4人のスター俳優共演で贈るナンシー・マイヤーズ監督脚本のロマンティックコメディ「ホリデイ」(2006年)をご紹介します。
イギリス・サリー州に住む新聞記者のアイリス(ケイト・ウィンスレット)は、3年間思いを寄せていた男性がまさかの社内結婚でハートブレイク。
ロサンゼルスでハリウッド映画の予告編制作会社を営むアマンダ(キャメロン・ディアス)は、恋人に浮気が発覚。
アマンダは傷心旅行を兼ねて休暇を取ることにします。
アマンダは、ホーム・エクスチェンジ(互いの家や車を一定期間交換すること)のサイトでアイリスと知り合い、メールのやりとりをします。
2人は2週間ホーム・エクスチェンジをすることになり、アイリスはLAに、アマンダはサリー州へ。
アマンダはアイリスの家で過ごす最初の夜にアイリスの兄・グレアム(ジュード・ロウ)と出会い、恋におちます。
LAではアイリスがアマンダの知り合いのマイルズ(ジャック・ブラック)と元脚本家の老人アーサー(イーライ・ウオラック)と出会います。
こうして非日常の世界でアイリス、アマンダそれぞれの恋と人生が動き出す…という物語です。
シェイクスピアの「愛に出会えば旅は終わる」という言葉から映画は始まります。
でも、そのためには旅をまずは始めないといけません。
アイリスとアマンダは文字通り旅に出たんですね。
旅に出たからと言って必ずしも変化があるわけではありませんが、旅に出ないと変わらぬもの。
それは文字通りの旅に限らず。
ナンシー・マイヤーズが言いたいのは、思い切って普段の日常と違うことをしてみる、ということなんですね。
「ホリデイ」もナンシー・マイヤーズらしい優しい映画です。
「マイ・インターン」もそうでしたけど、古い価値観と昔の名画をリスペクトしているのもナンシー・マイヤーズらしい。
彼女のコメディくらいポジティブな映画を観た方が良い、と思いますね。
年末、大晦日が似合うラブコメディの秀作「ホリデイ」は、ハートをあたたかくしてくれます。
🐈あと少しで新年です。
今年もありがとうございました。
皆さん、よい年末年始をお過ごしください。
録画しておいた「ドキュメント72時間 年末スペシャル」を観ながら、コーヒー&イチゴ大福。
録画再生を一旦止めて、紅白へ。
藤井風さんの「満ちてゆく」、ニューヨーク生中継の演出よかったですね。