2024/08/11 - 2024/08/11
5位(同エリア47件中)
+mo2さん
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3日目です。今日は、スコピエ(北マケドニア)から国境を越えてコソボへの日帰り観光です。コソボにあるユネスコの世界遺産のひとつ「コソボの中世建造物群」のうち、ペーチ(ペーヤ)の南12kmに位置する「デチャニ修道院」とプリズレンにある「リェヴィシャの生神女教会」を訪れました。コソボの面積は、10,908平方キロメートルで、岐阜県に相当します。首都は、今回訪れていませんが、プリシュティナ。通貨はユーロです。コソボは、ユーゴスラビア時代を含め産業振興が最も遅れた地域であり、2008年2月17日にコソボ議会が独立を宣言しています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- クラブツーリズム
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6時から朝食です。
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玉子料理などのホットミール
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パンも種類があって美味しい!!
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ジュースも種類がたくさん。日本ではあまり見ないサワーチェリーがお気に入り。
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やっぱり、ヨーグルトが美味しかった。
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出発(8:00)まで時間があるので、ホテルのまわりを散策します。
ホリデイ イン スコピエ IHG ホテル ホテル
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ホテルの裏は川です。
こんな船のレストランがいくつかありました。 -
こちらは外務省の建物。
北マケドニアは大変親日的な国です。その大きな理由の一つが建築家丹下健三氏の貢献です。1963年、スコピエで大地震があり、市内の80%が破壊されています。都市再建計画に丹下健三氏が中心的な役割を果たしたことが未だに市民の記憶に強く残っています。外務省 建造物
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また、街のあちこちに銅像があります。
スコピエの人いわく、街の人口より多いそうです。 -
スコピエの街は、2階建てのバスが路線バスです。
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こちらにも騎馬の銅像
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8時にスコピエ(北マケドニア)を出発。国境を越えてコソボに入国。
やはり手続きに1時間程度かかります。 -
スケジュールでは、最初にペーヤに行き、デチャニ修道院を見てからプリズレンでランチでしたが、それではランチが遅くなるとの添乗員さんの判断で、先にプリズレン観光することになりました。
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イチオシ
まずは、少し歩いて聖母リェヴィシャ修道院へ
反セルビアの過激派アルバニア人により損傷を受け、長い間修復していたものが、つい最近公開されたものだそう。聖母リェヴィシャ修道院 寺院・教会
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こちらは「コソボの中世建造物群」として他の建物と共に世界遺産リストに加えられています。12世紀にはセルビア正教の教会として造られ、その後オスマン帝国時代にはモスクに転用された。しかし20世紀初頭には元通りのセルビア正教の教会として修復されたそうです。
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1306~7年建造の後期ビザンチン建築作品で、この地域で最も貴重かつ、市街地で生き残った唯一の中世教会でもあります。
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14世紀初頭のフレスコ画は東方正ビザンチンと西方ロマネスク伝統を融合した新しいものだったため、パライオロジアン・ルネッサンススタイルと呼ばれました。このスタイルはその後のバルカン芸術においてもしっかりした役割を果たしています。
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イチオシ
美しい聖母子像です。
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プリズレンは、コソボ南部に位置する歴史的な都市で、モスク、教会、城跡、石橋などを中心に、中世的な町並みが広がっており見どころ満載。
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コソボは2008年、ユーゴスラビアから独立を宣言。国連加盟国のうち113ケ国が承認しました。生神女教会の近くにある市役所の壁には、コソボ共和国の独立を承認してくれた国々への感謝が刻まれています。
左側17番目に、日本に対して「ARIGATO GOZAIMAU JAPAN」と書かれています。 -
イチオシ
プリズレンの中央を流れるのがルンバルディ川で、見どころは川沿いに集中しています。川には中世的なウラグリ(石橋)が架かり、橋のたもとから見ると旧市街の町並みが広がり、橋のむこうに大きなシナン・パシャ・モスク、そして左奥山手にプリズレン城壁が見え、まさに絶景スポット。
石橋 史跡・遺跡
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この石橋は15世紀の終わりにオスマン帝国により作られ、1979年に洪水で流されましたが1982年に再建されたもの。橋は今でも町の人々の特に重要な生活道路です。
ビストリカ川 滝・河川・湖
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石橋を渡るとシャタルバン広場があります。ここは昔バザールがあった場所で、今は整備され旧市街のセンターとなっています。中世的な町並みやモスクに囲まれています。
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それ程広くない街を散策します。
それにしても良い天気。湿度はないもののさすがに暑い。 -
こちらにもローマ時代の遺跡が。
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30分程度、フリータイムとなりました。
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バルカン半島の国々では、あちこちで水が湧いていました。どれも冷たく美味しい!!
