塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【リチャード・フィッシャー】インフレ圧力があるのだから、中立金利到達前でも利下げ停止すべきだ【元ダラス連銀総裁】

塾長です。

昨日(米国12/11)は株高。CPIが予想と一致して、また一つイベントをクリアしたという事らしい。先月よりも上昇しているのですけどね?

次のイベントはFOMC(12/17、18)。

 S&P500、6,084(+0.82%)

 Nasdaq、20,034(+1.77%)

【米国市況】S&P500種反発、ハイテク株が主導-ドルは152円台半ば - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、70.40

 10年債、4.2710

 ドル円、152.3330

 Bitcoin、101,321

 

 

経済指標:

 11月 CPI[前月比]、0.3%(予想0.3%)

 同[前年同月比]、2.7%(2.7%)

 11月 CPIコア[前月比]、0.3%(0.3%)

 同[前年同月比]、3.3%(3.3%)

米CPI、伸びが市場予想と一致-12月の利下げ観測強まる - Bloomberg

 

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学:

なし。

 

 

個別株:

■Adobeなどが決算;

Adobe forecasts fiscal 2025 revenue below estimates on slower subscription spending

Photoshop maker Adobe (ADBE.O), opens new tab forecast fiscal 2025 revenue below Wall Street estimates on Wednesday, suggesting the company's investments to weave AI into its software applications were taking longer than expected to bear fruit.

Adobe製品は生成AIと親和性が良いと思っていましたが?

時間外-8.81%。

 

 

■〆のインタビュー動画は元ダラス連銀総裁 リチャード・フィッシャー;

www.youtube.com

ーあなたはCPIに対する市場の反応(=株の値上がり)に困惑していると言いました。なぜですか?

・12月0.25%幅の利下げが99%織り込まれている。経済は好調だ。金融環境は素晴らしい(wonderful)。周りを見てくれ、今日の証券取引所のフロアーだ(注:インタビューはNYSEで収録されており、周りは騒がしい)。金利差(spreds)は狭い。彼らが9月に0.5%幅、その後0.25%幅利下げしたのに、金利が上昇しているのは皮肉的である。1年物だけではない。6か月物も、3か月物もだ。金融環境はとても弛緩的(very accommodative)だ。多くの民間資本がある。私がFOMCの席についていたら「利下げを一時停止しよう」と言うだろう。しかし私は席についていない。私は年寄りだ。もうそこにいないのだ。

 

ーあなたなら来週利下げしないのですね?

・しないね。

ーその後はどうしますか?

・データが何を言うか待つ。インフレーションの数値を見ただろう。少しだけだが上昇した。雇用の数字はとても強い。私には(利下げする)理由を見つけられない。しかし、理由はあるのかも知れない。なので、私は40%の確率だと思うが、市場は私と違う考えのようだ。そして、市場は私よりもパワフルだ。

 

ーFED議長の言葉を借りると、経済は素晴らしい(remarkable)だ。しかし労働市場を怒らせ(upset)たくない。リスクは両面にあるのだ、と。あなたならどのようにしてこの針の穴に糸を通しますか?

・彼は「雇用の数字は歴史的に強い」とも言った。データは弱くはない。(FOMCには)19人のメンバーがいて最高の決断をする。既にメモが回っていて金利を決定し終わっているか、金曜日には決めるだろう。我々には彼らがどうするかを見守るしかない。

 

ー金利は既に中立、もしくはそれに近いと思いますか?どのように評価しますか?

・私には中立(金利)がどこなのか分からない。

ーだから聞いているのです。

・中立とは経済を加熱させず、減退させず、インフレが抑制される金利のことだが・・・、私には分からない。まだ到達していないだろう。彼らは用心しなければいけない。未だサービス・セクターにはインフレが残っている。米国経済の中で製造業が占める割合はたったの17%だ。モノ(goods)の価格は長期間減退している。サービス・セクターは未だ強固(robust)であり、4%のレンジにある。

 

ーしかし「まだ到達していない」という事は、金融環境は制限的(ristrictive)であるのですね?

