ジェシカ・ビール&ジェイク・ギレンホール主演のラブコメディ「世界にひとつのロマンティック」(2015年)をご紹介します。
ウェイトレスのアリス(ジェシカ・ビール)はアクシデントで頭に釘が刺さってしまう。
救急オペ寸前でアリスが保険に入っていなかったことが分かり、オペは中止に。
実費15万ドルなどアリスは払えるわけもない。
頭に釘が埋まったままで、その影響から性格変化をきたしたアリスは、婚約者にはフラれ、職場も解雇されてしまう。
散々なアリスは、たまたまテレビで観た新人議員のハワード(ジェイク・ギレンホール)が「困っている人はワシントンまで来て!」と語っているのを観ます。
で、それを真に受けたアリスはハワードに陳情を言うため、友人達といざワシントンへ…というお話。
ロマンティックコメディかと思いきや、下ネタ満載のお下劣なギャグ満載。
そしてアメリカの医療保険制度と政治を風刺した映画でした。
アメリカ的笑いですかね?
監督はなんとデヴィッド・O・ラッセル。
らしくない作風ですね。どうしちゃったんでしょう?
そのせいか、今回は別名義でクレジットされています。
邦題はきっとデヴィッド・O・ラッセルの「世界にひとつのプレイブック」が大ヒットした後だからこうなったんでしょう。
邦題あるあるですけれど。
ジェイク・ギレンホールは、優男だけど計算高い政治家を演じています。
こういうのにも出演してたのか、と意外でした。
本作は楽しんで参加している感じなのかな?
ジェシカ・ビールはこういうお下劣コメディは向いてないかも…。
クリスマスでも観れるくらいのロマンスを期待させるポスターですから、ガッカリした人は多いでしょうね。
しかし、政治家なんてどこの国も同じですね。
人をさんざん利用するだけして、後は息を吐くように嘘をついて。
あと、アメリカの医療事情にはやはりびっくりです。
国民皆保険の日本に生まれてよかった…。