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広場の東側にそびえ立つのがシナン・パシャ・モスク。オスマン帝国時代に大宰相シナン・パシャによって建てられたもの。プリズレンでは最大のモスクで高さ43mのミナレットが付属し、町のどこからも見られるランドマーク的存在です。
スィナン パシャ モスク 寺院・教会
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せっかくですので入場してみました。白い壁の明るい内部でした。
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上品なアラベスク模様で埋め尽くされ、これぞイスラム芸術といった感じです。
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ルンバルディ川沿いのレストランにてランチ。
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スープとパン
それにしても、今回のツアー参加者、ドクター率高い。なんと25分の5。ランチご一報したご夫婦も札幌で開業医をされているそうです。 -
たくさん歩いた後なので、生ビールが旨い。
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ピーマンの肉詰め。これ、見た目は?なのですが、非常に美味しい!!皆さんに好評でした。
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デザートはいまいち。
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プリズレン城壁が見えます。
ここからまた、バス移動です。プリズレン城 (城塞跡) 城・宮殿
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ペーチ(ペーヤ)の南12kmに位置するデチャニ修道院に到着。
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イチオシ
デチャニ修道院は、1327年にセルビア王のステファン・ウロシュ3世デチャンスキによって建てられたもので、中世に建てられたものとしてはバルカン半島最大の教会堂で、修道院内の大聖堂には、ビザンチン美術における現存最大のフレスコ画が残されており、同王の遺体もここに安置されています。
デチャニ修道院 寺院・教会
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こちらにも冷たい水が湧いています。
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「コソボの中世建造物群」は、コソボにあるユネスコの世界遺産のひとつ。セルビア正教会の4つの教会堂や修道院が登録されています。それらは、パレオロゴス朝ルネサンス様式の美しい建造物であるとともに、中世の優れたフレスコ画が保存されていることなどが評価されました。なお、コソボは世界遺産条約未締約であり、世界遺産センターではセルビアの世界遺産に分類されています。
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美しい入口。ロマネスク、ゴシック、ビザンチンの様式を取り入れた独自の建築だそうです。
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西入口の上部には、最も重要なシーンとして、玉座のハリストスを中心に、左右に天使像、足元に2頭の獅子が彫られています。
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内部の写真撮影は禁止なのですが、フラッシュを使わなければ日本人はOKという不思議な(素晴らしい)ルールで、たくさん写真を撮りました。
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中に入ると壁から天井までフレスコ画で埋め尽くされており、描かれている肖像画は1000にも上るといわれています。
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西の内壁のイェッセの家系図。預言者ダビドの父イェッセの子孫からハリストスが出たとされています。
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キリスト像
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建物の内側や、天井に近いほどフレスコ画はきれいに残っています。壁画が完成したのが1350年と言いますから、今から700年近くも前のものとは到底思えない保存状態です。
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美しいフレスコ画です。
西洋絵画大好きですが、その中でも中世キリスト教のイコンやフレスコ画大好物だったりします。 -
イチオシ
剣を持ったイエス・キリストという珍しい構図。
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悪い人を押さえつけている神様の使いとのことです。
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優れたパレオロゴス朝ルネサンスのフレスコ画
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大理石の床の黒い部分には創建当時金が張られていたとのことですが今はほとんど残っておりません。
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彫刻を施されたシュテファン王の石棺
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イコノスタシスは、14世紀のものが保存されていますが、ものすごく豪華です。
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美しい主祭壇(イコノスタシス)
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日本語のガイドブックなどのお土産を購入。
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たっぷり世界遺産のデチャニ修道院を満喫しました。
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デチャニ修道院の周りの林。ちなみにカルパティア山脈とヨーロッパ各地の古代及び原生ブナ林は、ヨーロッパ18か国にまたがるユネスコの世界遺産(自然遺産)です。
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帰りも国境越えで1時間程度。ガソリンスタンドで休憩と毎日の日課。
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ガソリンスタンドがお店になっていて、水やジュース、お菓子、アイス、マグネットなどのちょっとしたお土産を購入することができます。
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予定より若干早く、スコピエのホテルに到着。2連泊なので楽です。
で、何故かディナーまで1時間程度の時間がありました。シャワーを浴びます。
サラダ。なんか苦い葉っぱがありました。 -
カレー味のチキン料理だったかな。
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急遽ホテルが変更になったので、本日の飲みものは旅行会社からとのこと。
マケドニアの赤ワインをいただきました。ホリデイ イン スコピエ IHG ホテル ホテル
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デザートはエクレア
本日もゆっくりバスタブに浸かり熟睡。
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この旅行記へのコメント (2)
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- Harukaさん 2024/09/01 09:53:17
- リェヴィシャ修道院とデチャニ修道院
- はじめまして。
わたしはコロナ禍直前と今年2月にバルカンの国々を訪れました。
プリズレンのリェヴィシャ修道院の中に入ることができたそうで、また、デチャニ修道院でも写真撮り放題だったそうで、わたしはどちらもできなかったので+mo2さんの旅をうらやましく思いながら、同時に自分の旅を振り返りながら楽しく読ませていただきました。デチャニ修道院で購入されたお土産の写真の右下のパウチされたカード、まったく同じのを買いました^^ わたしは団体行動が苦手なのと費用の点からいつも個人旅ですが、外国人旅行者にとってバルカンの国々は公共交通機関がかなり使いづらいエリアで、やはりツアーだと無駄なく効率的に周遊できるのだなと思いました。
- +mo2さん からの返信 2024/09/02 06:39:48
- RE: リェヴィシャ修道院とデチャニ修道院
- Haruka様
おはようございます。Haruka様の旅行記見させていただいておりますが、あのバルカンの国々を公共交通機関等で周るのってすごいなと負って拝見していました。デチャニ修道院の写真は団体ならではでしょうか。今後ともよろしくお願いいたします。
+mo2
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