・そうとは言っていない。まだ中立金利に達していないと言ったが、それでもインフレは未だ脅威である。まだ変動の激しいインフレーション圧力にさらされている。2.5、2.6、2.7%のレベルにある。コアは3%あたりにある。まだ(目標である2%に)達していない。それは私に「今の条件(condition)を維持せよ」と言っている。

 しかし、再度になるが、私はもう(FOMCの)席にいない。私は強い意見を持つ年寄りだ(笑)。

「私は年寄りだ」と言っているのは、パウエル率いる今のFOMCが教条的?学術的?に「中立金利は〇%だから、そこまで金利を下げるべき」といった形で金利を決めている事に対する批判だと思われます。

そして(当然ですが)市場はFED高官が日々発する金利見通しに反応しているので、彼にとっては納得がいっていない、と。

 

インタビュー内では笑っていましたが、その笑顔が若干ひきつっているように見えたのは私だけではないはず。

 

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【トニー・サコナギ】強気ケースでAppleはEPS9ドル、株価290ドル@2026年度。

塾長です。

昨日(米国12/10)も株安。年末なので株を動かすようなニュースが少ない。

 S&P500、6,034(‐0.30%)

 Nasdaq、19,687(‐0.25%)

【米国市況】株続落、CPI控え警戒-円は下げ一時対ドル152円台 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、68.44

 10年債、4.2210

 ドル円、151.8810

 Bitcoin、96,899

 

 

経済指標:

 第3四半期 非農業部門労働生産性指数[前期比]、2.2%(予想2.2%)

 第3四半期 単位労働費用、0.8%(1.4%)

米単位労働コスト、7-9月確報値は下方修正-インフレ圧力示さず - Bloomberg

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学:

なし。

 

 

個別株:

■TSMC、Autozoneなどが決算;

TSMC、11月の売上高は34%増-AI需要による成長続く - Bloomberg

-3.63ï¼…

 

AutoZone misses first-quarter profit, revenue estimates

Automotive parts retailer AutoZone (AZO) missed estimates for first-quarter profit and revenue on Tuesday, hurt by higher raw material prices and a stronger dollar.

+0.70ï¼…

 

 

■GMがロボタクシーやめた・・・;
GM、ロボタクシー事業から撤退へ-バーラCEOの戦略にも影響 - Bloomberg

  GMはロボタクシー開発への資金提供を停止するとし、その理由として「ビジネスをスケールさせるのにはかなりの時間とリソースが必要となること」や、ロボタクシー市場での競争激化を挙げた。

悪い言い方をすると、GMには自動車を作る以外、脳が無いと言っているようなもの。

良い言い方をすると、餅は餅屋?

時間外+2.43%

 

 

■〆はテック系アナリスト Bernstein トニー・サコナギ;

www.youtube.com

ーAppleがiPhone上でChat-GPTにベータ版を配信して最高値更新。今年末までに広範囲にリリースされるとしている。Apple時価総額が3.7Tで最も価値のある会社となった。再び。

・Appleは驚異的な会社だ。ハードウェア会社から10億のユニークユーザ、23億のデバイスを持ち、それらを使う会社に進化した。その進化の次のステップとして、Apple Intelligenceを通じ、Chat-GPTのようなLLMを使い、AIを大衆に届ける。畏敬の念を抱かせる(formidable)。

 

ー最近株価が上がっているのは、あなたが今言ったようにChat-GPTの新バージョンを展開したからか?

・過去1か月株が好調である明確な理由を知るのは難しい。いくつかの候補はある。まだ最終版ではないが、iOS18.2が来週あたりにリリースされる。それはゲームチェンジャーとは言えないが、投資家はApple Intelligenceが時間とともに良くなり、人々がiPhone、Mac、iPadをアクセスポイントとしてAIを日常的に使うようになるという道筋を見出している。その他にも短期的にな理由を挙げることができる。AIインフラに対する複雑な心境、関税、Googleの独占禁止法違反容疑といった市場にあるが、投資家はAppleを安全地帯だとみなしている。なので(最近の株高は)iOS18.2というより、後者の理由の方が大きいのではないか。

 

ーAppleは再び、WSJで2024年、最高の経営がされている会社となった。ティム・クックはこっそりとトランプ次期大統領と良好な関係を作っていると言われている。先ほどあなたは関税と独占禁止法について言及した。トランプ次期大統領と関係を持つのは、Appleにとってそれらの領域でポジティブだろう。それは良い経営と言える。

・そうだ。ティム・クックは称賛にあたいする。中国と良好な関係を維持することができている。Appleにとって中国はとても重要だ。製造の90%を担い、販売の20%を占めている。同様にAppleは政治的チャレンジの中を航行している。8年前、スマートフォーンは10%の関税がかかるべきだと議論されたとき、Appleは政権とうまくやり、関税の付加をとりやめさせることができた。それはティム・クックの外交能力の証左であり、Appleにとって良いことだろう。(次期政権下でApple製品に)関税がかかる可能性はあるが、Appleは米国企業のアイコン的存在だ(apple is an iconic american company)。現在の政権は米国企業をプロモートしようとしている。Appleは次のような言い訳をすることができる。「もし米国企業である我々に関税をかけるならば、例えば韓国企業であるSamsungを利することになる」と。Appleは自社の重要性を主張し続けるだろう。事実として、米国内で多くの雇用を作っている米国企業である。

 

ー「新しいiPhoneにはAI機能が追加されるが、多くを期待するな」と言われてきた。しかし株価はそれを先どって、値を上げている。もうすぐ完全なAI機能を使えるようになるのか?

