(犬）ぺろりん設備の技術ノート　

私がいつも遊びに行ってるdaikuブログで水浸しの話が出ており
それを見て昔の出来事をフト思い出す・・・



私が25歳位の時のマンションの現場
分譲マンションでほとんど仕上がり後は各検査だけという時
水廻りの検査時は検査前に各器具に水を溜めておかないといけない
器具を満水にしてその後ゴム栓を外して最大流量で排水の漏れが無いか
チェックをしないといけない

で、検査当日朝から2人でバタバタと各室の全器具に水を溜めて
準備・・・
よその会社から応援で来てもらったＹという若い兄ちゃん
初めて見る顔だ・・・

「とりあえず水を溜めていってよ！」

とぺろりん

「はい、分かりました」

とＳ

でＳ

風呂の蛇口を開けて・・・じっと眺めている・・・

「あ、あのね、それじゃ、何時間あっても足りないから
一部屋全部の蛇口開けて溜めながら次の部屋に行って
蛇口開けて少しずつ溜めておくとかしないと間に合わないよ！（汗）」

とぺろりん

「はい・・・」

と眠そうな目と返事でこちらを見る・・・

「大丈夫かいな・・・？」

そう思いながらぺろりんもワンフロア分開けては溜まった
ところから閉めていき時間の無駄がないよう動き回る
普通は風呂はこの位の時間で溜まるから何分後に戻って閉めよう
とか思うものだが・・・
ちなみに溜めるのは風呂、洗面所、トイレのロータンク、
流しのシンク・・・とこの程度

で、一通り水を溜めてホットするまもなく検査の始まり・・・

「あれ、奴（Ｓ）がいない・・・？まだ水張りが終わってない
のかな？もう終わってもいい頃なのだが・・・？」

そう思いながらもぺろりんは検査に立ち会う
順調に検査が進んでいく中、一つだけ鍵のかかった部屋が・・・

「ん？この階はＳが水張りをしていたとこだ・・・？
間違えてここだけ鍵でもかけたのかな・・・？」

「あ、じゃあ、ここからは午後からにしましょうか！」

と検査員の声

「・・・？まてよ、やつは鍵を持っていないはず！
となると中から鍵をかけたのか・・・？」

そう、今日入ってる業者はうちだけ.だから他の人が鍵を掛ける
ことはないはずだ！！

おそるおそる鍵を開けて中に入ると・・・？



ワォ～



リビング水浸し・・・

なぜ、こんなことに・・・？
皆さん分かりますか？

答えは、流しには溢れ止めの穴があいていないんですよ！（笑）
もちろん溢れ止めがついているのもありますが・・・ここには無い！

「さてはお前（初対面なのに呼び捨て）溢れさせただろう！？」

い、いえ・・・とい言う足元を見ると裸足！（笑）
どうやら脱いだ靴下を雑巾代わりに拭いている最中
眠そうな目と声の姿はなくもう、焦りの顔で脂汗か冷や汗か
もう濡れまくり
ひょっとして顔にも掛かったの？といいたくなるくらい・・・（笑）

最初は怒っていたぺろりんもその顔を見て可笑しくなり
怒れなくなった・・・
おかげでリビングは超キレイに！（笑）


とこんなことを思い出してしまいました・・・

ちなみにＳ君は・・・
その事件後すぐに会社をやめたそうな・・・
もう職を変えてしまったが

今でも眠たい目と返事は健在だそうで・・・（笑）