閉塞社会を生きる

人々の生活が様々な「コード」に支配されていることを論じ、例えば個人情報保護法施行後の過剰反応に見られるように、「悪しきコード」を変えていこうと言う主張はよく分かる。しかし、「法律」「制度」「慣習」などのさまざまなコードをいっしょくたに扱うことで、得られるものが大きいかというと、疑問を持たざるを得ない。
閉塞社会を生きる―“コード”で社会を考える