これだけは知っておいてほしいこと。
・大きくなること
遅くても2年目にはそうなる。
性別は、子亀のうちはわからない。
・環境のこと
小さい頃はかわいくても、最強の外来種ミシシッピアカミミガメ。
野生下ではとても凶暴。
集団でコイを襲うこともある。
在来種との交雑も心配されている。
絶対に放流しないで。
・強いこと
厚手のゴム手袋ぐらいなら、その気がなくても後ろ足で中の手ごと切り裂いてしまう。
アゴの力も強いので、噛まれた時も危ない。
・ちっとものろまじゃないこと
水の中では特に。
元々ミシシッピ河でワニから逃れるぐらいの体力をしている。
また、甲長程度の段差は楽々超える。
金網やフェンスをよじ登ることもある。
このため油断したスキに脱走される飼い主が後を絶たない。
・40年生きること。
半生を共にすること。
・なつくこと
呼べば来ること。
膝に上ってくること。
抱っこが必要な子すらいるということ。
・死ににくいこと
何かあった時に、苦しむ時間が長いということ。
いつか別れの時に、後悔しないよう大切にしてあげてほしい。
露店でも見かけるが、元々好んで「爬虫類」を飼育したいと思うような人向けだと思う。
あの可愛らしい子亀が、池でよく見る黒くて大きい亀に成長するのだから。
いくらここで注意しても、的屋が不法に投棄する被害は防げないだろ。
夏祭りのたびにとって来ては、その夏の内に干からびさせていた俺が保証する。 そこまでミドリガメを飼育できる人には、元からこんな助言はいらない。