・もうすぐとは言えない。しかし投資家はその道筋を見ている。Appleの強気ケースでは、今既に始まっている2025年度7.50ドル、来年の秋から始まる2026年度においては、AI機能と薄い筐体により強いiPhoneの買い替えサイクルが始まるとみている。典型的には、筐体(フォームファクター)の変更は売上の助けとなる。

ーいくらですか?9ドルか?

・そうだ。9ドルというのは非現実的な数字ではない。Appleは典型的に32倍かそれ以上で取引されるので、290ドル/株ということになる。今日247ドルで買うべきか?確実ではないかも知れない。値下がり(pull back)があるかも知れないし、(2026年度の)iphone買い替えサイクルは強くならないかも知れない。製品出荷に問題が出るかも知れないし、先ほど述べたような他の問題もあるかも知れない。しかし、来年、今よりもとても高い株価を付ける説明を作ることはできる。

ということで・・・、

・最近Apple株が上がっているのは、投資家が(1)将来Apple製品を通じてChat-GPTなどのAI機能を人々が日常的に使うようになる、(2)ティム・クックの外交手腕によって他テック企業よりも地政学的リスクや独占禁止法等の国内法リスクが低い、と考えているからだ。

・2025年9月から始まる彼らの2026年度、iPhoneはAI機能と薄型筐体によって強い買替需要を引き起こすだろう。

 製品の遅れや、関税リスクなどを除いた強気なケースではEPSは9ドル。最近のPE倍率32+αをかけると、一株290ドルとなる。

だ、そうです。

 

なるほど、そのケースではBerkshire/バフェットは間違った、という事になりますな・・・;
バークシャーの手元資金、過去最高更新-アップル株を追加売却 - Bloomberg

 

こちらがAppleの年初来。最高値更新中;

Apple YTD 2024/12/10 - Yahoo Finance

個人的にはApple個別株を狙うつもりはなく、S&P500で十分です。

 

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【Morgan Stanley アンドリュー・スリモン】2025年、2021年のように泡立ち株からのローテーションが起きる。REIT、中国株はいかが?

塾長です。

昨日(米国12/9)は株安、債券安(利回り上昇)。12月前半、mutual fundsが配当金を出すために株を売るらしいので、その影響でしょうか?

 S&P500、6,052(‐0.61%)

 Nasdaq、19,736(‐0.62%)

【米国市況】株下落、エヌビディアに売り-円は151円台前半に下落 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、68.16

 10年債、4.1990

 ドル円、151.3270

 Bitcoin、96,932

 

 

経済指標:

 10月 卸売在庫[前月比]、0.2%(予想0.2%)

 

 

金融政策:

■中国が金融&財政緩和;
中国、25年の刺激策強化示唆-トランプ氏との貿易戦争再燃に備え - Bloomberg

  習近平総書記(国家主席)をトップとする中央政治局は来年の金融政策を「適度に緩和的」とすると発表。11年以来の大幅なスタンス変更となる。これまでは「穏健な」金融政策としていた。国営新華社通信によると、指導部は財政政策に関しても「より積極的な」と、従来の「積極的な」から表現を強めた。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学:

なし。

 

 

個別株:

■Oracleなどが決算;
 

Oracle misses quarterly results estimates on stiff cloud competition By Reuters

-7.80%

年初来+80%超なので、これくらいは許容範囲というか、当然というか・・・。

 

 

■Eli Lillyが自社株買い拡充と増配;
イーライリリー、150億ドルの自社株買い計画発表-配当15%引き上げ - Bloomberg

トランプ次期政権で医薬品に逆風が吹くと噂されていますが、その対抗策?

