塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジム・ビアンコ】2025年、10年債利回りが5%を超え、株から債券への資金移動が起きる。

塾長です。

昨日(米国1/2)は2025年、取引初日。株安。アノマリー的には、1月1週目が安いと、1月が安くなり、1月が安いと1年が安くなる傾向にあるらしい(その逆も同じ)。

 S&P500、5,868(-0.22%)

 Nasdaq、19,280(-0.16%)

【米国市況】S&P500種が5日続落、テスラに売り-円下落157円85銭 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、73.13

 10年債、4.5750

 ドル円、157.50

 Bitcoin、96,878

 

 

経済指標:

 12月 製造業PMI、49.4(予想48.3)

 

米新規失業保険申請、8カ月ぶり低水準-労働市場の堅調示唆 - Bloomberg

  新規失業保険申請件数はこのところ、新型コロナ禍前とほぼ同水準に落ち着いている。企業が総じて人員を抱え込んでいる状況と整合的だ。

  週次データは変動が大きくなる傾向があり、特に祝日前後はそれが顕著に表れる。変動の少ない新規失業保険申請の4週移動平均は22万3250件と、昨年11月末以来の水準に減少した。

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学:

なし。

 

 

個別株:

■個別株の大きなニュースがないので、いきなり〆のインタビュー動画紹介。債券/マクロアナリスト ジム・ビアンコ(12/31付け); 

www.youtube.com

ー約1年前、1月3日、あなたをゲストに迎えました。その時、10年債について尋ねたところ「5.5%になる」と答えました。まだそうなると思っていますか?

・そうだ。2023年の10月、10年債は5%近くまで行った。約1年前、金利は5~5.5%のあいだを付け、最高を記録するだとうと思った。4月、4.75%を付けた。先週もそこに近づいた。今も、5%を超えて、最高を更新すると思っている。2024年の終わりは4.56%だ。これは強気なコールとは言えない。たったの40bptしか離れていないのだから。これで世界が変わるとは思わないが、金利は高い状態が続くだろう。少なくとも2025年前半は。

 

ーその予想において、FEDがどのように動くと想定しているのでしょう?FEDが金利を下げても、長期債は関係なく動いている。

・そうだ。FEDが金利を下げているのに、10年債利回りは約1%上昇した。それは過去60年間で1度しか起きていない。1981年のことだ。ヴォルカーが20%下げたのを、債券市場が嫌ったときだ。FEDが利下げしているのに、債券利回りが上がっているのは、債券市場が利下げを拒否しているのだと思う。「我々に(利下げは)必要ない」と。利下げを続ければ、インフレ期待が上がり続ける。FEDが金利を下げたいなら、利下げをやめるべきかも知れない。

 

ー(株式)市場は金利がどれくらい高くなれば気にし始めるだろうか?先週あたりから気にし始めているように思うが。

・あなたが言うように、今気にし始めていると思う。5%を超えれば、本気で気にしだす。なぜ高金利が問題なのか?あなた方は数分前に(株の)バリュエーションが高いという話をしていた。バリュエーションはタイミングを計るのに良いツールではない。高くなり続けるかも知れない。しかし、バリュエーションは期待値を測るのに適したツールだ。バリュエーションが高いというのは期待されるリターンが高い。JPMorgan ボブ・シェラーなどの仕事によると、バリュエーションが示すリターンは今後2年間5,6%だと言っている。それは株式市場の過去2年間のリターンである20%+とは異なる。債券市場は株よりもボラが低く、同じくらいのリターンを提供できるかもしれない。それは株式市場にとって問題だ。(株を買っても)ボラが高いのに同じリターンしか得られないのだから。

 

ー我々のビジネスでは、何が失敗するのか?を予想しておかなければならない。あなたの主張である10年債5.5%が失敗するとしたら、それは何によるものか?

・大きなものでいうと、リセッションだ。もしくは経済の停滞。過去数年、人々は「経済は減速している。リセッション入りするだろう」と言ってきたが、それを示すデータは得られていない。しかし、何か、市場が下方向に向かうと示すような、市場を怯えさせるイベントが起きれば、金利の方向も下に向かう。今、金利が上方向に向いているのも、経済のトップライン(=名目GDP)が減速する兆しを見せないからだ。他のリスク資産、暗号資産などがラリーしているのも、それが理由である。

ということで・・・、

・経済が好調なのにFEDが利下げをしているので、債券市場はNoを突きつけ、長期金利は上昇する。10年債利回りは5~5.5%へ向かう。

・長期債が5%で、株のリターンが5%にしかならないのだとしたら、人々は株を売って債券を買うようになるだろう。

・もし金利が下がるとしたら、景気後退が起きた時だ。しかしその兆候は見られない。

だ、そうです。

 

 

ちなみに、皆大好きジェレミー・シーゲル教授は長期金利が上昇している事について「これまで短期金利の方が長期金利より高かったのが異常状態であった。FEDが短期金利を下げ、長期金利が上がっているのは、正常化である」と言っている。

 

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