シンプルライフ物語

子育てと自分育て家事、断捨離、片付け、ミニマリスト、宝塚などについてシンプルラフまでの道を綴ります

冷蔵庫を片づけるコツは、食材を使い切るシンプルなレシピの公式とは?

冷蔵庫の余った食材で、お料理を作ろうと、レシピ本を見たりレシピサイトを徘徊していると、結局材料が何か足りなくて、買い足す羽目になっていませんか?

滅多に使わないような調味料や食材を探し回って買うことになると、ムダな出費や在庫を増やすことに。

これでは、冷蔵庫の中はなかなか片づきませんよね。

冷蔵庫の余った食材でパパッとお料理できる、レシピ本やレシピサイトに頼らないで作る方法はないものか?

料理は、センスの問題なのか?

レシピが思い浮かばないことが、ずっと悩みでした。

しかし、最近、レシピの公式とも言える、凄く基本的なことに気づき、レシピの幻想から目が覚めた感じです。

そんなレシピの公式とは?

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レシピは、もの凄くロジカルなものだと気づかせてくれたのは、これらの本です。


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特に、管理栄養士、前田量子氏の「誰でも1回で味が決まるロジカル調理」は、調理を科学として説明しています。


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どうやら、「調理科学」という学問があり、管理栄養士さんにとっては国家試験の必須科目になっているようですね。

英語や数学が、文法や公式が分かれば色々な問題が解けるように、調理も基本的な公式が分かれば、あらゆるバリエーションのお料理ができてしまう。

ただ、その公式を使えるようになるまでトレーニングするだけだったのです。

料理に、センスやカンも必要なかったようです。

ずいぶん色んなレシピを集めて、料理を作ってきたけれど、まったく1人でできるようにならなかった原因は、この公式が分からなかったせいだったのか!!

レシピに対する幻想がガラガラと壊れた瞬間でもありました。

目の前にどんな食材が用意されていても、パパッと料理できるコツ

基本的なことを押さえておけば、どんな食材が目の前にあっても簡単にお料理できるコツは、

1.食材と塩分の関係

2.塩と醤油と味噌の関係

3.調味料の割合

 

この3点がポイントです。

1.食材と美味しいの関係とは?

お料理が美味しいと感じるのは、1パーセントの塩分濃度にあります。
この1パーセントの濃度は、人間の血液の塩分濃度と同じです。
身体が必要としている塩分濃度が、おいしさの裏付けであり、味が決まるキーポイント。

例えば、冷蔵庫の中の余った食材をかき集めて、全部の重さが350グラムだったとします。
美味しいお料理を作るには、その1パーセントの塩分量をまず計算します。すると、3.5グラムの塩分が導き出せます。

350グラムの材料を、1パーセントの塩分(3.5グラム)で、「焼く」「蒸す」「煮る」などして調理すればどんなお料理になっても美味しくできるのです。

更に、甘みや辛みなどを出したかったら、この塩分の量をベースにして他の調味料との割合を出せば、どんなお料理もできてしまうというわけです。

2.塩と醤油と味噌の関係

お料理に使われる塩分は、塩だけではありません。
醤油や味噌も使います。実際のお料理では、塩よりも醤油を使う方が多いのでしょうか?

そうなると、塩と醤油と味噌の関係が気になります。

実は、塩(自然塩)と醤油と味噌の塩分は、
塩小さじ1の塩分と、醤油大さじ2,味噌大さじ3がほぼ同じです。

塩:醤油:味噌
=小さじ1:大さじ2:大さじ3
=5グラム:30グラム:45グラム

基本的に

醤油は塩の6倍、
味噌は塩の9倍

と覚えておけば、導き出された塩分を醤油や味噌に置き換えてお料理できます。

この関係で注意したいのは、塩はあくまで「自然塩」です。「塩化ナトリウム」の純度の高い「精製塩」ではありません。「精製塩」では塩辛くなりすぎますので、この間系は成り立ちません。


先ほどの、350グラムの食材の場合、3,5グラムの塩が必要でしたから、

醤油に置き換える場合、

醤油は塩の6倍ですから、3,5×6=21グラム

味噌に置き換える場合、

味噌は塩の9倍ですから、3.3×9=31,5グラム

であれば、醤油ベース、味噌ベースでも、美味しくできるということになります。

3.料理と調味料の割合の関係

和食料理人の村田吉弘氏による「割合で覚える和の基本」によると、


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和食の基本は、
醤油:みりん=1:1

だそうです。

基本、この割合で、煮物や味付けご飯などに対応しているようです。

例えば、和食の定番である、肉じゃがの場合

食材の合計が500グラムだとすると

まず、美味しく決まる塩分濃度を割り出します。

500グラム×1パーセント=5グラム

醤油ベースに換算すると、
塩の6倍ですから、

5グラム×6=30グラム

醤油は60グラムで味が決まります。

和食の基本の

醤油:みりん
=1:1

に当てはめると

醤油:みりん
=30グラム:30グラム

みりんは30グラム必要になります。

煮物の場合、水分も必要になります。
水分は「八方だし」と、呼ばれて、醤油の8倍の量になります。

500グラムの食材の肉じゃがに必要な水分は、醤油が30グラムですから、その8倍の400グラム。

理論的には、これでピタリと味が決まるのですね。

和食以外にも、洋食や中華への応用も

和食以外にも、洋食や中華へも広げた割合を紹介しているのが、料理研究家の杵島直美氏の「味付け黄金比」。


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この本には、洋風、中華、エスニック料理の黄金比が紹介されていました。

その割合(黄金比)だけを抑えておけば、どんな食材が目の前にあろうとも、味を外さないお料理ができるという理屈になります。

こんなお手軽な公式を知ってしまったら、レシピ本を見たりレシピサイトでレシピを徘徊する手間が省けて、しかも何でも作れてしまいますね。

人気料理研究家の有元葉子さんも、その割合について余すことなくご紹介されています。
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レシピを見ないでお料理を作れるようになると、お料理がシンプルになる!

これまで、ご飯を作ったり、レシピを考えたり、探したりというものにどれだけ時間を費やして振り回されてきたのか?

何でこんな単純な公式に気づかなかったのか?

もっと早く気づいていたら、お金も時間もお料理という精神的な苦痛からも解放されていたのに!!

と悔やむばかりです。

レシピの公式を抑えておくだけで、

  • レシピ本も断捨離できる
  • レシピサイトの依存から脱出できる
  • ムダな食材を買わなくてもOK
  • メニューから食材を買うのではなく、食材からメニューを考えるので、スーパーの特売品からメニューを考えられて食費も節約できる

など嬉しいことばかり。

無限にある、お料理のレシピを探し回るよりも、割合を覚えて、無限にレシピを作れるようになった方が、断然楽ですし、ムダな労力を時間、お金を減らせて、生活はよりシンプルになりますよね。

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