時間外+0.84%

 

 

■中国が米国(株式市場)で最も大切な企業に圧力/嫌がらせ;
中国がエヌビディアを調査、独占禁止法違反の疑い-株価下落 - Bloomberg

  中国国営の中央テレビ(CCTV)が9日報じたところによると、エヌビディアの最近の慣行や、コンピューターサーバーの情報伝達を高速化する半導体の設計・製造を手がける米メラノックス・テクノロジーズ買収を巡る状況について、国家市場監督管理総局(SAMR)が調査に着手した。中国当局は2020年にエヌビディアのメラノックス買収を承認したが、エヌビディアが中国企業を差別しないことを条件としていた。

-2.55%

日米貿易摩擦の時、日本は米国に唯々諾々と従うだけでしたが、中国は一味違う。

 

 

■〆はMorgan Stanley アンドリュー・スリモン;

www.youtube.com

ーあなたは全てを売り出す準備をしてはいないでしょうが、ナーバスになっている?来年2月まではメルト・アップするかも知れないが、2025年のリーダーシップ(株価を押し上げてきた先導役)は(今年と)同じではないと思っているのですね?

・その通り。今秋の初めより、株は私が”バブルで質の低い成長株(bubbly low quality growth stocks)”と呼ぶものによってリードされてきた。2021年と似ている。それの終わりは良いものではなかった。12月に(株高が)終わるとは思えないし、続くだろうが、次に何が起きるか注意すべきだ。市場(全体)は2021年ほどストレッチされていないが、他のエリアへのローテンションが起きるだろう。ある一群の株が泡立っている(frothy)からだ。

 

ー最後の5、10%を得るために、パーティーに居残れと言うのか?もし(上値余地が)5、10%なのであり、タイミングを知ることができないなら、それらの株を今売っておくほうが堅実と言えるのではないか?

・正しい。まったくその通り。タイミングを知ることはできない。株価はとても上がっているのだから、テーブルからカネを引き上げるべきだ。今年+50、60、70%になった株は多い。それらの株から手を引き(trade out)始め、出遅れている株を探すのが堅実だ。とても多くのカネがモーメンタムを持ったバブリーな株を追ったとき、次の年は常に他のエリアへのローテーションが起きる。市場には、間違いなく出遅れ株がある。(パーティーの)最後まで待つべきではない。完全なタイミングで売るのは不可能だ。

 

ーもし2、3月になり、それらの株が修正されたとしたら、何を買うべきか?

・REITセクターが良い例だ。出遅れている。中国株は興味をそそられる。

ー退屈ですね。

・中国とも言いましたよ?

ーそれは良いですね。

動画の中では”一群の泡立った株”、出遅れ株の具体名を言っていませんでしたが、画面には・・・

Palantir+345%、Vistra+315%、nVidia+188%

Walgreen‐67%、Intel‐58%、Modelna‐45%

と、今年の値上がり・値下がり上位株が表示されていました。

 

Palantirを売るのは良いとしても、そのカネでWalgreenを買うかというと・・・。

「REITが出遅れていて良い」と言っていますが、どうでしょう?

米国REITの代表的なところで、iShares Core U.S. REIT ETF(USRT)の5年チャートがこちら;

iShares Core U.S. REIT ETF(USRT) 5Y 2024/12/9 - Yahoo Finance

確かに株に比べれば大きく出遅れているが、利回り2.69%というのは・・・。MMFで良くないですか?

 

中国株はトランプが・・・。などと言っていると何も買えなくなってしまいます。

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【ジェレミー・シーゲル教授】2025年の利下げは少数にとどまる。困るのは中小企業だが、規制緩和の恩恵を受けるのも彼らだ。

塾長です。

昨日(米国12/6)は雇用統計が弱かったという解釈らしく、株高。

平均時給が前月比0.4%も上昇しているし、全然弱くは感じられませんが?

それでもFED高官は利下げシグナルを出し続けているので、12月FOMCで25bpt利下げは間違いないのでしょう。

10年債利回り低下。少し円高。

 S&P500、6,090(+0.25%)

 Nasdaq、19,859(+0.81%)

【米国市況】S&P500上昇、雇用統計が支援-円は一時149円台前半 - Bloomberg

  注目された11月雇用統計では、ハリケーンと大規模ストの影響で前月に急減速していた非農業部門雇用者数が回復を示した一方、失業率は上昇。労働市場は著しく悪化はしていないものの、減速傾向にあることが示唆された。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、67.17

 10年債、4.1510

 ドル円、149.9890

 Bitcoin、100,643

 

 

経済指標:

 11月 NFP[前月比]、22.7万人(予想20.0万人)

 11月 失業率、4.2%(4.2%)

 11月 平均時給[前月比]、0.4%(0.3%)

 同[前年同月比]、4.0%(3.9%)

 12月 ミシガン大学消費者信頼感指数、74.0(73.2)

