検証、鹿児島・奄美の戦後大型公共事業

著者は沖永良部出身で、鹿児島県立短大の教員。志布志湾開発、喜界島、瀬戸内町(奄美大島)などを事例として、大型公共事業がどのような効果・影響をもたらしたのかを検証するもの。細部に時折面白い個所もあるのだが、やや記述が平板で迫力に欠ける。さらに欲を言えば奄振事業全体への評価も行ってほしかった。
検証、鹿児島・奄美の戦後大型公共事業 (鹿児島県立短期大学地域研究所叢書)