカードにインストールする。つまりXP環境を壊さない。
以下、こうすればうまく行きました、という手順です。
---------------------------------------------------------
(1) 上のライブCDの部屋から「eeeXUbuntu 8.04」のCD-ROM isoファイルをダウンロードする(CDのアイコンをクリックするとダウンロードできます)。
(2) 上のCD-ROM isoをCD-ROMに焼きます。インストールさせたいSDHCカード(4GB以上)をEeePC本体に入れて、CD-ROMを光学ドライブに入れて起動。
ESCキーを押しながら立ち上げると、起動するドライブが選べます。
(光学ドライブがない人は、USBメモリからブートさせる方法があるようです)
(3) 言語を選ぶところがでてくるので、そこは「日本語」を選んでください。
Dsc00973 (4) 「どのようにディスクを分割しますか」ときかれるので、写真のように、「ガイド‐ディスク全体を使う」とし、2つ目のCard Reader~というのを選びます。一つ目の4.0GB ATA~は内蔵SSDです。WindowsXPとおさらばしたい方以外は選ばないでください
これがEeePC 901だと、3つ目が出てくるんでしょう。
(5) 次に、「あなたは誰ですか?」といきなり聞かれる画面が出てきますが、ログイン名やパスワードの設定をします。
Dsc00979 (6) さて準備ができました。あとは「インストール」のボタンを押せば開始・・・としないでください。
よく見ると、「インストール」のうえに「拡張」があります。このボタンを押すと、ブートローダーをどこに入れるか、と聞いてきます。

Dsc00980 写真の中で「(hd0)」となっているところを「(hd1)」と書き換えてください。さもないとえらいことになりました(あとで書きます)。
ここまでやって、インストールを押してください。大体40分ぐらいするとインストールできます。
eeeXUbuntuのインストールに関する情報を調べると、4G-Xではこれらのメニュー画面の下の方が切れて表示できないので「Alt-F」キーですすめてください、としているところが多いですが、今回使ったこの8.04は切れることなく表示されています。EeePC用にかなり最適化しているようです。
インストールが終わると、再起動するよう求められます。
さて、SDHCから起動しなくてはいけないので、「EeePC」のロゴのところでESCキーを押します。するとまた起動ドライブの選択画面になるので、SDHCカードを選んでください。
するとgrubというブートローダーが立ち上がります。どのOSを立ち上げるかを聞いてくるので、ubuntu 8.04を選んで起動・・・とは行きません。
実はインストールしたとき、SDHCカードは(hd1,0)[WindowsでいうとDドライブのようなもの]として認識されていたのに、SDHCから起動したので今度はSDHCカードが(hd0,0)[同Cドライブ]と認識されています。この状態でubuntuをえらんでも起動しません。
そこで、メニューのubuntu 8.04~の上で「e」のキーを押してください。
次に何か4行出てきますが、1行目のところでまた「e」のキーを押し、コマンドプロンプトになるので、「(hd1,0)」というのを「(hd0,0)」と書き換えて「b」キーを押してください。
その状態でubuntu ~を選ぶと、無事起動します。
Dsc00978 再起動後、どのEeePCかを聞かれるので、自分のEeePCを選択してください。ちなみに当たり前ですが、4G-Xは「EeePC 70X」です。
このとき、私のEeePCではトラックパッドが動かなくなりました。Tabキーを駆使してカーソルを動かしました。どうも再起動しないとうまく動かないよ、みたいなことをいってくるので、再起動させます。マウスが効かないときは、電源ボタンを押してください。「シャットダウン」「再起動」のメニューが出てくるので、そこでまたTabキーを使って移動し、再起動を選択。
またEeePCのロゴのところでESCをおしてSDHCを選び、またgrubのメニューでhd(1,0)をhd(0,0)と書き換えて起動。ようやく無事ubuntuが立ち上がります。
「バッテリが壊れています」みたいなメッセージが出てきますが、あれは無視していいそうです。画面上の、日付の左隣にある3つのアイコンの真ん中をクリックすると、無線LANの設定画面が出てきます。そこは各自無線LAN設定をしてください。そのほかはもう設定済み。日本語化も要りません(もともと日本語化しています)。Firefoxを立ち上げればネットも見れます。
さてあっさり終わった感があるubuntu 8.04のインストールですが、この時点で小さな問題が二つあります。一つ目は日付がおかしいこと、二つ目は上でも書いたようにブートするたびに(hd1,0)を(hd0,0)と書き換えなくてはいけないこと。いずれも調べればすぐ終わりそうな感じです。またおいおい載せていきます。

起動時間の長さは覚悟してください。とまったかな?と思っても温かく見守っていてください。そのうち立ち上がります。ただでさえ起動時間が長いubuntuなので、これはしょうがないですね。

しかしウィンドウを閉じたりするときのなめらかなアニメーション効果も軽々と動きます。そこはさすがLinux、無駄がないですね。

---------------------------------------------------------
さて、(6)の「拡張」のところでブートローダーの設定をやらないとどうなるか?ですが、この場合、SSDにgrubが書き込まれます。なのでESCキーを押さないで立ち上げてもOS選択画面になります。このときubuntuをいれたSDHCがささっていないと(つまりWindowsXP用のSDHCがささっていると)、起動しなくなるという事態に陥ります。Windowsが起動してからXP用のSDHCに挿しかえるという方法で使えないことはないですが、かなり危険です。なのでこうなると、ブート領域を書き換えないと使えません(私はこれをやりました)。
もしこうなってしまった場合の対処法ですが、Windows2000かXPのCD-ROMを持ってきて立ち上げ、Rキーを押して修復モードにはいり、「1、Cドライブ」を修復すると選択し、Cキーでコマンドラインにする。そこで「fixmbr」と打ち込んでEnterキーを押して「Y」と押す。すると元に戻ります。
こうなるとまたインストールをやり直すことになるので、必ず(1)~(6)の手順を守ってインストールしてください。ちなみにSSDにubuntuを入れる場合は(6)の手順は不要です。

さて、EeePC用に設定済みとはいえ、インストール後はさすがにLinuxの知識が必要になってきますから、何か本を一冊買っておくことをおすすめします。

UbuntuではじめるLinuxパソコン

2008年8月 1日 (金)

7インチ版Atom搭載EeePC EeePC 701SD

いまさら7インチ版EeePCなんて出すのかと思いきや、どうやら昨日載せたEeePCラインナップの中にあるようです。

Eeepc701sd
Engadget:ASUS EeePC、今度は7インチ画面でAtom搭載の701SDシリーズ

ただ7インチを出すだけでなく、SSD、HDDタイプいずれかが選択できるようになっているみたいです。

もっとも、解像度は800×480なんでしょうね。いまさらそんなの出してどうするの?と思ってしまいますけど、Engadgetでも書かれていますが、今度こそ200ドルPCを作ってくるんじゃないかと思います。

もともとEeePCの目標は「200ドルPC」。あの「100ドルPC」のXOに対抗して作ったのが始まり。結局最廉価版でも299ドルになってしまったのですが、これだけ大量生産しシリーズも充実した今、再び200ドルの壁に挑んできてもおかしくありません。EeePCをセカンドマシンに使われている方も多いでしょうが、901をセカンド、新701をサードマシンとして旅のお供にというのもどうでしょうか。

さて、今うちのEeePC 4G-Xにubuntu 8.04をインストール中です。こちらのレポートはまた次回に。

そういえば、またEeePC 901がぼちぼち入荷し始めています。数が少ないそうなので、欲しい方はお早めに。

8/1入荷しました!Eee PC 901-X ファインエボニー

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