「セレンディピティ」(2001年) | ネコ人間のつぶやき

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 今回はかなり前にご紹介しましたが「セレンディピティ」(2001年)をご紹介します。

 

 

 最初の出会いは、クリスマスの数日前、ニューヨーク・マンハッタンのデパート。

 

 クリスマスセールでさいごの1つとなった黒のカシミアの手袋に手を伸ばしたテレビプロデューサーのジョナサン(ジョン・キューザック)とカウンセラーのサラ(ケイト・ベッキンセール)。

 

 手袋をサラに譲ったジョナサンは彼女に運命を感じたんでしょう、「お茶でもいかが」とカフェ「SERENDIPITY3」へ。


 店を出てから、サラはカシミヤの手袋を忘れたことに気づき店に戻ると、そこにはジョナサンのマフラーが。


 ジョナサンも忘れたマフラーを取りに店に戻ってきて、サラとジョナサンは早速再会。


 セントラルパーク内のスケートリンクで楽しい時を過ごす2人。

 

 ジョナサンは「サラとまた会いたい」と思うんですね。


 でもサラは「運命だったら再会できるはずよ」と言うんです。


 そしてサラは古本に、ジョナサンは5ドル札に自分の電話番号を書く。そして手放す。


 サラは運命ならそれを手にするハズ、と。


 ジョナサンは納得しないものだから(そりゃそうだよ)、サラは賭けを提案。


 ホテルの別のエレベーターにそれぞれが乗り、適当に降りる階を押す。 


 偶然同じ階なら2人の出逢いは運命、とサラ。


 で、2人は偶然同じ階を押すのですが、運命の悪戯でジョナサンは到着が遅れちゃう。


 サラはジョナサンが到着するのと入れ違うタイミングで別のエレベーターに乗って去ってしまう。


 ニューヨークでの出逢いとすれ違いから数年が経ちます。


 ジョナサンは婚約者との結婚が近づき、サラは恋人から求婚されます。


 でも2人共数年前の出逢いが忘れられない…というお話。


"Serendipity" Photo by Matt

source: https://flic.kr/p/ixkt6

 

 タイトルのSERENDIPITYは「幸福な偶然」と訳されます。


 セレンディピティは棚ぼた的なラッキーとは違います。


 ただ待つだけではなく、運命を手にするには努力も必要なんですね。

 

 ジョナサンとサラの恋もそう。

 

  サラの電話番号をメモした古本を必死に探しまくるジョナサン。


 サラもジョナサンを探して行ったり来たり。


 コレでもかってくらいすれ違います。


 もちろん、ハッピーエンドですよ。


 奇跡が起きるのがクリスマスですからね。

 

 いったりきたり、すれ違いのもどかしい展開が続きますが、これもまた王道。


 2人が初めて出逢ったブルーミングデールズ、カフェ「SERENDIPITY3」(上の画像)、エレベーターで運命を試したウォルドルフ・アストリア、そしてウォールマン・スケートリンク等、ニューヨークの名所を舞台にしたクリスマス映画です。


 とてもロマンティックですよ。


 それにしてもケイト・ベッキンセイルは美しいですね。


 ニューヨークの美しい景観に映える彼女は絵になります。



(2019年12月21日の過去記事をリライトしました)