ブルース・ウィリス演じるしぶとい刑事ジョン・マクレーンの活躍を痛快に描く「ダイ・ハード」シリーズ。
"Movie Poster 29" Photo by martinnemo
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実は「ダイ・ハード」(1988年)と「ダイ・ハード2」(1990年)は舞台がクリスマスなのです。
シリーズの中でもこの2作が好きなんです。
理由は特に笑いを盛り込んでいるところと、ジョン&ホリーの夫婦関係ですね。
「ダイ・ハード」はジョンがNYから奥さんのホリーが勤務するLAのハイテクビルに会いに行ったら、運悪く犯人グループに遭遇、たった一人で犯人たちと闘うはめに。
"Alan-Rickman Die Hard" Photo by Snape's True Love
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「1」では2人は破たんしかけているんですね。
ジョンはクリスマスの奇跡を願ったかどうかわかりませんが、ホリーに会いにアメリカを東から西へ横断する。
事件の人質になったホリーを助けるために、己の不運を呪いながら空調ダクトの中を行ったり来たり。
"Come out to the coast! We’ll get together, have a few laughs." Photo by milo 3oneseven
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「2」は前作から1年後のクリスマス。
ホリーをワシントン・ダレス国際空港に迎えに行ったジョン。
ジョンは空港で何やら事件が進行中なのを察知する。
で、犯人グループによって空港機能が制圧されて、ホリーの乗った飛行機は着陸できないまま燃料が少なくなる。
ジョンは再び孤軍奮闘をすることに。
"12.23.11 - "Die Hard 2"" Photo by Movies in LA
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「2」でもホリーは機内で大ピンチ。
早く事件を解決しないといけないジョンは再び空港のダクトを「なんでまた俺だけクリスマスに…」とブツブツ言いながら行ったり来たり。
事件という名の夫婦の最大の危機を乗り切って「ああ、良かった!」となるわけですよ。
「これで二人の関係は良くなる」って。
そういうわけで、実は「ダイ・ハード」1&2はハッピーエンディングなクリスマス映画なんですよ。
で、「1」も「2」も雪が舞い散る中、幸せなエンディングにかかるのが、ヴァーン・モンローの歌うクリスマスソング「LET IT SNOW!LET IT SNOW!LET IT SNOW!」。
やっぱりクリスマスはハッピーじゃなくてはなりませぬ。
(※今回は2020年12月23日の過去記事をリライトしました)