2024年 08月 24日
たった90日で実家が崩壊した件(13)
今日は母の誕生日。
< 90歳おめでとう !>
直接伝えたかったな。。。
日に日に兄から送られてくるLINEの内容が酷くなってきました。
この日はケアマネージャーや関係者が訪れ、
再度父の要介護度認定の為の話し合いがありました。
認知症にしてはあまりにも進行スピードが速いので
翌週精神科で診察してもらう手配をしました。
1月30日(日)
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意味もなく部屋をウロウロし続け食べ物を漁る。
食べ物への執着が半端ない。特にパン。
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この頃、兄が自分用に買ってきた弁当がなくなってたり、
父に買ってきた弁当がなくなってたりしていたので、
兄がリモートワークをしている間に食べ続けていたと思って2人で呆れていました。
しかし1か月後に片付け始めたら
冷凍庫から凍った兄の弁当が、水屋から腐った弁当が、
引き出しから食べかけの総菜が(もちろん腐っている)と
消えた食料が悍ましい状態で止め処なく出てきました。
生ゴミも至る所(洗濯機の後ろや押し入れの中など)で見つかり、
母が入院する前にどこに片付けたかわからなくなっていた2人の茶碗も
生ゴミと一緒に洗面所に捨てられていました。
あまりにも悲しい状況に気付いてあげられなかった申し訳なさで涙が溢れ出ました。
1月31日(月)
父がおとなしくリビングでテレビを見ていると思って
台所で様子を見ながら昼食の準備をしていた兄。
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父が食い入るように観ていたのは北朝鮮の軍事パレード。
観ながら「スパイが」「世界が」とブツブツ呟いている。
突然立ち上がり壁に向かって手を合わせ誰かに謝罪を始める。
最後には土下座を始めた。。。
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兄が恐怖を覚えて私にLINEを送ってきました。
明日は診察日。原因と治療方法が明確になる事を願う。
2月1日(火)
今日は父の診察日。
朝から兄は父が粗相をして車が汚れないよう、
ビニールシートを敷いたり準備をしていました。
出る直前になって父は何か不信感を感じたのか
どこに行くのかと執拗に確認し始めました。
と言うのも先週行ったケアマネージャーたちとの話し合いで診察を受けるよう促された際、
「自分はかかりつけの内科があるから大丈夫」
と言い張り頑なに拒否していたのです。
父が言うかかりつけの病院とは、以前「財布を盗んだ」と言いがかりをつけ、
押しかけた町の診療所で、元々は母がお世話になっていた信頼のおける病院でした。
事件の後、兄が謝罪に行き何とか治めていたのです。
そんな事実も覚えていない父に精神病院へ行くと言って納得するはずもなく
診察時間が迫ってるのに出発出来ない兄が逆上していました。
罵詈雑言を浴びせてくる父にオムツを穿かせ、
なんとか時間ギリギリで連れて行き、問診や採血・MRIなどの検査を受けました。
そして
この日から父は二度と家へ帰ることはなくなりました。。。
たった90日で実家が崩壊した件(14)につづく
by drunkcat0220
| 2024-08-24 11:07
| たった90日で実家が崩壊した件
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