米雇用者の伸び回復、ハリケーンとストで急減速後-失業率は上昇 - Bloomberg

【米雇用統計】12月利下げ補強、来年ペース減速か-市場関係者の見方 - Bloomberg

米消費者マインド指数、4月以来の高水準-インフレ期待も上昇 - Bloomberg

  今回の消費者マインド指数には、11月の大統領選後の政治的イデオロギーに基づくセンチメントの変化が引き続き反映された。

  ドナルド・トランプ氏の大統領返り咲きを受けて、共和党支持者のマインド指数は4年ぶり高水準。一方、民主党支持者の同指数は約2年ぶりの水準に低下した。無党派層は8カ月ぶりの高水準となった。

 

 

金融政策:

■ハマックの発言はどちらかと言うとタカ派的だが、新人なので12月はパウエルに従うでしょう。

グールズビーは「”中立金利”まで引き下げたい」と言っている。中立金利がどこにあるか分かっていないのに。

デーリーは金利に関しては無言

ボウマンは以前からタカ;

クリーブランド連銀総裁、利下げ減速の地点に「いる、ないし近い」 - Bloomberg

シカゴ連銀総裁、米労働市場なお安定-1年後の金利はかなり低い - Bloomberg

サンフランシスコ連銀総裁、米労働市場は引き続き良い位置にある - Bloomberg

ボウマンFRB理事、利下げは「慎重」に-インフレ鈍化の進展停滞 - Bloomberg

 

 

財政政策:

■イエレン、久しぶりの登場;
米金融システム、商業用不動産や暗号資産のリスクに直面-イエレン氏 - Bloomberg

 

 

地政学:

なし。

 

 

個別株:

■注目決算なし。

 

 

■〆はみんな大好きジェレミー・シーゲル教授;

www.youtube.com

ーある人はこの舞台をゴルディロックスだと言う。あなたもそう見ていますか?

・そうだ。雇用統計をみると・・・先週から発表されている全ての経済指標は目標にとても近い。家計調査(household report)が少し弱く、失業率の上昇(tick-up)があったくらいだ。それ以外はFEDが望む通りに動いている。12月18日FOMCでは1回の利下げがあるだろう。正直に言って、来年の利下げ回数は2、3回になるのではないかと思っている。この[経済の]強さは続くかも知れないし、頑固なインフレーションがある。FEDは[FFレートを]3.5~4%の間に落ち着かせるのではないか。9月のSEPで示したように2.9%ではなく。

 

ー次の利下げが12月だろうが、1月だろうが、あまり重要ではないという様子ですね。クリーブランド連銀ハマックは「利下げを止める時期にあるか、それに近づいている」と発言した。市場はあまり気にしていないようです。

・気にしている人たちはいる。特に小企業だ。事業ローンはFFレートを基準にしている。以前はLIBORとして知られていて、今はSOFRとなっている短期の借入金利など多くはFFレートにペッグされている。一方で大企業は株式市場、長期債市場にアクセスでき、FEDが何をしようと既に織込まれている。既にそこにあるという事だ。しかし中小企業にとっては違いとなるかも知れない。

 

ー私が話を聞いたストラテジストはそれらを基にして、S&P500が7,000以上になると言っていた※。企業利益は増加しそうだし、規制緩和、減税がある。そのほかにも経済的な刺激となるイベントがあると。あなたもそれを信じますか?

・今の予想では17%増だ。なので、それはとても強気な見方だと言える。来年期限切れにいなる減税は再契約されるだろう。トランプが言っているように[国内製造にかかる企業の税率が]15%になれば助けになるが、実現するか確信が持てない。規制緩和は常に市場にとって良い。特に中小型株にとって、は。なのでそのセクター(中小型株)は光り輝く(shine)かも知れない。その一方で+70%という素晴らしいリターンを今年叩きだしたMag7はお休みになるかもしれない。

 

※:クリス・ハーヴェイの予想を指していると思われる;

alibertarian.hatenablog.com

ということで、

・12月FOMCでは1回(=0.25%幅)の利下げが決まるだろう。

 来年は景気が良く、インフレが順調に下がらないので、2,3回の利下げにとどまる/FFレートは3.5%~4.0%の間。

・利下げ回数が減って困るのは、事業ローンを使っている中小企業。彼らは大企業のように自由に株を発行したり、長期の社債を発行したりできず、資金調達の方法が限られている。

・2025年末S&P500が7,000以上というのは強気過ぎるように感じるが、減税(の継続)や規制緩和が助けになる。特に規制緩和は中小企業にとって良い。Mag7の上昇は休止状態になるかも知れない。

だ、そうです。

 

昨日紹介したトム・リーと同様、「2025年の利下げ回数は予測されているより少なくなる」としつつ、「(金利の影響を多く受ける)中小企業の株が上がる」と矛盾したことを言っている・・・。

 

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